幼馴染にフラれたので旅に出ることにした   作:イグアナ

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実はホウエン→シンオウのあとのネタがマジで白紙なので、そこまで行ったらネタ思いつくまで更新止まる可能性あるんですよね(白目)

あ、それと番外編も更新してます。今回はルチア編ですね。
公開設定的に通知行くかわかんないし、これ更新したら毎回告知した方が良いんだろうか。

ま、そんなことはさておきほんへ↓





70話

 たくさん食べて話して、そろそろ夜も更けて来たし、ここらでお開きにしようということになって、俺は客人用の部屋へと案内された。

 

 ここで寝てしまって良いと言われているので、俺はベッドに横になって今日のことを振り返っていた。

 

 いやー、めちゃくちゃ楽しかった。

 

 ケッキングのことは勿論だが、センリさんがノーマルタイプのジムリーダーなこともあってか、ムクホークにも興味を示してくれた。

 

 そのことが嬉しくて、それはもうたくさん語ってしまったのだが、センリさんは楽しそうに話を聞いてくれて、嫌な顔ひとつ見せなかった。

 

 多分、本当に楽しく話を聞いてくれたんだと思う。センリさん、気も合うし、良い人だったな……。

 

 なんて考えていると、部屋の扉がノックされた。

 

「……シバリくん、ちょっといい?」

「ハルカ? 別に大丈夫だぞ」

 

 俺がベッドから起き上がると同時に、ハルカが部屋に入ってきた。

 

 彼女はそのまま俺の横に腰掛けると、少し心配そうに話を始めた。

 

「あ、あのさ……。あのことなんだけど……」

「あのこと……?」

「うん。えっと……いつ、話すのかなって……」

「……話すって?」

 

 俺が問うと、ハルカは指を組んでもじもじし始めた。

 

「だ、だから、その……恋人だって、話を……」

「……へ?」

「え?」

 

 恋人……? なんだそれ。

 

「ごめん、何の話だ?」

「えっ……?」

 

 ハルカが石のように固まった。しばらく見つめていると、ハルカの顔が徐々に赤くなっていく。

 

「……そ、その、一応、聞いても良い?」

「いいけど……何だ?」

「ジム巡りはしないけど、お父さんのところだけは行くって言ってたよね?」

「あ、ああ、言ったけど……」

「それって、何で……?」

「え? ケッキングトークしたかったからだけど」

「ケッ……!?」

「なんならハルカも俺とセンリさんのケッキングの勝負見たいのかなーとか思ってたんだよね」

「あっ……あ、ああっ……」

 

 カタカタとハルカが震え出したかと思ったら、彼女はそのまま床に崩れ落ちた。

 

「わ、わぁっ! わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?!!?」

「ハルカ!?」

「あ、あたし、ずっと一人相撲してたってこと……!? あっ、ああっ、あああああああああああああっ!!!」

「ど、どうしたんだよハルカ!!」

「み、見ないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

「えぇ!?」

 

 見るなと言われましても……流石に同じ部屋で叫ばれたら気になるし……。

 

 な、なんでこんなことに……。

 

 

─────────────────────────

 

 

 耳まで真っ赤になっているハルカをしばらく宥め続けていると、ようやく彼女は落ち着きを取り戻した。

 

 今は改めて二人でベッドに腰掛けている状況だ。

 

「ご、ごめんね。取り乱しちゃって……」

「い、いや、別に……」

 

 とはいえ尋常じゃない取り乱し方だったな。理由が気になるところではあるが……。

 

「……理由、聞かないの?」

「気にはなるけど、あんな恥ずかしそうにしてたこと、聞くわけにはいかないだろ」

「……そっか」

 

 ハルカはそう言って俯くと、ぽつぽつと話し始めた。

 

「あたしね、何回か告白されたことがあるの」

「……うん?」

 

 いきなり何の話だ? と思ったが、一旦ハルカの話を聞くことにする。

 

「でも、あたし恋愛ってよくわからなくて、毎回断ってたの」

「……なんか、ハルカはそんな気はする。恋よりも遊ぶことの方が楽しいってイメージがあるな」

「そうなの! あたし遊ぶの大好きだから! ……でも」

「……でも?」

「断るとね、皆こう言うの。『だったら勘違いさせるようなことするな』って」

「……あぁ」

 

 確かに初対面からハルカの距離感は近かった。

 

 彼女は別にそんなつもりはなかったんだろうが、今までハルカと関わった人はそれで勘違いしてしまったんだろう。

 

「お父さんにもね、『男に勘違いされるような行動は慎みなさい』って言われてるんだ。あたし、ただ皆と楽しく遊びたかっただけなのに……」

「ハルカ……」

 

 元気で笑顔いっぱいのハルカにも、そういう悩みがあったんだな。

 

 センリさんの心配もわかるけど、ハルカが自分を抑えることになるのは辛いよな……。

 

「……でもなんか、腹立つな」

「え?」

「センリさんは親としての言葉だからわかるけど、なんで他の人達は好きな人の笑顔を奪うような発言が出来るんだ?」

「……シバリくん」

「好きになった理由が勘違いから始まったんだとしても、文句なんて言わずに、ハルカに好かれるように努力すれば良いと思うんだよな」

「……あはっ。やっぱり、シバリくんはそういう人だよね。……あたしも今、それを痛感してる」

「……?」

 

 首を傾げる俺に、ハルカは言葉を続ける。

 

「……でもね、もうあんまり気にしてないんだ」

「え?」

「手を引こうとするのを止めたあたしに対して、『やった方がハルカらしい』って、『元気いっぱいなハルカのほうが好きだ』って、言ってくれた人が居るから」

「……それって」

「あの言葉、結構救われたんだよ? ……だから、ありがとう」

「……どう、いたしまして……?」

 

 何の気なしに言った言葉だったけど、まさか感謝されるようなことだとは思わなかった。

 

「……てか、何でそんな話をしてくれたんだ? てっきり、さっきハルカが恥ずかしがってた理由を話してくれるものかと……」

「んふふ、実は今の話が、さっき恥ずかしがってたことに関係してる話なんだよね」

「……と、言うと?」

「えっとね、あたしも勘違いしてたってこと」

「……?」

 

 するとつまり、どういうことだ……?

 

 不思議に思っていると、ハルカが俺の方にずいっと顔を近づけてきた。

 

「だからあたし、頑張るからね。たくさん努力しちゃうから!」

「お、おう……?」

「えへへ……それじゃっ、おやすみっ!」

 

 そう言うと、ハルカは部屋から出て行った。

 

 ……結局、恥ずかしがってた理由ってなんなんだ……?




・シバリ
結局恥ずかしがってた理由ってなんなんですか……?

・ハルカ
ここでようやく勘違い修正。
外堀は埋まってるし、ここから頑張ります。

まだ出てない地方で好きなところ(参考にするかも)

  • カントー地方
  • ジョウト地方
  • カロス地方
  • アローラ地方
  • パルデア地方
  • ヒスイ地方
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