指標トレードについての個人的考え

指標トレードはギャンブルなのか

よく指標トレードはギャンブルだと言われるし避けられがちだが個人的にはギャンブルだとは思わない。
結果が出るまでどうなるかわからないと言われればそれはそうなのだがそれを言ってしまえばトレード自体がギャンブルになってしまう。
とは言え実際通常時よりも激しく歪に動くため先を見通すのが難しいのは事実、何も知らなければ。
色々とアプローチ法はあって期待値を生み出すことはできる、期待値がある以上それはギャンブルではないというのが個人的な結論。

アプローチ法その①

ゼロカギャンブルを使ったアプローチ法がある、これには前提として見込みボラティリティを出す必要があるがそれは後述する。
シンプルに一定幅以上の上昇下落が見込めるなら指標直前にどちらかに仕込んであとは50%を神に祈る手法。
勝率50%でそれなりのRR見込めるため値幅が出るとわかっている時ならありだろう。
但しこればっかりやってるとすぐにレバ制限や凍結を食らう可能性は大いにある、しっかりと規約を読んでおいた方がいい。
また同じ類の方法として両建てがある。
50%ではなくいくらかの証拠金を犠牲に100%動きを取る手法である、例えば10万円が証拠金の口座を2つ用意して片方はロング、もう片方はショート、片方はゼロカされるが片方はゼロカ額以上の利益が出る、当然それだけの値幅が出る前提は必要。

これだけ見ると聖杯のように見えるけど実際にはいくつか前提条件を満たす必要がある。

1.逆指値が滑らないこと
2.一定幅の値動きが見込めること
3.ライトセーバーが起きないこと

最低でも上記3点は満たす必要がある、これに加えレバ制限なく両建てや指標ギャンブルしても大丈夫な業者が必要なので意外と大変だったりする。
3.については後述します。


アプローチ法その②

経済指標の結果が何を意味するのか考えてそれに順張りするアプローチ法。
これにはファンダの知識が必要であるがわかれば順張りしておけばいいというケースは多々ある、結果発表で暴騰してそこから突っ込んでも更に上がりそれなりに抜けるなんてこともしばしば。
特に株なんかは引けまでトレンドが続くことも珍しくない、逆にそういう結果が出たら逆張り厳禁のサインという見方もできる。
経済指標は環境によって結果の取られ方も変わってくるので最低限の勉強は必要だろう、例えば引き締めと緩和では同じ上振れでもポジティブかネガティブに取られるかが違う。


アプローチ法その③

指標結果を予想してポジションを仕込むというアプローチ法。
指標結果なんてわかるわけないということはなくいくつか結果予想する方法はある。

1.先行指標
いくつかの指標には先行指標と言われるものが存在する、そのままでその指標が遅行指標の結果を示す傾向にあるのでそれを根拠にするだけ、本日発表のISMや来週のJOLTS・雇用統計なんかも先行指標は存在する。
先行指標の中には的中率70%以上の精度を誇るものもあるので馬鹿にできない。
2.経済指標のトレンド
経済指標にもトレンドは存在する、直近のトレンドに順張りしておけばいいケースも多々ある、先行指標がトレンド継続を示している時なんかはそれなりの精度で動いてくれる。
3.直近の類似指標から推測
経済指標にも○○関連的な感じで類似指標というかカテゴリーがあるので該当カテゴリーの指標を細かくチェックしておくと見えてくるものがある。


アプローチ法その④

それでもわからなくて指標触りたくない時はアンワインドを狙う方法も。
重要度が高い指標は環境にもよりますが注目されることが多く、指標前には警戒によるポジションの手仕舞いが入りやすいので大きく戻すことは珍しいですがジリ上げやジリ下げがよく起きるのでそれを狙う方法。


他にもアプローチ法は存在しますが、ざっくり書き出しただけでもこれくらいはあります。


指標時の動きや値幅について

では指標時の動きや値幅はどうやって決まるのかというところだが、これからの考え方はあくまでも個人的な話です。
まずは値幅。
これはコンセンサス(市場予想)と結果のギャップによって生まれます、そのギャップが大きければ大きいほど値幅に繋がります。
よく織り込み云々言うてるのはこれです。

画像

上記画像は今夜発表のISMの予想ですが、赤で囲んだ部分がコンセンサスです。
前回値49.1から49.5と改善予想ですが、仮に結果が40.0だった場合かなりの値幅が出ます、逆に結果が49.5ならコンセンサス通りとなり値幅は出にくくなります。近い数値でも値幅は小さくなります。
因みに指標前に仕込むアプローチ法で最も警戒すべきが上下狩り取るライトセーバーでライトセーバーはコンセンサス通りだと起きやすいです。
で値幅を事前にある程度把握するにはどうするんって話ですが

1.先行指標
先行指標を用いてある程度結果を予測できるので見ているとあれコンセンサス思ったり弱いなみたいになることがあります。
極端な例でいくと先行指標は上振れを示唆しているのにコンセンサスは下振れを見ている時なんかは美味しいです。
2.直近のボラティリティ
1.みたいなことがあるとは言え予想もエコノミストがしているのである程度は当ててきます、毎回美味しい思いをできるわけではないの直近の同一指標のボラを確認します。
目安としては3ヶ月くらいかなとは思います、その指標での最大変動幅、最小変動幅、平均くらいは頭に入れてそれと今回のコンセンサスを加味して考えるとざっくりの値幅は出せます。
もちろん目安なので地合いに大きな変化があればそれは見直す必要があります。
3.指標の重要度
値幅の決まり方は基本上記ですが、これにプラスして指標の重要度が実際でる値幅に大きく関わります。
また重要度はその時の相場のテーマにもよってある程度変動します、少し前だとインフレでした。
注目度の高い指標はそれだけポジションも入ってくるので値幅がでます、逆に注目度の低い指標はギャップがあっても大した値幅にはなりません。


動きに関しては値幅ほど定型化できるものではないのでざっくりになりますが、ギャップが大きいときは順張りが定石で株なんかは特に逆張りしていると死にます。
コンセンサス通りはライトセーバー、重要度の低い指標なんかはギャップがあっても押し目や戻り提供になることが多く逆張りもありというのが個人的な感想。
また上振れ→金利上昇→ドル買い(他国も同様)が基本ですが個人的には指標の種類によるもののドル円がやりやすく、ゴールドはストップハントが目立つため地合いによって触るか決めています。
株は一番難しくて都合のいいように捉えることも多々あるのでその時の地合いや相場の楽観具合を加味する必要を感じます。
特に大きな変化がなかったときは指標結果<テクニカルで判断しています。


纏めると指標はギャンブルではないし、値幅や動き方にもしっかり理由があるので脳死でこうするみたいなのはないです。
また指標を意識した動きも存在するので少しでも経済指標に目を向けてみてもいいのではないでしょうか。
まずは土日に来週の経済指標を確認→経済指標を軸にシナリオを立てる→結果確認して結果に従ったアプローチをやってみるといい気がします。
因みにですが今は経済指標はあんまり……おっと誰か来たようだ。


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