斎藤知事が考える兵庫県政の現状 不信任決議から1年、記者団に語る

中塚久美子 添田樹紀
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 兵庫県の斎藤元彦知事の不信任決議から19日で1年になる。だが、斎藤知事は内部告発問題を調査した第三者委員会が告発者への対応を「違法」とする指摘などを受け入れておらず、一連の問題は収束していない。18日には県議会9月定例会が開会した。本会議終了後に斎藤知事は記者団の取材に応じ、継続審査となっている自身の給料削減案や議会との関わりについて語った。

 主なやりとりは次の通り。

 ――県の情報漏洩(ろうえい)問題の責任をとるとして斎藤知事が6月の議会に提出していた自身の給料削減の条例改正案が、継続審査になっている。3カ月がたち、条例案に関する知事の考えは。

 組織の長としての管理責任をしっかり受け止め、示していくことで議会側に提案した。その思いは現在も変わっていない。議会側のご判断で議決いただくことになる。引き続き説明をさせていただくなかで、最終的にご理解をいただけるようにしていきたい。

 ――知事の思いとしては保有情報の漏洩の責任を取りたい、と。一方で議会側はそれを認めない判断をして継続審査になっている。知事と議会が平行線で前に進まない。方策はないか。

 議会側がどのように判断されるかだ。

 ――不信任決議を受けてから1年。自身の評価と残された課題はあるか。

 着実に県政は前に進めていると考えている。分収造林事業、地域整備事業、県庁舎の再整備など、財政が厳しいなかでの行財政改革は道なかばなところがある。

 ――政策面以外で、1年を振り返って反省点や課題認識はあるか。

 政策をしっかり前に進めていくという意味では政策関連条例、予算は全て可決・成立していただいている。議会側との関係では、県民の皆さんが期待する政策を進めていけている面では、着実な関係の構築に向けて一つずつ進んでいる。ただ、議会側でも様々なご意見もあると思うので、真摯(しんし)に受け止め、引き続き、議会側とのコミュニケーションの強化を図っていきたい。

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この記事を書いた人
添田樹紀
神戸総局|兵庫県政
専門・関心分野
国内政治、東南アジア、性的マイノリティ
兵庫県の内部告発文書問題

兵庫県の内部告発文書問題

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