"バトロワ"をやります gemi坊 ハイパー・ノーマルバトロワ

  • 1◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 17:09:33

    強キャラを弱体化しつつ戦闘力が低いキャラにテコ入れするシステムのノーマルロワらしいよ

    募集開始時間:18:00くらいから
    枠数:15枠
    URL:自由
    画像:安価後or安価と同時
    口調と人称:自由
    備考欄・キャラ詳細の記載など:自由

    トダーしっかり記憶しろよ 無機物と規約違反は貴重な参戦除外枠となる

  • 2二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 17:37:56

    あざーす

  • 3二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:12

    以下十五名集合だー!

  • 4二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:14

    脳内に常にストーカーの声が聞こえるPIEN(PIEN,FGO)

    一人称:(PIEN)ボク/(脳内の声)わたし

    二人称:(PIEN)キミ、化け物(脳内の声に対して)/(脳内の声)あなた、PIEN

    口調:(PIEN)ねっとりとしたチャラい敬語や、馴れ馴れしいナンパ口調。語尾に「~ぴえん」や「🥺」というニュアンスを含ませて喋る。しかし常に脳内の声と会話(口喧嘩)しており、情緒不安定に見える。

    (脳内の声)片言かつ平仮名でありながらもはっきりとした言語で愛を囁く。ただし、その愛はあまりに重く、独占欲に満ちている。時折「Aaaaaaa」「Laaaaa」という咆哮や鳴き声を出す。

    参考URL:
    ティアマト(Fate) - アニヲタWiki(仮)登録日:2016/12/17 Sat 20:43:44 更新日:2025/09/17 Wed 12:39:16 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate TYPE-MOON お弁...w.atwiki.jp

    設定:廃屋を徘徊して「運命の彼女(ターゲット)」を探すナンパ魔が、ビーストIIティアマトに捕まり、ケイオス・タイド(黒い泥)に沈められた末路。ティアマトが「物理的に一つになりたい」と願い、自身の霊基を改造してPIENの意識を取り込んだ姿。身体の主導権は、ティアマトの愛ゆえの配慮でPIENに譲渡されているが、PIENの五感(視覚・聴覚など)は全てティアマトと共有されており、彼が誰を見ているか、誰に興奮したかが即座にバレる仕組みになっている。しかし、PIENは自分がティアマトボディになっていることは気付かず、ティアマトの権能(怪力、泥の操作、ビームなど)が暴発気味とはいえ使え、常に脳内からストーカー(ティアマト)の声が聞こえるため恐怖とストレスで発狂寸前である。

  • 5二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:15

    偽りの騎士(Hollow Knight)
    一人称:僕 二人称:お前
    口調:常体で話す。勇敢な性格で、格差社会の中で最底辺の地位にある自身の種族の現状を打破したいと考えている。
    キャラ詳細:巨大な鎧を纏った大柄な二足歩行のムシの姿をしているが、その鎧と武器の巨大なメイスは偉大な騎士から盗んだものであり、本体はマゴットと呼ばれる小型のムシである。本来ならば完全に無害で戦う術を持たない彼はその盗んだ装備で戦いに望んでいる。弱者である彼は子供にも関わらず労働をするか食料になるかを強いられており、戦えないことをいいことに利用されて実質的に奴隷扱いされて、ありとあらゆる意味で虐げられている。そんな理不尽な扱いに少しでも抗いたくて、なんとしても力が必要だった彼は盗んだ鎧と武器で戦うことを選んだが、元の使用者本人では無いためその強さは元の使用者の何十倍も劣っている。

  • 6二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:15

    ちいかわ(ちいかわ)

    口調;セリフは「フ!」「わぁ~……」「わァ…ァ…」など、2~3文字程度の短い単語に限られ、具体的な言葉を話すことはない。嫌な時には「イヤッ」や「ヤダッ」と明確に発音して拒否の意志を示す。

    礼や謝罪の際も言葉を発することはなく、お辞儀をする程度に留まっている。

    備考:身体能力は良い方。討伐棒を持ち、突いたり振り回す等をして戦う。普段は臆病で泣いたりもするがその弱さ故に洞察力も高いため事態への危機感を感じやすく、それによって難を逃れたり、一人だけ異変に気が付き最悪の事態を回避するきっかけを作ったりする事もある。土壇場での爆発力は凄まじい。

  • 7二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:15

    ジョン・メイトリックス(コマンドー)

    一人称:俺

    口調:洋画のような語彙が豊富でウィットに富んだ喋り方

    備考:かつてコマンドー部隊の隊長として数々の戦場を渡り歩いた伝説的軍人。原作では攫われた娘を取り返すために無茶苦茶な行動と圧倒的な戦闘力で大暴れして武装組織を壊滅させた。

    参考URL:
    ジョン・メイトリックス大佐 - アニヲタWiki(仮)登録日:2012/09/15(土) 12:26:45 更新日:2023/09/04 Mon 23:17:10 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 あれは嘘だ まさに人間武器庫 アメリカ合衆国最...w.atwiki.jp

  • 8二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:16

    名前:コロンゾン

    原作:とある魔術の禁書目録

    性別:身体は女性、精神的には無性

    一人称:私

    二人称:名前呼び

    口調:嘲笑的な男性口調

    wiki:
    share.google

    キャラ詳細:『拡散』を司る大悪魔。レイピアを構えるような動作を取りながら詠唱を行い、腕を突き出すことであらゆるモノを断ち切る不可視の力の塊を放出し、相手を粉々に分解する『燃える剣』と呼ばれる魔術や空中を高速で移動するために扱う『黄金の翼』、標的の上から分厚い剣を落とし、傷口から爆発的な閃光を発生させて周囲を吹き飛ばす『ダモクレスの剣』などの多彩な魔術を扱う。

  • 9二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:16

    スーパーマン(スーパーマン)

    一人称:私、僕、俺

    口調: 誠実で力強く、希望に満ちた、模範的なヒーローの話し方

    備考:正義のヒーロー 本名クラーク・ケント 80万トンの物体を持ち上げる怪力、眼から5000度の熱線を放射する能力、核爆発に耐える耐久力、斬撃や銃弾を見切り躱す動体視力、透視能力(望遠・透視・赤外線・X線)、吐く息で物体を凍結させる能力、最高時速800万kmでの飛行などの多くの能力を持っている

    w.atwiki.jp

    死亡差分

  • 10二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:17

    リシテア=フォン=コーデリア(ファイアーエムブレム風花雪月)

    一人称:わたし

    二人称:あなた(敬語の時)、アンタ

    口調:基本的に敬語だが自他に厳しく、背伸びした言動が目立つ。言いたい事はハッキリ口に出してしまう性分で自分の事をあまり子供扱いせず、努力も認めてくれる物には素直に接する。気の強い性格

    敗北(退場)差分:

    参考URL:
    w.atwiki.jp

    備考:好き嫌いが激しい偏食家。お茶会で彼女の好きな甘い銘柄の茶葉を出した時も、砂糖があるかを伺うほどの甘党なのだが、逆に苦いもの、というより野菜や魚は大の苦手で、特に野菜はわずかでも料理に入っていると、その料理自体が嫌いなものに分類されるほどで、「一緒に料理」でも野菜を抜こうとするという徹底ぶり。白髪

  • 11二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:17

    浅倉威/仮面ライダー王蛇

    原作名:仮面ライダー龍騎

    一人称:俺

    二人称:お前

    口調:ダウナーで感情的かつ暴力的

    w.atwiki.jp
  • 12二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:17

    恵飛須沢胡桃(がっこうぐらし!)

    一人称:あたし 二人称:呼び捨て 口調:男言葉で喋り言葉遣いがやや乱暴

    備考:私立巡ヶ丘学院高等学校三年生で学園生活部部員。男勝りで姉御肌。元・陸上部で基礎体力が高く、力仕事は専ら彼女の担当。いざという時に頼りになる元気娘。基本的に男言葉で喋り言葉遣いがやや乱暴な半面、陸上部の先輩に憧れる乙女な部分もある。シャベルでゾンビを葬る「汚れ仕事」も愛用のシャベルを振るって率先してこなす、学園生活部の貴重な戦力。

    pixivだから読み込めないと思うけど一応張っとくのんサイト:https://dic.pixiv.net/a/%E6%81%B5%E9%A3%9B%E9%A0%88%E6%B2%A2%E8%83%A1%E6%A1%83

    もしダメだったらこっちも試してほしいのん

    w.atwiki.jp
  • 13二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:17

    峯義孝(龍が如く3)

    一人称:私、俺

    二人称:あなた、お前

    口調:冷静沈着な丁寧語、激昂すると男らしい常体になる

    備考:

    東城会若頭補佐であり、直系団体白峯会会長の男。オールバックとインテリヤクザに相応しいスーツ姿、そして背中に彫られた麒麟の入れ墨が特徴的。

    普段は冷静なリアリストで目的の為なら手段を選ばない極道らしい振る舞いをするが、心の奥底では人と人の繋がり「絆」を求めており、自分の事を一人の人間として向き合ってくれた相手には尽くす義理堅さ・熱さもある。

    戦闘スタイルは鍛え上げられた身体と総合格闘技を利用したオールラウンダー。あの『堂島の龍』相手に一歩も引かず渡り合った実力は本物。


  • 14二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:19
  • 15二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:19

    七稜アヤメ(ブルーアーカイブ)

    一人称:私

    二人称:あんた/あなた/呼び捨て/名前+肩書/名前+さん/名前+ちゃん

    口調:普段は明るい女の子という感じ 「〜だよ」「〜だね」等 闇に落ちてた頃は基本冷淡

    参考URL:
    bluearchive.wikiru.jp

    備考:百花繚乱紛争調停委員会の委員長。実力主義な百花繚乱で委員長の座に居続ける事が出来る程度には実力も申し分ない。

    性格は陽キャで快活、困ってる人を見捨てられないムードメーカー。

    しかし周囲に頼りにされ過ぎた結果精神をすり減らし闇に落ち、怪異「ヒトツメ」に飲まれてしまった。

    幼馴染のナグサと断絶を迎えるも最終的にはぶつかり合いの果てに敗北、重荷から解放される。

    主武装は三八式歩兵銃。

  • 16二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:21

    スズメ

    備考:1匹のスズメ

    スズメ - Wikipediaja.wikipedia.org

  • 17二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:23

    日向創(スーパーダンガンロンパ2)

    一人称 俺 二人称 呼び捨て

    口調 フランクな常体 芯はあるが「普通の男子高校生」らしい口調


      

     

            

  • 18二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:24

    竜皇神ボルシャックバクテラス(デュエマ)

    w.atwiki.jp

    一人称俺

    口調武人のような

    備考

    《ボルシャックの古代神殿》に眠るボルシャックの絆の歴史、『ゴッド・オブ・アビス』世界を照らす太陽を《ボルシャック・カイザー》が取り込んで誕生したクリーチャー

  • 19二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:30

    ルーク・バレンタイン(HELLSING)

    一人称:私

    二人称:お前/貴様

    口調:冷静な男口調、やや傲慢さが見え隠れする

    キャラ詳細:白いスーツを着た上品な佇まいの男。人工吸血鬼であり自身の能力に絶対的な自信を持つ。銃弾や血飛沫よりも素早く移動する、ナイフで人体を一瞬でバラバラにする、頭を撃ち抜かれても平然としているなど人間をはるかに凌駕するスピード、パワー、耐久力を持つが、本来の吸血鬼に比べると再生能力に難があるなど総合的な能力は劣る。ナイフや銃火器などを駆使して戦う。


  • 20二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:00:56

    本山先生にガチ恋してる家庭環境に問題がある女子中学生


  • 21二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:01:20

    夢主(アルビノオッドアイ美少女チート能力持ち)

    一人称:私

    二人称:ゼッツ様(ゼッツに対して)、あなた

    口調:基本的に達観した大人びた口調で感情の起伏が少ないが、ゼッツに対してのみ感情が爆発し猛烈な猫なで声になる。トラウマスイッチが入ると錯乱して絶叫する。

    備考:透き通るような雪白の髪(アルビノ)、右が紅・左が金のオッドアイ。街を歩けば誰もが振り返るほどの美貌を持つが、本人は自分の容姿に無頓着。夢の世界を創造・破壊できるレベルのチート能力者。ゼッツ様のことがストーキングする(本人無許可)ほど大好きである。かつての戦いで、敵の拷問で「生きたムカデを耳の穴から入れられた」という具体的かつエグい過去を持つ。

  • 22二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:01:47

    エクボ(モブサイコ100)

