安倍晋三元首相銃撃事件の第15回公判が18日午後、奈良地裁で始まりました。山上徹也被告(45)にどのような刑罰を科すべきか。検察側が求刑し、弁護側も意見を述べて、結審する見込みです。タイムラインで詳報します。
15:00
無期懲役を求刑
検察側が山上被告に、無期懲役を求刑した。
理由については、「白昼に民衆の前で、元総理大臣を殺すという戦後史に前例を見ない重大な事例で、社会に甚大な影響をもたらした」と述べた。
さらに、「被告の犯行の模倣犯を許してはいけない。被告が経済的に困窮したことで、旧統一教会の幹部襲撃が事実的に困難になり、代替で突発的に被害者を対象にしたことは、論理的に飛躍があると言わざるを得ない」と指摘した。
13:55
検察側「被告は善悪の判断ができる40代男性」
検察側が論告で、山上被告の情状に関する意見を述べた。
検察側は、被告の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしていたことに関して、「被告人の生い立ちが不遇であることは、検察も否定しない。しかし、善悪の判断ができる40代男性であり、情状に大きく影響を与えない」などとした。
また、人通りの多い駅前で、応援演説に約300人の聴衆が集まる中での犯行について、「被告人の散弾銃は複数の弾が一度に発射され、殺傷能力が極めて高いにもかかわらず、どこに飛んでいくかわからず、極めて危険で悪質だ」などと述べた。
13:30
論告始まる
検察側が論告を始めた。冒頭で、事件の事実関係や争点などを改めて述べた後、求刑をするという流れを説明した。
13:15
昭恵さん「夫、世界平和のために人生を捧げてきた」
昭恵さんの被害者意見を代理人が陳述した。
昭恵さんはその中で、安倍氏の死後、各国首脳からのメッセージが届き、葬儀にも大勢の人が出席したことを挙げ、「(裁判を通して)夫が日本と日本国民のために尽くし、世界平和のために人生を捧げてきたことを実感しました」などとした。
事件については、「夫以外に弾丸が当たらなかったことは幸いでした」とし、「どんな態度、どんな表情、どんな気持ちで夫の命を奪ったのか、私の目、耳で確認したいと思って被害者参加制度を利用しました」などとした。
夫を亡くした心情としては、「みなさんは政治家・安倍晋三が亡くなったことを惜しんでくださいますが、私にとっては、政治家であるとともに、かけがえのないたった一人の家族を失いました。この喪失感を一生受け入れることはありません」とする一方、「夫の死が悲しくても、憎しみや悲しみなどの負の感情を持ちたくないと、感情を俯瞰(ふかん)しながら生きてきました」という。
山上被告に向けては、「自分のしたことを正面から受け止め、罪を償うことに努めるようにしてください」とした。
13:05
黒のシャツとズボン姿で入廷
山上被告が黒い長袖シャツとズボン姿で入廷。この日の公判が始まった。
安倍氏の妻、昭恵さんの代理人による、被害者意見の陳述が始まった。昭恵さんは出廷しなかった。
11:45
「最後に被告の口から語るのを聞きたかった」
東京都の女性(47)は、ど…
安倍晋三元首相銃撃事件
2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告の裁判が始まりました。旧統一教会の影響をめぐる検察と弁護団の対立などから公判前整理手続きが長期化し、初公判まで3年余りを要しました。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]