天然ガスについて
※過去に書いた記事の移植ですので今現在だと変化しているものや時系列に合うようにカットしている部分があるので一部文章が変なところがあるかもしれません。
何故か最近触ってる人が多いので天然ガスにしました。
※この記事内で言うガスは全て天然ガスのことです。早速天然ガスの今後の動向ですがまぁ結論を言うとわからないです。
初っ端から趣旨破壊ですがまぁ理由があるので
天然ガスの基礎知識と一緒に動向に関わる要因とテクニカルで判断しない理由を添えて解説します。
そもそも天然ガスが個人投資家に活発に取引される様になったのはここ2〜3年のはずで、このことから過去チャートから参考にできる部分が薄くなります、テクニカル的な意味では。
天然ガスは埋蔵量としてはロシアが世界最大の埋蔵量を誇りその他にイランやなどが大きな埋蔵量きなります。
しかしイランは輸出するためのインフラが整っていません。
ガスの運搬方法はパイプラインとLNGに分かれており運搬方法によって値段のつけられ方が変わります。比率としてパイプラインとLNGは5:5です。
主にロシアのものは今までヨーロッパに輸出されていたんですがこれに使われていたのがあの有名なノルドストリームです。(爆破されました)
イメージとしてはあらゆるところにパイプラインが張り巡らされていてそれを使ってガスを運搬、それが無理な場合はLNGって感じです、日本はLNG。
まぁこんな感じでガスは運搬されそれぞれ価格が決められます、よってグローバルな統一価格が存在しません。
みんながグローバルな価格と思って見ているものはアメリカのヘンリーハブ価格になります。
他国のガス価格と比べると比較的安く推移してます。
このことからガスを取引するにあたってはまずその国のガス価格を考える必要性があります、これがガス取引の難易度が高い理由の一つです。
次にガスは過半数が発電に使われています。
発電に使われているということは代わりになるものがあるということです。
代表的なもので言うと石炭、ガスでやっていることは石炭でもできますのでガス価格が上がっているから石炭にしよう(逆も然り)みたいなことがあります。
アメリカにおいてはガス設備も石炭設備も整ってますのでガスを取引する際には石炭や原油などを考慮する必要があります。
このことから石炭や原油の変動要因も考えるのが合理的で考えることが多いことがわかります、これもガス取引の難易度を高くしてる要因の一つでしょう。
ここらへんから執筆当時の話になりますので現在の時系列とは合いません。
肝心のガス価格ですが(全体的)戦争前の価格まで戻って来ているのでまた需要が増えるものと考えられます。
特に産業に関してはガス価格で停止するかどうか考える(去年のドイツ産業がわかりやすい)ので需要が戻るとガスは不足します。
ヨーロッパは経済が戻ればほぼ確実にガス不足に陥り需要高になると考えられます。
そしてノルドストリームも爆破されてしまっていますのでロシアからの供給不足によりますますガス不足は深刻になります、そうするとヨーロッパへの輸出ということでアメリカもLNG設備投資され輸出量が増え国内マーケットはタイトに→自ずとヘンリーハブ価格も上昇傾向に。
またその他にゼロコロナ対策による中国のLNG需要の不確実性という要因があり、ロシアのガス供給は15%残っているがそれがどうなるかやLNGは規制されていないが今後どうなるかわからないという不確実性な要因もあります。
その他にもいくつか紹介すると、アメリカのシェールガスの生産量が停滞気味。
事業者が設備投資を控えているのですが理由としてバイデン政権はエネルギーの生産量を増やせエネルギー価格を下げろと言っていますが国内のパイプラインの敷設は認可されず矛盾が起きています。
生産量を増やすならパイプラインを増やさないといけなく、今のインフラ維持は可能だが輸出量を増やすなら必須なのにできないという問題がありますこれはヘンリーハブ価格に大きく影響するものと思われます。
オーストラリアのガス輸出規制もあり、去年オーストラリアは電力不足に陥ったのですが原因はガスの殆どを輸出に回してたのが原因で輸出規制をかけようという動きが見られます。
この様なものが変動要因になっていてそれぞれ地域毎に価格が異なるのでそれを考慮しつつ、かといって他の地域のガス価格が関係ない訳ではないので価格推移の予測が困難になります。
また原油などと違って価格に直結するような指標があまりなく判断が難しいです。
原油だと在庫気にする人もいますがそういったものも少なくまた在庫もパイプラインとLNGで変わってきますし季節変動要因はあるがそれだけでは判断できないので直近の値動きの原因がわからないことが多数です。
こういった理由からテクニカル的な判断も難しくかと言って外部的な要因を考えるにも素人には判断が難しいそれが天然ガスです。
結論として個人的にはボラティリティも激しく値動きの予測が難しい天然ガスは触るべきではないです。
ただし例外としてコモディティあるあるの一方通行相場では陰線(陽線)が出たら逆張りではなく陽線(陰線)が出ている時にゼロカを背にして突っ込むと無限に儲かるタイミングがありますのでその時だけは触ってもいいかなと思っています。


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