【ポケモン】人生を安価で decide…エンジョイエンジョイね【転生掲示板】   作:ユフたんマン

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明けましておめでとうございます!
年末までに出そうと思ったのですが間に合いませんでした…

というわけで今年もよろしくお願いします。


ライバル

ミロカロスが戦闘不能となり、ランターンの波乗りが解禁されるという絶望的な状況。

 

「(ヘタレるな私!まだ策はあるでしょ!プランBよ!)」

 

しかしゼイユの瞳に宿る紅蓮の如く燃え盛る闘志は未だ健在、潰えることはなかった。

 

「フシギバナッ!」

 

新たに繰り出したのはカントー地方の御三家、フシギバナ。

フシギバナが場に出るのと同時にゼイユとサーナイトの視線が交差する。

 

「波乗り展開」

「サーナイト、テレポートからサイコフィールド!フシギバナは耐えなさい!」

 

ランターンの波乗りがバトルコートに展開される。その速度は並のポケモンなら何も出来ずにただ飲み込まれてしまうだろう。

サーナイトはテレポートで避難、フシギバナはその場から動くことなく正面から受け止める。

 

サーナイトは空中へ転移し、波乗りが支配するバトルコートにサイコパワーを漂わせる。

これにより足下は不思議な感じになった。

 

「ムーンフォースよ!」

 

サーナイトが先程までと同じくテレポートを発動、ゲッコウガの背後へ転移しムーンフォースを叩き込む。

 

「ゲッコウガ!水小太刀で応戦しろ!」

 

ゲッコウガが動く。テレポートにより揺らいだ空間を即座に把握し、水の小太刀で斬り裂く。しかし先程までと違うのはゲッコウガの素早さだ。

テレポートに対し、電光石火で圧倒していたゲッコウガだが、サイコフィールドの先制技を封じる効果により通常の素早さに戻っている。

よってサーナイトは即座に身を捻り反応、ゲッコウガの水小太刀を回避しムーンフォースを連続で撃ち込む。

 

「コウ…!ガァッ!!」

 

ゲッコウガもやられてばかりでは無い。すぐさまサーナイトのテレポートに対応し、水の小太刀によりムーンフォースを両断、着々とサーナイトとの距離を詰め、勝利への王手に迫っていく。

 

「(まだよ…!まだ速い…!ここでミスれば全て水の泡…耐えろ…耐えるのよゼイユ…!)」

「ランターン!雷!」

 

地上のランターンからの雷がサーナイトを穿つ。

トレースした蓄電は意味をなさず不意を付かれた雷により宙から墜落する。

 

「何で!?」

「さっきの雷と放電で許容量はとっくに超えてるぜ。ランターンの蓄電はその体質ありきの特別製だ。特性だけをコピーしたんじゃ通常の蓄電とそう変わりない!」

 

トドメと言わんばかりにゲッコウガが墜落するサーナイトへ向けて強襲蹴り。

 

「(サーナイトはゲッコウガが対応している…だがフシギバナは何をしている?)」

 

アンカーが疑問に思ったのは先程繰り出したフシギバナだ。

出て来て直ぐに波乗りに呑み込まれ、サーナイトの援護、ランターンの相手をすること無く今現在を迎えている。数度雷を撃ち込んでいるが反応も無い。

 

「(いや、ランターンの波乗りを受けて押し流されないのは妙だな…フシギバナ程度の重量なら容易く押し流せる。なら根を張るで固定させ耐えていると考えるのがよっぽど自然か…だが、何のために?一体ゼイユは何を考えている?)」

 

フシギバナの根を張る。アンカーの考えは間違っていない。根を張ることによりフシギバナはその場に固定され波乗りにより押し流されることは無い。しかしそこから何も出来る訳もなく、出てきてからずっと波乗りに押し潰されている。体力が削り切られるのも時間の問題、アンカーにはゼイユの思惑を看破する事が出来なかった。

 

そしてその僅かにフシギバナへ思考が移った隙をゼイユは見逃さなかった。

 

「今よサーナイト!やっちゃいなさい!!」

 

サーナイトは自身に蹴りを打ち込んだゲッコウガの脚を掴む。そのままテレポート、場所はランターンの目の前。

 

「ら!?」

「まずッ!?ゲッコウガ!ダスト…ッ!!」

「遅いわよ!ミストバーストッ!」

 

ゲッコウガとランターンを同時に包み込み、サーナイトのブラックホールをも生み出すサイコパワーが上乗せされたミストバーストが炸裂する。

 

超高密度の大爆発に大気が揺らぎ、空間を震わせる。

自身を犠牲に放つ最大火力の自爆技。

 

 

 

だがそれでも倒すには至らなかった。

ランターン、ゲッコウガ共に健在。ランターンは咄嗟に波乗りで波の防御壁を展開し、ミストバーストの威力を軽減、ゲッコウガは変幻自在で毒タイプに変わる事で何とか耐え切ることに成功していた。

