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当初は「脳外科医竹田くん」こと松井医師を庇っていた徳洲会も、 さすがに最後まで庇い切ることはできなかったということだろう。 結果として現場から外れ、約10か月後に退職。組織としては、かなり異例の経過に見える。 ここから先、正直なところ どこに行くのかは非常に気になる。 医師免許がある以上、 「医者を辞めない」可能性は高い。 しかし、雇う側のリスクは極端に高い。 まず前提として、 一度でも ・重大インシデント ・社会的注目 ・メディア露出 が絡んだ医師を雇う場合、 医療安全・法務・広報のすべてが連動してリスクを背負う。 仮に配置するとしても、患者と接する ・一般外来 ・救急 ・手術 はまず無理。 現実的には ・健診 ・書類業務 ・対面を極力避けた業務 になるが、それでもゼロリスクではない。 なぜなら、 何か一つ起きた瞬間に「なぜその医師を雇ったのか」「過去を把握していたのか」と雇用側が必ず問われるからだ。 つまりこれは 個人の問題ではなく、雇用判断そのものが経営リスクになる案件。 さらに厄介なのは、 ・職員の士気 ・内部告発リスク ・患者からの信頼 にも確実に影響する点。 「人手不足だから」 「医師免許があるから」 このレベルの理由で雇うと、 組織全体を巻き込んで炎上する可能性がある。 雇うなら ・職務限定 ・業務範囲の明確化 ・監督責任の所在 ・インシデント時の即時対応フロー ここまで作り込まなければならない。 それができない組織は、そもそも雇う資格がない。 この件は 「一人の医師の再就職問題」ではなく、医療法人のガバナンスとリスク管理能力が試される事例だと思う。
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EARLの医学&AIノート
@EARL_med_tw
松井宏樹医師について、2025年1月から診療業務を完全に外れ、同年10月31日付当院を退職となりました。 2025年12月8日 吹田徳洲会病院 suita.tokushukai.or.jp/notice/2025-12
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