- 11/225/12/14(日) 14:30:37
今朝から任務に向かったはずの傑から、出発直後に変なテンションの電話があったんだ。
「おとといの夜からきのうの朝にかけて、見てはいけないものを見てしまった。
むやみに言い触らすといけないと思われることなので、自分の判断で最善を尽くそうと思う。
自分がどうにかできなかった場合は、学長(おれ)と悟に対応を願う」
明らかに傑の言い方が普段と違ったので、同行しているはずの補助監督に俺から連絡を入れた。
……気の毒に、その補助監督もひどく慌てていたぞ。
傑は「極秘任務に切り替わった」という名目で本来の任務先とは違う場所にその補助監督ごと飛んで行き、
元の任務とは全く関係ないはずの知らない女と、かなりハイレベルな交戦を開始したところだったらしい。
「補助監督は巻き込まない形で帳が降ろされたが、帳の中がどうなっているかは外から分からない」という話だった。
悟(お前)に電話が繋がらなかったので俺だけ現地に先着したが、その頃には、おそらく帳の中の戦闘は終わっていた。
傑の呪力や呪霊を閉じ込める方向に強化された帳で、傑の残穢と、おそらく女の残穢、それから傑の呪霊がひしめいていた。
呪霊には一切主従関係がないようだったから、傑の生命は……、おそらくそういうことだな。
俺の呪骸はいくらでも出入り自由だったから、それを通して帳の中を見たが、……どう考えても人の亡骸らしいものが残っているような状況ではなかったぞ。
帳の中央部に『遺書在中 この土の下 夜蛾先生と悟へ』と彫られた鋼板の杖が刺さっていて、呪骸を何体か使い潰してなんとかそこだけ掘り出させた。
掘り出せたのはこの鋼板プレートだ。普通の工業製品を入手し、なんらかの呪霊を活用して文字を彫り込んだんだろう。 - 22/225/12/14(日) 14:31:42
『2人へ
かなり嫌な予知夢を見ました。人に伝えると全呪霊に離反されて生命に関わるという直感があるので、命懸けで書き遺そうと思います
これを埋めた後、遠からず自分は呪霊に襲われて死ぬはずです。出来る限りのことはしました。後を託します
この遺言を恩に着るのであれば、夏油家の両親の保護を頼みます。呪霊操術を生み出した家系は、今後はより危険視され狙われるはずです
悟へ
これからできれば五条家当主以外にも広く情報が入るような役職を持ち、宿儺の指か宿儺自身を無害化または無力化する方向を探り続けて下さい
天元様の同化を妨害した黒幕と復活したい宿儺がつるんでいます
夜蛾先生へ
天元様に極秘で「天元様が同化を行えなかった場合、呪霊操術の対象になるのではないか」を問い合わせてください
今後、同様の術師が生まれた場合には「天元様の同意がない限り術式の対象とせず、死後遺体もまともに残さない」代わりに「術師として生存を保証する」縛りを制度として確立するのが一番穏当な気がします
この直感も稚拙で穴があると思うので、ブラッシュアップはお任せします
同化を妨害した黒幕は遺体泥棒が即強化になる系の術式持ちです。先ほど倒せはしましたが、こいつを一度倒せば解決なのか確証が持てません』
……俺は、今から夏油の親の保護と天元様への問い合わせに動く。
悟、お前には即座に現地の帳の確認と呪霊の跋除を頼みたい。
かなり酷な指示だが、……下手な1級術師でもやられるようなレベルの呪霊が、何体も何体も、狭苦しい帳の中にひしめいてるんだよ……。 - 3二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 14:44:10
悟が夜蛾からの電話に即応できなかったことを、あとから死ぬほど後悔する世界線の話
もしくは、呪詛師ヤった後に何故か速攻自決した傑の思考について、予知夢関係で何かの縛りを受けたのか延々と考え続ける世界線の話 - 4二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 14:51:46
夏油は羂索に死体遺さなかった最善を尽くしてて立派だね
五条が即電話に出てりゃあな
あーあ一生後悔するんだろうね - 5二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 14:57:19
自己犠牲の夏油と後手後手の五条夜蛾
- 6二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 14:59:11
ボロボロになりながら杖を土に挿す夏油の描写だけ先に思いついたから、ひとまず2レスかけて長文で書き出してみた