    一人称:俺様 口調:口八丁で調子に乗った男性語

    備考:宗教団体「(笑)」の代表に取り憑いていた悪霊。悪霊でありながら世界中の人々に崇拝される神になるという野望を持ち、人の心理を学び、信仰心を集めるため宗教団体を作っていた。本来の姿は筋骨隆々の姿、洗脳波の様な能力や必殺技として口から放つ「霊ザービーム」を持っていたが、霊力が大きく削られ、憑依以外の力を失い、浮いている緑の人魂に人の顔を張り付けたような姿になっている。

     

     

     

    敗北時

  • 23二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:01:49
  • 24二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:02:27

    >>4

    な…なんやこの悪因悪果の末路は…

  • 25◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 18:02:39

    やばっ コテハンつけ忘れちゃったよ

    ストックやらなんやらで何時間かかると思うから他のロワを見ててほしいですね…

  • 26二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:03:03

    >>18までっスね

  • 27二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:05:13

    このレスは削除されています

  • 28二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:06:53

    >>4

    かなり複雑な設定でAIボーがちゃんと読み取ってくれてるか正直不安……それがボクです

         

    (脳内人格差分)

        

    (死亡差分)

  • 29二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:07:20

    >>5

       

    死亡時

  • 30二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:14:38
  • 31二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 18:21:15
  • 32◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 20:53:32
  • 33二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 20:56:30

    ティアマトに憑かれてるせいでボロボロになること確定のPIENに自業自得の過去…

  • 34二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 21:08:40

    ふざけんなっケイオスタイド垂れ流しやないけっ

  • 35◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:45:52

    エリア名称と概要
    北エリア:キリュウ総合商社
    現代の摩天楼。ガラス張りのビル群が連なるオフィス街。物資豊富だが、高低差が激しく狙撃されやすい。ビル風がデータノイズを含んでいる。

    東エリア:キバ・キャッスル
    中世ファンタジー風の巨大城郭。地下闘技場あり。城内は狭く、近接戦闘が多発する。罠も多い。

    南エリア:龍降る星の里
    静寂に包まれた日本の田舎のような山村と森林。視界が悪い森林戦エリア。夜になると美しい星空が見えるが、フィクサーが潜伏しやすい環境。

    西エリア:キイチ工廠跡地
    錆びついた未来の廃工場地帯。重機や廃棄物が散乱。足場が悪く、ガス漏れや漏電などの環境ダメージが発生する。

    中央エリア:スンオーランド
    遊園地跡地。一見平和だが……。


    意識が浮上する。 そこは、上下左右すべてが白一色の無機質な個室だった。
    15名の参加者たちは、それぞれの「アバター」の中で目覚めを迎える。

  • 36◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:47:35

    【Class S】

    📍 スーパーマン

    「うっ……!」


    目覚めた瞬間、鋼鉄の男は膝をついた。肺が、心臓が、まるで万力で締め付けられるようだ。 壁を透視(X線視覚)しようと目を凝らした瞬間、眼球に激痛が走り、視界が赤く染まる。

    (私の力が……この体を壊そうとしているのか……?) モニターには無慈悲に【適合率:1%】の文字が点滅していた。


    📍 竜皇神ボルシャックバクテラス

    「ぬぅ……狭い、狭すぎるぞ!」 武人の如き咆哮と共に、彼が握りしめた拳から噴き出した高熱が、白い床をドロドロに溶かしていく。

    ドラゴンの魂を無理やり人型に押し込められた彼は、動くだけで関節から高圧蒸気を噴き出していた。


    📍 PIEN

    「ヒッ、ヒィッ……! 聞こえる、聞こえるよぉ🥺」


    チャラい男のアバターが頭を抱えてのたうち回る。 『アイ、アイ、アァァァァ(愛してる、どこ、PIEN、どこ)』

    脳内に響くティアマトの愛の囁き。そして、目や口からタールのような黒い泥がボタボタと垂れ落ちる。

    彼はまだ気づいていない。自分が最強の怪物をその身に宿していることに。

  • 37二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 21:47:35

    偽りの騎士
    ちいかわ
    スズメがオーバーフロー組を支える…ある意味”最弱”だ

  • 38◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:48:43

    【Class A & B】

    📍 峯義孝

    彼は冷静だった。スーツの裾を直し、自分の掌を握りしめる。

    「……悪くない。身体のキレは生前と変わらないな」【Class B 適合率:88%】。モニターを見つめる目は、既にここを「シマ」として値踏みしていた。


    📍 浅倉威

    「あぁ? なんだこの貧弱な体は」


    壁をイラつき任せに殴りつけるが、拳が鈍く痛むだけだった。蛇の契約がない苛立ち。


    「食い足りねぇな……」


    📍 リシテア=フォン=コーデリア

    「子供扱いしないでほしいものですけど……」


    彼女は自分の手が、いつもより少し震えているのを感じていた。魔力が重い。まるで鉛を血管に流されているようだ。これが【Class A】の代償か。

  • 39◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:50:12

    【Class C】

    📍 偽りの騎士

    (大きい……! 手が、足が、こんなに長い!)


    中身は小さなウジ虫(マゴット)。しかし今、彼は屈強な戦士の肉体を得た。

    盗んだ鎧が、まるで羽衣のように軽い。彼の中で、かつてない勇気が湧き上がっていた。


    📍 スズメ

    「チュン?」 小首をかしげる動作一つで、首の筋肉がバキバキと音を立てる。

    一羽の鳥は巨大な質量と、恐竜の如きパワーを手に入れたことにまだ気づいていない。

    ただ、目の前のモニターが美味しそうに見えた。


    📍 ちいかわ

    「わ、わァ……?」


    涙目でさすまたを握りしめる。怖い。ここはどこ? だが、不思議と体は軽い。恐怖で震える足が、地面を強く踏みしめている。

    「ヤダッ……!」と小さく叫んだ声が衝撃波となり、部屋の空気をビリビリと震わせた。



    【闇のフィクサー】

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  • 40◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:51:23

    アナウンス
    突然、部屋の白壁がノイズと共に点滅し、無機質な音声が響き渡る。

    『ようこそ、選ばれし魂たちよ。カオス・ディメンションへ』

    『ルールは単純。最後の一人になるまで殺し合うこと』
    『ただし――この中には世界の特異点【闇のフィクサー】が1名紛れ込んでいる』
    『それを見つけ出し、完全に沈黙させればゲームは終了する』


    『それでは――降下を開始する』

    ガコンッ!!

    全員の足元の床が唐突に消失した。 「「「うわああああああああ!!?」」」

    15の影が、遥か眼下に広がる混沌の大地へ投げ出され、背中のパラシュートパックが自動展開の準備を始める。
    風切り音が鼓膜を叩く中、彼らは戦場へと落ちていく。

  • 41二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 21:52:31

    1. 【現在地:北エリア・キリュウ総合商社】 【状況:着地・索敵】

    硝子の雨が降り注ぐ。ジョン・メイトリックスは、パラシュートの制御索を切り離し、摩天楼の一室へ窓を蹴破って飛び込んだ。


    「着地点は悪くない。まずは武器の点検だ」


    彼は慣れた手つきで重機関銃のボルトを引き、眼下の道路を見下ろす。

    そこには、スーツ姿の男――峯義孝が、まるで自社ビルに出勤するかのように優雅に屋上へ降り立つ姿があった。

    峯はネクタイを締め直し、メイトリックスの潜む階層へ視線を投げる。


    「……同業者がいるな。それも、極上の」


    互いに視線が交錯する中、ビルの谷間から「うわあああっ!」という悲鳴と共に日向創が看板に激突しながら落下していくのが見えた。

    プロ二人は無言で銃と構えを取り、静かな殺気がビル風に乗って広がる。

  • 42◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:53:55

    2. 【現在地:東エリア・キバ・キャッスル】 【状況:交戦開始】

    「あぁ……イライラする」


    城の中庭、石畳を粉砕して着地した浅倉威(王蛇)は、パラシュートを乱暴に引き裂いた。変身していない生身の体だが、その凶暴性は変わらない。

    彼の目の前に、巨大な鎧を纏った戦士――偽りの騎士がドスンと着地する。


    「おい、お前。俺のイライラを沈めてくれよ」


    浅倉が鉄パイプを拾い上げ、襲いかかる。だが、偽りの騎士は全能感により、浅倉の動きが止まって見えた。


    (怖い怖い怖い! でも……見える!) 「僕は……負けない!」


    偽りの騎士が巨大メイスを振るう。本来の彼なら持ち上げることすら不可能な鉄塊が発泡スチロールのように振り回され、浅倉を吹き飛ばして城壁

    に叩きつけた。


    「ハッ、面白ぇ……!」


    瓦礫から這い出る浅倉の背後で、城の尖塔に立つコロンゾンが冷ややかにその様子を見下ろしている。


    「下等生物どもが。私の庭を汚すな」

  • 43二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 21:57:19

    >>42

    朝倉を倒せ偽りの騎士…!

    お前がこのロワの英雄になるんだ…!

  • 44◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 21:57:25

    3. 【現在地:南エリア・龍降る星の里】 【状況:混乱】

    静寂な森に、ドロドロとした異音が響く。 PIENは木々の枝をへし折りながら落下し、地面に激突した。


    「痛いぃぃ……ぴえん🥺 っていうか、なんかボクの体、黒いの出てない!? ねぇ!」

    『アイ……アァ……(大丈夫、私が守る、貴方を傷つける世界を壊す)』


    脳内のティアマトの声と共に、PIENの背中から黒い泥が噴出し、周囲の草花を腐食させる。

    その騒ぎを聞きつけ、恵飛須沢胡桃が茂みから顔を出した。


    「なんだあいつ……? ゾンビよりタチ悪そうだな」


    彼女はシャベルを構え、警戒しつつ後退する。

    だがその頭上、木の枝に止まっていた一羽のスズメが獲物を見つけた猛禽類のような目でPIENを見下ろしていた。

    スズメにとって、今の自分はティラノサウルス並みの捕食者。眼下の泥まみれの男はただの餌に見えている。


    「チュン(殺るか)」 スズメが弾丸のようにPIENへ急降下を開始した。

    アバター状態・戦況報告

    【生存者数:15名】 【死亡者数:0名】

    浅倉威

    損壊率:低

    症状:左肩打撲、軽度のノイズ発生。偽りの騎士の一撃によるもの。


    PIEN

    損壊率:中(自壊進行中)

    症状:全身から泥(ケイオス・タイド)が漏出。存在しているだけでHPが削れている。


    スーパーマン / ボルシャックバクテラス

    損壊率:低

    症状:※描写外だが、着地しただけで周囲の環境を破壊し、自身もダメージを受けている。

  • 45二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 21:58:15

    >>44

    な、なんやこの好戦的を超えた好戦的な雀さんは…

  • 46二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 21:59:07

    >>45

    (C国のあの男のコメント)

    はいっ害鳥確定

    ぶっ駆除します

  • 47◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:00:56

    1. 【現在地:南エリア・龍降る星の里】 【状況:捕食者と怪物】

    「チュンッ!!(死‎ね!!)」


    スズメが音速を超えた弾丸となってPIENへ激突した。

    ダイヤモンドカッターと化したクチバシが、PIENを守ろうと鎌首をもたげた「黒い泥」を紙のように貫通し、PIENの肩口をごっそりと抉り取る。


    「い、痛いぃぃぃっ!!? 何これ、鳥!? 鳥ごときに🥺!?」


    PIENが絶叫すると同時に脳内のティアマトが激昂した。


    『ガァァァァッ!!(虫ケラが、私の愛し子に!)』


    PIENの意思とは無関係に背中から無数の泥の触手が爆発的に膨れ上がり、森一帯を薙ぎ払う。

    巨木がへし折れ土砂が舞う中、恵飛須沢胡桃はとっさに身を翻していた。

    (あそこにいたら死んでた……!) 彼女の背筋に冷たい戦慄が走る。人間としての生存本能が泥の軌道をコンマ数秒早く予知させ、彼女を強制的に安全地帯へと走らせていたのだ。


    「冗談じゃない! あんなの相手にしてられるか!」


    胡桃はシャベルを杖代わりに、戦場から全速力で離脱を図る。

  • 48◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:02:30

    2. 【現在地:西エリア・キイチ工廠跡地】 【状況:神と天才】

    廃工場の錆びついた鉄骨の間をリシテア=フォン=コーデリアが走る。彼女の背後で、轟音と共に壁が崩れ去った。


    「待ってくれ、話がしたいだけなんだ!」


    スーパーマンが瓦礫を踏み砕きながら追いかけてくる。彼はただ手を伸ばし、呼び止めているだけだ。

    だが、その一歩一歩が地震のような振動を生み、彼が触れた鉄骨は飴細工のように捻じ曲がっていく。


    「近寄らないでください! あなた、自分が何をしているか分かっているのですか!?」


    リシテアは振り返りざまに杖を振るう。


    「ダークスパイク!」


    闇の魔力が凝縮された杭がスーパーマンに突き刺さる――はずだったが、その鋼鉄の皮膚に当たった瞬間、ガラスのように砕け散った。


    「ぐっ……!」 スーパーマンは無傷。しかし、その強力な耐久力を発揮した反動で、彼のアバターの胸部に「ピキッ」と亀裂が走る。

    (私の体が……耐えきれないのか?)

