レンジは悪なのか?と平均回帰を使った手法
結論を先に述べるとレンジは悪ではない。
自分自身、昔はレンジでの勝率がトレンドがあるときに比べ著しく低く、良くて40%以下酷い時は10%程度の時もありました。
ForexTesterを使い克服しましたが、その時にレンジのメリットとデメリットは表裏一体であると思いました。
レンジのメリットは上下限で反発し続けるだけなので逆張りするだけ
デメリットは今現在トレンドの踊り場なのかレンジなのか判断が難しい。
レンジに対する感想は人それぞれだと思いますが、自身が生粋のトレンドフォロートレーダーであるため勝手にトレンドが出るというバイアスがかかりレンジで消耗する、また現在地がレンジであるかわからないためレンジであるという判断が遅れるのがレンジが苦手という要因だと結論付けました。
少し趣旨から脱線しますが個人的なレンジ克服方法は移動平均とファンダでした。
移動平均線を見続けていると(3銘柄×5年分くらいテスターで回しました)レンジ示唆である動きがあることがわかり初動こそ捉えられないものの判断が遅れる対策にはなりました。
またファンダ面から材料がないなら値動きが鈍くなるという判断ができます。
まさに今週なんかがそうでファンダ面を用いてレンジになる想定ができるため初動から判断できることも少なくないです。
例として中銀ウィークの翌週は毎週何も無いのでトレンドが出にくい傾向にあるのではなからレンジとして見ておけば消耗もしにくいです。
レンジに対するアプローチ法ですが、上記でレンジのメリットは上下限で反発し続けるだけとしました。これならレンジと最初からわかっていたらイージーゲームじゃないですか?
たまに「レンジは値幅がないから見るだけ無駄、見てる奴は馬鹿」みたいなの見かけますが、そういう人がトレンド発生を待っている間に上下取り続けていたらなんだかんだ結構な値幅になっていることも少なくないです。
そもそもトレードの利益はロット×値幅なのでロット張れば値幅なんて関係ないです、それでも僕は総合的に圧倒的にトレンド出てる方がありがたいですが。
話を戻すと要はレンジと最初からわかっていたら余裕という話で、極端な話一生レンジなら誰でも稼げそうじゃないですか?
そんな都合のいい話が、あります。
まず当たり前ですがトレンドが出る条件は○○/✕✕という通貨ペアにおいて○○が買われる(売られる)✕✕が売られる(買われる)もしくはどちらかが横這いでもう片方が買われるか売られるかが基本です。
たまに双方買われる(売られる)が片方が非常に強い(弱い)ことでギャップが生じトレンドが出ますが。
要はトレンドに必要なのはペアのギャップです、ではギャップはどうなったら発生するかですが基本は政策と経済です、地政学もありますがイレギュラーなので今回は省きます。
ドル円がいい例でドル円はよく日米金利差と言われますが日米で反対の政策をしているためそれが日米の名目金利差に反映されドル円の上値が軽くなっているわけです。
ユロルなんかはECBがFEDの猿真似をして引き締めまくったりしましたが経済は欧州<米国であり政策ギャップはさほどないものの経済格差で米国に軍配が上がりユロルの上値は重くなります。経済状況は当然政策に影響してきます。
裏を返せば政策ギャップもなく経済格差もないならギャップは生じない=トレンドが出ない=レンジとなります。
例を出せばオジニュジやユロポンが代表的です、例えばオジニュジですが同じオセアニア圏で経済格差も出にくく当然政策ギャップも出にくいです。
オーストラリア、ニュージーランドどちらも中国が最大の貿易相手であり中国が不調でも差が出にくく厳密に言えばオジは工業、ニュジは酪農で中国底入れ時はオジが先行傾向にありますがその程度です。
実際チャートを見ても日足レベルでもレンジを組み続けているのがわかります。
統計の類は素人なので専門家には突っ込まれそうですがChatGPTで算出した特定の条件下における乖離率を出したグラフでもオジニュジの平均回帰性が高いことがわかります。
このことからオジニュジはレンジ組む前提で回帰方向にポジることにエッジがあると判断できます。
イメージとしては上記画像のような感じで、中心線がオジニュジにおける適正価格(チャート形状から判断、レンジの中心)そこからある程度乖離したものは適正価格に回帰する、そのある程度の乖離が他通貨ペアと比較して傾向が見られるという話、そしてそれは政策や経済によるギャップが小さいことが要因という話です。
直近で言えばユロポンがやりやすくこそこそとこれを利用して値幅を稼いでいます。
こんな感じで視点によっては違う考え方もできるんじゃないかという記事でした。
他にもオプションではレンジ前提のポジションの組み方もありますし似たものとしてFXでもレンジ上等のスワップ目的のポジション構築などレンジに対するアプローチは色々あるので悪と決めつける前に色々考えてみてはどうでしょうか!


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