まだその後のストーリーまでは書き出せない
誰がどう考えてどう動くとかで箇条書きにできる以上のものを思いついたら、それも後でSSにしてみたいな - 7二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 15:09:27
これからのこと
五条と夜蛾は夏油が最後に交戦した呪詛師(=香織)を徹底的に調査する
→記録上香織の死「後」に生まれたことになってる幼児の悠仁を発見、体内に宿儺の指を宿した檻だと即見抜いて、倭助と一緒に即保護
→夜蛾・五条とも、利用されたこどもと老人を即殺するメンタリティじゃないので(高専ではなくおそらく五条家内で)生かすはず
……ここから話が繋がらん
どうしようかね‥‥‥? - 8二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 15:29:41
鋼板に遺書を彫って埋めたのか
- 9二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 16:15:47
俺は悟さんの家で、爺ちゃんと一緒に守られながら育った。
呪術の現場には出れないけれど、現場で起きるかもしれない悲惨な物事と、悲惨な物事をどう防ぐかについては叩き込まれながら。
俺らの身の上とは関係ない「完了済み」の任務の末路は、開示できる範囲でもいくらでもあるお家だったから、教育材料は困らなかっただろう。
爺ちゃんは資料を読ませられて震えあがって、ずっと俺が現場に出ることに強硬に反対し続けた。
それでも強くなりたい俺についに折れて現場に出してもらえるようになったのは、俺の10歳の誕生日の翌日だった。
「強くなりたい者へ、魂を曲げさせるような振る舞いは、それはそれで御法度だから」と、悟さんは爺ちゃんに言ったらしい。
俺は、高専に入学するまでは悟さんと恵が一緒についてくる任務でしか出させてもらえていなかった。
悟さんがそうするべきだと判断したのだから、たぶんそれで正しい。
知るべきでない相手に知るべきでないことが伝わった場合、ここの業界ではかなり悲惨なことになる。
力量を正確に測れない者が力量の及ばない相手に対峙した時も、それはおそらく同じこと。
高専に入学して2ヶ月が過ぎた頃に爺ちゃんは病死した。
最期に俺しかいない場所でぼやいた。
「悟さんは善人で、俺らは立場の割にかなり恵まれたんだろう、そのこと自体は絶対に忘れるなよ。
ただ、俺達が保護された時に悟さんに言ったことを、お前にも言っておこうと思う。
1000年の間、誰にもどうしようもなく放置された物のツケが何故かお前に及んでいる、その程度の業界にお前は遺される、……そのことも忘れるなよ」
俺は呪術高専東京校1年 虎杖悠仁
表向きは『夏油傑さんが最期に交戦した呪詛師の息子』兼『術師の見込みがあるので五条悟が内弟子にしたヤツ』
爺ちゃんが死んだ日、俺の周りに血縁のある身内は誰も居なくなった。 - 10二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 16:30:09
書けるかどうか分からないなりに一応ストーリーらしきものは思いついたので、当面の間は折を見てスレを保守してもらえるとありがたいです
スレ主の環境は割と規制を受けがちなので - 11二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 16:36:46
五条家で育ってるし伏黒とも顔を合わせてるからこの場合、悠仁と恵は幼馴染って事になるのか…?
- 12二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 16:40:01
宿儺の指飲んでないなら呪力無しで色々厳しいと思うがそこはどうしたんだ
- 13二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 16:47:04
真希さんと同じルートかもね
- 14二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 16:50:45
爺ちゃんと仁さんが普通の人間だったっぽいこと考えると虎杖の身体能力も羂索の改造(宿儺の指込)由来だからな
- 15二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 17:22:33
これってもしかして前スレとかがある感じ?めっちゃ面白いからあるなら見たいです!
