鹿児島市教育委員会、いじめ重大事態1件の調査開始を報告 市議会市民文教委員会

2025/12/12 06:00
 鹿児島市教育委員会は、市立中学校でいじめを訴えた生徒が、その後転校した事案を、いじめ防止対策推進法に基づく重大事態として第三者委員会で調査する。11日、市議会市民文教委員会で報告した。

 市教委によると、今年3月下旬、欠席が30日以上続いていた当時中学1年の生徒が、同級生3人から脅し文句を言われたり、金品をたかられたりしたことを保護者に相談。内容を伝えられた学校が聴き取りを行った結果、同級生3人は嫌がらせを認めた。

 生徒の保護者は4月下旬、警察に被害届を提出した。生徒は登校できない状態が続き、8月下旬に転校した。学校は11月上旬に市教委へ報告書を提出。市教委は同下旬、市長に報告した。

 市教委はこのほか、第三者委主体で7件を調査している。

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