「A型に感染した場合は、より注意を」。大流行中のインフル「サブクレードK」、ワクチンが効きにくいと懸念の声。米医師が警鐘を鳴らす
インフルエンザに感染することは、誰にとっても嫌な経験。現在、日本でも新変異株「サブクレードK」が猛威を振るっており、感染患者が急増している。2024年は年末にピークを迎えたインフルエンザだが、2025年は1カ月ほど早いペースで推移しており、11月16日時点で、国内の感染患者は既に15万人に達したと報告されている。 【写真】サブクレードK「意外な症状」が急増中。当てはまる場合は注意を。 インフルエンザの種類は、大きく分けてA型とB型の2種類であることはよく知られているが、A型とB型、どちらがより危険なのだろうか? また、今シーズンはどちらの型が流行しそうなのか、そしてそれぞれの注意点について専門医に聞いた。
インフルエンザA型とB型の違いは?
実際にはA 、B、C、D型の4種類が存在するというインフルエンザ。しかし、アメリカ疾病予防管理センター(以下、CDC)によると、毎年ほぼ必ず流行を引き起こすのはA型とB型の2種類だという。C型感染の症状は通常、軽度で、インフルエンザ流行期のような大流行にも関連しない。また、D型のウイルスは主に牛に影響を与えるもので、人には影響を及ぼさないとされている。 トーマス・ルッソ医学博士によると、A型はヒトと動物の間で広まるのに対し、B型は主にヒトにのみ感染する。また一般的に、B型インフルエンザは季節的な流行は引き起こすものの、世界的な大流行は引き起こしにくいウイルスとされている。だが一方で、A型は驚異的な感染力を持ち、あっという間に世界規模のパンデミックを引き起こす可能性があるとシャフナー博士。「B型インフルエンザは、冬の間ずっとA型の影でくすぶり続けているようなイメージです。たいていインフルエンザシーズンの終わりに顕著になります」。
症状の違いは?
どちらの型であったとしても症状は似ているケースが多い。だが、「A型は通常、B型よりも重症化しやすい傾向にあります」とルッソ博士。つまり、A型に感染した場合は、より注意深く経過観察する可能性があるのだ。とくに子どもや高齢者、妊娠中の女性やハイリスク患者に関しては、状況に関わらず厳密に経過観察をする必要があるだろう。 CDCによると、A型とB型の症状には以下のようなものが含まれる。 ・発熱 ・咳 ・喉の痛み ・鼻水または鼻詰まり ・筋肉痛または全身の痛み ・頭痛 ・倦怠感 ・嘔吐や下痢(これは成人よりも小児によく見られる)