  • 49◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:03:41

    3. 【現在地:中央エリア・スンオーランド】 【状況:太陽とちいかわ】

    遊園地の残骸の中に太陽が降り立っていた。竜皇神ボルシャックバクテラス。

    その全身から放たれる高熱は、メリーゴーランドをドロドロに溶かし、ポップコーンワゴンを爆発させている。


    「ぬう、誰もいらぬか。我が炎を受け止める猛者は!」


    彼が咆哮するとアバターの口元が熱で焼けただれ、ポリゴンが剥離する。 その足元、溶けかけたベンチの陰で、ちいかわが震えていた。


    「わ、わァ……あ、あ……」


    目の前にいるのは、圧倒的な「死」の塊。ちいかわは涙目で討伐棒を握りしめる。逃げたい。でも、足がすくんで動けない。

    恐怖が限界を超えたその時、ちいかわの口から絶叫が迸った。


    「ヤダーーーッ!!」


    その悲鳴は物理的な衝撃波となり、ボルシャックバクテラスの巨体を真正面から殴りつけた。

    「ぬおっ!?」 不意を突かれた竜皇神が、その巨体を数メートル後退させる。

  • 50二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:03:49

    力を持つ者の悲哀を感じますね

  • 51◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:06:04

    4. 【現在地:北エリア・キリュウ総合商社】 【状況:銃撃戦】

    「そこだ!」


    ジョン・メイトリックスのM60機関銃が火を噴き、オフィスのガラス壁を粉砕する。その弾幕の中を峯義孝は人間離れした速度で駆け抜けていた。


    「いい腕だ。だが、当たらない」


    峯は机を蹴り飛ばして盾にしつつ懐に飛び込む。その拳がメイトリックスの脇腹を狙うが、コマンドーは銃身を振り回してそれをガード。


    金属音が響き互いに距離を取る。 その直後、二人の間の天井が抜け、日向創が落下してきた。

    「うわっ、っとと!」 日向は着地の瞬間、無意識に近くにあった消化器を手に取り、安全ピンを抜いて噴射。煙幕を作り出す。

    「……なんだ今の動きは?」 「一般人じゃなさそうだな」 メイトリックスと峯の警戒が、乱入者である日向に向く。


    アバター状態・戦況報告

    【生存者数:15名】 【死亡者数:0名】

    PIEN

    損壊率:高

    症状:スズメの一撃で右肩欠損。泥による再生を試みているが、HP消費が激しく、全身の亀裂が深刻化している。


    スーパーマン

    損壊率:中

    症状:ただ存在しているだけで全身に微細なクラックが発生。リシテアの魔法を弾いた衝撃で胸部装甲にヒビ。


    ボルシャックバクテラス

    損壊率:中

    症状:常時スリップダメージ。ちいかわの衝撃波を受け、体勢を崩した際に膝関節が損傷。

  • 52二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:07:22

    うーっジャイアントキリングが見たいぞアニキ

  • 53◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:08:21

    1. 【現在地:東エリア・キバ・キャッスル】 【状況:大魔術の代償】

    「見苦しい。虫とチンピラが」


    城壁の上から、コロンゾンが冷徹に宣告する。彼女は右手を掲げ、眼下で争う偽りの騎士と浅倉威に向けて照準を定めた。


    「『燃える剣』」不可視の斬撃が放たれる――はずだった。 バキバキバキッ!!

    術を行使した瞬間、コロンゾンの右腕が炭化し、指先から肘にかけてのポリゴンが剥離して崩れ落ちる。


    「……ッ! この程度の出力で、肉体が持たないというのか!?」


    放たれた斬撃は軌道を逸れ、偽りの騎士の頭上数センチを通過して城の主塔を真っ二つに切断した。

    轟音と共に巨大な石材が降り注ぐ中、偽りの騎士は「ヒッ!」と悲鳴を上げて転がり、奇跡的に全ての瓦礫を回避する。

    その土煙の中、浅倉威が笑い声を上げながら飛び出した。


    「ハハハッ! 上等な花火じゃねぇか!」


    彼はコロンゾンの自滅による隙を見逃さず、崩れた石柱を駆け上がり、無防備になった彼女の喉元へと鉄パイプを突き立てんと跳躍する。

  • 54二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:09:56

    ここでは強者は自滅するしかないんだよーーーっ蛆虫野郎ッ!

  • 55◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:10:12

    2. 【現在地:西エリア・キイチ工廠跡地】 【状況:正義と勘違い】

    「だから、話を聞いてくれ! 私は戦いに来たわけじゃない!」


    スーパーマンが両手を上げて叫ぶが、その声圧だけで廃工場の窓ガラスが全て割れ飛んだ。逃げ惑うリシテアの前に、一人の少女が飛び込んでくる。

    三八式歩兵銃を構えた七稜アヤメだ。


    「女の子を追い回すなんて、とんだ変質者だね! 百花繚乱の名において成敗するよ!」


    アヤメは迷いなく引き金を引き、正確無比な射撃でスーパーマンの眉間を撃ち抜く。――カィンッ! 乾いた音が響き、鉛の弾丸はぺしゃりと潰れて地面に落ちた。

    「へ……?」 アヤメが呆気にとられる。スーパーマンは困った顔で、少し赤くなった額をさすった。


    「痛いな……君たちも落ち着いてくれ。この体は制御が難しいんだ」


    そう言って彼が一歩踏み出すと、足元のコンクリートが蜘蛛の巣状に砕け散る。リシテアは杖を構え直し、脂汗を流しながら叫んだ。


    「その説得力のなさ、逆に感心しますわ!」 二人の少女(Class A)対、制御不能の最強(Class S)。工場地帯に緊張が走る。

  • 56◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:11:43

    3. 【現在地:南エリア・龍降る星の里】 【状況:静寂への逃避】

    森の中を息を切らして走る恵飛須沢胡桃。 背後では、泥の怪物と化したPIENと、それを一方的に啄むスズメの殺戮劇が続いている。


    (あっちに行ったら死ぬ。こっちもダメだ……あそこなら!)彼女の勘は、論理的な思考よりも早く「生存ルート」を弾き出していた。

    迷わず飛び込んだのは、木漏れ日が差す古い礼拝堂のような廃墟。 そこで彼女は、一人の女性と鉢合わせる。

    修道服に身を包み、大鎌を携えた静謐な女性――修道女フリーデ。


    「……ここは静かね。貴方も、安らぎを求めて来たのですか?」


    フリーデは胡桃を見ても武器を構えず、ただ静かに問いかけた。 胡桃は瞬時に計算する。この女は強そうだ。でも、今のところ殺気はない。

    なら利用できる。


    「はぁ、はぁ……あたしはただ、あいつらから逃げてきただけだ。アンタも、無駄な争いは嫌いだろ?」


    胡桃は背中のシャベルを握りしめつつ、フリーデの背後に回るように位置取る。いざという時、彼女を盾にできるように。

  • 57二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:11:56

    浅倉の身体能力がチンピラ程度なのが良くも悪くも影響してますね…ガチでね
    変身しなくても全然戦えるんや

  • 58◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:13:52

    4. 【現在地:北エリア・キリュウ総合商社】 【状況:停戦?】

    煙幕が晴れると日向創は両手を上げていた。


    「待ってくれ! 俺は戦う気はない。それに、あんたらの武器、すごいな……本物か?」


    彼はジョン・メイトリックスのM60と、峯義孝の構えを交互に見る。 メイトリックスは銃口を下げないまま、葉巻を噛み砕くように言った。


    「小僧、ここは戦場だ。戦う気がない奴から死ぬぞ」


    「いや、俺にはわかるんです。あんたらが『ただ者じゃない』ってことくらい」

    日向の言葉に、峯がふっと笑う。


    「口が上手いな。だが、その目は死んでいない」


    奇妙な膠着状態。しかし、その時ビルのエレベーターホールから「ピンポーン」と軽快な音が響く。全員の視線が其処に向く。

    扉が開き、中から現れたのは――アバターの四肢から蒸気を噴き出し、床を溶かしながら歩いてくる竜皇神ボルシャックバクテラスだった。


    「ぬぅ……ここも狭い。空が見える場所はどこだ」

    中央エリアから彷徨ってきた太陽の化身がオフィス街に迷い込んだのだ。

    「……ジョークだろ」 メイトリックスが即座にロケットランチャーを構える。

  • 59◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:15:00

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:15名】 【死亡者数:0名】

    コロンゾン
    損壊率:中
    症状:右腕が炭化し機能不全。再生には時間がかかる。魔術の反動でHP大幅減。

    PIEN
    損壊率:瀕死(崩壊寸前)
    症状:スズメの猛攻によりアバターの首から下がほぼ泥と化している。ティアマトが強制的に「顕現」しようと暴れている。

    スーパーマン
    損壊率:中
    症状:リシテア、アヤメとの接触で微細なダメージ蓄積。感情の高ぶり(焦り)がアバターの亀裂を広げている。

    ボルシャックバクテラス
    損壊率:高
    症状:自身の熱量でアバター溶解が進行中。立っているだけでHPが減る。
    【Next Guide】 Class Sたちの自滅が加速する。強大すぎる力は、ここでは毒でしかない。

  • 60二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:16:46

    >>59

    >>ティアマトが強制的に「顕現」しようと暴れている。

    なに勝手に顕現しようとしてるこのバカ

  • 61◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:16:49

    1. 【現在地:南エリア・龍降る星の里】 【状況:愛の自壊(ロスト)】

    スズメの猛攻は止まらない。啄むたびにPIENの肉体が削げ落ち、黒い泥が撒き散らされる。


    「あ、あ……ぴえん……」


    PIENの意識が恐怖でホワイトアウトしかけたその時、脳内の声が臨界点を超えた。


    『ユルサナイ……ワタシノ、コドモヲ……!!』


    顕現


    刹那、PIENのアバターが内側から破裂した。泥の中から、天を衝くほどの巨大な角と、星の海を映したような瞳を持つビーストIIの幻影が実体化する。


    「Aaaaaaaa――!!!」


    その咆哮だけで、周囲の森が衝撃波で薙ぎ倒される。スズメは「チュンッ!?」と本能で察知し、神速の反応速度で上空へ退避した。

    ティアマトの巨腕がスズメのいた空間を握りつぶし、大気を圧縮して爆発させる。

    だが、そこまでだった。 バキィッ……! 世界が悲鳴を上げ、ティアマトの幻影ごとPIENのアバターが粉々に砕け散る。

    あまりに巨大すぎる魂の質量に、仮初の肉体が耐えきれず、自重で崩壊したのだ。 後に残ったのは、大量のデータノイズと、静寂だけ。 PIEN、リタイア。

  • 62二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:17:03

    スズメの猛攻によりアバターの首から下がほぼ泥と化している。ティアマトが強制的に「顕現」しようと暴れている。

    無様すぎて哀れだろ もう死なせてやれ

  • 63二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:17:18

    ふーっよかった…システムさんありがとうございました

  • 64◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:18:21

    2. 【現在地:南エリア・外縁部】 【状況:目撃】

    その凄まじいエネルギーの奔流を、恵飛須沢胡桃は礼拝堂の窓から見ていた。


    (……死んだ。あんな化け物でも、死ぬ時は一瞬かよ)


    彼女の隣で、修道女フリーデが静かに祈りを捧げる。


    「哀れな魂に、安息がありますように」


    胡桃は震える手を隠すようにシャベルを握り直す。


    (あたしは死なない。絶対に。このシスターを利用してでも)