- 16二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 17:25:31
メロンパンはどこに潜伏してるんやろか…
- 17二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 18:57:42
夏油の遺書では羂索は倒したらしいけど脳が無事なら生首でも元気な奴だから一旦倒されたフリして夏油の死後に何とか呪霊ひしめく帷から脱出した可能性もあるんだよな…
- 18二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 20:12:55
このスレと同じ世界線の他スレがあるかという意味のお尋ねなら、答えは「残念ながらなし」です
ただ他の方が書いたスレで、未来予知を受けたと思しき夏油が思わせぶりに殉職をした系統の複数のスレがインスピレーションの元にはなりました
これまで、リアルで休職したり失職したり復職したりしながら、調子がいい時にSSを書いてきました
スレ主が書いたものと客観的に証明できるものはないけど、「他にSSスレを書いたことはある」とは答えさせてもらいます
現時点ではフルタイム労働者かつ調子が悪い時にエターする可能性が多分にある状況のため
そういう意味でも「書けるかどうか分からないなりにストーリーらしきものは思いついており、折を見て保守して頂けると助かります」という言い方になっているので、このことは重ねて断言させてもらいます
- 19二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 20:40:12
おもしれぇ〜スレだ……
今回は高専夏油が予知夢をって展開で進んでるけど、
離反後夏油もしくは離反直前の夏油が予知夢みてたらまた話変わりそう - 20二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 20:42:28
(違う世界線の話で、スレ主が最近立てたと客観的に証明できるSS関係スレが1スレだけあるので、それは御紹介します
ただこれは再掲載&挿絵募集スレで、元SSスレのスレ主だとまでは客観的に証明できない状況ではあるので、それは御承知おきください
きのう別スレにて、このカテではスレ主を名乗った挿絵募集はもうしないと明言しています
他所様のスレでこの挿絵募集スレを持ち出すと感覚的にマジ鬱陶しいと感じる現況です
少なくとも当スレが現行かつ「この」レスが読まれて認識できている内は、雑談スレを含む他所様のスレで挿絵募集スレの話題持ち出しは控えて頂けますと助かります
当スレ内では話題に出すことまでは禁止しません
スレ主が恐れるのは「募集を終えた話題が『他所様のスレ』で何度も擦られて話題に出されること」ですので、そういう意味でルール化させて頂きます
上記御理解下さい) - 211/225/12/14(日) 22:43:39
『その日』の内に行われた後付けの誤魔化しと、急に大事に巻き込まれた大変気の毒な小心者の補助監督の話をしよう。
夏油傑の殉職は、『天元様からの極秘任務』を『学長の夜蛾経由で受けた』結果、『極秘で討伐するべき呪詛師と戦って相打ちになった』ことになった。
天元と夜蛾正道と五条悟が全員で口裏を合わせて考えたストーリーは、それがあるべき『正史』になった。
夏油に同行していた補助監督は、遺品たる鋼材プレートの文面は全く読んではいない。
ただし、帳の外側からプレートを呪骸に発掘させた夜蛾が、視界共有で即座に顔色を一変させた様子は見ている。
夜蛾は「申し訳ないが、今の君には教えられない重大事案が起きた」とだけ言ったので、特級術師関係でロクでもない事態が起きたことだけは把握した。
当日中に、その補助監督は、夜蛾と五条の念入りな監督の下で、夏油が相打ちで討伐した呪詛師『虎杖香織』の調査に着手している。
呪詛師『虎杖香織』の身元はすぐに割れたので、夜蛾と悟と無理矢理つき合わされた補助監督は、その呪詛師の自宅に直行した。
呪詛師の義父ということになってしまった『虎杖倭助』は、突然押しかけた3人に極めて協力的で、おまけに『香織』の『没後の所業』について重要な証言を行った。
『香織』が生んでしまっていた息子という『虎杖悠仁』は、祖父と共に、悟の判断で即座に五条家に保護された。
夜蛾と悟は続けて天元のところで『将来産まれるかもしれない呪霊操術使いへの対応』を話し合おうとして、……そこで、忌庫番の『誰だコイツ』という怪訝そうな視線を受けた補助監督は、あまりの話題に遂にキャパオーバーした。
「こんな話題を知ったまま高専に在職したくありません!! このまま付き合わせるならいっそひと思いに死なせて下さい! それか全部忘れた状態で退職させて下さい!!」 - 222/225/12/14(日) 22:45:08
だから、縛りの言い出しっぺは、事態の重みに耐えかねて、忌庫番の妙な視線を浴びつつ、薨星宮の手前で失禁しながら学長の足に縋りつき、強者2人に精一杯懇願した補助監督の方。
決して夜蛾や悟が『忘れるか死か』を強要したわけでなく、どう見ても補助監督側の発案で縛りは結ばれた。
――夏油が殉職した任務に同行し始めた時から、退職を懇願する直前まで、その間に起きたこと全てを忘れる。
思い出す条件は、夜蛾正道と五条悟が、呪術高専東京校の学長室内で「夏油傑が殉職した任務の一切を思い出せ」と2人同時に言った時。
