ドル円とゴールドは逆相関?
養分に人気のゴールドですが、よくゴールドの分析をするときにドル円が~と言っている人を見ますね。
今回はゴールドの分析にドル円が必要かどうかと他によく相関性を使って分析されているものに対しての感想を垂れ流します。
※ここから先はあくまで個人的な意見です。
まずドル円に関して、結論を先に述べると見る必要はありません。
当たり前すぎる話をあえてします。
まず一般的にはゴールドと言えばドル建てを指します、ここではCFDのティッカーシンボルであるXAU/USDを使って解説します。
XAU/USDはXAUとUSDの組み合わせでゴールドとドルによってレートが決定されます。
実際ドル円とゴールドにはある程度の相関性があります、それはドル円にもドルが噛んでいるからですよね、なので言ってしまえばドルストにも相関性が見られるわけです。
なのに何故ドル円なのか?それはゴールドとドル円は逆相関マンに聞いてみないとわかりません。
仮に円がドルと逆相関になりやすいからだとしましょう。
大きく見れば確かに逆相関で動いていますが、この背景にあるものは日米金利差であり政策のギャップによるものですので短期的には相関が外れる場面がいくつもあります。
つまり円からゴールドの値動きを判断するのは非合理的です。
つまり円は余計という事になります。
当たり前すぎて何を言っているんだと思われそうですので茶番はここら辺にしておきます。
要はドル円にしろユーロドルやポンドドルにしろドル以外の通貨がノイズなわけです、そして相関性がある程度あるのはドルが要因なので結論DXY(ドルインデックス)を見ればいいとなります。
ドルだけ見ればいいものをわざわざ円だのポンドだの邪魔なフローを入れる意味がわかりません。
次によく用いられる金利の話をすると、ゴールドと金利は逆相関を脳死で使っていると爆死する場面が来ます。
まずゴールドが金利(米金利)と逆相関になりやすいのはゴールドは通貨と違って金利を持たず、その特性から金利上昇すると金利のつかないゴールドは不要という事で売られます。(逆も然り)
また代表的なペアであるドル建てではドルが噛んでいるわけですが、ドルは基本的には金利と=になります(金利上昇=ドル高、金利低下=ドル安)そのためゴールドは金利と逆相関になりやすいわけです。
しかしゴールドは聞いたことある人もいるかもしれませんがリスクオフ銘柄です。
なにかあればヘッジとして買われます、直近で言えばまずコロナの副作用によって起きた高インフレです。インフレですので中銀は引き締めを行います、つまり金利は上がっていきます、教科書的(金利)に言えばゴールドは下がりますがインフレ懸念がされているためヘッジとして買われます。
この時当然金利は上昇、つまりドルも上昇ですがゴールドは上がります。
インフレ指標として期待インフレ率(青)とゴールド(橙)を比較したチャートになります、期待インフレが急激に上昇している場面でゴールドも大きく上昇しているのがわかります。
その他には地政学リスクによるヘッジ買い、直近で言えば中東不安の時ですね。
更に一番近いもので言えば中国の爆買いです、金利もそれなりに高くFEDの利下げ織り込みも後退しているにも関わらず上昇していました。
背景としては米中対立による外貨準備高の米資産を使った米国側の経済的制裁の対策としてPBOCが継続的に金を買っているのに加えて、自国通貨、不動産、株が全滅したため個人も現物買い、更にはレバをかけた投機勢もそれに乗っかってきたため中国がマーケットを支配しました。
こういった形で時には金利を無視するため脳死で逆相関として使っていると痛い目に合うかもしれません。
金利云々の前にまずヘッジに使われる銘柄であることは頭に入れておいた方がいいです。
最後は株との相関です。
株はリスクオンで買われ、ゴールドはリスクオフで買われるので逆相関!についてです
実際に比較チャートを見てみましょう。
ところどころ逆相関はあるものの逆相関として使うには厳しい相関関係ではないでしょうか。
というのも逆相関するのは典型的なリスクオフの時が多いです。
戦争!→リスク資産は売ってヘッジでゴールド買い!こういう流れです。
そもそも株が曲者で、株にとって金利上昇なんて1ミリも良いことがありません、そういう意味では金利上昇=ゴールド売り、株売りなので順相関になります。
しかし同じ金利上昇でもインフレによる上昇と堅調な経済による金利上昇は意味が違います、後者であれば経済が堅調なので株を売る理由がありません、なのでこの場合はゴールドと逆相関です、このように株とゴールドは逆相関になったり順相関になったりするので相関性ではなくそのフローの背景を理解する方が大事になってきます。
まとめ
ドルにしろ金利にしろ株にしろ完全な相関関係ではなく地合いによって左右されるため、分析に取り入れるならその背景を理解したうえで相関性を用いてトレードに適用するのがいいと個人的には思います。


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