「ばかか」と叱責 平手で頭叩く 仙台国税局でまたパワハラ発覚 40代管理職を10分の1減給処分(東北放送)
ハラスメントが人権侵害であることは、ぼんやり分っていても、
的確にどの行為がセーフなのかアウトなのか、
まだまだ個人の判断基準が定まらない。
簡単に言えば、ハラスメントとは、
「自分がされて嫌なことは、相手にしない」に尽きる。
しかし、人間は感情の生き物だ。
立場によって、またその日の体調や、家庭でのエピソードの延長など、
メンタルにおいて、一定のクオリティーを保つのが難しいケースもある。
しかし、オンとオフの切り替えができないと、悲劇を招来させる。
最近、黒白の線引きがあまりに明確で、
グレーゾーンを許さない風潮が散見される。
しかし、グレーゾーン、すなわち遊びの部分は必要だ。
車のブレーキも、遊びがなければ急ブレーキで危なく、
安全に、スムーズに止まれまい。
杓子定規に物事を進めず、互助の精神も大切だ。
つまり、お互い様の部分だ。
報道のケースは、その詳細はわからないが、
暴力行為は別として、
「指示した業務をやってもらえないことや
何度も同じ説明をされることがありイラっとした」
は、誰にでもあることのように思える。
その感情の持って行き方が問題とされる。
対象職員が、新人なのか、ベテランなのかにもよる。
いつも、すべてにおいて、冷静沈着が求められるとしたならば、
管理職をする人はいなくなる。
昨日の、クマの誤射と同じではないか。
教育と、注意喚起で何とかなるレベルなら、
過度な叱責は慎まなければならないが、
ハラスメントは私怨が絡むと、
ますます事実関係を判断するのが難しくなる。
要は、玉石混交の職場において、
気持ちよく仕事ができる環境を整えることがハラスメント防止の目的だ。
それは、一般に管理職の職務と言えるが、
当然に、職員の協力も不可欠だ。
終身雇用の「会社は家族」の感覚がなくなってきたために、
ハラスメントが多く取りざたされるようになってきた側面もある。
上司は業績を上げるために本気で叱り、社員は歯を食いしばって食らいつく、
仕事に「根性」が求められたのは、過去の産物か。