特級術師が殉職する事案に関わったことと、自分が忘却したくて恐ろしくて「忘れさせろ」と騒いだことそれ自体は覚えておく趣旨の縛りだった。
かくして補助監督は即座に退職して、一般社会に転職した。
夜蛾も悟も、その補助監督のみっともない態度のことと、その結果交わされた縛りの内容を、意図的に正確に言い触らした。
だから、その『元』補助監督は、呪術界で何かしら価値を見出されることはなく、争いにも巻き込まれず、記憶狙いの襲撃を受けることもなかった。
たまに夜蛾か五条から間接的な安否チェックを受ける程度の、その程度の小市民として生を全うしている。
退職した当人は、もちろん、何が起きたか決して思い出そうとはしなかった。至極当たり前の帰結である。 - 23二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 22:53:18
- 241/525/12/15(月) 00:31:02
「今はとにかく休め七海
任務は悟が引き継いだ」
「……もう、あの人1人でよくないですか?」
あるべき運命が変わったのは、その後輩の『殉職』があって幾日か経った頃。
特級術師夏油傑が、地図にも載らないど田舎の任務に派遣されるはずの前の晩のこと。
――仲間(じゅつし)の屍を生まないような手立てがあればいいのに、なんて、取り留めないしかし強い思考を思いながら床に就いたこと。
それは本来その『世界』の中であるはずのない情報だった。
誰かの目線、夏油傑ではない何者かになった。
あるはずのない漫画本31巻+派生本3巻分を夢中になって隅から隅まで一気読みする、そんな夢。
公式ファンブック/逝く夏と還る秋/夜明けのいばら道/0巻/1巻~30巻
夢の中で、夏油は夏油ではない何者かになっていた。
どうしてか分からないけれど、高専生ではない『誰か』になった夢。
とにかく「すべてを読まねばならない」と思いながら、それしか考えられない境地で、インクの香り湧き立つ紙の単行本のページをめくった。
集英社刊行、芥見下々著の何もかもを吸収するつもりで、隅から隅までを覚えようとした、夢の中ではそれが正しいと思った。 - 252/525/12/15(月) 00:32:24
夢から覚めた時、『本来見てはいけないものを見た』と思った。
何もかも伝えてはいけないのだと直感した、それは世界を歪ませることだった。
併せて、この記憶を丸ごと抱えたまま生きてもいけないと思った。
世界の中で『あの記憶』を抱え込んだまま生き続けることは、同様にこの世界を歪ませる事だった。
特級の呪術師の命を捧げてできる範囲のことは何だろうか、と思索する。
何がどうあろうと猿(ひじゅつし)は嫌いだ。
でも、あの『知ってしまった』漫画本の通りに破綻して、2017年に親友(さとる)の手にかかって死にたくは無いと一番に思った。
それが巡り巡って悟のあんな死に方に繋がるのだと知ってしまったから。
夢を見て目覚めた朝、その日。
当初指令された通りに旧■■村に行き、漫画の筋書き通りに幽閉された双子を発見して、しかし村人は殺さずに双子を高専に繋げた。
「君たち、私を大恩人だと思うのなら、私が言うことを丸ごと覚えてほしい
明日の夕方よりも後、夜蛾という先生に『だけ』そっくりそのまま伝えるんだ、いいね?
夜蛾先生に『だけ』伝えてほしいことがあると言えば、先生は誰も聞き耳を立てられない場所を用意してくれるから
……伝えてほしいことはね、『枷場菜々子と美々子は呪術の恐ろしさだけを教え込んだ上で呪術界から遠ざけるべき双子です、少なくとも夏油傑のことは追いかけさせないようにしてください』
そういう伝言なんだ、……詳しいことは話せないんだ、……ごめんね……」
伝言の内容があまりにもあまりな内容だったのでえらい嫌がられたが、それでも、最終的に双子はその伝言を了解して『縛り』を結んでくれた。
本来、夏油傑のためにああいう無惨な死に方をした双子だからこそ情が湧いて、夏油傑は意図して運命を捻じ曲げた。 - 263/525/12/15(月) 00:34:08
双子を高専に送り届けてから、高専の図書館に向かった。
呪術高専にはその性質上、全国各地の色々な地図やら電話帳やらが単純に資料として集積されている。
勉強熱心なふりをして東北近辺縛りの特級・一級呪霊関係の任務記録一式をごっそり借り出し、その中にただの資料の体で北上市・仙台市の番地付地図とタウンワークを紛れ込ませた。
地図とタウンワークの中に取りあえず変な残穢がついてないことを確認してから、冊子を開かずに置いた。
虎杖姓を認識して調べた瞬間相手に伝わるとか、いかにもありそうな話だったし。
とりあえず高専と繋がりのある鉄鋼工場の電話番号を調べ、『今後の任務で必要だから』という理由で突撃し、自費で鋼板の杖と板を買った。
呪術的に何の加工の無い頑丈な資材を買うだけの話だから、急な話でも工場側は何も言わなかった。
寮の部屋の中で念のため帳を降ろし、手持ちの呪霊で鋼板に文字を刻めることだけは確認した。
これが今生最期の睡眠になると覚悟して熟睡した。 - 274/525/12/15(月) 00:36:04
すがすがしい朝だった。本来は東北の『と』の字もないような場所の任務に出る朝。
夏油傑は補助監督の手を掴んで言った。
「極秘任務に切り替わりました。予定とは違う場所に急行します、呪霊に乗ってください」「え!?」