 

 

 

しかしそれはゼイユも分かっていた。

更なる追撃、サーナイトの犠牲により降り注いだチャンスを手繰り寄せる。

 

「フシギバナ!ハードプラント!」

 

波乗りの勢いが緩まった瞬間、その機会を虎視眈々と狙っていたフシギバナが動き出す。

 

ランターンの足下、否、バトルコート全体から同時に巨大な樹木が同時に出現する。それはまるで樹木の波乗り。

2匹を圧殺せんとばかりに巨大な樹木が殺到する。

 

「これが狙いか!?それにこの技の速度…!そういう事か!!根を張るから派生させたな!?」

「フフフ…!!流石ね、その通りよ!これを習得するまでどれだけかかったか!!私達の努力の集大成をたっっっぷり味わいなさいッ!!」

 

フシギバナの根を張るにより生成された根。それは時間をかける事によりバトルコート全土にまで広がっていた。その根をハードプラントに派生させ、変化させることにより、ラグなしのバトルコート同時全面攻撃が可能となっているのだ。

理屈だけなら簡単だがそれを実行するには多くの苦労があっただろう。草タイプのエキスパートであるジムリーダーであってもそう容易に出来る事では無い。

 

しかも、それは波乗りで体力が削られたことにより特性のしんりょくが発動し、その威力は更に跳ね上がる。

 

ゲッコウガは迫る樹木を足場にし、駆け回りながら水の小太刀で斬り裂いていく。しかしサイコフィールドにより先制技の使用不可、それに蓄積した疲労によりその圧倒的な物量に敵わず次第に呑み込まれていく。

 

ランターンもハードプラントに呑み込まれ、宙に飛ばされたことにより波乗りの使用不可の状態。アクアテールで樹木を叩き折るもゲッコウガ同様に何も出来ない状況へ。

 

「ちっ!ランターン!雷ッ!」

 

苦し紛れのランターンの雷。それによりランターンは帯電状態へ。

 

「やれ!出力最大!全てを焼き尽くせ、放電!」

 

そこからの最大火力、正真正銘最強の雷撃。周囲の樹木も、ゲッコウガも、フシギバナも全て等しく包み込む。

 

これによりサーナイト、フシギバナ、ゲッコウガが戦闘不能、一匹残されたランターンが炭と化した樹木より解放され地へと落ちる。

 

「(ランターンのダメージが大きい…蓄電での回復の為にまだ使うつもりじゃなかった…なのに、使わされた…使うしか選択肢がなかった、やるな…ゼイユ!)」

 

気づいたのはランターンだけだった。地へと落ちるランターンが見たのはバトルコートを照らす太陽。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それと重なるエネルギーの塊。

 

 

 

「らん!?」

「まだ私達の攻撃は終了していないわよッ!!ソーラービームッ!!」

 

フシギバナの置き土産、サーナイトのミストバーストと同時に放っていたソーラービームがランターンへと突き刺さった。

 

ランターン戦闘不能、これにより場のポケモンは全て戦闘不能となった。

 

「ウシッ!!」

 

ゼイユの渾身のガッツポーズ。それと同時に観客席からドッと歓声が湧き上がる。

それもそうだ。ついこの間までこの学園で最強だったカキツバタでさえなし得なかったランターンの撃破を、3匹がかりとはいえ正面から成し遂げたのだから。

 

「今のは…ワタルさんのリザードンがやったソーラービームか?」

「フン、私はアンタに勝ちに来たのよ。アンタのリーグ記録は既に履修済みってわけ」

 

リーグ戦、ワタルと戦った際に、ランターンは何もすることが出来ず敗北した。

その敗因となった三つの技。

プテラの撒いたステルスロックに、カイリューの神速からの逆鱗。そしてもう1つの技がエスパー技の未来予知のようにリザードンが放っていたソーラービームであった。

今ゼイユのフシギバナが放ったのはそのリザードンと同じ、退場後に降り注ぐ時間差でのソーラービーム。

チャンピオンと同じ芸当をなし得たゼイユに対し、思わずアンカーから笑みが零れる。

 

 

「ク…ハハッ!すまんゼイユ、謝っておく。そんなつもりは微塵も無かったがどうやら俺はお前を侮っていたらしい」

 

アンカーの雰囲気が変わる。それはリーグの記録、画面越しにも伝わってきた荒ぶる闘志。画面を跨いででも伝わるその威圧感が、今面前で、己に降り注がれる。

 

「(そうよその顔、私はその他の有象無象じゃない…!私を見ろ!私の名を刻み込め!私に魅せられろッ!!)」

「驕りは捨てた!捨てさせたんだ、そう簡単に潰れてくれるなよゼイユッ!!」

「拾うも捨てるも好きにしなさいよ!私の心はずっと変わらないッ!」

「お前は俺の…」

「アンタは私の…」

 

