受験生の入学金負担軽減へ私立大に対策を求めた文科省の通知(撮影・河合佑樹)

 2026年度入学者の入試で、中国地方の私立大のうち美作大(岡山県津山市)と川崎医療福祉大(同県倉敷市)の2校が、合格者が入学金を納めた後に辞退した場合に一定条件で全額返金することが分かった。文部科学省が6月、入学金の負担軽減を検討するよう全国の私立大に通知していた。納入時期を遅らせたり金額を引き下げたりする動きもあり、受験生に配慮して学生確保につなげる。

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 私立大の入学金は、国公立大の合格発表前に納入期限がくるケースが多い。国公立大に合格し、進学を決めた場合、私立大の入学金が返還されなければ「二重払い」となる。文科省の推計によると、23年度の入学者のうち23・5%が入学しない大学へ入学金を支払っていた。