幼馴染にフラれたので旅に出ることにした   作:イグアナ

69 / 80
番外編はそろそろ出す予定です。

予定通りURLだけからのアクセスにするつもりで、『何やってもええやろ』的な感じで書いてるので、本編よりも湿度が高いと言うか踏み込んだ描写してるというか……

まあそんな感じなので、苦手な方はご注意くださいませ。

URLはあらすじに貼る予定です。

ではほんへ↓




68話

「ダイゴさん。話があるんだが」

…………ナンデショウカ

 

 カタカタと震えた手でセンリからの電話に出たダイゴは、嫌な予感をひしひしと感じていた。

 

「実はですね、うちの娘が『紹介したい人が居る』って言うんですよ」

「へ、へぇ……」

「それでまあ、明日連れてくるって言われたんですけど、その紹介したい人ってのは"男"らしくてですね……」

「そ、それはなんというか、不安、ですね……」

「しかもその"男"、元々ダイゴさんがホウエン地方を案内する予定だったらしいじゃないですか」

 

 どうやらダイゴがハルカにホウエン案内役をぶん投げたことはセンリも把握しているようで、ダイゴは冷や汗が止まらなくなった。

 

……ソウデスネ

「いやぁ〜! これで『お父さん、この人があたしの好きな人です』とか言われて紹介されたらどうしようかなって、今から怖いですよ〜!! ハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

「ほ、ほんとですね……ハハハッ……」

お前なにわろとんねん

「すみません」

 

 電話越しにダイゴは土下座した。

 

 それほどの威圧が電話先から感じられたのだ。

 

「……ちなみに、何故ハルカに任せたんです? 何か急用でも出来たんですか?」

「そ、そうなんです。実はその、外せない用事が──」

「『めずらしい いしの ためなら やくそくだって やぶって いくよ』……でしたっけ?」

「オ゙ッ……!?」

「いやぁ、気になりますな。一体どんな用事なのか、詳しく聞かせていただいても?」

「………………スゥ───────────ッ

 

 このあと、ダイゴは胃痛薬を更に追加で注文することになる。

 

 

──────────────────────────

 

 

「ミつけたぜ、オマえ」

「……これから……交戦(エンゲイジ)……する」

「へ?」

 

 トウカシティに向かう最中、突然目の前に二人組が現れ、モンスターボールを構えてきた。

 

 えっと、カガリさんと……もう一人の男性、どちら様……?

 

女の人の方は前にも会ったカガリさん、男の人の方はウシオさんだよ

 

 ハルカがこそっと耳打ちして教えてくれた。なるほど、男性の方はウシオさんって言うのか。

 

「二人とも、どうしてここに?」

「オウホウ! ちょいとキなることがあってナ、ソイツとポケモンバトルしてぇんダ」

「……戦えば……分析(アナライズ)……できる。キミの本質を……ここで……見定める」

「……よく、わからないけど……。俺が貴方達とポケモンバトルすれば良いんですか?」

「そうダ!」

 

 俺の言葉にウシオさんは強く応え、カガリさんは言葉もなくコクリと頷いた。

 

 いや、ポケモンバトルするのは良いんだけど……。

 

「……あの、俺はどっちと戦えば……?」

「どっちと? そりゃあオマえ──」

()()……()()

 

 両方同時、それはつまり……。

 

「……ダブルバトルか」

 

 久しぶりだなダブルバトル。イッシュでバトルサブウェイに行ったとき以来だな。

 

 あのときはトウコやメイと組んだから、自分のポケモン一匹に指示するだけでよかったけど、今回はハルカと組めない以上、俺が二匹に指示を出さなければならない。

 

 ……なんかちょっと楽しみかも。やってみたい組み合わせもあるしね。

 

「今回はダブルだ! 出てこいシャンデラ、パルシェン!」

「……行くよ……バクーダ」

「アバれろ! サメハダー!」

 

 向こうはバクーダとサメハダーか……。なんかお互い水と炎の組み合わせになっちゃったな。

 

「サメハダー! アレいくぜェ!」

「バクーダも……進化(ジェネレーション)……する」

 

 二人はキーストーンを輝かせ、その光がポケモンと共鳴する。

 

 あれって、もしかして──!

 

「メガシンカァ!!」

「……メガシンカ」

 

 掛け声と同時にバクーダとサメハダーが光に包まれ、メガシンカを発動する。

 

 い、良いなぁ……! アレだよアレ! 俺がやりたかったのはアレ!!

 

 聞いてるかムクホークとジュカイン。 前にハルカもやってたけど、アレが正式なメガシンカだぞ。セルフなんて悪しき文化はやめるんだ。

 

「ホァ?」

「ジュカァ?」

 

 ボールから顔だけ出して煽るように言うと、二匹はそのままボールに戻っていった。

 

 腹立つ。てか何? その顔だけ出すやつ流行ってんの?

 

 ……いかんいかん。今は目の前のバトルに集中せねば。

 

 二人がメガシンカを見せてくれたんだ。ならこっちも礼儀として形態変化を見せなければ。

 

「シャンデラ! パルシェン!」

「シャーン!」

「パァ!!」

 

 俺の言葉に二匹は頷くと、シャンデラは"暖色系"に、パルシェンは"たてのおう"に形態変化した。

 

 いや、シャンデラと言えば"エンドレスもらいびモード"ではあるんだけど、"ほのおのうず"使わなきゃいけないからね。バトル始まる前に技使って状況を整えるのは流石にアレだし、今回は始まるまで我慢というわけだ。

 

「「……は?」」

 

 なんかこっちを見て二人が変な顔をしている。

 

 い、いいじゃん! メガシンカじゃないけどコレも形態変化じゃん!

 

「……イミがわかんねぇナ。ホンキでやらねぇと、ヤバそうダ」

「……ァハハッ……楽しみ」

 

 そうして、ハルカが審判の下、ポケモンバトルが始まった。

 

 

──────────────────────────

 

 

(……うわぁ)

 

 バトルが始まって数分。ハルカの目の前には地獄絵図が広がっていた。

 

 敵味方構わずガトリングしまくるパルシェンに、ガトリングを"エンドレスもらいびモード"による炎の壁で無効化しつつ、自由に動き回るシャンデラ。

 

 そして二匹の猛攻をどうにか凌ぎ続けているものの、傷だらけになっているサメハダーとバクーダ。最早、勝敗は火を見るより明らかだった。

 

(……でもこれ、あたしならどうやって対処するかな……)

 

 決着が付くまであと30秒。その間、ハルカは脳内シミュレーションしながらも、戦いの行方を見守り続けたのだった。




・シバリ
前衛を気にせずパナせる砲台居たら強くね?
でシャンデラパルシェンコンビが誕生した。

・ハルカ
センリには『紹介したい人が居る』としか伝えてない。

・センリ
バチギレなう

・ダイゴ

・ハピナス製薬(本編未登場)
どこかにある製薬会社。
最近ガラルとホウエンにお得意様が居るらしい。

番外編・閑話の置き場

  • 別作品に分ける(あらすじにURL記載)
  • 1話の手前に章分けして配置
  • 最新話の後ろに章分けして配置
  • 最新話として投稿(前書きで注意喚起)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。