 

「「ライバル(好敵手)だッ!」」

 

 

 

 

バトルは佳境を迎え、激化していく。

 

「モルペコ、オーラぐるま!」

 

モルペコの放つ電撃の車輪がぺリッパーに直撃。

しかしぺリッパーは気にすること無く追い風で仲間のサポートに撤する。

 

「身動ぎもしないの!?流石にタフ過ぎッ!」

「しゃあっ!!」

「うら…らッ!!」

 

技の後の僅かな硬直を狙ったイダイトウのウェーブタックルがモルペコに突き刺さる。

だがモルペコもただではやられない。吹き飛ばされる瞬間、ほんの僅かな接触時間に死に物狂いで電磁波を発動しイダイトウを麻痺状態に。

 

「麻痺なんて知らねぇ!押し込めイダイトウ!」

「させるわけないでしょグラエナッ!」

 

グラエナの不意打ちがイダイトウに炸裂。前のリベンジだとグラエナがいきり立ち、遠吠えによりモルペコ共に攻撃力が上昇。

麻痺と不意打ちの衝撃で体勢を崩したイダイトウにオーラぐるまと雷の牙でイダイトウを仕留めにかかる。

 

「ペリッ!」

 

しかしその間にぺリッパーが割り込み、イダイトウの盾となる。そしてその大きな翼で電気の2連撃を防ぎ、振るうことで2匹を弾き飛ばし、続け様に暴風。

 

「モルペコ!」

「うら!」

 

モルペコは暴風により吹き飛ばされながらも雷をぺリッパーに放つ。

ぺリッパーの特性あめふらしの恩寵、それは何もアンカー側だけの特権では無い。雨により必中となった雷がぺリッパーを包み込む。

 

流石のぺリッパーもふらつくがその程度、イダイトウがぺリッパーの間を縫うようにアクアジェットで地面で暴風を耐え凌いでいるグラエナに迫る。その速度は麻痺を加味しても素早いもの。

特性のすいすいに追い風、グラエナの素早さを軽く凌駕したイダイトウが即座にアクアジェットをウェーブタックルに切り替えて追突。

 

グラエナも雷の牙で応戦するも、暴風の影響で踏ん張りが効かなかったグラエナは軽く吹き飛ばされてしまう。

 

「早業ッ!」

 

イダイトウの姿がブレる。アクアジェット、早業、追い風、すいすいによりその速度は最速のゲッコウガをも凌駕する。

その素早さで吹き飛ぶグラエナを猛追し連撃、それに堪らずグラエナも悲鳴をあげる。

 

「さらに力業ッ!」

「させない!オーラぐるまッ!」

 

グラエナを守るようにモルペコがイダイトウに奇襲をかける。オーラぐるまの追加効果により素早さが上昇、どうにか喰らいつける速度で落下しながらイダイトウへと迫る。

 

「うららァ!!」

 

モルペコのオーラぐるま、電撃の車輪がモルペコの雄叫びに呼応し変異していく。電撃で黄色い閃光を放っていたそれに黒く禍々しいオーラが混ざりあっていく。

 

そのオーラぐるまの秘密はモルペコの生態が関わっている。モルペコは二面ポケモンと分類され、2つのすがたがコロコロと移り変わる特徴を持つ。

 

黄色を中心とした姿のまんぷくもよう、電気を頬袋に溜めるピカチュウ等の電気ネズミと同じ生態を持ち、はらぺこもようは電気の変わりに悪のエネルギーを蓄えるという異質な生態をしている。

 

そしてそれを切り替えるのが特性のはらぺこスイッチ。このフォルムチェンジの変化といえばはらぺこ故の気性の違い、それとオーラぐるまのタイプ変更である。

 

モルペコが成したのは、まんぷくもようで電気のオーラぐるまを展開、それを維持したままはらぺこもように変化し、更に再展開という、2つのタイプの融合技であった。二重に展開された電気と悪のエネルギーが掛け合わされ、それはフライングプレスのように2つのタイプを持ち合わせる。

 

悪雷融合オーラぐるまとでも言うべきだろうか、本来異なるタイプの技を掛け合わせるのはほぼ不可能、だがそれをゼイユとモルペコは成し遂げた。モルペコの特性と技を最大限に生かした弛まぬ努力の代物である。

 

悪雷融合オーラぐるまは先程も述べた通り2つのタイプを宿す。悪と電気、奇しくも両方イダイトウの弱点。

四倍弱点となったオーラぐるまは、力業のウェーブタックルを放つイダイトウを押し返す。

 

「グラエナ、不意打ち!」

 

更に体勢を立て直したグラエナの援護、ぐらりと揺らいだ寸分の隙を見逃すはずもなく、モルペコのオーラぐるまが炸裂した。

 

 

 

 

「まだ立つの…?」

 

舞い散る砂埃、それがユラユラと放たれた霊気により吹き荒ぶ。

 