    彼女の生存本能はフリーデを「最強の盾」として認識し、無意識に彼女の死角をカバーする位置に立たせていた。

  • 65二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:19:51

    PIENが女遊びしなかったらこんな無様な結末にはならなかったってネタじゃなかったんですか

  • 66◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:20:54

    3. 【現在地:北エリア・キリュウ総合商社】 【状況:プロの仕事】

    「説明書を読んでやったよ!」


    ジョン・メイトリックスが叫ぶと同時に、肩に担いだロケットランチャー(M202)から4発の焼夷弾が放たれた。

    ターゲットは、廊下を溶かしながら迫る竜皇神ボルシャックバクテラス。 ズドォォォォン!! 狭いオフィスビル内で爆炎が渦巻く。

    「ぬるい! この程度の熱、我が鱗には通じぬ!」


    煙の中から無傷(に見える)ボルシャックが飛び出す。だが、その足元の床が爆発の衝撃で崩落した。

    「そこです」峯義孝が冷静に声をかける。

    彼は爆発の混乱に乗じて死角に回り込み、ボルシャックの膝関節――熱で脆くなっていた一点――に、鉄骨フルスイングの一撃を見舞った。

    ガギィッ! 「ぐおっ!?」 膝をつく竜皇神。その隙を見逃さず、日向創が転がってきた消化器を再び噴射し、目くらましを行う。


    「逃げるぞ! まともにやり合ったらビルごと潰される!」


    三人は連携もなしに、阿吽の呼吸でビルからの緊急脱出を図る。

  • 67◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:22:38

    4. 【現在地:東エリア・キバ・キャッスル】 【状況:傲慢の代償】

    「オラァッ!!」浅倉威の鉄パイプが、コロンゾンの防御障壁を叩き割る。

    片腕を失い、魔力反動で動けない大悪魔にとって、野生の獣のような浅倉の暴力は脅威そのものだった。

    「下賤な……!」


    コロンゾンは残った左手で迎撃しようとするが足元がおぼつかない。そこへ、崩れた瓦礫の陰から偽りの騎士が震えながら飛び出した。


    「ぼ、僕だって……!」


    彼がヤケクソで振り回した巨大メイスが、狙ったわけではないのに、コロンゾンの回避先を完璧に塞ぐ形で振り下ろされる。


    「なっ、貴様ぁぁ!?」


    ドンッ!! メイスの衝撃がコロンゾンの胴体を直撃。彼女はボールのように吹き飛ばされ、城壁に深々とめり込んだ。

    全身に蜘蛛の巣のようなノイズが走る。彼女のアバターもまた、限界を迎えていた。

  • 68二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:22:48

    >>66

    なんか等身大の戦いがしっかり戦いになってて笑ってしまう

    の…能力調整って面白いんだな

  • 69◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:23:39

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:14名】 【死亡者数:1名】 【脱落:PIEN(死因:アバターの耐久限界による自己崩壊)】

    ボルシャックバクテラス
    損壊率:高(危険域)
    症状:膝関節破損。自身の熱で床を溶かしてしまい、階下へ落下中。

    コロンゾン
    損壊率:瀕死
    症状:片腕欠損、胴体に深刻なクラック。動くたびにポリゴンが剥離する。

    スーパーマン
    損壊率:中
    症状:精神的な迷いにより適合率が低下中。

    スズメ
    損壊率:なし
    症状:【Class C:全能感】継続中。ティアマトの攻撃を回避し、さらなる獲物を探して飛行中。

  • 70二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:23:49

    >>67

    デェーーーッ何やってるこのバカ

  • 71◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:26:05

    1. 【現在地:東エリア・キバ・キャッスル】 【状況:決着】

    「ガハッ……! この私が、このような肉の檻に……!」


    城壁に埋まり、身動きが取れないコロンゾンが血(データノイズ)を吐く。

    彼女は残った魔力を振り絞り、目の前の男を分解しようとした。だが、詠唱のために口を開いた瞬間、アバターの顎が自壊し、ガラガラと崩れ落ちる。


    「あぁ? 何か言いたそうだな」


    浅倉威が、鉄パイプを肩に担いでゆっくりと歩み寄る。その背後では、偽りの騎士が怯えながらも、浅倉の暴力に奇妙な安堵感を覚えていた。

    「ま、聞こえねぇけどな」ドゴォォォン!! 浅倉のフルスイングが、コロンゾンの頭部を粉砕した。

    大悪魔の魂を宿した器は、ガラス細工のように砕け散り、光の粒子となって消滅する。

    「チッ……泥にもなりゃしねぇ」 浅倉はつまらなそうに鼻を鳴らし、次の獲物――怯える偽りの騎士へと視線を向けた。

    コロンゾン、リタイア。

    ガワは好きだったのになあ お前は成長しないのか 中身が大きすぎて力を出し切れなかったんだよ

  • 72◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:27:27

    2. 【現在地:西エリア・キイチ工廠跡地】 【状況:英雄の苦悩】

    「危ないッ!!」


    崩れ落ちる鉄骨の下敷きになりそうになった七稜アヤメを、赤いマントが庇った。スーパーマンが背中で数トンの鉄塊を受け止める。

    ズズズンッ……! だが、その代償は大きかった。彼のアバターの脊椎に沿って、バキバキと亀裂が走る。


    「くっ……うぅ……!」


    「なんで……? 私、あんたを撃ったのに……」

    アヤメが呆然と見上げる中、スーパーマンは苦悶の表情で鉄骨を投げ捨てた。


    「君たちが無事なら、それでいい……。だが、これ以上は私のそばにいない方がいい」


    彼は膝をつき、自分の手がボロボロと崩れ始めているのを見る。


    (このままでは、私の崩壊に巻き込んで彼女たちを殺してしまう)


    彼は決意し、空を見上げた。 「すまない、ここを離れる!」 轟音と共に彼が空へ飛び立つと、その衝撃波だけで廃工場の屋根が吹き飛んだ。

  • 73二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:29:06

    朝倉…聞いています
    登場した大体のロワでまあまあ暴れると

  • 74◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:29:16

    3. 【現在地:中央エリア・スンオーランド】 【状況:災厄起動】

    北エリアのビル群から落下し、這う這うの体で遊園地跡地へと転がり込んだ竜皇神ボルシャックバクテラス。


    「ぬぅぅ……体が重い。熱が……内側から……」


    彼が息をするたびに、周囲の遊具がドロドロに溶けていく。 その高熱源反応と、先程のちいかわの絶叫、そして今の着地衝撃。

    それらが重なり、このエリアの「主」を目覚めさせてしまった。


    『バキッ……バキッ……』

    不気味な関節音が響き渡る。 遊園地の中央にある巨大な城のセットが突き破られ、白い巨人が姿を現した。


    エリアボス:巨大生物スンオー その虚ろな目は、熱を発するドラゴンを異物として捉えた。

    スンオーの巨大な掌が、虫を払うかのようにボルシャックへと振り下ろされる。

  • 75二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:29:27

    浅倉ァお前身体能力が一般人のそれだから力の制御が必要なさすぎて強いんだよ

  • 76二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:30:23

    本人はひたすら善良なのにシステムのせい誤解されるのは悲哀を感じますね…

  • 77二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:30:44

    >>73

    神室町ロワで味方を敵より殺してるって聞いた時は流石にビックリしましたよ

  • 78◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:31:17

    4. 【現在地:北エリア・路上】 【状況:暫定同盟】

    「おい、見たか今の」


    ジョン・メイトリックスが足を止め、中央エリアに立ち上る土煙を見つめる。


    「デカいのが出たな。怪獣映画かよ」


    峯義孝もネクタイを緩めつつ、冷や汗を拭った。 二人の間に挟まれた日向創は、とっさに道端に落ちていたただの木の棒を拾い上げる。


    「逃げましょう。あんなのがこっちに来たらひとたまりもない」


    日向の言葉に、メイトリックスはニヤリと笑った。


    「いい判断だ。気に入った。殺すのは最後にしてやる」

    「……どうも」


    奇妙な連帯感が生まれつつある男三人組。しかし彼らの頭上を、スーパーマンが音速で通過し、その衝撃波で周囲のビルのガラスが降り注ぐ。


    「伏せろぉぉッ!!」

  • 79二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:32:31

    な、なんや…Geminiがコマンドー語録を微妙な形で学習していく…

  • 80◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:32:34

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:13名】 【死亡者数:2名】 【脱落:コロンゾン(死因:浅倉威による撲殺/アバター機能不全)】

    スーパーマン
    損壊率:高(危険域)
    症状:人を庇ったことで耐久値が激減。飛行による負荷で全身に亀裂。あと数回の英雄的行動で限界を迎える可能性大。

    浅倉威
    損壊率:低
    症状:コロンゾン撃破によりテンション上昇中(バフ)。

    ボルシャックバクテラス
    損壊率:瀕死
    症状:エリアボス「スンオー」と遭遇。機動力低下状態で回避不能の攻撃に晒される。

    偽りの騎士
    損壊率:なし
    症状:浅倉と二人きりになり、極度の恐怖状態(パニック)。
    【Next Guide】 Class Sがまた一人消えた。残る神々も風前の灯火。 中央エリアでは「怪獣大決戦」が勃発し、東の城では蛇が虫を狙う。

  • 81二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:32:56

    >>78

    > 「いい判断だ。気に入った。殺すのは最後にしてやる」

    嘘やないケーーーッ

  • 82◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:34:17

    1. 【現在地:中央エリア・スンオーランド】 【状況:竜の最期】

    竜皇神ボルシャックバクテラスは悟っていた。目の前の巨大生物「スンオー」が脅威なのではない。

    この仮初めの肉体が、己の魂の熱量にもはや0.1秒たりとも耐えられないことを。


    「ぬぅぅ……不完全燃焼だが、致し方あるまい!」


    スンオーの巨大な拳が迫る。 竜皇神は回避を選択せず、残った全エネルギーを体内炉心で暴走させた。


    「我が魂は太陽! 燃え尽きよ、この矮小なる世界と共に!!」




    顕現



    カッッッ!!!

    遊園地跡地の中央で小さな太陽が生まれた。熱波がスンオーの白い表皮をドロドロに溶かし、巨大生物が「バキ…バキキ…」と苦悶の音を立てて後退する。

    しかし、その爆心地にいた竜皇神のアバターは輝きの中で完全に蒸発した。アバターの耐久値がゼロを割り込み、強制ログアウト。

    後に残ったのは、高熱でガラス化した地面と、半分溶けたスンオーだけだった。


    「わ、わァ……ァ……」

    奇跡的に爆風を免れた「特殊合金製のゴミ箱」の中で、ちいかわがガタガタと震えていた。またしても彼は生き残った。

    竜皇神ボルシャックバクテラス、リタイア。

  • 83二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:36:06

    力の制御って大事よね
    矛先が自分に向かないでしょう

  • 84◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:36:15

    2. 【現在地:東エリア・キバ・キャッスル】 【状況:窮鼠、蛇を噛む】

    「ヒィィッ! 来ないで! 僕は、僕は戦いたくないんだ!」


    偽りの騎士が錯乱しながら、身の丈以上の巨大メイスをデタラメに振り回す。 浅倉威はそれを舐めていた。


    「所詮は腰抜け」と。だがその一撃は、音速を超えていた。


    ブンッ!! ガギィィン!! 「――っ!?」


    浅倉が咄嗟に鉄パイプでガードするが、凄まじい運動エネルギーが彼を襲う。

    鉄パイプが「く」の字に曲がり、浅倉の体は砲弾のように吹き飛ばされ、石柱を2本へし折ってようやく止まった。

    「……カハッ」 浅倉が口の端から血を流す。ガードした両腕が痺れて動かない。


    「へぇ……面白ぇ。そのビビリ腰で、随分といい一撃もってるじゃねぇか」


    怯える弱者が、凶悪なライダーに「痛撃」を与えた瞬間だった。

  • 85◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:38:22

    3. 【現在地:南エリア・山道】 【状況:死神と守護者】

    森の木々が焦げる匂いが漂ってくる。竜皇神の死を感じ取りながら、恵飛須沢胡桃は歩みを進めていた。

    彼女の前を、修道女フリーデが静かに歩く。


    「迷える魂がまた一つ、消えましたね」


    「……ああ、そうだな。南無」


    胡桃は適当に話を合わせつつ、フリーデの鎌を見つめる。


    (あの鎌、とんでもない冷気だ。近づく敵はあいつが勝手に凍らせてくれる)


    その時、上空から黒い影が落ちてきた。 逃走中のリシテアと七稜アヤメだ。スーパーマンの衝撃波で吹き飛ばされ、森へと落下してきたのだ。


    「きゃあああっ!」「うわっ、っとと!」

    茂みに突っ込んだ二人の少女を見て、フリーデが鎌を構える。


    「……新たな迷い子ですか?」


    胡桃は瞬時に計算する。この二人、使えるか? 排除すべきか?


