直接文書を渡す
不登校が多いと言ってもクラスに1人、学年に数人です。
クラスに1人ですから、不登校のお母さんはママ友に相談することも出来ませんので、孤独になってしまいます。
ですから、ネットでどこの誰かもわからない人に相談をしてしまうのです。
私は、本名も詳細経歴も公表しておりますので、ネットのどこの誰かもわからない人間ではなく、リアルで存在している人間です。
リアルの人間ですので、発言には責任が生じます。
私の指導法は、子供に文書を渡します。
母親がセミナーやカウンセリング、本などで、たくさん勉強して母親の意識が変わっても、不登校の改善、生活習慣の改善には、まったく意味がありません。
そもそも母親の言うことを聞かないのですから、子供が言うことを聞くようになることはありません。
不登校を改善するには、
生活習慣を改善しなくてはなりません。
自由気ままにしていた生活習慣を改善するには
子供が自ら意識を変えなければ改善出来ません。
そのためには「直接」子供に働きかけるしかありません。
母親経由ではだめなのです。
さらに、不登校の子に直接文書を渡しても、読んでもらわなければ話になりません。
読んでもらうためには「表紙」が命です。
子供が読んでみたいと思うような表紙が必要になります。
一例を挙げれば
「ゲームをやっても構わない」などです。
表紙を見て読んでみようかな
もっと言えば、
その文書を手にしてみようかな
と思って、
表紙をめくったとしても
中身がつまらなければ
表紙を開いただけで終わりです。
子供の関心をひいて読みやすい
中身でなければなりません。
私の場合は、
中身は、大き目の字でA4一枚です。
この一枚からグラデーションを掛けて
子供に次の文書、次の文書と読ませて
子供の意識を変えます。
子供の意識が変わらなければ
お母さんの意識が変わっても
子供の生活習慣は変わりません。
元々、不登校の子は「嫌な事はしたくない」と嫌なことはしません。
これは一生付きまといます。
私の経験から学校は「忍耐力」を学ぶところだと思っています。
不登校の子は「ほんのちょっとした」嫌なことをするのにも相当なストレスがかかります。
私がそうです。
不登校の子に「忍耐力を身に付けさせる」ことが最大の難関です。
不登校の子は、毎日、自由に起きて、ゲームを好き放題するなど自由にしていますので、「我慢」することがありません。
「忍耐力」がなければ社会に出たときの苦痛は計り知れません。
パンは小さい器に入れれば小さく膨らみ、大きい器に入れれば大きく膨らむ。
子供は無限の可能性を持っていますので、不登校で小さな部屋に長期間居させては小さくまとまり、無限の可能性に蓋をすることになります。
不登校だったことを、消すことは出来ませんが、不登校だったことを、「良かったことにする」ことは出来ます。