「ぶちかませイダイトウ!」

 

イダイトウの霊気が溢れ出す。グラエナとモルペコの性別は♀、周囲を揺蕩う魂は宛に出来ない。

 

…が、既に2体、否、自身を含めた3匹分の無念がイダイトウに力を与える。

その威力はフルパワーには遠く及ばないものの、手負いのモルペコとグラエナを屠るには十分すぎるものだった。

 

「おはかまいりッ!」

「まずッ!!?」

 

イダイトウの身体を不定形な霊気の鎧が包み込む。

大気を震わせながら敵を目掛けて襲いかかる。

 

「ばしゃ…!!」

「チッ!麻痺か!」

「…ッ!!モルペコオーラぐるまッ!!」

 

麻痺による身体の痺れ、これによりイダイトウの動きが阻害される。

そしてその隙に再度モルペコのオーラぐるまが突き刺さる。ぺリッパーも動いたが幾度となく放ったオーラぐるまにより素早さの上がったモルペコの一撃には間に合わず、遂にイダイトウは崩れ落ち戦闘不能となった。

 

 

 

「いいな…!」

 

イダイトウの戦闘不能により数は互いに同数。数的有利が無くなったにも関わらずアンカーに焦りは無い。

それどころか笑みすらも浮かべている。

 

「やっぱりバトルはこうじゃなきゃなァ!」

 

アンカーはこのブルーベリー学園に入学してからずっと感じていた。

チャンピオンだから負けるのは当たり前、勝てるわけが無いとはなから勝つ気などさらさらない生徒ばかり。

そんな環境は、少し前まで強さを求め何度も挑んでくるトレーナーが大勢いたマスター道場にいたアンカーに耐えられるものではなかった。

 

それは退屈。

 

奇しくもパルデアのネモと同じ状態。1度バトル先進地方のガラルへと戻ってから、このブルベ学園に帰るのが億劫で仕方なかった。

 

 

だが今は違う。今やそんな億劫な気持ちはひでりの如く晴れ渡っている。

それはやはり今、目の前に立つゼイユの存在だった。

 

かつてのような世間知らずの傲慢さは姿を変え、経験に裏付けされ洗練された自身への自負へ。

ジムリーダーをも凌駕する程に鍛え抜かれたポケモン達に考え抜かれた戦略。

 

そして何よりもゼイユから放たれるギラギラとした、アンカーを喰らい尽くさんとする闘志。勝利への渇望。

身体が闘争を求めていたアンカーはそれを一身に受けて笑う。

 

「アンタの全力を、正面から叩き潰してあげる」

「これだから、これだからポケモンバトルは辞められんッ!さぁ、暴れろポッチャマ!」

「ポチャ!」

 

ポッチャマがボールから飛び出したと同時に黒煙のようにもうもうとバトルコートを包み込む霧。

視界が塞がれ、狭まり、ポッチャマとぺリッパーは完全に霧の中へと溶け込んでしまった。

 

「焦らないで、神経を研ぎ澄ませなさい…」

 

ゼイユは落ち着きながら、冷静に2匹へと指示を出す。ここで動き回るのは得策では無い。敵の姿が見えない以上、闇雲に動き回り孤立してしまえば相手の思うつぼである。

 

(それにこれはくろいきりね…厄介だわ。せっかく上げた能力値が元に戻っちゃったじゃない…流石アンカー、的確に嫌な技を使うわね。

きりばらいを覚えてるムクホークを連れてくるべきだったかしら…いや、今更考えても遅いし氷タイプの技がキツいわ)

 

現在バトルコートを包み込む霧の発生源はポッチャマによるくろいきり。効果は敵味方のステータスの変化を元通りにするというもの。

今回の場合はグラエナの遠吠えによる攻撃の上昇、モルペコのオーラぐるまによる素早さの上昇が掻き消された。

さらに厄介なのはくろいきりを拡張させることにより煙幕としての役割を果たし、視認性を大きく妨げているのだ。

 

刹那

 

「右よッ!」

 

ぺリッパーの奇襲、黒い霧をその大きな翼で切り裂きながらハイドロポンプを放つ。

 

咄嗟に2匹はゼイユの指示通り回避、グラエナは後方へ跳び、モルペコは前方へと跳ぶことでハイドロポンプを回避する。

 

「ッ!!?しまっ!!」

 

狙いを今更気づいたところでもう遅い、今のハイドロポンプは2匹を分断させる為の誘導に過ぎない。

 

それ故にぺリッパーのハイドロポンプは通常のモノに比べて極端に短い。

通常のハイドロポンプを水流のレーザーとするならば、今回のハイドロポンプは水塊の大砲といったところか。

 

極短のハイドロポンプが向かう先にはポッチャマが待ち受けていた。

冷気が立ち上る。ポッチャマのその小さなヒレがハイドロポンプに振り下ろされた。

 

