【ポケモン】人生を安価で decide…エンジョイエンジョイね【転生掲示板】   作:ユフたんマン

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2万字超えて長くなったので分けます。もう既に書けてるのですぐに投稿します。


襲来

489:安価のアンカー

あわわわわ…助けて…

 

490:名無しの転生トレーナー

 

491:名無しの転生トレーナー

テーテレテレテレテレんでんでんでんでwwww

 

492:名無しの転生トレーナー

スーパーシロナタイム

 

493:名無しの転生トレーナー

おんみょーん

 

494:名無しの転生トレーナー

恥ずかしくなってきた

 

495:安価のアンカー

ずっと質問責めされてるんやが死にそう

 

496:名無しの転生トレーナー

ええやん

 

497:名無しの転生トレーナー

シロナと話せるなんて貴重な機会やからな

 

498:名無しの転生トレーナー

実際転生者以外の一般人でジムリーダーと話したことない人も多いしね

 

499:名無しの転生トレーナー

一人しかいないチャンピオンならなおさらよ

 

500:名無しの転生トレーナー

もしかしてやらかした?

 

501:安価のアンカー

やらかした…

シンオウ神話って知ってる?って聞かれて

アルセウスは宇宙を創造した

そしてディアルガは時を作り、パルキアは空間を作りだした

同時期に生まれたギラティナは、この世の裏側に住み着き、その世界を守護している

三匹の神、ユクシー、エムリット、アグノムはそれぞれ知識、感情、意思の尊さを人々に伝えた

そしてヒードランは十字のツメを食い込ませて壁や天井を這い回っていた

ってな感じで説明したら何で記録のないギラティナの事を知ってるの!?って質問が加速した

 

502:名無しの転生トレーナー

あるあるやね

 

503:名無しの転生トレーナー

前世や掲示板のノリでポロっと口に出すとやばいことになるからな

 

504:名無しの転生トレーナー

UBとかもね

 

505:名無しの転生トレーナー

UBは国際警察案件だからクソ大事になるし命も狙われるぞ♡

 

506:名無しの転生トレーナー

安定のヒードラン

 

507:名無しの転生トレーナー

ゴキブロス

 

508:名無しの転生トレーナ

ギラティナに関しては世界によって違うからなぁ

ヒスイの図鑑が現存されてる世界線だったりDP主人公が手持ちに入れてる世界とかバラバラやからね

 

509:名無しの転生トレーナー

一応ヒードランはシンオウ地方が誕生した時に零れ落ちた火の玉から生まれた曲がりなりにも神様だぞ

 

510:名無しの転生トレーナー

UBとかいう害悪

 

511:名無しの転生トレーナー

UBって一応ポケモンの枠組みに入ってるけどあれもう違う生き物だよな?

 

512:安価のアンカー

もう三時間以上質問されまくってるんや…最初はウキウキやったんやが流石のワイでもきついで

 

513:名無しの転生トレーナー

シンオウ神話とかこの世界の神話って面白いよな

ゲームで語られてなかったこととか色々あるし原作だと謎だったことが解明していってついのめり込んでしまう

 

514:名無しの転生トレーナー

三時間か…まだまだ続くぞそういう手合いは

 

515:名無しの転生トレーナー

シロナさんスコルピ

 

516:名無しの転生トレーナー

イッチにもきついって思うことあったんやなって

 

517:名無しの転生トレーナー

怪物が痛がるとこ見てちゃんと生き物なんやなって安心する感じかな?

 

518:安価のアンカー

ついでにサザレさんも来てるよ

横でずっと写真撮ってる

 

519:名無しの転生トレーナー

サザレ!?なんで!?

 

520:名無しの転生トレーナー

ヒスイ繋がり?

 

521:名無しの転生トレーナー

ヒスイガーディおるけどそれだけじゃないの?

 

522:安価のアンカー

実家がヒスイ種を保護する機関らしい

お父さんが当主らしいよ

 

523:名無しの転生トレーナー

そんなのあるのか

 

524:名無しの転生トレーナー

絶滅危惧種保護する機関とか日本でもあったしまあ色々あるやろ

 

525:名無しの転生トレーナー

あー知ってる知ってる

まあ保護って言ってもヒスイガーディ系統とヒスイバスラオとヒスイハリーセンくらいしかおらんかったけどな

 

526:名無しの転生トレーナー

まあ流石に難しいか

 

527:名無しの転生トレーナー

力業早業で特定の技何回とか分かるわけねぇだろうがッ

 

528:安価のアンカー

>>525ワイのとこもそんな感じらしい

やからイダイトウの進化方法を知りたかったそうな

 

529:名無しの転生トレーナー

まあ普通にしてたら進化出来んしな

 

530:名無しの転生トレーナー

イッチのバスラオの反応からしてバスラオ自身も知らなさそうだし…

 

531:安価のアンカー

グワーッ!?

