「金銭的な不安がないので、仕事にも思いっきり取り組めるんです」

 確定申告などもきっちり行い、現在の総資産内訳は、株式・投資信託などの金融資産、タワマンなどの不動産投資、キャッシュで購入した都内の自宅評価額などを含めて約6億円。それでも、スーパー値引き購入の“節約生活”は続いている。

 さらには、「お気に入りのスーパーの株を家族4人で持っています。10%引きクーポンが株主優待なのですが、年間250枚もらえるので使い切ります。そのスーパーのクレジットカード利用で5%オフの毎週日曜日に、子どもと買い物に行き、まとめ買い。食費は週1万5000円ぐらいですが、毎回15%引きで購入できるため、年間11万2500円節約できます。航空会社、ファミレス、チェーン飲食店、家電量販店など、生活に関わる企業の株を家族全員で幅広く買って、優待生活を家族みんなで楽しんでいます。あとは、マイレージやポイントの“ポイ活”も徹底しています」と熱弁する。

 1日何件も打ち合わせをこなすなどスケジュールがびっしりで忙しそうな男性。インスタグラム(@1972dankai_jr)でリアルな生活の一端を投稿している。自宅はキャッシュで買い、不動産投資もやっているのだから、配当金を含めた不労所得だけで、バリバリ働かなくても暮らしていけるのではないか。

「確かに、今、もしリストラされても『あっ、そうですか』と言えます。だからと言って会社を辞めるわけではありません。心の余裕が持てる。これが投資の最大のメリットだと思います。金銭的な不安がないので、仕事にも思いっきり取り組めるんです。もともと好きな業種ですし、健康と時間を大切にして、仕事はこれからも続けたいですね。元本割れなどのリスクはありますが、投資は人生を変えるきっかけになります。おじさん世代であっても、今からでも遅くないです。50歳から投資を始めても80歳まで30年間あります。お金に働いてもらうシステムを確立できれば、お金は勝手に増えていきます。自分のライフワークや趣味も存分に楽しめます。投資をモチベーションにすれば人生が楽しくなると思います」とメッセージを寄せた。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム