こちらのスキームには問題意識があり、8月頃に党内での議論に挙げたました。
以下、内容になります。
新宿区議会でも取り上げ、国政で取り組んでいただきたい。
#社会保険 #国民健康保険
===以下全文
法人化および名義上の役員・社員就任による社会保険料負担の軽減スキームと制度の公平性確保に関する質問主意書(案)
我が国の社会保険制度は、国民生活を支える重要なセーフティネットであり、その持続的な運営には所得に応じた公平な保険料負担(「応能負担」の原則)が不可欠である。近年、法人化に伴い役員報酬を比較的低額に設定することで厚生年金保険料や健康保険料の負担が抑えられるケースが増えている。加えて、本来は個人事業主等であるフリーランスの方が名義上法人の役員や従業員となることで、社会保険の加入形態を変え負担軽減を図る事例も存在する。
これらの手法は現行制度の運用範囲内にある場合もあるが、広がりや影響によっては、正規の水準で保険料を負担している事業者や労働者との間で公平性の調整や制度の信頼維持が求められる。
社会保険制度が将来にわたり安定的かつ公平に機能するためには、多様な経営環境や働き方に配慮しつつ、制度の趣旨に沿った負担の在り方を模索し、周知や支援を含む制度運用の改善を進めることが重要である。
これらを踏まえて、以下質問する。
1.役員報酬の設定額と社会保険料負担の関係について、現行制度の趣旨や影響をどのように評価しているか。
2.法人化に伴う低額役員報酬による保険料負担軽減の拡大が制度の公平性や持続可能性に及ぼす影響についての認識は。
3.フリーランス等が名義上法人の役員や従業員となり社会保険に加入するケースについて、実態把握や課題認識はあるか。
4.上記のようなスキームが拡大した場合の制度信頼性への影響をどのように考えているか。
5.制度の趣旨に沿った適正な負担を促すため、周知や支援、指導の強化を検討しているか。
6.今後の社会保険制度の公平性確保や持続可能性向上のため、法制度や行政運用の見直しの方針はあるか。
右質問する。