「A型に感染した場合は、より注意を」。大流行中のインフル「サブクレードK」、ワクチンが効きにくいと懸念の声。米医師が警鐘を鳴らす
治療法も違う...?ワクチンの効果は?
「治療法は同じです」とシャフナー博士。「タミフルなど抗ウイルス薬はA型とB型のどちらにも有効です。インフルエンザが疑われる場合には、すぐに医療機関を受診してタミフルを処方してもらいましょう。それがもっとも有効な治療法です」。 また、インフルエンザに感染した場合、少しでも身体の負担を減らして、なるべく楽に乗り切れるよう「スマホを置いて、十分な休息をとること。水分補給の徹底、これが重要です。必要に応じてアセトアミノフェンやイブプロフェンなど市販の解熱剤を服用するなどの対症療法も効果的です」と、ルッソ博士は言う。 A型・B型とも、予防する最善の方法はインフルエンザワクチンを接種することだとルッソ博士。また、ワクチン接種のタイミングも重要だ。遅すぎたり、逆に早すぎたりすると感染しやすくなる可能性があるという。 毎年ワクチンは、特定のウイルス株を対象に調整され、少なくともA型1株、B型1株を含んで作成されている。CDCによると、2025年のワクチンはA型2株と、B型1株に対する予防効果を持っているワクチンが多いという。 だが、今シーズンの主流株となりつつあるサブクレードKに対して、今年のワクチンが十分に対応できていない可能性があることが、既に懸念されている。現時点のデータによると、今年のワクチンは2〜17歳の人に対しては最大75%の予防効果を示している一方で、65歳以上の人は30〜40%に留まっている。 「サブクレードKは昨年流行したA型とは異なる7つの新たな変異株を有しています。その結果、ワクチン接種による予防法が万全とは言えない状況です」とルッソ博士。 とはいえ、今年のインフルエンザワクチン接種は「やる意味がない」と思うのは大きな間違い。まだ接種をしていない人は早急に予約するよう、ルッソ博士は勧める。「インフルエンザ患者はこの先も増加するでしょう。医療機関のひっ迫も予想されます。ワクチンは入院や死亡を防ぐ効果も含め、一定の予防効果が期待できます。インフルエンザワクチンは、多くの人にとって的確な予防策なのです」と強調している。 ※この記事はPreventionからの翻訳をもとに、日本版『ハーパーズ バザー』が編集して掲載しています。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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