呪術高専所蔵のタウンワークには『電話番号』と『回線契約者の番地』が掲載されており、番地地図付の地図と照合すれば家の場所は分かる。
高速度の呪霊に乗りながらようやく借り出した本を開く。
北上市の方のタウンワークに『虎杖倭助』があることを確認し、番地から家の場所を当てた。
だからその家がある辺りに小物の呪霊を先行してばらまき、『額に縫い目がある奴を見つけたら自壊しろ』と指示した。
そして北上市内で『その女』を見つけた。夏油目線では、相手にとって非常に不本意であってほしいタイミングだった。
抱え込んだ呪霊の中に鋼板を2種忍ばせていた。
1つ目は『遺書在中 この土の下 夜蛾先生と悟へ』と刻んだ杖。
2つ目は、ある程度の文字を刻んだプレート。
『2人へ
かなり嫌な予知夢を見ました。人に伝えると全呪霊に離反されて生命に関わるという直感があるので、命懸けで書き遺そうと思います
これを埋めた後、遠からず自分は呪霊に襲われて死ぬはずです。出来る限りのことはしました。後を託します
悟へ
夜蛾先生へ
』
戦闘前の段階では、これ以上の情報は遺せないと思った。
彫るべき文章は練り上げている。願わくば『この女』を始末して、その後で、遺せる範囲の情報を遺して、……そして帳の中で、自分は。 - 285/525/12/15(月) 00:37:12
不審がる恩師との電話を無理やり切りつつ帳の中へ駆ける。
きっと、親友と恩師の中で、夏油傑はどこまでも『術師の使命に殉じた高専生』として遺るだろう。
猿嫌いの側面はおくびも見せずに死んでいった、一般出身の割にとてつもなく強かった高専生として。
……それはそれで腹の立つことには違いない。
ただ、そうしたペルソナへの憤りが、負の感情が、これから引き起こす『何かしら』の原動力になるのなら、それで良いとも思う。
あの単行本のように遺体を弄ばされた挙句親友の死を招くような事態は、どうあっても嫌だった。 - 29二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 00:40:04
経験的に月曜0時代はアクセス規制を受けないので投下はできるのですが、それ以外の曜日では深夜帯更新は期待せずに頂けますと嬉しいです。
- 30二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 03:12:19
夏油が夢の中で現実世界とリンクして漫画という名の予知夢を見た感じか…
上手く呪霊が夏油の遺体を跡形もなく消しとばしてくれたならいいが倒されたフリでそのまま遺体を持ってかれた可能性もあるのが怖い…
奴なら縛りの穴を易々と抜けてきそうだし…詳しい記述はないけど吹き飛ばされた夏油の右腕が元通りになってたあたり多少の損傷ならどうにか出来そうだし… - 31二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 07:15:45
普通にどうなるのか気になる世界線だ
- 32二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 12:33:45
保守
- 33二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 18:34:39
明らかな誤字を発見したので取り急ぎ
タウンワーク:求人情報誌
タウンページ:職業別電話帳
ハローページ:個人別電話帳
夏油が倭助の番地を調べるのに使ったのはハローページです
うろ覚えで書くもんじゃないですね…… - 34二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 19:00:54
ひとつ謎掛けをしよう。
1.『夏油傑』の肉体は、離反した呪霊達に喰われて完全に喪われた。
帳の外から全く出ずに消え去って、ただのひとかけらも持ち出されることはなかった。
2.『虎杖香織』の肉体もまた同じ。
この世界において、以後、『虎杖香織』という女が生存しているように振舞うことはない。
3.『五条悟』と『夜蛾正道』は、『虎杖香織』=『額に縫い目のある呪詛師』という情報を把握した。
過去を辿る中ですぐ『加茂家に生じた御三家最大の汚点』の情報に行き当たっており、彼の名誉は『うかつにも、没後、呪詛師に乗っ取られてしまった術師』という看板に塗り替える形で僅かながらに回復された。
4.『額に縫い目にある呪詛師』は、以後、この世界において、『五条悟』『夜蛾正道』が健在である限り、彼らの視界の中には出てこない。
5.『羂索』は死んではいない。
少なくとも公式ファンブックの74~75Pの記述とあからさまには矛盾せず、かつ、原作0~30巻中に出てくる有様とは間違いなく異なる形になっており、なおかつ、『死んではいない』。
謎掛けはひとつ。
上記1.~5.の文章が矛盾せずに全て成立する状況とは何か。 - 35二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 19:06:21
- 36二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 19:18:40
改めて誤字補正を含めて謎掛けを再提示しよう。
1.『夏油傑』の肉体は、離反した呪霊達に喰われて完全に喪われた。
帳の外から全く出ずに消え去って、ただのひとかけらも持ち出されることはなかった。
