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短答式試験までの使用教材まとめと勉強方法

今朝、CPAのボーダー予想があり、75%でした。
おそらく合格しました。5月の雪辱を果たすことができて本当に嬉しいです。

それにしても、平均点が高いですね...78.8%をとっても、どちらかと言えばボーダー付近にいるとは。

以下、学習方法などについて書いていきますが、僕はどちらかと言えば凡人側の人間ですので、参考にしていただける方も多いと思っています。

では、5月短答後〜短答式までの使用教材をまとめます。

財務計算

田中レジュメ:5短後から使用。前年度版はほぼ短問と内容が同一でしたが、改訂を経てかなりパワーアップ。コントレに近い完成度になったと思います。網羅性、難易度ともに○。3回解いてからは、メンテナンス用に目解き中心で回してました(特に個別論点)。あと、レジュメ以上に俯瞰図が神です。体系的にまとまっているので、理解度がかなり高まりますし、復習のメンテナンスが楽すぎる。ミスノートにもなるので、財計に関してはこれに一元化してました。

コントレ:5短時から使用してましたが、田中レジュメがある程度定着してから再度解きました。その後、構造論点はコントレを回してました。(主に目解き)個別論点は、田中レジュメを回してたので、一度解いてからはほとんど解いてません。企業結合・事業分離はコントレか田中レジュメがおすすめです(あるべき仕訳、連結の視点を学べるので)

高野レジュメ:短答模試後、抜けてる論点が不明確だった(回転教材では溶けるが、初見では解けない論点が不明確)ので、推奨はされてないですが初見対策も兼ねて解きました。2週間で1周し、ミスった論点を俯瞰図にメモ。2周目もすべての問題を解きました。この時点で残り2週間。あとは、2周目も間違えた論点を目解きも兼ねながら2〜3周しました。なので、結果としては1ヶ月でミニマム3周、マックスで6周くらいはしてます。
結果、本試験ではあまり差が出ない内容だったので、活きたかどうかはわからないのですが、計算の実力は伸びたと思いますし、個人的には連結C/Sに強制的に触れられたのがよかったです。

その他:税理士簿財・簿記1級も受験してたので、過去問中心に解きました。個別総合対策にもなりますし、今回の本試験では理論、計算ともに簿記論的な問題が結構出たような気がするので、リスクヘッジも兼ねて、受けてみてもいいかも?

財務理論

折原レジュメ・スマコア+:基本的にはこれのみ回してました。コンパクトかつ、頻出論点やひっかけポイントを効率的に押さえられるので、時間が限られている方にはおすすめ。ただ、正直回転の仕方をミスったと思っていて、今からやるなら
①講義受講②該当章のスマコア3周③3周目でもミスっった論点をレジュメに加工
というステップで復習などしていくかなと思います。参考までに。

自作レジュメ:収益認識・金融商品・連結税効果・S・Oなど、頻出論点かつ理解が浅い論点は個人的にまとめました。基本的には1論点1pにまとめて、俯瞰的に復習できるようにしました。収益認識、金融商品などは論点が多いので複数ページに渡りましたが…。個人的にはかなり助かりましたね。収益認識はライセンスについてもまとめの中で触れたので、直前で確認でき、確信を持って正答できました。こちらのまとめについてもアップします。(なぜか不具合でアップできないので、少々お待ちください)

Web問:直前期に理論が伸び悩んだので、過去問を押さえる趣旨で何周かしました。過去問のみ。過去問は確実に全て押さえるのが、理論を安定させるコツです。脳死で過去問と同じ肢がきたら切れるレベルまで。

管理計算

ikbレジュメ:回転教材。5短時も使用していました。管理の計算は典型論点を押さえれば高得点とは言わずとも、安定はします。理論が安定すれば、7割程度は安定して望めると思うので、最優先事項は過去問を完璧に押さえることだと思います。その意味では短問もありですが、重複論点等も多いですし、回転教材としては効率性の面から今ひとつ。なので、
ikbレジュメで論点を抑える→理解が定着したら、短問にのみ掲載されている問題で初見対策
という流れがいいのかなと思います。
ちなみに、唯一切っていた論点は、ABCのチャネル別です。触れてすらいません。
また、ある程度周回し、定着してきたら、解答プロセスを言語化したり図解することも理解を促進させます。僕はスプレッドシートにまとめていました。要望があったので、もしよければ活用していただければと思います。

過去答練:初見対策のために、過去答練をメルカリで購入して解いたり、過去の短直でミスった論点だけ回転対象に含めたりはしてました。これは、レジュメの定着度がかなり高まった時点でやってました。

管理計算は、とにかく過去問だと思います!「なんか見たことある」という問題を増やすことが、苦手意識をなくすとともに点数を安定させるコツだと思います。

管理理論

ikbレジュメ:5短時から使用。理論対策なら一択なのでは。とはいえ、あまり固い文章を読み慣れていない人からすると読みにくいと感じるのかも。個人的にはそんなことありませんでしたが。ふわっとした理論を固められる良教材だと思いますし、論文への橋渡しも兼ねてる部分もあり、論文期に移行しやすいのかなと思います。

Lecの理論問題集:ikb先生の古巣であるLecの理論問題集は、おそらくikb先生が作成したものであり、ikbレジュメを元に作成されているものだと思います(掲載されている論点・解説がikbレジュメに載っているものと瓜二つ)。その意味では、ikbレジュメの副教材的な位置付けになるので、ikbレジュメとの相性は短問よりいいのかと。必要不可欠かと言われればそうではない。基本的に理論は過去問を押さえることが優先なので。

