吉村洋文代表「民主党政権でえらい目にあった」高校生扶養控除の縮小は「阻止する」と宣言
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事=50)が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。政府・与党内で「高校生扶養控除」縮小が検討されていると報じられたことについて、過去の事例を振り返りながら、あらためて反対の立場を表明した。 【写真】記者団の取材に応じる日本維新の会の吉村代表 高校生の子を持つ親の税負担を控除する「高校生扶養控除」について、このほど、一部メディアで政府・与党が来年度の税制改正において縮小の方向で検討に入ったなどと報じられ、ネット上で反発の声を含むさまざまな論議を呼んでいた。高市早苗首相(64)は報道後の6日深夜、その報道に対し「私が縮減に関する指示を出したということもありませんし、与党税制調査会で本件について決定した事実もありません」と否定。吉村氏も7日には、高市氏の投稿内容を伝える記事を引用し「高校生の扶養控除縮小は、『明確に反対』だ。明日、税調担当が、維新の考えを伝える段取りになっているが、『明確に反対』であることを伝える。認めない」と記していた。 吉村氏は今回の投稿で、高校生扶養控除の縮小に反対する声を伝えた記事を引用。記事内では、旧民主党政権(09~12年)が、所得制限のない「子ども手当」導入と引き換えに、年少扶養控除を廃止した結果、少子化が加速したとの分析も伝えている。吉村氏はその内容も踏まえ「高校生の扶養控除縮小は、明確に反対であり、認めない」とあらためて訴えると「民主党政権でえらい目にあった。微力ながら与党の一翼を担う立場として、高校生の扶養控除縮小は、阻止する」と決意を記した。