2.『虎杖香織』の肉体もまた同じ。
この世界において、以後、『虎杖香織』という女が生存しているように振舞うことはない。
3.『五条悟』と『夜蛾正道』は、『虎杖香織』=『額に縫い目のある呪詛師』という情報を把握した。
過去を辿る中ですぐ『加茂家に生じた御三家最大の汚点』の情報に行き当たっており、彼の名誉は『うかつにも、没後、呪詛師に乗っ取られてしまった術師』という看板に塗り替える形で僅かながらに回復された。
4.『額に縫い目のある呪詛師』は、以後、この世界において、『五条悟』『夜蛾正道』が健在である限り、彼らの視界の中には出てこない。
5.『羂索』は死んではいない。
少なくとも公式ファンブックの74~75Pの記述とあからさまには矛盾せず、かつ、原作0~30巻中に出てくる有様とは間違いなく異なる形になっており、なおかつ、『死んではいない』。
6.原作同様、『虎杖悠仁』は『虎杖香織』の没後の子=『羂索』が意図的に生み出した息子である。
7.『羂索』の有様についての正解は原作の中には無く、呪術廻戦が連載されていた世界線における読者の考察の中に存在する。
そういう意味で「独自考察に根付く形で、原作0~30巻中に出てくる有様とは間違いなく異なる形になっている」。
謎掛けはひとつのまま、趣旨は全く変わらない。
上記1.~7.の全ての文章が矛盾せずに全て成立する状況とは何か。 - 37二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 20:07:15
(考察・合いの手に応じて文章は増やすつもりでいます。
御手隙の時に保守がてら何かしら書き込みを頂けましたら、スレ主のテンションが上がります……)
今後のことを考えて作業用のwriteningページを作成しました。運用方針は当該ページ上部に記載の通りです。
【SS投下ログ】何度も言わせるな 傑はおそらく遺書を遺して呪詛師討伐後に自殺した | Writeningこのページは以下のスレのSS投下ログです。スレ投下後、誤字etc補正済のSS本文をこちらに転記しています。 https://bbs.animanch.com/board/6003457/ 現状12/15 19:18投下36レス目まで転記済です。 なお、SS…writening.net自作の誤字脱字を確認するとすぐに修正したくなる+書き上げたものはすぐ投下したくなる気質です。
誤字系指摘は大歓迎ですので御承知おきください。
- 38二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 20:16:31
- 39二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 21:14:17
- 40二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 21:44:33
いちどだけ時系列は前後する。
「ってな感じで、彼のことがだーい好きな里香ちゃんに呪われてる乙骨憂太くんでーす
皆よろしくー!!」
2017年のある時の、呪術高専東京校1年生の教室の話。
元々4人いた学年に白服の転校生が1人増え、生徒が5人になったクラスのこと。
「コイツら反抗期だから僕がちゃちゃっと紹介するね」
「呪具使い禪院真希! 呪いを祓える特別な武器を扱うよ」「……」
ひとりは鍛えてそうなポニーテールの少女。
「呪言師狗巻棘! おにぎりの具しか語彙がないから会話頑張って」「こんぶ」
ひとりは口元を隠した色素の薄い髪の少年。
「パンダ」「パンダだ、よろしく頼む」
ひとりは喋ることそれ自体をごく当たり前のように話すパンダ。
そして残るひとりは――
「で、最後は加茂憲紀! 君みたいにややこしい訳ありで、身体も心も6歳のまま成長が止まってる
実年齢はもっと上の学年だけど、ひとまず今年からここの1年生扱いで面倒見てるよ! 総合的には学年イチ強い子かな? 友達になってあげてね!」
日本史の教科書から取り出したように如何にも『平安時代の子ども』のような格好の幼児は、無邪気そうにニコニコと言った。
「よろしくおねがいします!! 憂太さん! 里香お姉さん!!」 - 411/225/12/15(月) 22:59:36
時系列は遡り、虎杖悠仁10歳の誕生日直前の頃の話。
五条家内のある部屋で行われた、ある老人と当主の会話のこと。
「色々ここで教わって、俺の頭が回らないなりに色々思うところはある。
ちょっと本音ぶっちゃけていいか? 悟さんが心に留めておくかどうかは任せる」
「どうぞ」
「通称呪術規定だったか、正式名称がナントカの覚書だったか、あれ教わって読み解いた時、俺は『これは蛮族法だ』って思ったんだよ。
なんつうかな、放っておくと強い奴のやりたい放題になりそうな存在について無理矢理的なアレだな、
……力づくで『とりあえずまあ世間様の迷惑にならないように範囲を決めて押し込めましょう』的なニュアンスで、……そういう意味さ、うまく言えるか分からんが」
「……まぁ、うん、意味は伝わってる、……のかなぁ?」
「悟さん、……アンタたぶん『なろうと思えば暴君になれる』んだよ、たぶん地球全体のスケールでな、全人類相手の暴君になりうるんだろ、アンタの力は。
アンタにとっては、窮屈な場所にひとりだけ置き去りにされちまった形になってねえか?