過去問:例に漏れず、理論は過去問を押さえることです。ここで、ikbレジュメと短問に掲載されている過去問は重複しているものがほとんどですが、一部被っていないものもあるので、網羅的に抑えたい人はどちらも過去問部分はやるのがおすすめ。ちなみにLecの問題集は、いわゆる空欄穴埋め形式の過去問も掲載されているので、形式が変わった現在では目を通しておくのもいいかも。まぁ、審査会のHPに掲載されている過去問を眺めればいいだけの話なんですけど、ある年度以降は掲載されてないので、そこは問題集で保管する必要がありますね。

自作まとめレジュメ:管理理論は、配点の割に回転に時間がかかるので、最終的には論点まとめレジュメを作成して、それを回転させてました。手前味噌ですが、原価計算基準のまとめレジュメはかなりの自信作です。全ての基準の内容を図解にして落とし込んでますので、あの固い文章を読んでもなかなかイメージがつかないという人にはぜひ見てもらいたいです。noteで販売します。管理会計分野も、かなりうまくまとまってます。

ちなみに、今回出題された計算論点のFCFの算定は、正直計算というよりかは理論論点でしょう。難易度Cとされてますが、理論で仮にFCFの範囲が出たなら過去問にも出題されたこともありますし、難易度Aでしょう。

監査論

松本レジュメ:これ一択でしょう。これ以外を選択するメリットがあるとすれば、重いということくらいでしょうか?(TACは1冊で完結するらしいので)
個人的には、松本レジュメの細かいレイアウトが本当に好きで、ストレスなく読めることが推奨する点です。(逆にいうと、テキストなどはフォントなどが個人的な好みと合わない)
とはいえ、網羅性の観点から言えば、松本レジュメを使用しないだけでディスアドバンテージでしょう。これを超えようと思えば、もはや監基報の読み込みになります笑
例に漏れず、理論科目は過去問を押さえることが必須です。ほぼ全ての過去問が掲載されてますから、これを押さえるのがまず最優先。その後、答練等で出題される細かい論点や過去問未出題論点を押さえるのがいいでしょう。
ですが、明らかに監査論の出題傾向は前回から変わっています。細かい論点、理解度が問われる論点に変化してきており、いわゆる頻出論点の比率が減ってきています。ということで、もし仮に今から監査論を勉強するならこのステップでやると思います。

①講義受講②該当章の過去問を解く③該当章の基準・監査基準報告書を読む(レジュメにすら掲載されていない論点は、マーカーを引くなどしておく)

③のステップを追加したのは、現在の本試験の傾向を踏まえた対策です。とはいえこれは、レジュメ未掲載論点にまで手を出せ、という話ではなく、シンプル監査基準の前文や監査基準報告書を読むこと自体は、監査論の理解に有用だろうと思うからです。また、論文式試験への布石にもなりますし。仮に、本試験で誰も知らないような論点(5月短答の二重日付のような論点。いまだにこの出題には文句あり)が出てきたとしても、見たことがないのと、一度でも読んだことがあるのでは、かなり違うだろうという判断です。
もちろん、暗記する目的で読め、ということではありませんからね。学んだ内容を原文でも確認しておこう、という趣旨です。読むだけならそこまで時間はかかりませんから。なんというか、「原文を読めよ」という審査会のメッセージを感じるんですよね…

回転のペースとしては、基本的には2週間で一周ですが、直前期は1週間で1周、3日で1周、というように絞り込んで回転速度を高めていきました。
理論の回転速度を高める方法についてはまた別の記事で後述します。

自作レジュメ:構造的に理解したい論点などをはじめ、俯瞰図を作成しました。GC、不正、内部統制監査あたりは監査の実施の流れの順番でまとめを作っているので、かなりわかりやすくできてると思います。これもnoteで販売します。よければサンプルも載せてるので、いいなと思ってくれた方は購入していただけると大変嬉しいです。

↓単品での購入もできますが、まとめ購入の方がお得です。


企業法

コンサマ:企業法は正直コンサマで十分すぎるくらいです。使用方法は以下の通り。
①講義受講(もうコンサマベースで受けてました。コンサマにマーカーを引く。判例部分はどうせ論文期にやるので、講義も話半分に聞く。結論だけ暗記)
②例に漏れず、過去問が最重要なので、Web問等で過去問を解く
③過去問出題論点をコンサマにメモ(どの程度メモするかは人によりますが、僕は、出題年度(R7I、H31Ⅱなど)や、コンサマ未掲載論点、ひっかけの具体例をメモしていました。出題年度まで掲載する趣旨は、出題間隔から、ある程度ヤマを貼れるからです。
③後は、コンサマをひたすら周回。ペースとしては、1日40p目安で読むと、1週間で1回転できます。
④答練で出題された論点は色違いのマーカーでコンサマを加工。
⑤最後の1ヶ月は、Web問の過去問と、過去の答練を再度解き、間違えた論点を赤マーカーで加工。
⑥最終的には3日で1周。マーカー部分だけの読み込みなら1日で1周してました。

企業法は本当にコンサマしか使ってないです。資金調達あたりをまとめレジュメ作ろうかと思ったんですが、量が莫大すぎたのと、うまく1pにまとめられなくて挫折しました。

あ、ちなみに、5短後は企業の講義は受けてないです。空き時間に聞き流しはしてましたが。

以上です。参考になれば嬉しいです。

もし、論点まとめレジュメを購入してくださる方がいらしゃったら、こちらもご覧ください。





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短答式試験までの使用教材まとめと勉強方法|イナエ
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