クロスバイクのカスタマイズ計画をするにあたって、もし僕と同じようにクロスバイクのカスタムを考えている方。修理するついでにって方も、まあ参考にでもしてもらえればなって、感じです。

 基本的に今の現行で販売されてるロードの大半はホローテック、ないしbb30やらbb90やらウイッシュボーンやらが付いてるはずです。マウンテンバイクも大体がホローテックやら、スラムのbbがつているはずです。俗に言う、中空タイプのbbです。
 ですがクロスバイク系はほとんどがカートリッジ式のスクエアテーパーになります。で、これを見た目で嫌がってる人とかもいるかもしれませんが、中空タイプのbbとカートリッジ式のいい所、悪い所をちょっとだけ、考えてみる記事です。

スクエアテーパー(カートリッジ式)と中空BB

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↑一般的なVPのカートリッジ式BB

 スクエアテーパー(カートリッジ式)というのはこういう形になります。両端に四角の軸が付いており、これにクランクを差し込むことで機能するというものです。
 以下、カートリッジbbと言いますね。
 名前の通り、カートリッジタイプで、カートリッジじゃない、バラバラにできるものをただのスクエアテーパーと言いますが、ただのスクエアテーパーはこの時代にあまり属している気はしないので、今回は省きます。

では日本で代表的な中空BBのホローテック系です。
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↑中華の怪しいホローテック系BB

 ホローテックというのはシマノが出している、軸穴の経が24mmの中空タイプのbbになります。構造上としてはベアリングだけをフレームにねじ込み、筒状の構造をしたbbに軸を差し込むというものです。

 で、みんな何かにつけてはホローテックを勧めますが、用途によっては中空タイプのBBはあまり好ましくないときがあります
 しかし、現行のロードバイクはクラリスですらホローテック化し、ここ数年ロードバイクといえばホローテックというイメージになります。
 マウンテンバイクも初めに書いたようにシマノ系ならホローテックです。スラム系ならスラムの特殊bbがデフォになりますが、エントリーモデルのアルタス搭載車ならもしかすればまだカートリッジbbかもしれません。
 クロスバイクはほぼほぼカートリッジbbになります。

中空BBのメリット、デメリット

 メリットーー
 踏んだときの剛性がまったく違います。これは絶対に誰でも気づくレベルです。軸とクランクの一体型というのは、非常に力強くなります。
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 ↑軸とクランクが一体化になってるクランク

 軽量化できます。みんなだいすきでしょう? ぼくはいうほど興味ありませんが。
 メンテナンス性が非常によくなりますDSC_0082
↑かんたんにバラされる

 クランク自体、シマノ系だと六角レンチとマイナスドライバーと意味不明な、工具でばらせます。
 が、シマノだけはホローテックはバラせません。いや、正確にはばらせますがバラすことは推奨されません。これは後々書きます。

 もう一つメリット、いまこれだけ復旧しているのでクランクが選びやすい。つまり、チェーンリングも選びやすいことです。

 チェーンラインの単純化。とくにホローテック系はカスタムするときのチェーンラインをそこまで気にしなくてもよくなります。スペーサーをはさめばある程度の延長ができるからです。
 デメリットです。

 各社メーカーが好き勝手にやりすぎて、規格が乱雑になっている
 実はこれが一番のデメリットかもしれません。いまスポーツバイクで中空BBが大半ですが、シマノはホローテックやホローテックに準じた圧入式(フレームに圧入するタイプ)を出していますが、トレックなんかではBB90という独自の圧入式です(シマノ対応)、スラム系も独自です。
 この中空タイプBBを細かくやるときりがないので、今回はカートリッジBBとの比較なので省略しますが、とにかくめちゃくちゃになってます。

 防水、防塵性能が悪い。
 中空タイプのBBは防水、防塵性能が悲惨です。
 例えば僕のマウンテンバイクに搭載されているプラクシスワークスの圧入式BBですがカバーの下にはベアリングです。つまり、ベアリングの上に板を載せてるだけの状態になります。
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 ↑蓋を外したプラクシスワークスのBB86(圧入式)