    「待てよシスター。あの子ら、怪我してるみたいだぜ?」

  • 86◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:40:16

    4. 【現在地:北エリア・ビル内部】 【状況:大人の工作時間】

    「いいか、ここに来たら俺が合図する。そしたらお前がこれを引け」


    ジョン・メイトリックスが、オフィスのコピー機とガソリン、手榴弾を組み合わせた即席のトラップを解説している。

    日向創は引きつった笑いで頷いた。


    「あ、ああ……わかった。でもこれ、本当に効くのか?」


    「相手が人間ならな。化け物なら、ただの目くらましだ」

    その横で峯義孝が高級そうなゴルフクラブを素振りしていた。


    「フッ……仕事が早いですね。大佐」


    「お前もな、若頭」


    奇妙な友情で結ばれた男三人衆。彼らはこのビルを「要塞」として籠城する構えだ。

    外では、傷ついた巨大生物スンオーが、熱への怒りを撒き散らしながら、北エリアへと歩を進め始めていた。

  • 87◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:41:22

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:12名】 【死亡者数:3名】 【脱落:竜皇神ボルシャックバクテラス(死因:アバター耐久限界による自爆)】

    浅倉威
    損壊率:中
    症状:両腕に深いダメージ。偽りの騎士の一撃をガードした代償。武器(鉄パイプ)破損。

    偽りの騎士
    損壊率:なし
    症状:パニック状態継続。まぐれ当たりの一撃で浅倉を吹っ飛ばしたことに自分でも気づいていない。

    スーパーマン
    損壊率:高(危険域)
    症状:描写外だが、どこかの山に墜落し冷却中。動けば動くほど死に近づく。

    ちいかわ
    損壊率:なし
    症状:ゴミ箱の中で気絶中。スンオーの足元だが、小さすぎて気づかれていない。
    【Next Guide】 中央の怪獣が動き出す。向かう先は北の要塞。 南では少女たちの会議が始まるか、殺し合いに発展するか。

  • 88二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:42:37

    つまりスンオーはメイトリックス達のエリアへと向かっているということか?

  • 89◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:43:24

    1. 【現在地:南エリア・山岳部】 【状況:鋼鉄の男 vs 最強の鳥】

    静寂の山頂で、スーパーマンは膝をついていた。


    「ハァ……ハァ……。体中が、バラバラになりそうだ」


    再生能力は機能していない。指先から頬にかけて、まるで陶器のような亀裂が走り、青い光(データ)が漏れ出している。

    そこへ、一羽の影が舞い降りた。 スズメだ。PIENを喰らい、更なるエネルギーを求めて飛来した空の覇者。


    「……鳥か。ここも危ないぞ、お逃げ」


    スーパーマンは優しく微笑み手を差し伸べる。彼にとって、それは守るべき「小さな命」にしか見えていなかった。

    だがスズメにとって彼は高カロリーな餌でしかない。


    「チュン(いただきます)」


    スズメが残像を残して加速した。


    ドスッ!! 「ガッ……!?」


    スーパーマンの胸部――あの「S」のマークの中央を、小さなクチバシが深々と貫いた。

    本来なら弾くはずの鋼鉄の皮膚は【適合率:1%】のデバフにより、濡れた紙のように脆くなっていた。


    「まさか……君も、そう……なのか……」


    彼は反撃しなかった。握りつぶせば殺せただろう。

    だが、彼は最期まで「正義の味方」として、小さな命を傷つけることを拒んだ。 パリーン……!

    クリプトン人の偉大な魂を宿したアバターが、美しい音を立てて砕け散る。 スズメは満足気にその光の粒子をついばんだ。

    スーパーマン、リタイア。

  • 90二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:45:02

    >>89

        ・・

    スーパーマンここは"バトロワ"なんだよ

    油断は禁物なんだよおっ

  • 91◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:45:26

    2. 【現在地:東エリア・キバ・キャッスル】 【状況:メッキ剥がれ】

    「ひっ、ひぃぃ! 来るな、来るなぁぁ!」


    偽りの騎士は泣き叫びながら、巨大メイスをデタラメに振り回していた。だが、浅倉威はもう棒立ちしない。


    「……見切ったぜ。お前の動き、単調なんだよ」


    浅倉は両腕の痛みを無視し、蛇のような低い姿勢で懐に潜り込む。偽りの騎士の攻撃は大振りすぎる。恐怖で周りが見えていない。


    「その鎧の中身、引きずり出してやるよ!」


    浅倉の手が、兜の隙間にねじ込まれる。


    「や、やめろ! 僕は、僕はただ強くなりたかっただけなんだ!」


    「知るかよ」 ベキベキッ!! 浅倉の怪力が、首元の装甲を無理やり引きちぎる。露出したのは、白くふよふよとした「マゴット」だった。

    アバター補正で強化されているとはいえ、本体が露出してはひとたまりもない。浅倉は容赦なく鉄パイプを突き立てた。

    断末魔もなく、偽りの騎士はデータの藻屑となって消滅した。 盗んだ力で粋がった弱者の、哀れな末路だった。

    偽りの騎士、リタイア。

  • 92二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:46:07

    なんじゃあこの殺人スズメは

  • 93二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:47:18

    …(哀)
    やっぱ怖いスね、浅倉は…

  • 94◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:47:19

    3. 【現在地:北エリア・キリュウ総合商社】 【状況:怪獣来襲】

    「来るぞ! 衝撃に備えろ!」


    ジョン・メイトリックスが叫ぶ。 ズズズズ……ドォォン!! ビル街の入り口に、巨大生物スンオーが到達した。

    その白い巨体がビルに体当たりし、ガラスの雨が降り注ぐ。


    「デカいな……どうやって殺す?」


    峯義孝が冷静に問う。

    「物理でダメなら、内側から爆破するまでだ」


    メイトリックスは手榴弾のピンを歯で抜き、ニヤリと笑った。 その横で、日向創は必死に頭を回転させていた。


    (あいつ、右足を引きずってる? さっきのドラゴンの自爆攻撃が効いてるんだ!)


    「足を狙ってください! 右足が弱ってます!」 日向の指示が、戦況を動かす鍵となる。

  • 95二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:48:42

    >>91

    これでまだ変身形態残してるってネタじゃなかったんですか

    ロワのコンセプトからして変身したら逆に弱くなりそうってネタじゃなかったんですか

  • 96◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:49:58

    4. 【現在地:南エリア・森】 【状況:女子会(仮)】

    恵飛須沢胡桃、修道女フリーデ、そして合流したリシテアと七稜アヤメ。

    4人の女性が集結していた。


    「スーパーマン‎さんが……消えた反応がしました」


    リシテアが青ざめる。彼女の魔力感知が、巨大な魂の消失を捉えたのだ。

    「あら、可哀想に。祈りましょう」


    フリーデは相変わらず掴みどころがない。

    「湿っぽいのはなしだ! あたしたちは生き残る方法を考えるぞ」


    胡桃がシャベルを地面に突き立てリーダーシップを発揮しようとしたその時。

    森の奥から「チュン……」という、捕食者の鳴き声が近づいてきていた。

  • 97◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:50:58

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:10名】 【死亡者数:5名】【脱落:スーパーマン(死因:スズメによる刺突/システム適合不全)】
    【脱落:偽りの騎士(死因:浅倉威による本体破壊)】

    浅倉威
    損壊率:中
    症状:偽りの騎士を倒し、気分が高揚している。怪我の痛みを感じていない(アドレナリン過多)。

    スズメ
    損壊率:なし
    症状:Class S(PIEN、スーパーマン)を二体食らい、ステータスが異常強化されている。現在、南エリアへ移動中。

    日向創
    損壊率:なし
    症状:極限状態で「超高校級の分析力」に近い勘が冴え渡り始めている。
    【Next Guide】 英雄は優しさ故に死に、弱者は弱さ故に死んだ。残るは10名。 南エリアに迫る「魔獣スズメ」の脅威。そして北エリアでは、男たちがスンオーを圧殺する作戦に出る。

  • 98二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:51:28

    雀こわっこえーよ

  • 99二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:51:41

    スズメというよりハゲワシだな…

  • 100◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:52:39

    1. 【現在地:北エリア・キリュウ総合商社】【状況:作戦名『廃業(倒産)』】

    「今だ! やれぇ!!」


    ジョン・メイトリックスの合図と共に、日向創が即席起爆スイッチ(ガソリンに浸した布を巻いた発炎筒)を投げ込んだ。

    コピー機のトナー粉塵と気化したガソリンが充満したロビーで、粉塵爆発が発生する。

    ズドォォォォン!! 爆風が巨大生物スンオーの足元を吹き飛ばし、同時にビルの支柱を破壊する。

    「倒れるぞ! 走れ!」


    峯義孝が叫び、三人は隣のビルへと飛び移る。 バランスを失ったスンオーは、倒壊する巨大な商社ビルの下敷きとなった。

    数万トンのコンクリートと鉄骨が、白い巨体を容赦なく押し潰す。


    『バ……キ……ァ……』


    断末魔と共に、スンオーのHP反応が消失。エリアボス討伐完了。


    「ふぅ……派手なリストラだ」


    メイトリックスが葉巻(代わりの木の枝)を噛む。この即席チーム、意外と相性がいい。

  • 101二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:52:53

    笑ってしまう
    AIからも魔獣呼ばわりだなんて

  • 102二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:54:00

    > 「ふぅ……派手なリストラだ」

    洋画チックでセクシーすぎる

  • 103◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:55:04

    2. 【現在地:南エリア・森】 【状況:最悪の遭遇】

    「静かに……何かが来ます」


    修道女フリーデが鎌を構え、視線を上空に向ける。 直後、木々をへし折りながら、スズメが弾丸のように突っ込んできた。

    「チュンッ!!」   「速っ!?」


    七稜アヤメが反応し、三八式歩兵銃を連射するが、スズメは空中で奇妙な軌道を描いて全弾回避。

    今のスズメは、神(Class S)の魂を取り込み、ステータスが上昇している。

    「きゃあああっ!」 リシテアが悲鳴を上げる。スズメの標的は、魔力が一番高く美味しそうな彼女だ。


    「チッ、させるかよ!」


    恵飛須沢胡桃が動く。「オラァッ!」


    胡桃のシャベルがスズメの軌道を妨害するように投げられる。スズメはそれを軽く弾くが、その一瞬の隙にフリーデの鎌が閃いた。


    冷気がスズメの翼を掠め、氷結させる。


    「チュッ……!(生意気な)」


    スズメは一旦距離を取り、旋回を始めた。狩りの時間だ。

  • 104二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:56:45

    女子会!スズメを殺せ
    そいつは人を食った魔獣…サバイバルで野生動物を殺す感覚と思えば罪悪感は湧かないはずだ

  • 105◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:56:47

    3. 【現在地:中央エリア・スンオーランド】 【状況:殺意の連鎖】

    「あーあ、終わっちまったか」


    浅倉威は、遠く北エリアでビルが崩れるのを見て舌打ちした。あっちの方が楽しそうだった。だが、南の森からも騒がしい音が聞こえる。


    「……女の声か。ま、腹の足しにはなるか」


    彼は鉄パイプを捨て、瓦礫の中から切れ味の良さそうな鉄板を拾うと、南エリアへ向けて歩き出した。その途中。


    「ふ、ふえぇ……」


    倒壊したゴミ箱の中から這い出てきたちいかわと目が合った。


    「あ?」 「ひっ!?」


    ちいかわは涙目で固まる。浅倉はニヤリと笑い、一歩踏み出す。

    「なんだそのツラ。イライラするな」 絶体絶命。だが、ちいかわの手には、ピンク色に輝く討伐棒が握られていた。

  • 106二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 22:58:09

    なんや浅倉はマスコットとよく会うのォ…

  • 107◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 22:58:42

    4. 【現在地:北エリア・屋上】 【状況:次なる一手】

    スンオーを倒した北の男たち。 日向創は、崩れたビルの粉塵を見下ろしながら息を整えていた。


    「……なぁ、これからどうする? このまま三人で勝ち残るまでやるか?」


    その問いに、峯義孝は静かに首を横に振った。


    「馴れ合いはここまでだ。だが、今はまだ数がいる。南の方角……あそこに誰かいる気配がする」

    「フィクサーがいるかもしれん」


    メイトリックスが銃の点検を終え、立ち上がる。


    「行こう。俺たちの戦争はこれからだ」


    最強の物理制圧部隊が、南エリアへ進軍を開始する。

  • 108二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:00:29

    へーっSクラスのアバター吸収すればノーリスクで超強化できるんだ(ヌッ
    しゃあけど…残念ながらもう残っとらんわっ

  • 109◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:00:30

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:10名】 【死亡者数:5名】 【討伐:エリアボス・スンオー(討伐者:メイトリックス、峯、日向)】

    リシテア
    損壊率:低
    症状:恐怖で足がすくんでいる。スズメにロックオンされている状態。

    スズメ
    損壊率:極低
    症状:フリーデの氷撃で左翼に霜がついたが、既に自己解凍済み。空腹度上昇。

    ちいかわ
    損壊率:なし
    症状:浅倉威と遭遇。最大級の「怖い」感情がチャージされつつある。

    【Next Guide】 北の軍団が南下を開始。 南の森では、スズメ無双を止めるべく女子たちが共闘。
    そして中央では、最凶のライダーに対し、ちいかわの「なんかでかくてつよい一撃」が炸裂するか? 次回、大混戦が加速する。

