テレ東「午後のロードショー」12月前半、必見の傑作映画(5)ハリウッドの破壊王が手掛けた異色SFは?
名作アクションやB級の掘り出し物まで、平日の午後に映画ファンを喜ばせ続けている「午後のロードショー」(テレビ東京系)。今回は、そんな「午後ロー」が贈る 2025年12月前半の注目作を5本セレクト。政治サスペンスの名作から、90年代のSFコメディの良作まで、見逃せない5本を紹介する。第5回。(文・村松健太郎)
『スターゲイト』(1995)
監督:ローランド・エメリッヒ 脚本:ローランド・エメリッヒ、ディーン・デヴリン 出演:カート・ラッセル、ジェームズ・スペイダー 放送日時:12月15日(月)13時40分~ 【作品内容】 1928年に発見された巨大な石輪“スターゲイト”が、異星へ通じる装置であることを考古学者ダニエル(ジェームズ・スペイダー)が解読。 彼はオニール大佐(カート・ラッセル)率いる部隊とともにゲイトの先の星へ赴き、古代エジプト文化の中で暮らす地球人の末裔と出会う。 彼らは太陽神ラーを名乗る異星生命体に支配されており、ダニエルたちは住民たちと協力して圧政からの解放に立ち上がる──。 【注目ポイント】 ドイツ出身で『スター・ウォーズ』(1978~)を見てSF映画監督を志したというローランド・エメリッヒの1994年の作品。 ローランド・エメリッヒが長年温めてきたアイデアを基にした内容となっていて、映画公開の後に『スターゲイトSG-1』(1997~)や『スターゲイトアトランティス』(2004~)と言ったテレビドラマシリーズが展開され、さらにテレビゲームやアニメなど大きく拡張されていった。 1928年エジプトのギザで発掘された巨大な金属製の石輪。その後、石輪を保管したアメリカ空軍はそこに記された謎の文字の研究を進めていた。 才能は有りながらも突飛な学説を唱えたために学会の異端児扱いされていたダニエル・ジャクソン(ジェームズ・スペイダー)がその謎に挑み、文字を読み解くことに成功する。 謎の石輪は、別のどこかの惑星にある石輪とをつなぐ物体“スターゲイト”だった。 アメリカ空軍のジャック・オニール大佐(カート・ラッセル)をリーダーにした調査隊がゲイトの先に旅立つ。 その中にはダニエルの姿もあった。ゲイトの先は古代エジプトを思わせる文明が拡がる世界で、そこは“ラー”と呼ばれる支配者によって支配されていた。 ダニエルを演じたのは個性派俳優のジェームズ・スペイダー、オニールをアクションからドラマ作品までこなすカート・ラッセルが演じた。 ローランド・エメリッヒはこの後『インディペンデンス・デイ』(1996)を成功させ、ブロックバスター作品監督として一線級に名乗り上げ、リメイク版(トライスター版)『GODZILLA』(1998)や『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)、『2012』(2009)など超大作を手掛けるようになる。
村松健太郎