【太平洋沿岸漁港ルポ】黒潮大蛇行終了で「魚の獲れ方」が激変! 高知のカツオ、静岡のシラスにも大きな影響が...
「今年の漁獲量は去年よりはずっとマシなんですが、今日は少ないですね。6月、7月は300ケース前後獲れてましたから。ちなみに、大蛇行前の最盛期には毎日1000から2000ケース。市場にびっしりケースが並ぶほど獲れてました。今後どうなるんですかね......気になるところです」 ■今後、黒潮の流れはどうなる!? では、気になる今後の黒潮の流れはどうなると予想されるのか? 黒潮研究の第一人者で国立研究開発法人海洋研究開発機構の主任研究員・美山透さんに話を聞いた。 「確かに今、固定されていた大蛇行の形は崩れ、別の形に変化している最中です。中でも、四国沖で南に降りている蛇行部分が気になります。 これがどんどん東に移動して紀伊半島沖までやって来ると、少し前まで続いていた大蛇行と同じ形になるので、大蛇行アゲインになる可能性を残しています。 この流れが先の大蛇行と同じ形で紀伊半島沖辺りに居座ることになれば、また元に戻ってしまうことになります。そういう意味で大蛇行終了と言い切れるのか、すごく微妙な状態と言えます。 実際、気象庁も終了の兆しの発表から3ヵ月経過しましたが、それ以後は何も発表していません。まだなんとも言えない状態が続いているんだと思われます。私も今後気象庁がどう発表するのかすごく気になっています(笑)」 われわれの生活にも直結する魚の豊漁と不漁。今後の黒潮の動きが気になるところだ。 取材・構成・撮影/ボールルーム