サイト閉鎖の“良い終活” SEOダメージを最小化する3例とドメイン名10年保持の鉄則
サイトを閉じることになってしまった――。 サイトを閉じる“終活”は、失敗するとユーザーの信頼を一気に失うだけでなく、これまで頑張って積み上げてきたSEOの資産や価値を、一瞬でゼロにしてしまう「会社にとっての大きな危機」につながります。 本記事では、日本の検索トラフィックの約1割を扱うともいわれるso.laの辻さんと伊藤さんに、サイトの良い終活方法を聞きました。 インタビュイー 辻 正浩氏 (つじ まさひろ) 株式会社so.la/株式会社Faber Company 伊藤 壮良氏 (いとう そら) 株式会社so.la ウェブサイトを予告なく突然閉鎖すると、どのような影響が出るのでしょうか? ユーザー側から見ると、普段見ていたサイトが突然なくなることで、企業への信頼が大きく損なわれることになります。企業にとっては、ユーザーだけでなく取引先からも「サービスも突然止めてしまう会社なのでは」という印象を与え、信頼性の低下につながってしまいます。 ユーザーの混乱以上に大きい影響は、やはりSEOの観点でしょうか? その通りです。サイト閉鎖によるSEOへのダメージは大きく、主に2つのポイントがあります: リンク価値の喪失: 削除されたページ、404ページに貼られたリンクをGoogleは無視します。そのため、サイト閉鎖によって、それまで蓄積してきた被リンク価値が一気に失われてしまうのです。特にオウンドメディアの場合、閉鎖によってそのサイトへのリンクの9割が消失し、サービスサイトそのものの検索順位まで急落するケースを何度も見てきました。 ネット上での存在感(ブランド/需要)の喪失: 現在のSEOは「ネット上でどれだけ求められているか」が重要視されています。求められているメディアを閉鎖してしまうと、ネット上での存在感が一気に低下し、SEO上で致命的なダメージになります。これは、昨今注目されているAI検索対応の観点から見ても、さらに重要度が増しています。