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働きながら7ヵ月で公認会計士短答式試験に合格した勉強法

【はじめに】

本内容は、働きながら7ヵ月で公認会計士短答式試験に短期合格した私が行った学習方法等を記載することで、少しでも多くの人の学習の参考になればと考えて作成したものです。拙い部分もあるとは思いますが、興味がある方は是非見てみください!

【自己紹介】


私は会計と全く関係のないフルタイムの仕事をしながら会計士試験を始めました。2024年11月からCPAの講義を視聴。2025年5月短答に7ヵ月で合格しました。その後2025年8月に論文を受けて、合格しました。

時間的制約がある中で、短答式試験に短期合格した学習方法・学習内容を書いていきます。 ただ学習内容を書くだけでなく、各科目毎に私の特徴的(多分)な勉強方法(以下秘策)と、論文まで終わった今だからこそ思う、「こうすればよかった」も記載します。

※2024年11月前までは会計士の学習経験はないです。但し、簿記2級の勉強を過去にしたことがあり、入門講義は受けてないです。その点有利だったということを補足しておきます。

【短答と本試験の成績】


下記が短直・模試と本試験の成績です。第1回短直は、授業が終わっていなかったり、十分に対策できていなかったこともあり、あまり芳しくありませんが、2回目以降は安定していると思います。本試験はボーダーを大幅に上回る高い点数を叩き出し、中でも財務が跳ねました。

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【本試験】

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【全体の概要】


最初に、各科目のざっくりとした学習内容を下記の図の通りまとめてあります。これらの内容を細分化したものを、各科目ごとに記していきます。

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【財計】~最重要科目~


レギュラー講義はやまけん先生です。難しいところは、並行して登川先生も見ていました。

個別論点までは、意外といけると思っていましたが、連結会計に突入して挫折して本気で撤退寸前まで追い込まれました。個別問題集の連結の問題が何回やってもできずに、この時、会計士試験やばい、無理かも・・・となりました。しかし、連結を克服し、短答式の連結は基本余裕、論文答練・模試でも全てA判定を取るほど、連結が得点源になりました。後ほど、その秘策を記載します。

3ヵ月かけてレギュラー講義を消化し、並行して個別問題集を1回解きました。(個別問題集は基本的にテキストの復習なので、時間が無ければやらなくてもいいと思います。)

授業終了後は、短答対策問題集とテキストをメインに勉強していました。最終的には7~8回転はしました。ABC論点、特に区別せず全てやりました。これは財務が他科目の2倍の配点である以上、どのような問題が来てもアドバンテージを取りたかったからです。

2月に初めて受けた答練(短直1)において、160点を最初から取れたので、ある程度財務は仕上がっていると判断し、3月から論文対策問題集の連結総合問題のみ取りかかりました。これは、財務を制する者が会計士試験を制する→連結を制する者が財務を制する→連結を制する者が会計士試験を制する・・・という考えが背景にあります。最終的には論文合格が目標ですし、論文では連結総合問題を危なげなく突破できなければ合格はかなり厳しいのは自明の理ですから、早いうちから対策しておこうという意図です。自ずと短答式の連結もカバーできますので。
(なお、令和7年論文の連結は、めちゃくちゃ難しく、途中で動揺して変なミスをしたため、答練・模試含めて過去最低のデキでしたが・・・・他の人もできてないのでセーフ)。

3月以降はひたすら、短答対策問題集+テキスト+論文対策問題集(連結)をやりました。テキストは流し見ですが、問題集は実際に電卓たたいて毎回ガチ解きしてました。

試験直前は短答対策問題集の間違えたところ+テキスト+論文対策問題集(連結)をやりました。

なお、短答期に論文まで視野に入れていたことで、論文期では財務会計論が文句なしの1番の得意科目になり、答練・模試で毎回A判定(論文模試では24位)でしたので、いかに初期から財計を固めることが大事かがわかると思います。