  • 110二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:02:13

    オトン…力を得たらこんな害鳥になるんなら毛が生えたようなあの男の駆除判断は正しかったんやないかな…

  • 111◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:03:00

    1. 【現在地:中央エリア・スンオーランド】 【状況:ちいさくてつよいやつ】

    「死‎ねやぁ!!」


    浅倉威が拾った鉄板をギロチンのように振り下ろす。その殺気は、ちいかわの許容量を遥かに超えていた。


    「わ、わァ……イヤッ、イヤァァァァッ!!!」


    涙と鼻水を垂れ流しながら、ちいかわは無我夢中でピンク色のさすまたを突き出した。

    ちいかわの「怖い」「死にたくない」という感情が、純粋な運動エネルギーへと変換される。

    ドギャァァァン!! さすまたの先端が浅倉の鉄板ごと腹部に突き刺さり、まるで大型トラックが衝突したかのような衝撃波が発生した。


    「がはっ……!?」


    浅倉の体がくの字に折れ、遊園地の観覧車まで吹き飛ばされる。

    「フ! フ!」 ちいかわも反動で後ろに転がり、きりもみ回転しながら瓦礫の山に埋まった。 気絶。しかし、生存。

  • 112二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:04:28

    ちいかわの感情がバーストしたんだっ

  • 113二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:05:31

    見事だな主催者…
    ファイナルベントの画像を吹っ飛ばされた様子の画像に見えるよう活用している…

  • 114◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:07:37

    そろそろフィクサーが分かってきたんだろ


    2. 【現在地:南エリア・森】 【状況:レイドバトル・スズメ】

    「そこです! ダークスパイクT!』


    リシテアが杖を振るい、闇の杭を放つ。しかし、スズメは翼を羽ばたかせた風圧だけで魔法を拡散させた。魔力耐性までも獲得している。


    「チュン(甘い)」


    スズメがリシテアの首元へ急降下する。

    「させません!」


    七稜アヤメが横から滑り込み、銃剣でスズメを受け止める――が、金属音が響き、アヤメの腕がミシミシと軋む。


    「くっ……重い……!」

    そこへ、修道女フリーデが音もなく接近し、大鎌でスズメの足を刈り取るように一閃。

    スズメは危険を察知して飛び退くが、鎌の冷気がその足を凍りつかせ、動きをわずかに鈍らせる。


    「……ッ! 今だ、やっちまえ!」


    木陰から恵飛須沢胡桃が的確に指示を飛ばしていた。

  • 115◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:09:56

    3. 【現在地:南エリア・外縁部】 【状況:観戦者たち】

    その激闘を崖の上から見下ろす三つの影があった。北から移動してきたジョン・メイトリックスたちだ。


    「おいおい、冗談だろ。あんなデカい焼き鳥、見たことないぜ」


    メイトリックスが呆れたように言う。 峯義孝は目を細め、戦況を分析する。


    「あの鳥、相当強いですね。連携の取れていない即席チームでは、じきに全滅するでしょう」

    そして、日向創は別の場所に注目していた。彼の視線は戦わず、隠れながら指示を出しているシャベルの少女――恵飛須沢胡桃に釘付けになっていた。


    「……なぁ、あの子」日向が呟く。


    「なんだ、あの子が好みか?」


    「違う。……違和感があるんだ。あの鳥の攻撃、あの子だけ『避けて』ないか?」


    日向の脳裏に、カムクライズルの思考が走る。スズメの広範囲攻撃が、奇妙なほど胡桃の位置だけ逸れている。

    まるで、システムそのものが彼女の死を拒絶しているかのように。 「あの子が……キーマンかもしれない」

  • 116◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:11:03

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:10名】 【死亡者数:5名】

    浅倉威
    損壊率:高
    症状:ちいかわの一撃で肋骨全損に近いダメージ。だが、痛みにより狂戦士化(バーサーカーモード)が進行し、ステータスが上昇中。

    スズメ
    損壊率:低
    症状:右足凍結により速度低下。しかし、まだ余裕がある。

    リシテア
    損壊率:中
    症状:魔力枯渇(ガス欠)寸前。次の一撃が撃てるかどうか。

    七稜アヤメ
    損壊率:中
    症状:スズメの突進を受け止め、銃身が曲がり腕部に亀裂。

    ちいかわ
    損壊率:低
    症状:気絶中。瓦礫の下で安全に眠っている。
    【Next Guide】 スズメの猛攻に、女子チームは崩壊寸前。 それを崖上から見つめる「プロ」たちは介入するか、見捨てるか、それとも…。

  • 117二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:11:09

    フィクサーの正体って…ま…まさか

  • 118二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:12:04

    戦えば戦うほどテンションとステータス上がる浅倉が厄介すぎルと申します

  • 119◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:13:19

    1. 【現在地:南エリア・森】【状況:限界と援軍】

    「くぅっ……もう、弾が……!」


    七稜アヤメの三八式歩兵銃が、カチリと乾いた音を立てる。弾切れだ。 その隙を逃さず、スズメが巨大な翼を広げ、真空の刃を放った。


    「しまっ――」 回避不能。リシテアが目を閉じたその時。

    ドシュッ……ズドォォォォォン!!


    轟音と共に、スズメの横腹で紅蓮の爆炎が咲いた。


    「チュンッ!?(はああっ!?)」

    吹き飛ばされるスズメ。その視線の先、崖の上に立つ三つの影があった。


    「パーティーに遅れちまったか?」


    ジョン・メイトリックスが、煙を上げるロケットランチャーを捨て、新たにM60機関銃を構えて飛び降りる。


    「お嬢さん方、伏せてな! ここからは大人の時間だ!」

  • 120二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:13:52

    >>119

    メイトリックス少佐あなたセクシーすぎる

    本気で惚れちゃうかも

  • 121◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:15:52

    2. 【現在地:南エリア・森】 【状況:狩猟開始】

    「援軍……? でも、あの鳥は速いわ」


    修道女フリーデが警告するが、峯義孝は既にスズメの落下地点へ疾走していた。


    「速かろうが、足が凍っていてはただの的だ」


    峯は、フリーデが先ほど凍らせたスズメの左足を目掛けて、渾身のローキックを叩き込んだ。

    バキィッ!! 氷と共に、スズメのアバターの足首が粉砕される。

    「チッ……グアアッ!」

    バランスを崩したスズメの顔面に、メイトリックスの重機関銃が火を噴く。

    「食らえぇぇぇ!!」至近距離からの掃射。鋼鉄の皮膚を持つスズメだが、雨のような弾丸に押され、身動きが取れない。

    「今です! 全員で叩くぞ!」


    峯の号令に、アヤメが銃床で殴りかかり、リシテアが最後の魔力を振り絞って炎の玉を放つ。

  • 122二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:16:50

    コマンドーというよりかはもうプレデターだな…

  • 123◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:17:45

    3. 【現在地:南エリア・森の茂み】 【状況:探偵の目】

    大乱戦の中、日向創だけは戦闘に参加せず戦場の外側を走っていた。彼の目は、混乱に乗じてこっそりと離脱しようとしている恵飛須沢胡桃を捉えていた。


    (やっぱりだ。あの子、流れ弾すらも『偶然』避けているように見える)


    日向は意を決して胡桃の逃走ルートに先回りした。


    「……待ってくれ」


    茂みから飛び出した日向に胡桃はビクリと肩を震わせ、瞬時にシャベルを構える。


    「っ!? なんだアンタ、敵か?」


    「いや、敵じゃない。……確認したいだけだ」


    日向は両手を上げしかし鋭い視線を胡桃の瞳に向けた。


    「君、自分が何者か……『気づいて』るんじゃないか?」


    「は……? 何言ってんだ?」


    胡桃はとぼけるが、その握ったシャベルの柄がきしむ音を、日向は見逃さなかった。

  • 124◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:18:57

    4. 【現在地:中央エリア】 【状況:這い寄る悪意】

    「あ゛ぁ……あ゛ぁ……」


    遊園地の瓦礫の山から、赤黒いノイズを纏った男が這い出てくる。

    浅倉威。肋骨は砕け、内臓データが露出しているが、その目には理性の光が消え失せ、純粋な殺意だけが灯っていた。


    「足りねぇ……もっとだ……もっと祭りを……」


    彼はズリズリと足を引きずりながら、爆音の響く南の方角へと向かう。その道中、彼はふと足元に転がっているものを拾い上げた。


    それはコロンゾンが落としたダモクレスの剣の破片だった。


    「……イイ切れ味だ」 凶器を手にした狂戦士が、戦場へ向かう。

  • 125二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:20:20

    うえーっ
    こ…怖いよーーッ

  • 126二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:20:32

    肋骨は砕け、内臓データが露出…それでも浅倉は戦いを求めていた

  • 127◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:20:52

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:10名】 【死亡者数:5名】

    スズメ
    損壊率:中~高
    症状:左足粉砕骨折。メイトリックスの集中砲火で全身の耐久値が削られている。飛行不能になりつつある。

    恵飛須沢胡桃
    損壊率:なし
    症状:日向に接触され動揺している。

    日向創
    損壊率:なし
    症状:胡桃に疑いの目を向けている。

    浅倉威
    損壊率:瀕死(暴走)
    症状:HPは残り数ミリだが、攻撃力が異常上昇中。魔剣を入手。

  • 128二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:21:33

    やばっ火事場持ちがミリ残りしちゃったよ…

  • 129二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:21:33

    変身してなくてまだ戦おうとしてるんだよね戦闘狂すぎない?

  • 130◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:22:43

    1. 【現在地:南エリア・森】 【状況:決着の弾丸】

    スズメは必死だった。足は砕かれ、翼は凍りつき、全身を鉛の雨が叩く。


    「チュンッ……!!(まだ、まだだ……!)」


    スズメは最後の力を振り絞り、口から超高圧縮したソニックブームを吐き出そうとする。

    だが、ジョン・メイトリックスはそれを見逃さない。


    「ベネット、お前は口だけで十分だ!」


    謎の言葉と共に、メイトリックスが手榴弾の束をスズメの開いた口の中に放り込んだ。

    「チュ?」 スズメが目を丸くした瞬間、七稜アヤメと修道女フリーデが同時に左右へ退避する。


    ドグォォォォォン!! 体内からの爆発。さしものClass Sキラーも、内側からの破壊には耐えられなかった。

    スズメの体が風船のように膨らみ、そして弾けた。舞い散る羽の一枚一枚がデータノイズとなり、夜空へと消えていく。

    「ふぅ……焼き鳥一丁上がりだ」

    メイトリックスが熱くなった銃身を撫でる。 一同に安堵の空気が流れた――その一瞬こそが、最大の隙だった。

    スズメ、リタイア。

  • 131二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:23:58

    ふーッ良かった…
    ありがとうございました

  • 132二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:24:11

    えっ
    ◇何が始まる…?

  • 133◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:25:35

    2. 【現在地:南エリア・森の茂み】 【状況:拒絶と殺意】

    「答えてくれ! 君が、終わらせる鍵なんだろ!?」


    日向創の問い詰めに対し、恵飛須沢胡桃の瞳孔が開ききっていた。


    『殺せ 排除せよ』

    『殺せ 排除せよ』

    『殺せ 排除せよ』

    『殺せ 排除せよ』

    『殺せ 排除せよ』


    システムからの精神干渉が頭の中で警報のように鳴り響く。


    「あ、あぁ……うるさい、うるさい!!」


    胡桃は頭を抱えて叫ぶ。彼女の生存本能が「秘密を知る者を消せ」と命じている。


    「俺は君を助けたいんだ!」


    日向が一歩踏み出した瞬間胡桃の体が勝手に動いた。


    ブンッ!! シャベルが風を切り、日向の首筋を狙う。「ッ!?」 日向は泥臭く地面を転がって回避する。シャベルが地面を深く抉った。


    「寄るな!! あたしは……あたしはただ、生きて帰りたいだけなんだよぉ!!」


    胡桃は涙を流しながら、虚ろな目でシャベルを構え直す。会話は成立しない。

  • 134二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:26:44

    もしかしてフィクサーの自覚がないタイプ?

