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【看病】排卵痛で体調が悪い君…知らなくてごめんね。/Novel by 童夢☆

【看病】排卵痛で体調が悪い君…知らなくてごめんね。

2,491 character(s)4 mins

<概要>
彼女とのデート当日。
待ち合わせ場所に現れない彼女からデートを中止にしたいと申し出が…。
彼女は急用だと言うが、体調不良を隠していると気付いた俺は君の家に向かうことに。

◇彼氏…彼女のことが大好き。小さな変化に気付く優しい彼。
◇彼女(君)…彼氏と付き合っている。隠し事をする時や嘘をつく時は一方的に話を終わらせるクセがある。彼氏はそれに気づいているが本人に自覚はない。

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()…状況や動きの説明
〔相手:〕…相手のセリフ
【】…SEについて(あるとより良いが、なくても可)


<本編>
(彼女とデート。待ち合わせ場所に。彼女よりも先に着く。)

そろそろ待ち合わせの時間だけど…、俺の方が早かったか。
珍しいな…。いつもは俺の方が遅いのに。

【SE:スマホのバイブレーション】
(着信に気付きスマホを探す)

ん?スマホ鳴ってる?

(彼女と電話で話す。彼女からデートを中止にしたいと言われる。)

あ、もしもし?先に着いてるよー。
え?デートを中止にしたい?どうした?何かあった?

〔彼女:急用ができて…。埋め合わせはちゃんとするから…。〕

急用?俺は全然大丈夫だし、埋め合わせなんて気にしなくていいけど…君は大丈夫?
急用ってことは何かあったんだろ?俺にできることならするよ?

〔彼女:ほんとに大丈夫だから…。ごめんね。また連絡するね。〕

あ…、電話切れちゃった…。ずいぶん一方的だな。
急用なんて言ってたけど…、これはきっと…。

(彼女の家に向かう。)
【SE:インターホン】

俺だけど、開けてくれる?
よっ!気になったから来ちゃった♪それで?風邪でも引いた?それとも頭が痛い?

(彼女は体調不良だと見抜かれていることに驚いている。)

あはは!分かるよ、そりゃ~。ていうか、分かりやすすぎ!
自分では気づいていないだろうけど、何かを隠したり嘘ついたりする時は一方的に話を終わらせるクセがあるんだよ、君は。
そうじゃない時は、君からは絶対話を切らないし、電話なんて尚更。毎回俺が切るんだもん。
だから、急用じゃないなって…。
それで俺に隠すことって言えば体調が悪いのかなって、そう思ってさ。

ほらほら、とりあえず中に入れて?
もうここまで来ちゃったんだから、俺がすんなり帰るわけないってこと、君なら分かってるでしょ?
はーい!お邪魔しまーす!

(彼女の部屋に入る。)

さあ、座って?顔色良くないし辛いんだろ?熱は?計った?

〔彼女:風邪じゃない…。〕

え?風邪じゃない?それじゃやっぱり頭痛?

〔彼女:女の子ので…。〕

女の子の…?え、でもこないだって言ってなかったっけ?
あの時も辛そうだったからよく覚えてるよ。そんな短い周期で来るの?

〔彼女:生理じゃなくて、排卵痛で辛くて…。〕

排卵痛…?…えっと…、ごめん。初めて聞いた。
生理痛はよく聞くし、君も毎月辛そうだから俺も分かるけど…。
排卵痛ってことは、卵子が排出される時期に体調が悪くなるってこと?

(彼女が辛そうなのに無知だった自分にがっかりする。)

そう、なんだ…。ごめん、俺ほんとに何も知らなかった…。
それじゃ、生理痛だけじゃなくて毎月排卵痛もあるってこと?

〔彼女:排卵痛は毎月じゃないけど、時々辛い時があって…。〕

へー…。女の子ってほんとに大変だよな…。いつもお疲れ様。
とりあえず、横になった方が楽なんじゃない?

(ソファーに座り、膝枕をする。)

ほら、俺の膝に頭乗せて?うん、おいで。
身体冷えないようにブランケットかけるよ?首、辛くない?…うん、それならよかった。

(横になった彼女の背中を擦りながら。)

よしよし…。背中擦るけど嫌だったら言ってね?

それでさ、排卵痛ってどんな感じ?
生理痛はお腹とか腰とか頭が痛くなって、気持ち悪くなったりするんだよね?
あと、出血してるのと同じだから貧血も起きやすいんだっけ?それと同じ感じ?

あ、少し違うんだ…。
ん?お腹がシクシク痛むんだ。それから?頭や腰が痛くなるのは生理の時と同じなんだね。
それからめまいも?出血はしてないんだよね?それでもフラフラするのか…。それは辛い…。
それに加えて気持ち悪さもあるの?あと下半身がめっちゃだるい…?

はぁ~…。フルコンボだな…。
よしよし…、かわいそうに…。早く楽になれ~…。

そんなのが襲ってきたら、そりゃデートどころじゃないよな。
ちゃんとデートを中止にしたいって言ってくれてほんとによかった。
君は体調悪くても無理しちゃうことが多いからさ。
まあ、今回は君から言うくらいだからよっぽど辛いんだろうけど…。
そうじゃなくても無理しなくていいんだからね?
今日は俺が傍に居るから、甘えて?

(彼女が遠慮している。)

あれ?遠慮してる?
今日は元々デートの予定だったんだから。体調が悪いなら尚更、君の傍に居るよ。何でも言って?
それにさ、男には分からないこともあるからさ…。排卵痛なんて考えたこともなかったし…。
生理痛だって、身近に居なかったら知らなかっただろうし…。

でも、女の子は毎月抱えながら日常生活をこなしてるんだから。ほんとにすごいよ。
知らないから気にかけてあげられなくて無理させちゃうこともあると思うんだ。
だから、そういうことも遠慮せず言ってほしい。
知ればこんな俺でも何かできることがあるかもしれないしさ。

(彼女が抱き着いてくる。泣いている様子。)

んー?どうした?そんなに俺にぎゅってして…。って泣いてる?
俺なんかまずいこと言った?それだったら謝るから言って…、え?嬉しかった?
嬉しくて泣いてるの?俺、当たり前のことしか言ってないんだけど…。

〔彼女:排卵期は情緒も不安定になるから…〕

…ん?あーそうなんだ…。涙もろくなったり情緒が不安定になったりもするのか…。
それで、涙が出てきちゃったの?そっかそっか…。

でもさ、この先もずっと俺たちは一緒に居るんだから、君のことをもっと知っていかないとって思うんだ。
ね?君は俺の隣りにずっと居てくれるんでしょ?

(彼女が頷く)

うん。それじゃ、何でも言ってくれればいいし、俺に甘えて?もっと頼ってよ。
うん。約束ね。

あ、そうだ!
とりあえず体調が悪いことは確信してたからさ、色々買ってきたんだよ。
ゼリーとか栄養ドリンクとか…、あとスープも。
ん?ゼリー食べたい?わかった。じゃあ、一緒に食べよっか。


☆完☆

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