~連結の秘策~
毎日連結総合問題を解く、どんなに疲れていても忙しくても、絶対に1問解く!それだけです。

最初はタイムテーブルを書いて機械的に解けるようになればいいです。やっているうちに徐々に処理の意味を考え始め、テキストの仕訳を読み込もうと勝手に思うようにます。慣れてきたら、タイムテーブルを書きながら、その処理の理由(全面時価評価法をなぜ行うのか、支配継続している場合の追加取得・売却が、なぜ資本取引なのか)を、考えながら解くようにしていました。

結局2024年12月14日~2025年8月21日まで、文字通り毎日連結総合問題を解いていました(論文模試の1・3日目を除く)。

皆さん歯磨きしないと気持ち悪いですよね?連結を解かないと気持ち悪くて仕方ない、そんな状態になること、これこそが私の秘策です。

~こうしていれば良かったな~
・財計は特にありません。強いて言うなら計算コンプリートトレーニングまでやっていたら、更に盤石になっていた気はします。

【財理】~財計との融合が鍵~


植田先生の授業を受講。C論点含めてかなり網羅的なので、社会人受験生には向いていないかもしれません。但し財務の重要性を考えると、時間を投下する価値はあると思います。

この科目は計算との融合がとにかく大事だと思います。ただ暗記するだけでなく、「財計でやった会計処理の背景はこういうことなんだ」と理解重視でテキストを読み込むことで、自然と身に付きました。

アウトプットとしては、短答対策問題集をやりました。1周目は全ての問題を解きましたが、計算の知識で判断できる肢もある程度ありますので、2周目からはそれらの肢は全て飛ばしています。最終的には3周やりましたがメインはあくまでテキストでした。

計算の知識があるので、細かい知識論点を除けば、あまり負担を感じませんでした。(論文では、暗記量がかなり多く、負担の重い科目に変化してしまいますが。)

試験直前にやっていたことは、短答対策問題集の間違えたところ+テキストです。

~財理の秘策~
財理というより理論科目全体に言えますが、誰かに何も見ずに説明できるようになることです。私の場合説明する相手がいなかったので、壁に説明していました。

この説明するという行為は、知識の整理・想起学習を同時に行えて、負荷はかかりますが、最も定着するし、理解も深まります。

また、ずっと壁に説明していると流石に辛くなるので、散歩しているときにも理論を口ずさんでおりました。この方法の欠点は、変人に思われることですが大丈夫です。イヤホンを装着し、あたかも誰かと通話しているかのように偽装しましょう。

~こうしていれば良かったな~
特にないですが、論文対策講義を、企業法レギュラー講義が終わった段階で初めていたら、論文期に楽になったなと思います。

【管理】~皆苦手だから、アドが取りやすい~


レギュラー講義は植田先生でした。財理と同様に網羅的なのに加えて、植田先生の授業で使うレジュメ(マスターピース)がかなり重いため、社会人には結構負担かもしれません。

管理計算に関して、学習初期では1番苦手な科目でした。総合原価計算と標準原価計算あたりで2回挫折して、撤退を考えたレベルです。短直1でE判定を取り、ボコボコにされました。

短直1までは、短答対策問題集を3回転していましたが、問題集は解けても答練は解けないという壁に見事にぶち当たりました。

しかし、以下で説明する秘策を実行し、結果として多くの人が鬼門とする短答管理が短直3以降は安定し、本試験も危なげなく突破。論文においても、アドバンテージを取る科目として位置づけられるほどになりました。

理論に関しては、原価計算基準・テキストの読み込みをベースとし、短答対策問題集でアウトプットしました。問題集は全部で3周しました。

試験直前は以下の理由(秘策)から、短答対策問題集を使わず、計算も理論も論文対策問題集+テキストのみ使用しました。

なお、個別問題集は一回も使用しておりません。

~管理の秘策~
短直1のE判定を経て、絶対的な理解不足だと判断した私がとった秘策は、論文ダイジェスト講義(以下論ダイ)の受講と、論文対策問題集の着手です(論ダイは池邉先生ですが、救世主でした)。