冷気がハイドロポンプを撫でる。たった数瞬の交差により水塊は急速冷凍され一瞬の内に氷塊へと姿を変える。

それを可能とするのはポッチャマの纏う冷気にあった。普段からポッチャマの愛用するこごえるかぜでは無く、今回纏うはふぶきの冷気。本来荒れ狂い操作すら困難、霰か雪が降る中でしか自在に扱えないそれを完全にポッチャマは意のままにしていたのだ。

それによりこごえるかぜには出来ない急速冷凍をしてのけた。

 

「ポチャ!」

 

ヒレで一撃、氷塊を弾き飛ばす。まさにそれは氷塊の砲弾。

 

「うらっ!?」

 

狙われたのはモルペコだった。回避に移るも間に合わず氷塊が直撃、ドガッと鈍く重い音が響き渡る。

 

「トドメだ」

 

ぺリッパーが最後の一撃を放つ。それはとんぼがえり、攻撃と共に手持ちへと戻る交代技。

悪タイプを持つモルペコへ弱点技で確実にトドメを刺す、再び繰り出した時に雨を再展開させるという現状に置ける最適解の一手。

 

代わりに繰り出されたのは最後の1匹。

 

「ウーラオス」

「べあくあ」

 

闘気を揺らめかせながら構えるウーラオスと、未だ微かに残る黒煙を纏い冷気を迸らせるポッチャマ。

 

 

「上等じゃない!私たちの意地!魅せつけてやるわよ!」

 

そんな状況を見て尚、ゼイユの心が折れることは無かった。

 

ゼイユが繰り出した最後の1匹はヤバソチャ。場に出たと同時に自身の立てたお茶をグラエナに飲ませおもてなし、最低限の体力を回復させる。

 

「霧を利用してやりなさい!薙ぎ払っちゃって!」

「ソチャ!」

 

 

ヤバソチャは開幕早々リーフストームを放つ。その強力な技故に本来特攻が下がるデメリットが存在するが、ポッチャマの放っていたくろいきりがそのデメリットを帳消しにする。

 

完全に裏目に出たくろいきりをポッチャマは自己判断で直ぐ様解除、その後はふぶきでリーフストームを相殺する。

 

「まだまだ!撃ち抜いてやりなさい!シャカシャカほう!」

 

ヤバソチャは身を捩り茶碗のお茶を掻き混ぜる。そしてそこから放たれるは無数のお茶の砲弾。

 

「正面突破!距離を詰めろ!」

 

対するアンカーの選択は正面突破。ポッチャマとウーラオスは同時に動いた。

雨霰のように降り注ぐお茶の弾幕、それをポッチャマはふぶきで凍らせ、ウーラオスが砕き割りながら距離を詰めていく。

 

そして完全にヤバソチャを射程距離に捉えたポッチャマが跳ぶ。そして高速回転。

 

「ドリルくちばし!」

「守る!」

 

ヤバソチャとポッチャマの間にグラエナが割り込み守るの障壁を展開する。

ギャリギャリと守るを削り取る嫌な音が響き渡るが、その障壁は破られることなくポッチャマの回転が終わりを迎えた。

 

技を防がれ空中で投げ出しになった隙だらけのポッチャマにグラエナが反撃の雷の牙を放つ。

 

「べあ!」

「ぎゃん!?」

 

しかし反撃を受けたのはグラエナだった。ポッチャマが空中で身を捩り、その僅かな隙間から高速の拳が飛来したのだ。

 

それはアクアジェット、水流を纏い一瞬にしてグラエナとの残りの距離を詰めたのだ。

 

そのままウーラオスはアクアジェットからインファイトへ移行、拳が無防備なグラエナへと吸い込まれる。

 

「ソチャ!」

 

ウーラオスのパンチの軌道が大きくズレる。グラエナへと突き刺さるはずだった拳は大きく逸れてヤバソチャに突き刺さる。

 

「怒りの粉か!」

「それだけじゃないわ!」

 

ヤバソチャはゴーストタイプ、当然格闘タイプのインファイトは無効。ヤバソチャの身体をすり抜ける。

 

「べあ!?」

 

ヤバソチャが茶碗の中で高速回転、かき混ぜられた茶碗の中身は熱々のお茶へ変貌を遂げ、ヤバソチャの身体に突き刺さっている拳に超至近距離のシャカシャカほうが浴びせられる。

 

「ウーラオスッ!一度距離を取れ!」

「させないわよ!」

 

ウーラオスが拳を引き抜こうと腕を後ろに引いたその瞬間、背後から瓦礫が肘に直撃し妨害される。

それはヤバソチャのポルターガイストによる瓦礫の投石だった。

その困惑によりたった一瞬、されど一瞬だ。ウーラオスの拳は未だ茶碗の中、シャカシャカほうを撃ち終わって尚、その熱は健在。

その一瞬の隙で、熱湯でいれられたお茶に浸かる時間が増加。

 