 つまり、雨の中とかで乗ったらもう分解グリスアップが必要になってきます。
 各社メーカー色々とやっていますが、防水性はどこもそんなに変わりません。それよりもメーカーは回転性能を求めたわけです。
 が、シマノは防水性、防塵性が中空タイプBBでは抜群です。しかし、回転性能が駄目です。先程書いたように、シマノはパッキンを何重にもしてグリスの落ちを防いでいます。
 しかし、所詮中空タイプです。プラの蓋の下にはベアリングですからやっぱり、雨の中とか乗るとしばらくしてゴリゴリになります。そして「バラすな」と書いてあります。バラすとパッキンの性能が著しく落ちるからでしょうね。

 つまり、中空タイプのBBは普段遣いには全く向きません。

 だからメーカーはクロスバイクに中空BBを使わない理由がこれですよ。値段もありますが、通勤や買い物なんていけないじゃん。
 ただ、逆にカスタマイズとしてクロスバイクをより、マウンテンバイク、ロードバイクに近づけたスポーティないいとこ取りの自転車にしたいのであれば中空タイプのBBに変えるべき。
 普段遣いをする人は安易に中空タイプのBBに変えるべきではないです。

カートリッジbbのメリット、デメリット


 カートリッジbbのメリットはまずメンテナンスフリーであること(結構長い間運用できます)。そして、回転性能が実は以外にすごいい事に尽きます。
 上で書いた中空bbが持ってないものをカートリッジbbは持っています。ホローテック系より、カートリッジbbのほうが回転はいいかもしれません(ランクによっては)。

 デメリットは重量です。はっきり言って、かなり重たいです。
 そしてチェーンラインを考えないと駄目です。カートリッジbbは軸長がいくつもあります。僕が先ほど載せた写真は110.5mmになります。これはぼくが昔間違えて買って、そのままのやつですね。
 で、シマノクランクだとシマノは親切にチェーンラインとbbの種類まで書いてくれています。
 上のアマゾンのリンクのやつだと軸長113mmになります。


 中空タイプのbb、特にホローテック系だとそこまで気にしなくても良かった軸長、チェーンラインを気にしないと駄目になります
 で、例えば軸長が短すぎるとクランクとフレームが当たって取り付けができません。これはフレームによるところが多いので違うものをつけようとすると現合合わせになります。
 逆に長過ぎちゃうとチェーンは常にたすき掛けで走ることになるかもしれませんから、あまりよろしくはありません。
 何ミリか程度だと支障はないですが、これが10ミリとかになると確実に考え直したほうがいいです。

 剛性があまり強くない。
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 この四角いところに突っ込んでテーパーで圧入しているだけなので、お世辞にも剛性は強くありません。使っていればいつかそのうち四角穴は緩んできます(滅多と聞かないけど)
 
 種類が少ない。
 もうスポーツバイクのトレンドではないので、この手の製品はシマノ以外を手に入れることがかなり難しいです。あるにはあるんですが、まあそんなに選択肢はありません。
 で、シマノはカートリッジタイプは大半がリベット式でチェーンリングが外せないので、チェーンリングの交換はできません、いつも思うけどこれなんでなん?

 まあ、そんな感じかな?
 

まとめ

 街のりにしたいのであればカートリッジbbから交換すべきではないというのが僕の意見かな。スポーツバイクとしてクロスバイクを運用したいのなら変えるべきです。

 が、どっちにしても、どっちが良い悪いってのはありません。どっちも良いし、どっちも悪いんです。
 普段つかいのバイクは、かんたんなメンテでずっと長く走れる仕様であるべきだと僕は考えてます。例えば通勤用のロード、mtbはカートリッジbbの選択というのも大いにありだと思います。
 
 なんにしたって良し悪しは絶対にあります。