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“誰よりも失敗した”ことが、人生でいちばん意味のある経験だった

失敗はしたくない。ミスも起こしたくない。

周りの目を気にしていた頃の私は、 そんなことばかりを考えていました。

「変に思われたくない」 「評価を下げたくない」 「怒られたくない」 「周りの目が気になって動けない」

そう思うあまり、 自分の頭で考えることをやめ、 言われたことを言われた通りにしか できない作業員になっていたのです。

「君の代わりはいくらでもいる」 そんな言葉を言われたこともありました。

その一言が突き刺さって、 何も言い返せなかった。

すごく悔しかった。 言われたことよりも、 無能だと知った自分自身に 悔しかった。

ミス=失敗ではない

そもそも、失敗とは何でしょうか?

挑戦して、うまくいかなかったこと? ミスをして、怒られたこと? 恥をかいたこと?

私の考える「本当の失敗」とは、 途中で諦めたとき。何も学ばなかったとき。

この2つが揃ったときに初めて、 それは"失敗"と呼ぶのだと思っています。

挑戦から生まれるミスは 「経験」になる。

やってみた。 うまくいかなかった。 でも、なぜうまくいかなかったかを 振り返り、次に活かす。

恥をかくこともある。 ミスで信頼を落とすこともある。

でも、その過程にこそ"伸びしろ"がある。 自分が思っていた以上のことを 学ぶチャンスが、そこにあるのです。

このサイクルがある限り、 それは「失敗」ではなく 「経験」になるのです。

「周りの目」から、「自分の軸」へ

当時の私は、 まわりの反応ばかり気にしていました。 だから、リスクを避け、 無難に振る舞うことを選んでいた。

できない人間だと思われたくない。かっこ悪いところを知られたくない。 そんな変なプライドばかりが 邪魔をしていたのです。

怒られたあとに、人の本質が出る

ある時、職場でミスをして 上司に叱責されたことがありました。

自分の中では「悪気はなかった」し、 「そこまで大きなミスではない」と思っていた。

でも、その時の私は完全に受け身で、 完全に他責思考で 自分のせいではないと思い込んでいました。

報連相も遅れ、 周囲に余計な手間をかけてしまっていたのです。

ミスそのものよりも、 その後の行動や姿勢にこそ問題があった──

そう気づけたのは、いろいろな経験を 重ねた大人になってからのことでした。

怒られた直後、人は大きく分かれると思います。

  • 反省し、次に活かそうとする人

  • 人や物のせいにして、まったく反省しない人

でも、こうした他責の姿勢は、 責めるよりも理解するほうが 大事だと私は思っています。

なぜなら── 人間は、言い訳したくなる生き物だからです。

失敗したとき、 「指示が曖昧だった」 「タイミングが悪かった」 「そもそも環境が整ってなかった」 ……と言いたくなる気持ち、すごくよくわかります。

人間はみんな、 言い訳や他人のせいにしたいもの。 だって、楽だから。

でもその場をうまく凌げても、 人としての価値が、 少しずつ下がっていることに 気づけないんです。

自責思考を持てるようになった転機

私が「自責思考」を意識するようになったのは、 仕事で大きな失敗をした後のことでした。

「なんであの時ちゃんと 確認しなかったんだろう」
「なんで"まあ大丈夫だろう"で 済ませてしまったんだろう」

悔しさと、情けなさと、申し訳なさ。 いろんな感情が一気に押し寄せてきました。

任せてくれた、できると信じてくれた 上司に申し訳ない。
代わりに謝罪をしてもらっている姿を見て、 胸が締め付けられました。

そのとき初めて、 「これは自分の甘さだった」と、 腹の底から思えたんです。

上司の言い方とか、周りのフォローとか
それまでなら何かしら言い訳を探していた。

でもその日は、そうじゃなかった。

「この失敗は、自分で受け止めよう」
「自分が変わらないと、また繰り返す」 そう腹を括れた瞬間がありました。

「寄り添える人」になるために必要だったこと

あなたは、失敗した人を見たとき、 どう思いますか?
バカにしますか?
見て見ぬふりをしますか?

本当に強い人は、 人の心に寄り添える人だ。
なぜなら、失敗の痛みを知っているから。

ただ叱るだけでも、 ただ励ますだけでもなく、
その人の立場に立って考え、 静かに寄り添う。

それができるのは、 自分自身が失敗を通ってきた 経験があるからこそなのです。

失敗は、人に優しくなれるだけじゃありません。

人として、強くなれる。乗り越える力を、自分の中に蓄えられる。
そしてそれが、また新しい挑戦の 土台になっていくのです。

必要な失敗、不必要な失敗──あなたはどう捉えますか?

私の考える**「必要な失敗」**とは:

  • 自分の意思で挑戦した結果のミス

  • 結果はうまくいかなかったけれど、 そこから何かを学べたこと

  • 痛みと向き合い、人として 深みが増すような経験

逆に**「不必要な失敗」**は:

  • やる前から逃げてしまうこと

  • 同じ過ちを繰り返してしまうこと

  • 起きた出来事から何も学ばず、 他人や環境のせいにして終わってしまうこと

あなたの"失敗"は、 きっと必要なものだった。

もし今、過去の失敗を悔やんでいたり、 チャレンジをためらっていたりするなら、 こう伝えたいです。

ミスを恐れなくていい。大切なのは「その後」どうするか。

途中で諦めなければ、学びがあれば、 それはあなたの"経験値"として 必ず残ります。 経験は人生の財産。 お金では買えない、 かけがえのないものです。

「失敗=終わり」じゃない。成功者たちも同じだった

エジソンは、電球を発明するまでに 何千回も実験に失敗しました。 でも彼はこう言います。 「失敗したのではない。 うまくいかない方法を 1万通り見つけただけだ」と。

マイケル・ジョーダンはこう語ります。 「何千本もシュートを外し、 試合を決めるシュートを 何度も任されては失敗した。 だから私は成功した。」

『ハリー・ポッター』の作者、 J.K.ローリングも最初から 順風満帆ではありませんでした。 彼女は12社以上から原稿を断られ続け、 それでも書くことをやめなかった。 だからこそ、あれほど多くの人の心を 動かす物語が生まれたのです。

その時だけを見たら"失敗"でも、 人生という物語で見れば"経験"だった。

失敗やミスを恐れる人へ

頼まれごとは試されごと。 あと先のことは考えずに「今」に集中して 全力で取り組んでみよう。

それが現状を打開する唯一の方法。

できないことは任されない。 「明日から社長をしろ」 「1億円の商談を決めてこい」 なんてことは、最初から任されない。

最初は、できそうなことしか 頼まれないので、大丈夫。

『100点は出せなくても MAXは出せるやろ』

挑戦した人のことを、 笑える人なんていない。本気で頑張っている人は、 失敗した人にこそ敬意を持っている。

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