この科目は全体の流れを理解するのが大事ですが、短答対策に終始すると、この全体の流れを意識する機会が減ります。なぜなら、短答管理は各論点をぶつ切りで問われるからです。これに対し、論文管理は論点同士の繋がりがわかっていないと解けません。管理は特に全体の流れが重要であることから、論文対策をすることで理解が深まり、自ずと短答も突破できるはずと考えて着手しました。

~こうしていれば良かったな~
・特にありません。が、強いて言うなら計算コンプリートトレーニングまでやっていたら、更に盤石になっていた気はします。

【監査論】~イメージできるかが肝~


レギュラー講義は福田先生でした。

最初から最後まで苦手意識が無かった科目ですが、授業の理解とテキストの理解に徹底したのが功を奏したのだと思います。1番勉強時間が少なかったです。

短答期の勉強方法は、ほぼテキストの読み込みです。短答対策問題集を2回転しましたが、全部の問題を2回転したわけではありません。監査論の短答対策問題集ですが、1つの考え方さえ理解すれば、芋づる式に解ける肢が複数あります。つまり、同じことを違う表現や違う角度で聞いているだけの問題が、他科目よりも多く感じました。そういった問題は1肢確認して、自分の理解を確認できれば、他の肢はすべてスルーしました。

なお、ただの暗記論点(公認会計士法等)は、試験直前に詰め込むだけで充分かなと思います。

~監査の秘策~
この科目はとにかくイメージがしづらく、なんとなくわかるし解けるけど、他人に上手く説明できないという科目でした。そこで、イメージ付けが大事ということで、気になる企業(それこそ自分の会社)の監査報告書をちょこちょこ読んでいました。こうすることで、監査報告書のイメージがわきますし、自然とどのような内容が書かれているのかを覚えるので、監査報告論の問題はかなり解けるようになります。

~こうしていれば良かったな~
短答に限って言えば、上記で充分すぎるかなと思います。しかし、論文まで視野に入れるなら、松本先生のレジュメ(松本レジュメ)に手をつければ、監査論全体の構造が見えたかなと思います。

【企業法】~暗記・暗記・暗記~


授業の最初(入門)から途轍もない苦手意識があり、論文期では常に足切りかどうかが勝負という、断トツの苦手科目です。

レギュラー講義は平木先生。挫折せず企業法のレギュラー講義受講を完遂できたのは、平木先生のお陰だと思います。歌で覚えたり、面白い紙芝居があるのですが、難解な企業法をかなりマイルドにしてくれます。
今でも覚えてるのは、残酷な天使のテーゼと、ヨドバシカメラの歌を使った替え歌です。気になる方は授業受けてみて!

短答企業法に関しては、最も暗記色が強い科目です。そのため、ひたすら短答対策問題集を解いていました。他の理論科目は、短答対策問題集を回転させるよりは、テキストの理解を重視し、そのうえで、短答対策問題集でアウトプットする、というやり方でしたが、企業法に関しては、短答対策問題集をやったうえで、問題集に載っていないものをテキストで補う、という方法でした。短答対策問題集は、10回転はしています。

~企業法の秘策~
断トツの苦手科目ということもあり、この科目に関しては秘策らしい秘策はありません。しいて言うなら、単純接触効果を期待して回転しまくる、というのがそれにあたるでしょうか。

つまり、ポケモンの名前や、人の名前を自然と覚えているように、とにかく触れる回数を増やすという単純な方法です。

回転することが目的になるのは良くないですが、一定の効果があるのも、また事実です。実際短答に限れば、上記【短答と本試験の成績】の通り、悪い点数を取ったことがありません。

~こうしていれば良かったな~
短答に限って言えば、無理やり暗記すればなんとかなります。が、論文ではそうはいきません。ほぼ毎回の論文答練でE判定を取ってしまっている私が思うのは、短答期からしっかり条文を読んで確認し、趣旨を理解していれば、論文でここまで苦労しなかっただろうに・・・ということです。

