寄贈遺体を盗み販売、米ハーバード大医学部の遺体安置所管理者に懲役8年
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.18 15:03
科学研究のために寄贈された遺体を盗み、販売していた米ハーバード大学医学部の遺体安置所管理者に、懲役8年の実刑判決が言い渡された。
米ペンシルベニア中部連邦地方検察庁の発表によると、ニューハンプシャー州ゴフスタウン在住のセドリック・ロッジ被告(58)と妻のデニス・ロッジ被告(65)に対し、16日(現地時間)、それぞれ懲役96月と懲役12月1日の判決が言い渡された。
セドリック被告は2023年5月にハーバード大学を免職されている。デニス被告は昨年4月に、セドリック被告は今年5月に、それぞれ法廷で有罪を認めた。
セドリック被告は2018年から2020年3月ごろまで、管理者として勤務していたハーバード大学医学部の遺体安置所で、臓器や脳、皮膚、手、顔、解剖された頭部などの人体の一部を無断で摘出し、自宅に持ち帰っていた。
ロッジ夫婦は、人体の一部を直接手渡したり、郵送したりするなどの方法で、購入者に違法に販売していた。
夫婦から人体の一部を購入した買い手のうち2人は、利益を上乗せしたうえで、さらに別の購入者に転売していたことが調査で分かった。
購入者の一人は、こうして入手した人の皮膚を使って本の表紙を作ろうとしていたとされるなど、購入者の多くは奇妙な物品を集める嗜好を持っていたとされる。
今回の遺体売買事件の捜査は、連邦捜査局(FBI)、米郵政公社(USPS)傘下の郵便検査局(USPIS)、ペンシルベニア州イーストペンズボロタウンシップ警察が合同で行った。
これまでに本件および関連する別の事件で、ロッジ夫婦を含む9人が起訴されている。
このうち7人が法廷で有罪を認めており、その中の3人は、それぞれ懲役15年、懲役1年6月、懲役1年3月の実刑判決を受けた。ほかの被告数人は1審判決を待っている。
被告の中で最も重い刑を受けたのは、アーカンソー州の火葬場で働き、死亡した胎児を含む遺体を盗んで販売していたリトルロック在住のキャンディス・チャップマン=スコット被告(38)だ。同被告は昨年4月、アーカンソー東部連邦地裁で有罪を認めた後、今年1月に懲役15年の判決を言い渡された。
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