  • 135二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:27:28

    >>134

    いつぞやのキー坊みたいやのォ

  • 136◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:27:54

    3. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:蛇の奇襲】

    スズメを倒し、互いに顔を見合わせて頷く峯義孝とリシテア。


    「やりましたね。これで少しは――」


    リシテアが言いかけた時、峯の背後の空間が揺らいだ。


    音もなく忍び寄っていた浅倉威だ。彼は瓦礫の影から、コロンゾンの遺産である魔剣の破片を逆手に持って飛び出した。


    「隙だらけだぜぇ……」  「なっ!?」


    峯が反応し、振り返りざまに防御態勢を取る。だが、そのナイフは物理的な防御を透過する魔術武装だった。


    ズブリ。 「……ガッ」浅倉のナイフが、峯の左胸――心臓部を深々と貫いた。

    「会長!!」


    アヤメが叫ぶ。峯は目を見開き、口から大量のノイズを吐き出す。しかし、彼は倒れない。

    「……貴様」峯は突き刺さった浅倉の腕を掴み、逃がさないように固定した。


    「道連れにしてやる」

  • 137二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:29:06

    あうっこ…この世界でも道連れで死ぬのかあっ

  • 138◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:29:23

    4. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:ヤクザの矜持】

    「あぁ? 放せよ!」


    浅倉が暴れるが、峯の握力は万力のように外れない。


    「メイトリックスさん! 撃て!! 私ごと!!」


    峯が叫ぶ。メイトリックスは一瞬たりとも躊躇しなかった。


    「地獄で会おうぜ、若頭」

    M60の銃口が火を噴く。 ダダダダダダダダッ!! 至近距離からのフルオート射撃が、峯の背中を貫通し、そのまま浅倉の体を蜂の巣にする。


    「ガアアアッ!? テメェ、狂って……!」


    浅倉の絶叫と、峯の静かな笑み。 二人の男のアバターが、無数の弾痕によって限界を迎え、同時に光となって砕け散った。

    峯義孝、リタイア。 浅倉威、リタイア。

  • 139◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:30:44

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:7名】 【死亡者数:8名】 【脱落:スズメ(死因:メイトリックスによる体内爆破)】
    【脱落:峯義孝(死因:浅倉の刺突+メイトリックスの介錯)】【脱落:浅倉威(死因:峯による拘束+メイトリックスの銃撃)】

    ジョン・メイトリックス
    損壊率:低
    症状:友軍(峯)を自らの手で撃ったが、メンタルへの影響はなし。弾薬残量低下。

    リシテア
    損壊率:中
    症状:目の前で峯が殺されたショックで硬直中。魔力切れ。

    七稜アヤメ
    損壊率:中
    症状:銃弾切れ、腕部損傷。戦意喪失寸前。

    日向創
    損壊率:低
    症状:胡桃に襲われ、説得を試みているが防戦一方。

    恵飛須沢胡桃
    損壊率:なし
    症状:【システム強制介入中】 自我と殺‎害命令が混線し、錯乱状態。

    ちいかわ
    損壊率:低
    症状:中央エリアで気絶したまま放置されている。ある意味一番安全。
    【Next Guide】 スズメ、峯、浅倉。強者たちが相次いで散った。 残るは7名。錯乱する胡桃を、日向は救えるのか。

  • 140二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:31:11

    あ、浅倉はこの世界でも蜂の巣になって死ぬのか…

  • 141二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:31:35

    お見事っ
    原作再現だあっ

  • 142二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:32:13

    狂気にはな…狂気で上回るしかないんだ
    死ぬ覚悟が必要なんだよ

  • 143◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:32:28

    1. 【現在地:南エリア・森の茂み】 【状況:心の悲鳴】

    「うあぁぁぁぁっ!!」


    恵飛須沢胡桃の絶叫と共にシャベルが嵐のように振るわれる。日向創は頬や腕を切り裂かれながらも、必死に後退し、言葉を投げかけ続ける。


    「君は操られてるだけだ! 『闇のフィクサー』なんて役割、君が望んだものじゃないはずだ!」


    その言葉は、胡桃の心臓を鷲掴みにした。


    「……っ!?」


    動きが止まる。彼女の瞳から、ボロボロと涙がこぼれ落ちた。


    「……あたしは……みんなと……!」


    自我が戻りかけたその時、虚空から無機質なシステム音が彼女の脳だけに響く。


    警告:反逆行為を検知。強制執行モードへ移行します。


    「ガッ……!?」胡桃の意思とは無関係に、彼女の両腕が不自然な角度でねじれ上がり、人間離れした速度でシャベルを振りかぶった。


    「逃げろ……日向……ッ!!」


    彼女が絞り出した警告と同時に、致死の一撃が日向の頭蓋へと振り下ろされる。

  • 144二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:34:01

    どこまで外道なんだシステムは

  • 145◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:35:44

    2. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:安息の鎌】

    一方、峯と浅倉が散った戦場跡地。魔力が尽きて座り込むリシテアと、負傷した七稜アヤメ。二人は仲間の死に呆然としていた。

    そこへ、修道女フリーデが音もなく歩み寄る。


    「……可哀想に。恐怖も痛みも、もう十分でしょう?」

    慈母のような微笑み。だが、その手には絶対零度を纏った大鎌が握られている。


    「私が、その重荷を取り除いて差し上げます」  「え……?」


    リシテアが顔を上げるより速く、フリーデの鎌が閃いた。 抵抗する魔力も体力も残っていない少女の首元を、氷の刃が撫でるように通過する。


    「……あったか……い……」

    痛みを感じる間もなく、リシテアのアバターは瞬時に氷像となり、そして粉々に砕け散った。 救済という名の処刑。

    リシテア=フォン=コーデリア、リタイア。



  • 146二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:35:52

    クソみたいなシステムだな!

  • 147二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:37:33

    もしかして真のフィクサーなタイプ?

  • 148◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:37:53

    3. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:コマンドー vs 死神】

    「次は貴方ですね」


    フリーデは返り血一つ浴びず、次はアヤメへと鎌を向ける。アヤメは恐怖で動けない。

    「アヤメェ! 伏せろぉぉッ!!」


    ジョン・メイトリックスの怒号が響く。彼は残弾ゼロの重機関銃を鈍器として放り投げた。

    フリーデがそれを鎌で弾く一瞬の隙にメイトリックスは腰のコンバットナイフを抜き、猛然とダッシュしていた。


    「シスター、お祈りの時間は終わりだ!」


    「野蛮な……」


    鎌とナイフが激突し、火花と氷片が飛び散る。Class Aのスペックを持つフリーデに対しメイトリックスはClass Bだが、そのナイフ捌きは「達人」の域にある。


    「地獄に落ちろ!」


    メイトリックスはアヤメを背中で庇いつつ、フリーデとの近接格闘に持ち込む。

  • 149二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:38:10

    "フィクサー"は複数いるッ!?

  • 150◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:39:00

    4. 【現在地:中央エリア・スンオーランド】 【状況:孤独な目覚め】

    静まり返った遊園地跡地。 瓦礫の下から、ちいかわがモゾモゾと這い出した。


    「ん……?」


    周りを見渡す。誰もいない。巨大生物スンオーも、燃えるドラゴンも、怖いお兄さんもいない。あるのは破壊された遊具と、少し寂しい風の音だけ。


    「フ! フ!」


    ちいかわは討伐棒を振り回してみるが、敵がいないので手応えがない。急に心細さが押し寄せてくる。


    「わァ……ァ……」


    涙目になりながら、彼はトボトボと歩き出した。本能的に、誰かの気配がする「南」の方角へ。

    その小さな背中には、まだ誰も知らないポテンシャルが眠っている。

  • 151二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:39:10

    隠れ野蛮人なの真の闇フィクなのどっちなのよ?

  • 152二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:39:51

    ちいかわが頼りっスね…

  • 153二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:40:43

    まっ原作でもアリアンデルをそそのかして絵画世界を腐らせてるメ超メだからバランスはとれてるんだけどね

  • 154◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:40:45

    アバター状態・戦況報告

    【生存者数:6名】 【死亡者数:9名】 【脱落:リシテア(死因:フリーデによる介錯)】


    日向創

    損壊率:中

    症状:胡桃の強制攻撃をギリギリで回避し続けているが、体力の限界が近い。


    恵飛須沢胡桃(フィクサー)

    損壊率:低

    症状:【システム完全掌握】 自我がほぼ消失し、殺戮マシーンと化している。


    修道女フリーデ

    損壊率:なし

    症状:本性を現した。スタミナは十分。冷気攻撃で戦場を支配中。


    ジョン・メイトリックス

    損壊率:中

    症状:弾切れ。ナイフ一本でClass Aと渡り合っているが、ジリ貧。


    七稜アヤメ

    損壊率:中

    症状:リシテアの死を目撃し、戦意喪失中。メイトリックスに守られているだけの状態。


    ちいかわ

    損壊率:低

    症状:寂しい。南へ移動中。


    >>151

  • 155◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:42:23

    第13ターン:小さな奇跡、古兵の意地

    1. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:死の舞踏】

    「ハァ……ハァ……!」


    ジョン・メイトリックスの動きが鈍る。 修道女フリーデの鎌が放つ冷気が、メイトリックスのアバターの関節を凍てつかせ、動きを封じていく。


    「貴方の魂も、そろそろ限界のようですね」


    フリーデは優雅に鎌を振り上げる。狙いは、動けなくなったメイトリックスの首――ではなく、後ろで震えている七稜アヤメだった。

    「まずは、守るべきものから壊しましょうか」


    「やめろぉぉッ!!」


    メイトリックスが凍った足を引きずり、無理やり射線に割り込む。

    ザシュッ!!鎌の刃がメイトリックスの左肩から胸部にかけて深々と切り裂く。鮮血のような赤いノイズが噴き出した。

  • 156◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:44:34

    2. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:来訪者】

    「フ……?」


    その殺伐とした空気を、場違いな声が切り裂いた。 茂みからトコトコと歩いてきたちいかわだ。


    彼は目の前の光景――血を流す筋肉ダルマと、鎌を持った怖いシスターを見て、状況を理解した。


    (怖い! あの人、いじめられてる!?)


    フリーデが冷ややかな視線をちいかわに向ける。彼女にとって、それはただの小動物にしか見えなかった。

    彼女が指先を振ると、地面から氷の棘が伸び、ちいかわを串刺しにしようとする。



    「イヤッ! イヤァァァァァッ!!」


    ちいかわが泣き叫びながら、めちゃくちゃに討伐棒を振り下ろした。

    ドォォォォォン!! ちいかわの足元を中心に、物理法則を無視した衝撃波が発生。

    氷の棘が粉々に砕け散り、その余波がフリーデを直撃した。「なっ……!?」 予想外の衝撃に、フリーデの体勢が大きく崩れる。

  • 157◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:45:36

    3. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:第三次大戦】

    その一瞬。0.5秒の隙。歴戦のコマンドーにとって、それは「永遠」にも等しい反撃のチャンスだった。


    「プロをなめるなよ」


    メイトリックスは激痛を無視し、懐に隠し持っていた最後の武器――クレイモア対人地雷を、フリーデの目の前に突き出した。


    「あ……」フリーデが目を見開く。


    「地獄で涼んでこい」


    カチッ。 ズガァァァァァン!!


    至近距離での指向性爆破。フリーデのアバターは上半身を吹き飛ばされ、修道服の切れ端とデータの光となって消滅した。

    メイトリックスも爆風で吹き飛ばされ、大木に激突して動かなくなる。

    修道女フリーデ、リタイア。

  • 158二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:46:31

    やっぱちいかわやでっなっ
    主人公最高

  • 159二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:46:55

    カッコいいぜメイトリックス
    俺が女なら股を濡らすね

  • 160二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:47:32

    このレスは削除されています

  • 161◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:48:32

    4. 【現在地:南エリア・崖下】 【状況:慟哭】

    一方、崖下の茂みでは、日向創が限界を迎えていた。恵飛須沢胡桃の猛攻を避けきれず、体中が傷だらけだ。


    「ガハッ……!」


    ついに追い詰められ、背中が岩壁に当たる。目の前には、虚ろな目でシャベルを振り上げる胡桃。


    「殺せ……排除……殺せ……」

    彼女の口から漏れるのは、システムのエラー音のような呪詛だけ。日向は覚悟を決めた。戦うためではない。


    (俺じゃ勝てない。でも、せめて……)