 

532:名無しの転生トレーナー

どうした?

 

533:名無しの転生トレーナー

大丈夫かイッチ!?

 

534:名無しの転生トレーナー

情けない悲鳴上げてて草

 

535:安価のアンカー

シロナから解放されたかと思ったらカトレアに捕まった!!

 

536:名無しの転生トレーナー

 

537:名無しの転生トレーナー

よりにもよってエスパーやんけ

 

538:名無しの転生トレーナー

羨ましい

 

539:名無しの転生トレーナー

超能力者だからワイら転生者に違和感持ってんねんやろな

 

540:名無しの転生トレーナー

これだからエスパーは

 

541:名無しの転生トレーナー

因みに霊能力者にも違和感持たれるから気を付けよう

 

542:名無しの転生トレーナー

最悪滅茶苦茶警戒されて問題起きれば真っ先に疑われるぞ

ソースはワイ

 

543:名無しの転生トレーナー

前にも言ったが日頃の行い定期

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

600:安価のアンカー

ピオニー参戦、からのシロナカトレア含めた三人から勝負挑まれたで

というわけでバトル形式と戦う順番安価するやでー

 

まずバトル形式>>620

 

601:名無しの転生トレーナー

ホンマに急やな

 

602:名無しの転生トレーナー

なんかバトルすることになってて草

 

603:名無しの転生トレーナー

イッチの事やからニコニコなんやろな

 

604:名無しの転生トレーナー

元チャンピオン二人と四天王ってメンバー豪華すぎる

 

605:名無しの転生トレーナー

勝てるんか?

 

606:安価のアンカー

べつに勝つことだけがポケモンバトルじゃないやろ

自分が納得できる戦いが出来ればええねん、そこに勝ち負けは関係ない

 

607:名無しの転生トレーナー

これ真理よな

 

608:名無しの転生トレーナー

スグリ君には見習って貰いたい

 

609:名無しの転生トレーナー

負けても悔しくないんか?

 

610:安価のアンカー

悔しいで、でもそれ以上に楽しいんや

この負けを次にどう活かすか、どう改善するか、次は負けないように考える

それを楽しんでこそのポケモンバトルや

 

611:名無しの転生トレーナー

まあイッチのような考え方が一番ええよな

 

612:名無しの転生トレーナー

変に勝ちに固執しちゃうとスグリとかみたいに闇落ちしちゃったりするし

 

613:名無しの転生トレーナー

思考がネモと一緒なんよな

 

614:名無しの転生トレーナー

心の強ぇ奴なのか?

 

615:名無しの転生トレーナー

イッチが真面な事言ってて風邪ひきそう

 

616:名無しの転生トレーナー

これがギャップ?

 

617:名無しの転生トレーナー

ダブルバトル

 

618:名無しの転生トレーナー

シングルフルバトル

 

619:名無しの転生トレーナー

三人相手やから二体ずつでええんやないか?

 

620:名無しの転生トレーナー

タイマンバトル

 

621:名無しの転生トレーナー

トリプルバトル

 

622:名無しの転生トレーナー

ランクマと同じで三体選出で

 

623:名無しの転生トレーナー

逆さバトル

 

624:名無しの転生トレーナー

タイマンか

 

625:名無しの転生トレーナー

一体か

 

626:名無しの転生トレーナー

まあ妥当か

 

627:名無しの転生トレーナー

三人とフルバトルとかイッチが持たんやろ

 

628:名無しの転生トレーナー

いけそう

 

629:安価のアンカー

戦う順番

>>638

 

630:名無しの転生トレーナー

ワタルには勝てたし元チャンピオンの二人にも勝機はありそうよな

 

631:名無しの転生トレーナー

タイマンなら誰が来るんだろうか

 

632:名無しの転生トレーナー

シロナはガブやろな

 

633:名無しの転生トレーナー

ピオニーはダイオウドウやろ

 

634:名無しの転生トレーナー

カトレアは…ムシャーナ?

 

635:名無しの転生トレーナー

ゴチルゼルかもしれん

 

636:名無しの転生トレーナー

シロナカトレアピオニー

 

637:名無しの転生トレーナー

カトレア

ピオニー

シロナ

 

638:名無しの転生トレーナー

ピオニーカトレアシロナ

 

639:名無しの転生トレーナー

シピカ

 

640:名無しの転生トレーナー

じゃんけんで決めろよ

 

641:安価のアンカー

タイマンでピオニーカトレアシロナの順やな

 

642:名無しの転生トレーナー

というか何で勝負仕掛けられたの?