ウーラオスは再度腕を引き抜きヤバソチャと距離をとるも時すでに遅し。

 

「べあ…!!」

 

ウーラオスの拳は赤く腫れ上がる。まるで焼けるような痛みがズキズキと拳から脳へと伝わってくる。

 

「火傷…やられたな」

 

そこでグラエナに合流を阻止されていたポッチャマがウーラオスに並び立つ。直ぐ様冷気で火傷を冷やすもこの試合では本調子のパフォーマンスは期待できない。

 

ヤバソチャはウーラオスからシャカシャカほうで吸い取った生命力をお茶に変えグラエナに分け与えている。お茶で味方にもてなすという特性の延長線、技としてはカウントされない裏技だ。

 

「どう?私たちに無闇に触れると火傷するわよ?」

「ガハハ…痛い程痛感したぜ…だがウーラオスの武器は拳だけじゃない、油断するなよ?」

「する訳ないでしょ、私は石橋を叩き割る主義なの」

 

ヤバソチャは身体をかき混ぜシャカシャカほうの準備、グラエナは前で陣取り前衛を務める。

 

「ウーラオス!ポッチャマ!」

 

ポッチャマが飛び跳ねる。それをウーラオスはカポエラの要領で腕を軸に高速回転。火傷した拳が痛むもそれで技が中断される程やわな訓練は行っていない。アイススピナー、冷気を脚に纏わせる

 

そして…

 

「ポチャァ!!」

 

ポッチャマをサッカーボールのように蹴り付ける。ウーラオスの全力が込められたアイススピナーに蹴られた事により超高速でグラエナ達との距離を詰める。

そして高速回転、自身の発する冷気とアイススピナーによる冷気の掛け合わせ。

 

「守るよ!」

「わう!」

 

直ぐ様グラエナも反応。目にも止まらぬ速さで迫るポッチャマに完全対応、ポッチャマが到達するまでに守るの障壁を展開することに成功する。

そしてポッチャマと守るの障壁が衝突…

 

「ポッチャ!!」

「はぁ!?そんなのあり!?」

 

しなかった。

ポッチャマは守るの障壁を視認した瞬間高速回転を一瞬で辞める。そしてそのままの勢いで守るの障壁を足場に跳躍。

 

あまりにも突発的で軽やかな動きにグラエナは間に合わない。

ポッチャマは今まさにシャカシャカほうを放つ瞬間だったヤバソチャの上空に陣取る。

 

「ハイドロカノンッ!!」

 

守るは確かに究極の盾だ。ダイマックス技やZワザといった超火力、一部の例外を除き全ての技を防ぎ切る。だがそれは発動したポケモン単体に限られる。主にダブルバトルで用いられる守るは、完全に守られた味方の後ろに回り込み前方からの技を遮断する用途である。

つまり守るを発動したグラエナの後ろにいるヤバソチャの上空、そこは完全なる無防備であった。

 

水の究極技がヤバソチャへと突き刺さる。

さらにダメ押し、ハイドロカノンの水圧で更に浮かび上がったポッチャマをウーラオスがアクアジェットの高速移動で回り込み、かかと落としで再度ポッチャマを相手二匹に蹴り返す。

その勢いに乗りポッチャマはハイドロカノンの硬直を無視しドリルくちばしに繋げる荒業を披露する。

 

「くっ!雷の牙で押し返しなさい!」

 

守るを解除し、ハイドロカノンを受け怯むヤバソチャを庇うようにグラエナが跳躍。

 

「がうっ!」

「ポチャ!」

 

ドリルくちばしと雷の牙がぶつかり合う。嘴と牙がギャリギャリとせめぎ合い拮抗する。

 

「べあくあ…!」

 

グラエナの意識がポッチャマへ向けられたその隙を、ウーラオスは逃さない。

ポッチャマとせめぎ合うグラエナの無防備となった腹部に、一瞬にして無数の拳を叩き込む。

 

「ぎゃいん!?」

 

インファイト、効果抜群。堪らずグラエナは悲鳴を上げ吹き飛ばされる。これにより遂にグラエナは戦闘不能となった。

 

「グラエナ…よくやってくれたわ!おかげでお茶が立ちまくりよ!」

 

怯んでいた間もお茶を立て続けていたヤバソチャ、そこから放たれるシャカシャカほうは量も質も規格外。

 

「チャァデッ!!」

 

まさにそれはお茶の流星群。通常の数倍はあるお茶の砲弾がポッチャマとウーラオスに襲い掛かる。

 

「ふぶきで凍てつかせろ!」

 

ポッチャマが内包していた冷気を全開に、その冷気は次々とお茶の砲弾を凍らせていく。

凍らされたお茶は地面にボトボトと落ちていく…ことはなく、軌道を変えポッチャマへと襲い掛かる。

 

