今回の件を通じて、私自身が強く感じたのは
「減量後という特殊な状態での張り手行為が、想像以上に危険である」
という現実です。
計量後の選手は、一般的に
•脱水状態
•低血圧
•低血糖
•反射・バランス能力の低下
といった、極めて不安定な身体状態にあります。
これは格闘技関係者であれば、誰もが理解している前提です。
その状態で、顔面・顎・頸部への張り手(ビンタ)が加わると、
単なる痛みやパフォーマンスの問題では済まなくなります。
張り手は
•頸動脈
•迷走神経
•顎関節
といった部位を同時に刺激し、
一瞬の意識消失(失神)を引き起こす可能性がある行為です。
特に減量後は、
この反射が通常時よりも強く・急激に出やすいことが知られています。
今回、私自身が経験したように、
失神を伴えば、自身の意思とは無関係に転倒が起きます。
問題はその「二次被害」です。
後方へ倒れた場合、
•後頭部
•脳幹・小脳に近い部位
をコンクリートなどの硬い地面に強打する危険性があります。
これは競技上の攻防ではなく、
生命に直結する外傷リスクを伴います。
実際に私は、
計量後の出来事により試合は中止となり、
医師の判断で数ヶ月間の出場停止を余儀なくされました。
ここで強調したいのは、
誰かを責めたいのではないという点です。
今回の経験を通じて私が伝えたいのは、
•減量後の選手は「戦える状態」ではないこと
•計量後は、いかなる身体的接触も重大事故につながり得ること
•興行・競技の安全性は、選手の自制と運営の明確な線引きで守られるべきこと
この3点です。
格闘技は命を削る競技です。
だからこそ、
試合以外の場面で命を危険にさらす行為が起きてはならない。
今回の出来事が、
今後の大会運営や選手同士の振る舞いを見直す
一つのきっかけになればと思っています。
#やるべしたら
#北海道喧嘩自慢