東京で住宅火災が相次ぐ 目白や板橋で3人死亡 いずれも住人か

空気が乾燥した状態が続き、火災発生が増えている。火事で焼け焦げた跡が残る民家=東京都あきる野市で2025年12月11日午後3時28分、本社ヘリから西夏生撮影 拡大
空気が乾燥した状態が続き、火災発生が増えている。火事で焼け焦げた跡が残る民家=東京都あきる野市で2025年12月11日午後3時28分、本社ヘリから西夏生撮影

 東京都内で16日夜から17日、住宅火災が相次ぎ、3人が亡くなった。いずれも連絡が取れない住人の高齢者とみられる。東京消防庁は、空気が乾燥して火災の危険性が高まっているとして、火の取り扱いに注意を呼び掛けている。

 豊島区目白4の2階建てアパートでは16日午後8時ごろ、「においを感じて外に出たら煙が出ていた」と近隣住民から119番。警視庁目白署と消防によると、2階の一室から出火し、1人が救助されたが搬送先の病院で死亡が確認された。連絡が取れない住人の60代男性とみられる。

 17日午前6時40分ごろには、板橋区幸町の鎗田(やりた)武臣さん(71)方でも近隣住民から119番があり、木造2階建て住宅が全焼し近隣4棟の一部を焼いた。板橋署によると、1人暮らしの鎗田さんとみられる遺体が見つかった。

 日野市神明3でも17日午前11時ごろに110番があり、竹中正樹さん(79)方木造2階建て住宅が全焼した。焼け跡から1人の遺体が見つかり、日野署は妻と暮らす竹中さんとみて調べている。

 都内では連日火災が相次いでおり、逃げ遅れた住人らが犠牲になっている。失火とみられるケースもあるという。【松本ゆう雅】

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月