「不味い!ウーラオス!」

 

直ぐ様ウーラオスがポッチャマの傍に駆け寄るも、迫り来るお茶は何もポッチャマだけを狙っている訳では無い。自身に降り注ぐお茶の砲弾を捌きながらでは間に合わない。

 

ポッチャマは容易くその氷塊を叩き割るも、その一瞬だけ吹雪が途切れてしまう。

 

「ポルターガイスト、待ってたわこの瞬間を!」

 

熱湯のお茶が降り注ぐ。沸騰したお茶はポッチャマの纏う冷気だけでは瞬時に凍らせる事は出来ない。

ふぶきが途切れた今、そのシャカシャカほうが2匹に襲い来る。

それはまさに絨毯爆撃。余すこと無く全面にお茶の砲弾が降り注ぐ。逃げ場など無いと言わんばかりの集中砲火。

 

「これでチェックメイト…と言えれば楽なんだけれど…」

 

シャカシャカほうの効果で体力を吸収し回復したヤバソチャを見て呟く。

回復したということは2匹にダメージが入ったということ。その回復量からみて相当のダメージを与えたはずだ。

事実、大抵のトレーナーのポケモンなら戦闘不能となる威力のシャカシャカほうである。だがそれでもゼイユは爆撃により視界の悪くなったバトルコートを油断無く睨む。

 

「やっぱり倒れてくれないわよねぇ…」

 

2匹とも、その足を地につけて立っている。未だ健在、その瞳の闘志は一片たりとも欠けていない。

 

「(状況は良くないわね…ヤバソチャの体力はかなり回復したけど数的不利が大きい…それにタイプ的に不利なぺリッパーが後ろに控えてる)」

 

ゼイユの脳裏に浮かぶのは敗北。だがそれでも…

 

「絶対に諦めないわよヤバソチャ!」

「チャデ!」

「ゼイユとヤバソチャの意思が伝わって来るぜ!いいよ!来いよ!俺に、俺たちにお前たちの全力をぶつけてくれ!」

「言われなくても出し切ってやるわよ!」

 

アンカーは火傷とシャカシャカほうによりかなりのダメージを受けてしまったウーラオスをボールに戻し、ぺリッパーと入れ替える。

これによりまた雨が再展開、アンカー達に有利な場の状態を作り出す。

 

「暴風!そしてふぶき!」

 

雨下での必中の暴風、それに合わせてのふぶき。暴風の荒々しい風にふぶきが巻き込まれ、融合しそれは更に巨大化、雪嵐となったそれがヤバソチャへと襲い掛かる。

 

「蹴散らして!!リーフストームッ!!」

 

ヤバソチャの最大火力、ゼイユと心を通わせたヤバソチャの最高の葉の嵐。

 

2つの嵐がぶつかり合い、せめぎ合う。

優勢なのはやはり2匹の技が融合し威力が増大した雪嵐だが、それでもゼイユ達は諦めない。

 

「いっけぇぇええ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーフストームは、リーフストームを形成する無数の葉は、雪嵐の放つ冷気により凍結、パラパラと砕け散った。

 

「ポッチャマ、決めろ」

 

ポッチャマがヌッとヤバソチャの目の前に現れる。

そして放たれるのはドリルくちばし。

 

「チャ…デ…」

 

ドリルくちばしが直撃したヤバソチャは遂に戦闘不能。

 

「ヤバソチャ、戦闘不能!よって勝者、チャンピオンアンカー!」

 

ワッと歓声が湧く。凄まじい熱気に囲まれながら、俯くゼイユに、アンカーが近寄り手を差し出す。

 

「ありがとなゼイユ。この学園に来て、お前と知り合えて良かった。また戦ろう」

 

一拍を置き、フルフルと震えながら絞り出すかのような声でゼイユはその手を握り返しながら応える。

 

「今回は勝ちを譲ってあげる!次は負けないから!首を洗って待ってなさい!」

 

そんなセリフを吐いてさっさとゼイユはその場から立ち去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼

 

「あーあ…負けちゃった…」

 

1人、自室のベッドで俯きながら呟く。

完敗だった。私が弄した策は愚鈍にも程があった。あれだけ対策し、戦い方を研究し尽くしたにも関わらず敗北してしまった。

 

ランターン対策のミロカロスは特にその真価を発揮すること無く倒され、そこからも初見殺しで次々とアンカーの手持ちを倒していくも、それでも3体、3体もアンカーは手持ちを残していた。

 

全部私のせいだ。ミロカロスも封印のせいで技スペースが圧迫されて出来ることが大幅に削られていた。

それにぺリッパーの耐久も想定外、4倍弱点を何度も受けてケロッとしているとは流石に考慮していなかった。

 

私のポケモン達に過失は無い。全て私の不出来さが問題だった。

戦闘記録による情報も、初見殺しも、状態異常による運もあった。それなのに負けた。自分のせいでしかないだろう。

 