亡くなった夏油傑さんのあの遺言は、アンタを無理矢理『人類を害させない方へ押し込める』方向づけに向かわせてしまってるんじゃないだろうか」
「…………、そうだね、その通り」 - 422/225/12/15(月) 23:00:47
「で、あの『香織』とやらが生きてるか死んでるか分かりゃしねぇ。
ただ、アンタの横に並び立つ夏油さんと相打ちになったというなら、それはきっとアンタと同じ『なろうと思えば暴君になれる』スケールの相手だったんだろ。
将来、順番通りに行けばいつか必ず俺の方が先に死ぬ。俺が何か力になれるとも思えねぇが、ともあれ、悠仁はそういうえげつないレベルの色々渦巻く世界にひとりきりだ」
「うん」
「ただ泣き言として願わせてくれ。『現場に出たい』ってアイツ自身が言ってて、悟さんがその背中を押すんなら俺は止められる余地は無ぇ。
いつか、いつかだ、……万が一、もしも悠仁(あいつ)自身の心が折れて、本当に終焉を願うような時があったとしたら、悟さんだけはどうかそれを聞き入れてほしい」
「……。『あの子を生かしてほしい』とは言わないんだね」
「そんな『死んでさえいなけりゃマトモに生きる道がある』的なお花畑な業界で生かされてる自覚は無えよ。
俺が言ってるのは『安らかな死』か『より悲惨な死』の2択を突き付けられたときの安楽死的な選択権の話なんだよ。
そういうことが有り得る地獄の中に、アイツは生まれた時から引き込まれてた。そうじゃないか?」
「うん」
「言っとくがな、アンタを何かしら縛り付けるつもりで言ってるんじゃねぇよ、単なるジジイの泣き言だ、……聞き流すかどうかは悟さんが決めること。
俺ごときが魂をすり潰して必死で願ったとしても、ちょっとでもアンタみたいな相手を縛り付けられるものなのかよ?」 - 43二次元好きの匿名さん25/12/15(月) 23:19:54
- 44二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 07:09:55
保守
- 45二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 08:30:27
遺書のプレートの具体的な大きさと厚みを書いてないですね……
皆さんどれくらいのサイズ観なら違和感ないでしょうか? - 46二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 09:52:58
単純に考えるなら加茂憲紀の中で無邪気な子供のように振る舞っている
そして恐らく六眼はそれを完全に判別する事はできない。良くてちょっと怪しいかな程度
2017年の教室描写は残念ながら思いつかなかったな。
羂索が五条に少しずつ近づいてる。という考えしか浮かばなかった
まぁ謎解きが苦手な奴が深く考えず見たままで纏めた内容だから多分間違ってる
- 47二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 17:42:02
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- 48二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 17:49:02
虎杖の脳内で存在してるなら潜む事は可能かな
宿儺は脳内でうるさいから呪術に詳しくない虎杖でもすぐに気づけたが完全に潜んでるパターンは五条でも気づかない気がする
伏黒の姉の状態、およびそれと同じ症例の患者を五条は察する事が出来てないし - 49二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 18:07:18
- 50二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 21:50:24
世界の中で六眼を持つ者はただひとりしかいないが、その他の誰だって、六眼ではない眼差しと思索は持てる。
六眼は無くとも、物理的な意味で眼(まなこ)を持つ限りは、その限りにおいて、眼差しと思索は持てる。
『圧倒的な自我を持つ者』がこの業界の中にいたとして、しかし、『何もかも見落としなくこなせる者』は絶対に存在しない。
例えば、極端な話、他人の心の中の何もかも見通して惨事を防ぐだけの眼差しは、少なくとも六眼とは絶対に両立は成し得ない。
誰にも負えないものを見てしまったのなら、他人に背負わせると余計に酷いことになると分かるだけのものを、それだけのものを見て・背負ってしまったのならば。
己の器量以上の物を見てしまったとして綺麗さっぱり忘れてしまうか、さもなくば、その重みに相応しいと思えるだけの行動を取るよりほかにない。
それが例えば見当違いのちっぽけな行動であったとしても、それはそれで器量に応じた行動ではあるだろう。