    彼は防御を解き、胡桃の両肩を掴むために身を投げ出した。


    「胡桃ッ! 思い出せ! 君はそんなことをするために生きてるわけじゃないだろ!!」

    ドスッ。鈍い音が響く。 日向の腹部に、シャベルの先端が突き刺さっていた。しかし、日向の手は胡桃の肩を掴み、そのまま強く抱きしめていた。


    「……え?」


    その温もりに、胡桃の瞳に一瞬だけ理性の光が戻る。 システムのエラー音がノイズ混じりになり、彼女の動きが停止した。

  • 162◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:50:01

    アバター状態・戦況報告
    【生存者数:5名】 【死亡者数:10名】 【脱落:修道女フリーデ(死因:メイトリックスのクレイモア自爆特攻)】

    ジョン・メイトリックス
    損壊率:瀕死
    症状:フリーデの斬撃+至近距離爆破のダメージ。HPは残り数ドット。立つこともできない状態。

    日向創
    損壊率:高(危険域)
    症状:腹部に深い刺し傷。出血(ノイズ流出)多量。意識が遠のきつつある。

    恵飛須沢胡桃(フィクサー)
    損壊率:低
    症状:日向の捨て身の呼びかけにより、システム干渉にバグ発生。一時的に動作停止(フリーズ)。

    ちいかわ
    損壊率:低
    症状:自分の悲鳴で敵を倒したことに気づいていない。「フ! フ!(勝った!)」と討伐棒を掲げている。

    七稜アヤメ
    損壊率:中
    症状:目の前でメイトリックスが倒れ、パニック状態から抜け出しつつある。

  • 163二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:51:07

    万全なのがちいかわしかいないってネタじゃなかったんですか

  • 164◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:51:39

    1. 【現在地:南エリア・戦場跡地】 【状況:プロの休息】

    「大佐……! しっかりしてください!」


    七稜アヤメが駆け寄るが、ジョン・メイトリックスは木にもたれかかったまま、静かに葉巻をくわえ直していた。

    彼のアバターの足元から、急速にデータの剥離が始まっている。


    「騒ぐな、お嬢さん。……ただのバカンスだ」


    「でも……!」


    「いいか、よく聞け」


    メイトリックスは震える手で、自身のベストから一枚のドッグタグを引きちぎり、アヤメの手に握らせた。


    「お前はまだ撃てる。……あっちで泣いてる坊主と嬢ちゃんを、助けてやれ」「大佐……」


    「戦争は終わりだ。……娘に会いたいな」

    フッ、と彼のアバターが風に溶けるように消滅した。 後に残されたのは、アヤメの手に握られたタグと、漢の意志だけ。


    アヤメは涙を拭い、泥だらけの顔を上げた。 「……了解、大佐!」

    ジョン・メイトリックス、リタイア。

  • 165二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:52:19

    戦争は終わりだ。……娘に会いたいな
    …(哀)

  • 166二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:52:58

    大佐…哀

  • 167◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:53:23

    2. 【現在地:南エリア・茂み】 【状況:エラー発生】

    「あ……あぁ……!」


    恵飛須沢胡桃の手から、血濡れのシャベルが滑り落ちる。目の前には、腹部から大量のノイズを流して倒れている日向創。


    「日向……! おい、目ぇ覚ませよ! なんで……なんであたし……!」


    胡桃の絶叫が響く。彼女の脳内で、システムからの警告音が暴走していた。


    警告:フィクサーの精神汚染を確認。リセットを推奨。リセットを推奨。 強制操作モードへ移行――


    「うっ、ぐあぁぁぁ!!」 胡桃が頭を抱えてのたうち回る。再び「殺人人形」へと作り変えられそうになった、その時。


    「フ!」

    小さな影が、二人の間に割り込んだ。 ちいかわだ。 彼は倒れている日向と泣き叫ぶ胡桃を見て、自分のポシェットからゴソゴソと何かを取り出した。

    それは、道中で拾った「あまいあめ(HP小回復)」だった。ちいかわは、それを震える手で胡桃に差し出した。


    「……え?」


    システムのエラー音が、その純粋無垢な善意の前に、一瞬だけノイズとなって霧散する。敵意も害意もない、ただの優しさ。

    それが、システムによる精神支配のロジックに致命的なバグを生じさせた。

  • 168二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:53:54

    >>161

    >>164

    自分が死ぬことになっても救うことに命を賭けるとは立派な心がけや その生き様尊敬するでっ

  • 169二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:54:10

    >>163

    しかし…このルールだと多分ちいかわがトップなのです

  • 170◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:55:11

    3. 【現在地:南エリア】 【状況:宣言】

    「……そうか。あたしが、終わらせなきゃいけないんだ」


    胡桃は震える手で飴を受け取り、そして空を見上げた。視界の端に点滅する【闇のフィクサー】のタグ。

    彼女は理解した。自分がこのクソったれなゲームの「鍵」であり、自分が戦いを拒絶すれば、この世界は終わるのだと。


    「アヤメ! 日向を頼む!」

    駆けつけてきたアヤメに日向を託すと胡桃はシャベルを拾い上げ――それを地面に突き立てた。

    そして、天に向かって中指を立て、高らかに叫ぶ。


    「あたしは、こんなゲーム降りてやる!! 知ったことかバーカ!!!」

    システム検知:フィクサーによるリタイア宣言を確認。

    勝利条件達成 これより、カオス・ディメンションの閉鎖シークエンスへ移行します。

  • 171二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:55:50

    ちいかわ…神
    やっぱ優しさが一番やでっなっ

  • 172◆Bp.Exy9Gks25/12/13(土) 23:57:14

    エピローグ:ごった煮の朝

    世界が白く染まっていく。 空の亀裂が修復され、歪なビルや城がデータとなって分解されていく。

    日向創は薄れゆく意識の中で、誰かが手を握ってくれているのを感じた。


    「……助かったのか?」


    「ああ、アンタのおかげだよ。……ありがとな」


    胡桃の声が聞こえる。

    七稜アヤメは、手の中にあるメイトリックスのタグを強く握りしめた。


    「私も……強くなれるかな」


    その問いに答えるように、空からどこかの筋肉マッチョがサムズアップしている幻影が見えた気がした。

    ちいかわは白くなる世界の中で「わァ……」と感嘆の声を上げていた。

    怖いこともあったけど、最後はみんな仲良くなれた(ような気がする)。 彼は満足気に、討伐棒を背負い直した。

  • 173二次元好きの匿名さん25/12/13(土) 23:59:10

    ちいかわ…見事やな

  • 174◆Bp.Exy9Gks25/12/14(日) 00:00:03

    最終リザルト

    【GAME SET】 勝者:なし(フィクサーのリタイアによる強制終了)

    【生存者:4名】


    恵飛須沢胡桃

    MVP (Most Valuable Player)。自身の運命(システム)に抗い、ゲームを破壊した少女。彼女の選択が全員を救った。


    ちいかわ

    MIP (Most Impressive Player)。Class Sを倒したわけではないが、その存在自体が奇跡を呼び、最終局面でフィクサーの正気を呼び戻すトリガーとなった。


    日向創

    Best Support。身を挺してフィクサーの暴走を止め、ゲーム終了の道筋を作った陰の立役者。


    七稜アヤメ

    Survivor。多くの強者に守られ、意志を受け継ぎ、最後まで生き残った百花繚乱の委員長。


    これにてクルミ・ノーマルロワを終了させていただきます

  • 175二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:00:47

    オツカレーッ
    後日談も見てみたいですね本気でね

  • 176二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:01:13

    オツカレーッ
    印象深いキャラが多かったのォ ですねぇ

  • 177二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:03:18

    やばっ全員キャラ立ってたよ…多分
    特にこの自分を救ってくれた日向の手を握りしめる胡桃魅力的だ

  • 178二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:04:04

    オツカレーッ
    いやー自覚のないフィクサーでどうなるかと思ったけどハッピーハッピーで終わって良かったのォ

  • 179二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:04:53

    オツカレーッ!
    結局フリーデは隠れ野蛮人だったってことか?ゲン!

  • 180二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:05:21

    オツカレーッ
    もしかしてフリーデは在野の野蛮人なタイプだったんスかね

  • 181◆Bp.Exy9Gks25/12/14(日) 00:09:00

    >>175

    焦るなよ 今出力してやっから


    >>179

    >>180

    ハイデース 突然キチゲを発散し始めたと聞いた時にはびっくりしましたよ

  • 182◆Bp.Exy9Gks25/12/14(日) 00:13:04

    After Story:それぞれの「日常」

    1. 【日向創の場合】 ―― 才能なき自信

    「……っ!」 日向創は、ジャバウォック島のコテージのベッドでガバと飛び起きた。

    全身に冷や汗をかいている。腹部をさすってみるが、シャベルで刺された傷はもちろんない。

    ただ、その熱い感触と、最後に抱きしめた少女の震えだけが手に残っていた。


    「夢……か? いや、あんなリアルな夢があるかよ」


    彼は窓の外、青い空と海を見つめる。 これまで彼は「予備学科」である自分に劣等感を抱き、「超高校級」の才能に憧れ、焦がれていた。

    だが、あの世界で見たものは何だったか。 空を飛ぶ超人、魔法を使う少女、巨大な怪獣。

    そんな「才能」の塊たちが次々と自滅し、殺し合う中で最後に生き残ったのは――シャベル一本の少女と、小さな謎の生き物と、そして何の能力も持たない自分だった。


    「俺は……俺のままで、やれることがある」


    日向は拳を握りしめる。 あの「プロ」と呼ばれた軍人は言った。『俺たちの戦争はこれからだ』と。


    「ああ、そうだな。俺も負けてられない」


    日向創の瞳から、迷いの色は消えていた。彼はドアを開け、仲間たちが待つレストランへと力強く歩き出した。

  • 183◆Bp.Exy9Gks25/12/14(日) 00:14:04

    2. 【七稜アヤメの場合】 ―― 継承された「筋肉」

    「委員長! うなされてましたけど、大丈夫ですか!?」


    百花繚乱紛争調停委員会の部室。目覚めたアヤメは、心配そうに覗き込む部下たちの顔を見て、大きく息を吐いた。


    「……うん、大丈夫。ちょっと、すごいおじ様と遠足に行ってただけ」


    彼女はそっと、自分の制服のポケットに手を入れた。 夢なら何もないはずだ。しかし、指先には冷たく硬い金属の感触があった。


    取り出してみると、それは泥とオイルで少し汚れたドッグタグ。刻まれた名前は 『J. MATRIX』


    「……夢じゃ、なかったんだ」


    アヤメはそのタグを強く握りしめ、三八式歩兵銃を手に取る。

    いつもなら自信がなく、周囲の期待に押しつぶされそうになっていた彼女だが、今は背後に「あの背中」がある気がした。


    『お前はまだ撃てる』


    その言葉が、心臓を熱くする。


    「みんな行くよ! 今日も百花繚乱の平和を守らなきゃ!」


    その背中には、以前よりも逞しい、頼れるリーダーの風格が漂っていた。

  • 184◆Bp.Exy9Gks25/12/14(日) 00:15:05

    3. 【ちいかわの場合】 ―― 小さな破壊神

    「わァ……」


    いつものお家。むちゃうまヨーグルトの懸賞で当たった家の中で、ちいかわは目を覚ました。


    「おはよッ! 早起きだねッ!」


    ハチワレが遊びに来ていた。いつもの平和な日常。 しかし、今日のちいかわは一味違った。討伐対象の「ギチギチ蟲」が現れた時だ。

    いつもなら泣いて逃げ回るところだが、ちいかわはスッと目を細めた。

    脳裏に蘇るのは、あの「筋肉のお兄さん」の火薬の匂いと、「怖いお兄さん(浅倉)」の暴力的な一撃。


    「フ!」ちいかわは、さすまたを構えると、近くにあった「大きな岩」を足で蹴り、テコの原理で蟲の上に落下させた。


    ドカッ!!「エッ!? すごいッ! 罠だッ!?」


    ハチワレが驚く中、ちいかわは、サムズアップ(親指を立てるポーズ)をしながら、少しニヒルに笑った。


    「……ン」  「え? なんて?」


    ちいかわのハードボイルドな討伐生活が、ここから始まる(かもしれない)

  • 185◆Bp.Exy9Gks25/12/14(日) 00:16:11

    4. 【恵飛須沢胡桃の場合】 ―― ポケットの中の甘い希望

    「はぁっ、はぁっ……!」


    バリケードで囲まれた教室。固い寝袋の上で、胡桃は跳ね起きた。 シャベルを確認する。血の跡はない。


    「……クソッ、なんだよ今の悪夢。ゾンビよりタチが悪かったぞ」


    彼女は乱暴に髪をかきむしる。 結局、元の世界に戻っても、ここは「がっこうぐらし」の最中だ。


    外にはゾンビが徘徊し絶望的なサバイバルは続く。 何も変わっていない。そう思いため息をついてジャージのポケットに手を突っ込んだ時。


    カサッ。 小さな音がした。 出てきたのは、包装紙に包まれた「あまいあめ」が一粒。

    あの小さな生き物が、震える手で渡してくれたもの。 そして、自分を抱きしめて止めてくれた、あの男の温かさを思い出す。


    「……あーあ。こんなの食ったら、虫歯になっちまうよ」


    胡桃は悪態をつきながらも、その飴を大切に剥き、口に放り込んだ。 甘い。脳が痺れるほど甘い。

    その甘さは、「生きろ」と言われた証のようだった。


    「……へへっ。美味しいじゃんか」


    彼女はシャベルを担ぎ、教室の扉を開ける。


    「よし、今日も生き残ってやるか!」


    その足取りは軽く、絶望的な世界でも、彼女はもう二度と「自分」を見失わない強さを手に入れていた。

  • 186二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:17:31

    ちいかわ…見事やな(ニコッ)

  • 187二次元好きの匿名さん25/12/14(日) 00:29:28

    全員この先に過酷な原作本編が待ってるけど強く生きていけそうでリラックスできますね

オススメ

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