 

643:名無しの転生トレーナー

目と目があったからやろ、常識やぞ

 

644:名無しの転生トレーナー

イッチが強いから戦いたくなっただけやろ

ポケモンバトルの強いやつって大体こんなんや

 

645:安価のアンカー

娘がワイのことばっか話題に出してて気に食わなかったらしい

 

646:名無しの転生トレーナー

嫉妬やんけ!

 

647:名無しの転生トレーナー

しょうもなw

 

648:名無しの転生トレーナー

ピオニーが発端じゃったか

 

649:安価のアンカー

そこから流れで誰から戦うかで詰め寄られたから安価したんや

 

650:名無しの転生トレーナー

というかシャクヤちゃんおるんか

 

651:名無しの転生トレーナー

ギャルゲみたいだな

 

652:名無しの転生トレーナー

ピオニーがギャル!!?

 

653:名無しの転生トレーナー

ギャルは女の子だけの専売特許じゃねぇぜ!!

 

654:安価のアンカー

じゃあ次は使うポケモン安価してくでー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄い!凄いわ!とても興味深い!これがヒスイを生きたイダイトウの身体…!!この子の大きく発達した筋肉…これで過酷なヒスイの時代を生き抜いたのね…!ヒスイ地方に流れる河川では敵無しと言われていたのも納得だわ…!」

「生きている内にイダイトウに会えるとは…!!長く生きてみるものだな!

それにしてもこの進化系統が歴史から消えてしまったのはどうしてなのか…ヒスイが今より過酷な地だったのは間違いない。かつてに比べ危険が減った現代では進化せずとも繁殖できる環境になり、進化する必要が無くなったのかもしれん…!そして行き着いたのがあの我々がよく知るバスラオ。全国各地で目撃されていることからその進化は成功だったと言えるわけだな!

しかしこのまま繁殖していたと考えると世界の生態系が大きく変わっていたやもしれぬ…!」

 

わしゃわしゃとイダイトウをまさぐる元チャンピオン兼考古学者であるシロナとポケモン進化論の最高権威であるナナカマド博士。

褒められていい気になったイダイトウが鼻高々と決めポーズを魅せつけその度に両名から感嘆の悲鳴が上がる。

 

「カーーーッ!!!たまんねぇな!!イイねイイね!!もっと魅せてその笑顔!!うひゃぁーー!!かっこいい!!イイねイイねイヌ!!ヌンダフル!!シロナもその顔可愛い!博士もシブい!!最ッッ高ッ!!」

 

そんな様子をバシャバシャと興奮しながら撮影するのはプラチナ家のサザレ。

どうやらシロナとは昔からの付き合いらしく呼び捨てで呼び合う仲のようだ。偶然ガラルで出会ったらしく仲良く一緒に訪問してきたのだった。

 

そんな2人を横目に遠い目をするアンカーに詰め寄るのがイッシュ地方四天王のカトレアだった。

 

「貴方は何者?こうして直接会っても未来が見えない。私の未来に貴方は存在しないわ…ねぇ…教えてくださる?」

「はえー…ナツメさんにも似たような事言われましたわ…なんなんすかねー俺って…」

「ナツメさんも…やはり私の未来視はおかしくなったわけではない…貴方がこの世界のイレギュラーであることの証明…」

 

ボエーっと聞き流しているアンカー。

 

「うわ、シロナさんだ!!初めて見た…!!」

「アンカーくんの顔が死んでるのを見て笑っちゃう自分に驚いたんだよね」

「サインッ!!サイン貰わねぇとッ!!」

「ぐぬぬ…アンカーのやつ…あのような美女に囲まれて…許せぬ…!!」

「あぁ^~カトレア様のサイコキネシスでねじ曲げられたいんじゃぁ^~」

「あのカメラマン…もしやあのポケッターの…」

 

そんなアンカーを痛ましげに、羨ましげに見ているマスター道場の兄弟弟子達。

 

そんな中、ダーンッ!と扉が勢いよく開かれる。嵐のような喧騒は一瞬で静寂に包まれる。混沌としていたマスター道場に新たなる来客者が訪れた。

 

「ダッハッハッ!!お久しぶりだぜジーさん!!」

「ちょっと辞めてよ…そんな大声出したら迷惑で…ふぁぁ!!?シンオウチャンピオンにイッシュ四天王にあのナナカマド博士ッ!!?すっ、凄ぉっ!!何これ何これ何なのこのレジェンド集会ッ!!?あ、あとついでにアンカーくんもッ!!」

