なんと! 韓国にも!
水族館はあるんだぜ!
むちむち好きが高じて体脂肪率高めの海獣が多い水族館が好きになり、日本各地の水族館を回っている『ゲムぼく。』。もはやむちむち海獣を追い求めるむちむち怪人と化している。誰がむちむち怪人だ!
そんな『ゲムぼく。』が、ついに外国の水族館にも初進出!
韓国・ソウルにある、『アクアプラネット一山(イルサン)』にやってきた!
特徴的な形の建物だ。サメの口のように見える。
日本は国土面積あたりの水族館数が世界1~2位を争うほどの水族館大国だが、じつは韓国は同じ指標で世界4位。10以上の水族館があり、これまた水族館大国。
なかでも、このアクアプラネットイルサンは韓国初の都心型水族館で、今回の旅の主目的であるAGF(Anime x Game Festival)会場から徒歩圏内。
地図で言うと、このへん。
土地勘がないのでよくわからないが、とりあえずソウル中心部から地下鉄でわりとすぐ行けて、ショッピングセンター、タワーマンション、テレビ局などがある華やかなエリアにある。東京で言うとお台場みたいな感じだろうか。
キレイで広いロビー。
奥に「FOOD CAPITAL」と書いてあるのが見える。食堂だろう。
案内図によると、おおよそ5階建てくらいの建物らしい。
はたして、日本の水族館とどれくらい違うのだろうか? あるいは同じなのだろうか?
おっ、これは……動物のフィギュアと一緒に小型の魚が展示してある。
レゴランド・ジャパンの隣にあるシーライフ名古屋などでも見られる展示形態だ。ファミリー向けの水族館に多い。
これもヒョウのフィギュアが飾られているが……よく見ると、魚の模様がヒョウそっくり!
これは、レオパードクテノポマというアフリカの魚らしい。日本の水族館にもいなくはないが、けっこう珍しい。
イエローストライプシクリッドという、アフリカの魚。
リスのフィギュアと一緒に展示されている。なるほど、たしかに模様がリスのしっぽに似ている!
これは……マツカサウオか!
英名「パインコーンフィッシュ」で松ぼっくりによく似ていることが知られているが、「パイナップルフィッシュ」とも呼ばれることがあり、ここではパイナップルの模型と一緒に展示されている。こうやって見るとパイナップルそっくり!
いい展示だ。けっこう見入ってしまう。
水族館はどうしてもサメやエイなど大きな生物に注目が集まりがちで、小型魚はスルーしてしまう人も多いのだが、こういう展示方法なら目に留まりやすい。
おっ、チンアナゴやニシキアナゴだ! これは日本でもおなじみ!
ただ、数がめちゃめちゃ多い! 密度がすごいよ! ソウルの人口密度か!?
水槽の上には解説板があり、生態について詳しく書かれていることも。言語は違うが、しくみは日本の水族館と同じだ。
ぼくはハングルは読めないが、水族館には行き慣れているので、なにが書いてあるかはだいたいわかる。がんばったらちょっとは解読できそう。韓国の人で「日本のゲームやアニメで日本語を学んだ」という人は多いが、ぼくが韓国語を学ぶとしたらこういう水族館の解説文もアリかもしれない。
また、生物名などは中国語や日本語が併記されていることも多い。これも日本の水族館と同じ。
これは、カノコイセエビの看板。
カノコイセエビ、でかいな……
エビといえば「おいしい食べ物」のイメージだが、生きている姿はまあまあ怖い。動きも含めて、得体の知れなさがある。
!?
で、でかい! ガラスの上端から下端までベタッと張り付いているタコがいる!
どうやら、ミズダコのようだ。ミズダコは日本の水族館でも何度か見てきたが、いままで見たなかでいちばん大きい気がする。
吸盤ひとつひとつもでかい。
さすが『ブラウンダスト2』『ラストオリジン』『勝利の女神:NIKKE』などのむちむち美少女ゲームを数多く生み出した韓国、水族館の生物もむちむちである。
ちなみにこのタコはおそらくオス。タコは、吸盤の大きさや位置がバラバラなのがオス、キレイにそろっているのがメスなので、比較的カンタンに見分けることができる。
でかいカブトガニもいるぞ!
カブトガニにしては珍しく、かなり活発に動き回っていた。
ちなみにカブトガニは下から見るとだいぶグロテスクなので、苦手な人は直視しないようにしよう。
ほかにも、色が変わるクラゲのトンネル型水槽があったり、
サメやエイをはじめとした大型魚たちがのびのびと泳ぐ大水槽があったり、
ところどころにカフェがあったり。
ここまでで、おおよそ3分の1を歩き終わった。
ちょこちょこ珍しい展示はあったが、全体的に言えば、いまのところ日本の都市型水族館にかなり近い。まあ、水族館はどこでもだいたいこういうものなのか……?
と思ったが、ここからがアクアプラネット一山(イルサン)の真髄!
あら~! かわいいねぇ!
カワウソだ! 人懐っこくて、ガラス越しにこちらを見てくる!
広い場所で飼育されていて、縦横無尽に走ったり泳いだりしている。
日本でカワウソと言えばコツメカワウソだが、韓国にいるのはユーラシアカワウソという別の種類らしい。初めて見た!
おめめとおててがかわいいねぇ~!
おっ、これは……アルビノ個体の展示だ!
これも、日本にもあるにはあるが、そうとう珍しい。貴重!
さらに、階段を上がって屋上に出ると……
なぜか牧場がある!
エサやりもできちゃう!
怪奇! 韓国の水族館、なぜか屋上がふれあい動物園!