湧き出る負の感情、目から熱い液体が、悔しさから零れ落ちる。

 

「けど…」

 

そんな悔しさに負けない程に…

 

「楽しかったな…」

 

あの時、アンカーと理解り合えたあの瞬間、互いの信念のぶつかり合いは心地よいものだった。

 

「はぁ…らしくないわね!」

 

頬を強く叩く。赤くなり頬がピリピリするも構わず立ち上がる。

 

「次は勝つ、このゼイユ様がこの世で1番強くて美しいって事を証明してやるわ!皆も私についてきなさい!」

 

その言葉に追従するかのようにボールが揺れ、ポケモン達の気持ちが伝わってくる。

この悔しさをバネに、私はもっともっとこの子達と共に進み続ける。

だって私は…アンカーのライバルなのだから!

 

 

 

 




フシギバナ Lv75
今話のMVP、根を張ると光合成で波乗りを受けながら新緑の発動ラインまで体力調整、さらにそこからミストバーストに合わせてソーラービームを設置&ハードプラントの全面攻撃でランターンの無制限放電を誘発した有能。
因みにこのフシギバナはレッドから譲って貰った卵から産まれた個体。そりゃ強い。


ランターン Lv82
本来であればハードプラントによる奇襲は電磁波の探知によって防ぐ事が可能だった。しかしサーナイトのサイコフィールドにより場の状態が不思議な感じに変貌、それにより電磁波レーダーに支障が出てしまい奇襲を許してしまった。ここまでしないと倒せないってマジ?



モルペコ Lv70
オーラぐるまを極めた。技の融合とかいうとんでもねー事を成している。チャンピオンの個体であっても違うタイプの技同士の融合は極めて困難。ひとえに特性の腹ぺこスイッチと技のタイプが変わるという仕様を持つモルペコだからこそ成し得た奇跡の神業である。


技の融合について
今作品では技の融合は高等技術に属している。
その中でも同じタイプの技は難易度が低い(シロナのガブリアス等)
次にノーマルタイプは他のタイプとの組み合わせ。平凡故に他の技と混ぜやすい(ゲッコウガやワタルのカイリュー)
モルペコの違うタイプの技の融合は殆どの存在が不可能、というよりも違うタイプの技の同時発動事態が不可能(ランターンは例外)である。
ゲッコウガの電光石火からの燕返し等はカトレア戦で言及されていた通り、技の切り替えなので僅かなラグが生まれてしまう。



ぺリッパー Lv77
4倍弱点を何度食らってもケロッとしてるヤベー奴。本ポケは何も考えていない。
しかしこうしてこの鳥の耐久性をモルペコしていくとこやつを倒したマスタードのゴロンダの株がドンドンと上がっていってしまう。等倍で殆ど何もさせずに倒してしまったゴロンダ先輩強すぎないか?



グラエナ Lv73
技のレパートリーが貧弱過ぎるのが弱点、もうちょいいい技覚えてくれてもいいのに…
今話ではかなりの粘り強さでアンカー達に喰らいついた。シングルバトルではイダイトウに敗れてしまったが今回はその雪辱を晴らしている。



イダイトウ Lv79
今回は相手が悪かった。タイプ相性も悪く、威嚇も受け、麻痺もくらい、相手の性別も♀。当初の予定ではラストのお墓参りで2匹を相討ちに持っていったが流石にそうなるとゼイユに勝ち目が1ミリも無くなってしまうので泣く泣く麻痺で退場となった。




ヤバソチャ Lv77
ゼイユの切り札にして相棒。ダブルバトルの適正が1番高く、特性のおもてなしが展開的にかなり助かった。
ダブルバトルなら前衛の後方で引き撃ちしてるだけで大半の敵は沈む性能をしている。おもてなしはシャカシャカほうで相手の体力を吸収した時にも発動可能。




ポッチャマ Lv82
こごえるかぜに続きふぶきすらも自在に操れる様になった。相手にデバフを与えるならこごえるかぜ、凍てつかせるならふぶきと選択肢が更に拡がり害悪度が更に跳ね上がった。



ウーラオス Lv83
ランターンを抜き、遂に手持ち内Lv最高に。
しかし今回はヤバソチャにより火傷にされてしまったりと活躍度は低め。単純にヤバソチャとのタイプ相性が悪過ぎた。



アンカー
ゼイユが友達からライバルへと認識が昇華した。
ネモと同じ様な孤独感を覚えていたがゼイユの闘志に吊られ絶好調に。
ゼイユの成長を心から楽しみにしているバトルジャンキー。
ネモと出会ったら多分一日中バトルしてる。



カキツバタ
「ゼイユは凄いねぃ…オイラにゃ無理だぜぃ」





ダブルバトルって難しいですね…一匹が戦っているともう一匹が遊んじゃう…乱戦を描写している作品見るとすげえってなりました(小並感)
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