夏油傑は、選ぶべき道行きの前で、『全て忘れること』は選ばなかった。
仮にそう進んでいたなら、きっとそれはあの夢の通りに進む道行きで、累計1億部以上の創作物として刷られた筋書き通りにパンクし、2017年のあの冬に人生は終わる。
ただその末路を知った当の青年は、意図的に『そうすること』を選ばなかった。
己の器量を己なりに踏まえた上で、直感を振り切って、それでも『忘れないこと』を選んだならば。
ならば、見れるなりに見た末の眼差しと思索を抱えて、綴るか・語るか・さもなくば沈黙せねばならない。
脳内の物事全てを伝えられるテレパシストでもない限りは、推敲した単語・限りある文章で、そうやって、伝えたい相手に練り上げたことばを紡がねばならない。
魂から刻んだものが相手に伝わるとすれば、それは、究極的な意味では、まさしく『魂の視座から練った』思索の産物なのだった。
■■村であるべきだった『離反』と丸1日ズレる形で、かく呪術高専東京校3年 夏油傑の人生は破綻した。
特級術師の生命を掛けてプレートに彫った言霊の、その報いとして。
意図的に己の遺体を遺さないようにした。
ある物差しにおいては紙の上の運命を捻じ曲げる足掻きかもしれないが、当人にとってそれだけの価値がある、ただそれだけの終焉だった。 - 511/225/12/16(火) 22:45:59
六眼の真横に立ち続けることはできずとも、その記憶の中に爪跡は遺せる。
2018年のあの冬に袈裟姿で親友の背中を叩くことはできないが、あの面々の中で無意識に袈裟姿を捜してしまうほどの重みは遺せる。
呪術に生きる者は、どんな者であっても、魂を曲げてまでは存在し続けることはできない。
また、呪術に生きる者は、どんな者であっても、魂に無理のある形では、いつまでも群れ続けることはできない。
それは、総(すべ)ての者にとって同じこと。たとえ、呪術師であっても、呪詛師であっても、それは総て同じこと。
強者のエゴと縛りに拘束されて日常的に呪い合うという業界の中にあって、お互いに無かったものを嵌める形であっても信頼し合えるという関係は、極めて希少だ。
更にその関係が、心の中においても外形上にあっても、全くストレスなく乖離せずに信頼し合える関係であったなら、それは更にもっと希少なものなのだ。
だから、遺したことばはエゴの産物だ。意図的に親友を縛るための呪い。読んだ後の行動を予期した上の呪い。
狭苦しい帳の中で『あの女』は死んだ。確かに1級呪術師上位らしい死闘の末に、夏油傑の手に掛かって死んだ。
間違いなく『主人公』を生んだ女だった。戦闘向きじゃない身体にしてもあっさりと負けやがった。傑の目の前で。
妙な予感がした。この世界が妙に厳しいのは十二分に承知していたから、一度殺せば終わりだと決めつけるのはいけない気がした。
いちど刻み始めた言葉はどうにも止められない予感がして、とっさに用意した文章を1文だけ変えた。
――先ほど倒せはしましたが、こいつを一度倒せば解決なのか確証が持てません。 - 522/225/12/16(火) 22:47:29
ここまで書いて、限界だと思った。既に呪霊の大半が離反しており、これ以上はおそらく遺書そのものの損壊リスクに直結する。
予定通りにプレートを埋めて土の中に杖を挿し、呪霊に喰われながらふと気づく。
呪霊を閉じ込める帳は、『あの女』と傑の両方が同時に降ろした。
女は救援を呼ばれない利点があったし、傑の方もその帳の中で周囲の被害を気遣った。
傑の呪力が失われゆくために傑の帳はぼやけつつあり、それでも命懸けで降ろしたから当面は維持できる、……と思いたい。
杖を挿した後で、やっと、思いがけない事に気付いた。
『あの女』の帳と傑の帳の間に、隠れるように薄くもう1層の帳がある。
女とも補助監督とも違う『何者か』、この場にいない誰かが、どうにかして無理に降ろしたような。
理解できず解釈を経るより前にとうとう全呪霊が離反し、本当に身体が裂かれ絶命していくというプロセスが始まる。
下手な1級術師では負けるレベルの者達に喰われること、自分が従えた分だけ仕返しされて徹底的におもちゃにされること、全て覚悟して承知していた苦しみの過程。
伝えたいことを伝えることはできないまま、いまさら欲張るとよけいに悲惨な事になるという直感があって、とりあえず1個だけ願った。
転生とか降霊術とか普通にあり得る世界にあって、敵味方問わずに『自分の記憶を一切読まれないこと』だけを願った。
世界そのものの秩序をぶっ壊すようなそのレベルの記憶だから、流石に誰に対しても遺す気は無かった。 - 53二次元好きの匿名さん25/12/16(火) 22:50:05
所用が早く済んだので本日分投稿です。今晩はもう投下はありません。
帳関係の謎解きは少し後の投下にて明示します。書きたい描写をいくつか挟んだ後のつもりです。