いや、もちろん韓国の水族館がぜんぶそうなわけではないが、インパクトは抜群。「韓国の水族館行ってみたら屋上が動物園でさ~」という雑談ネタができてしまった。
なお、屋内でも動物たちが少数ながら飼育・展示されている。
ミーアキャットと30秒くらい目が合い続けてドキドキした。「もしかしてぼくのこと好きなのかな……? ぼくも好きだが……? ぼくはぼくのことを好きな人が好きだが……?」と思って投げキッスをしてあげたら木の陰に隠れられた。今度会ったら訴訟しようと思う。
!?
で、でっか! クマ!? 顔に比して身体がでかすぎでは!?
本当に一瞬クマかと思ったが、よく見たら……
むちむちのアライグマだった!
かわいすぎるよ~! むちむちもちもちセクシーボディすぎるよ~!
これがむちむち大国である韓国が誇るむちむちアライグマである。日本も負けていられない。あなたも早くむちむちになるべきだ。
……なにこれ? アスレチック? いや、でも水族館内だしな……
と思ったら、本当にアスレチックだった。なんとここは、子どもが自由に遊べるミニアスレチックスペース! しかもよく見るとエリア内にベニコンゴウインコやアメリカビーバーなどがいて、動物の展示も兼ねてある!
これもかなりおもしろい試み。いろいろやってるな、韓国の水族館。もはやこれは水族館なのか? 総合エンタメ施設では?
そして、なんとまだすごい展示がある! 二大むちむち動物がいる!
あっ、あれは……!
セイウチだ! しかも二頭いる!
言わずと知れた巨大海獣! 体長は3メートル、体重は900㎏にもおよぶと言われる!
セイウチは日本では9館ほどにしかおらず、ぼくは鳥羽水族館(三重県)でしか見たことがない。 ワシントン条約によって新規の輸入はもう見込めないこともあり、かなり貴重だ。
ウオオオオオオ! でかい! ただ遊んでいるだけなのに迫力がすごい! 水しぶきがガラスを超えて飛んでくる!
2頭いるので、一緒になって戯れている姿を見られるのもすごい。これは日本ではほぼない光景だ。
そして、水族館にいるいちばんかわいいむちむち海獣と言えば……
ペンギン!!
『ゲムぼく。』はペンギンオタクとして知られているぞ!!
ウオオオオオオオオオ!
いっぱいいる! むちむち海獣パラダイス! かわいい~!!
やっぱり韓国でもペンギンはむちむちボディ!
ペンギンをたくさん飼育しているということは韓国もむちむちを愛する国家であることが確定! 日韓むちむち友好条約、ここに締結!
……あれっ?
しかもこれ、よく見たら……
フンボルトペンギン(左)とケープペンギン(右)が一緒に飼育・展示されている! めちゃくちゃすごい!!
フンボルトとケープはご覧の通り見た目がそっくりなのだが、見分けるポイントはピンク色の部分。クチバシの根元がピンクなのがフンボルトで、目の上がピンクなのがケープだ。
この2種は幼鳥だと見分けがまったくつかないことや、交雑が可能であることなどから、一緒の飼育は避けられることが多く、日本でもこの2種を柵を隔てず同時に飼育・展示している水族館・動物園はほぼない。この写真、ここでしか撮れない可能性がある!
すごい! すごすぎるぜ、アクアプラネット一山(イルサン)! 来た甲斐があった! テンション爆上がり! ウオオオオオオオオオオオ!!
おっ、「ペンギンは換羽(かんう)中です」って書いてあるぞ。
ハングルはぜんぜん読めないのだが、ペンギンオタクすぎて「この時期にこの場所に出すこの長さの文章なんて換羽期の話しかないだろ」と思って読めてしまった。あとで調べたらちゃんと合っていた。ペンギンの力があれば韓国語を覚えられるかもしれない。
コメント
カワウソちゃんのお目目がキラキラで素敵
マツカサウオと言ったらGダライアスに登場するABSOLUTE DEFENDER(通称:顎バリア)のモデルで、pineapple fishと呼ばれることがあるらしいです。だからパイナップルの置物とセットなのだと思います
韓国の水族館も洒落た展示で素晴らしいですね!
>これがむちむち大国である韓国が誇るむちむちアライグマである。日本も負けていられない。あなたも早くむちむちになるべきだ。
読者をアライグマだと思っている男
韓国全然分からないから
ソウルがそんなに北にある事にまず驚いてしまった
>投げキッスをしてあげたら木の陰に隠れられた。今度会ったら訴訟しようと思う。
これもうスラップ訴訟だろ・・・
カブトガニも裏側をよく見たら結構ムチムチですぜ
好きなもの介して外国語読めるようになってるのすごすぎる
水族館記事、ゲムぼくの知識量がありすぎて
読者がついていけない事でおなじみ
(分かりやすく書かれてはいるけど)
まさか水族館巡り記事が海外進出するとは…
世界制覇待ってますね
ゲムぼくのせいで最近ケープペンギンとフンボルトペンギンの違いが完璧に分かるようになってしまった
謝罪して欲しい
逆にミーアキャットに訴訟されろ
ペンギンある所にゲムぼくあり
セイウチ2頭もいるの!?
抹茶スイーツ記事より水族館記事が多い抹茶スイーツブログ
満喫してるなぁ
すでにドスケベの力で韓国語出来るのでは
アライさん可愛いなぁ~
ケープもフンボルトも線が二本でマゼランも分かるようになってしまって、着々と全人類ペンギン大好き化計画が進んでいるのを感じる
長崎ペンギン水族館と同じ飼育技術だ…!
韓国語かぁ
ネックレスなら解るのですが
韓国でも水族館に行かれてたとは!楽しい記事をありがとうございます!
水族館記事助かる~
カブトガニの裏側は毎日見てるっす!
「客からセクハラを受けた」とミーアキャットから反訴される可能性もあるので、訴訟は止めた方がよろしいかと思います。