【おまけ①】~勘定科目の略称~

勘定科目は略称を使う方が殆どだと思います。
参考までに、私が使っていたものを下記の通り記します。

貢献利益=CM(Contributed margin)
売掛、買掛=UK, KK
資本金、資本剰余金=S,SJ
利益剰余金=RJ
退職給付の利息、勤務費用=R,K
減価償却費=Dep

【おまけ②】~テキスト加工・マーカーについて~

たまに質問くるので、書いておきます。
私はテキスト加工やマーカー何色使うといったことに全くこだわっていませんでした。
マーカーは黄色1色のみ使い、キーワードだけでなくその周りの文章全てマークしてました。どうしても覚えられない論証や単語は赤色のマーカーで上書きしてました。
後問題集に、計算過程や下書き図は書いていました。回転時の目解きに使えます。

【おまけ③】~1日のスケジュール~


社会人受験生にとっては時間の捻出が大変だと思いますので、1日のスケジュールを載せます。参考になればと思います。

平日
5:00 起床
5:00~9:00 勉強(計算メイン)
9:00~12:00 仕事
12:00~13:00 昼飯+勉強(理論)
13:00~17:00 仕事
17:00~18:00 勉強(理論)
18:00~19:00 夕飯
19:00~20:00 勉強(計算)
20:00~20:30 風呂等
20:30~23:00 勉強(授業or理論)
23:00~24:00 仕事(残っていれば)or 自由時間
24:00~5:00 睡眠or 仕事(mtgあれば)
※残業や出張等で、この通りでないこともあります。あくまで、一般的なスケジュールです。

休日
7:00 起床
7:00~12:00 勉強(計算)
12:00~13:00 昼飯+勉強(理論)
13:00~18:00 勉強(計算+理論)
18:00~19:00 夕飯
19:00~20:00 勉強(計算)
20:00~20:30 風呂等
20:30~22:00 勉強(理論)
22:00~24:00 自由時間
24:00~7:00 睡眠 

仕事やご飯等以外のほぼ全ての時間勉強していました。学習開始してすぐに範囲の膨大さと内容の難しさに圧倒され、生半可な覚悟では到底乗り越えられないと気づきました。また、働きながら会計士試験の勉強をするのは、正直かなりきつく、モチベーションが数年間続くことを期待できなかったため、短期決戦を目論見ました。それゆえ、上記のようなスケジュールになりました。

【最後に】

本内容は短期合格した経験を記載していますが、全ての人に役立つ部分があると信じております。本内容を見た方にとって、少しでも有意義な内容を提供できていれば幸いです。



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コメント

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なと

コメント失礼します。 私はまだ入門講座をやっている者でして、見当違いな質問をしてしまったら申し訳ありませんが質問させてください。 日々の復習はどのようにされていましたか?1つの…

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スコフィールド・L いいね
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返信遅れてすみません。 基本的には1〜2つの講義が終わるごとに、それに対応する問題集の問題を解いてました。

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miku10

コメント失礼します。 まだ入校して1ヶ月で解像度の低い質問で恐縮なのですが、私も財理を植田先生の講義を受けています。 講義中に使う色が多く、復習の際にマーカーを引くと色が多すぎ…

1
スコフィールド・L いいね
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スコフィールド・L

コメントありがとうございます。 私はマーカーは全て黄色一色で特にわけていませんでした。どうしても覚えられないところだけ赤マーカーで上から塗りました。マーカー引く場所は基本的に…

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ゆうぴー

いきなりコメント失礼いたします。どうしてもお聞きしたいことがあります。 私もCPAで勉強していてもうすぐ財務会計論の授業が終わります。58を目在している社会人です。 特に財務会計論…

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コメントありがとうございます。 1 テキストの回転はざーっと読むだけです。例題も仕訳を目で追うイメージです。たまに電卓叩く程度です。1日3論点(テキスト半分)ぐらい、大体10-15分程…

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