「ダッハッハッ!シャクちゃんのが声でけぇ!!」

 

道場に訪れたのは2人の褐色肌の親子。

 

「は、鋼の大将だ…!!」

「すげぇ…ファンだったんだ俺!!」

「久しぶりに見た…!」

「ゴクリンコ…ッ素晴らしい肉体美…!!」

 

鋼の大将。元ガラルのジムリーダーであり元チャンピオンのピオニーとその娘、シャクヤであった。

 

「私“元”チャンピオンだけれどね」

「俺はついでかぁ…」

 

訂正を入れるシロナとガクリと肩を落とすアンカー。しかしカトレアの追求を逃れる事が出来たのか安堵の表情を浮かべている。

 

「うわ凄い美人さん、ちょっと貴女はご存知ないんですけど…何をされてる方なんですか…?もしかしてモデルさん?」

「ふっふっふー、そんなに褒めても写真しか撮れないよ?私はサザレ、ちょっと家の用事でアンカーくんに会いに来ただけの写真家希望さ」

「えっ!写真家!?「希望だけどね」ちょっと写真見せてもらっていいですか!?

えっ!?凄ぉっ!!ポケモンの表情も生き生きしてるしとっても綺麗!」

「分かるッ!?そう!そうなの!!この子達の笑顔凄く可愛いでしょ!?ほら、この子もこの子も!」

「わ、可愛いー!ヤバッ!映えが凄いしッ!!お姉さんもしや天才?私に写真の撮り方教えてくださいよ!」

「や、やだ!凄くいい子!!私で良ければ手取り足取り教えてあげる!!写真撮ろう!一緒に!」

「いえーい!」

 

ぱしゃしゃしゃしゃしゃと響き渡るシャッター音。

 

「な、なんてコミュ力…!!」

「ふふん、流石シャクちゃんだぜ!ド・愛らしいだろう?誰とでも一瞬で仲を深めるそのコミュ力はただのコミュ力じゃねぇ、ド・級のドミュ力だ!!」

「ドミュ力…」

「ところで坊主が近頃話題のアンカーか?」

「そうですけど…もしかしなくてもピオニーさんですよね?」

「おうとも!俺の名はピオニー!!俺がここに来た理由は1つ…いや2つッ!マスタードのじいさんへの挨拶と、坊主への宣戦布告だッ!!」

 

ニッと豪快に笑うピオニー。それに周囲の人間は驚愕の表情を浮かべる。

 

「最近愛しのシャクちゃんがアンカーアンカー坊主のことばっかしッ!!聴いちゃいられねぇッ!!俺の時はそんなにだったのに…!!自慢の娘を誑かす坊主をコテンパンにしてやるべく来たんだぜ俺はッ!!」

「親父の嫉妬キッツ…。あ、アンカーくんは別に気にしなくていいからねー!」

「ぬぁーーーっ!!」

 

ピオニーのしょうもない宣戦布告の理由にその場の全員が呆れ返るが、その中でもアンカーだけは違った。

 

「へぇ…いい顔するじゃねぇか…!ド・イケてるぜ」

「どんな理由でもバトルはバトル…!元チャンピオンの力見せてもらおうじゃないですか…!」

 

先程の死んだ魚のような顔をしていたアンカーの瞳に熱が入る。雰囲気がまるでモルペコの腹ペコフォルムのように反転し変貌、全身から凄まじい戦意を滾らせる。

そんな道場に充満する戦意に当てられたのはピオニーだけでは無い。

 

「あら、抜け駆けはずるいんじゃないかしらピオニーさん」

「えぇ、私も彼と手合わせをお願いしたいですわ…それで何か見えてくるかもしれません」

 

シロナとカトレア。共にリーグトレーナーの頂点に近しい実力者。こうも気持ちいい戦意を受けたとあっては黙っていられないと前に出る。

 

「おいおい嬢ちゃん達、俺が先だぜ?」

「あら?先に居たのは私たちだけれど?」

「決めるのは私たちではありません、彼です」

 

その言葉と同時にズンと3人はアンカーへと詰め寄る。

 

「俺だよな?」

「私よね?」

「貴方を見せてください」

 

 

 

「天啓」

 

アンカーが指先を天へ立てて呟く。

なんの事か分からず呆然とする3人にアンカーは続けて口を開いた。

 

「1on1の公式ルールのダイマックス、メガ進化、Z技無しで手持ちは1匹ずつ、順番はピオニー、カトレア、シロナ」

「よっしゃーー!!俺が1番!!」

「何で私が最後…いや、大トリと考えれば…」

「天啓…貴方は今それを何処から…?それに少し雰囲気が…」

 

腕をブンブン振りながら道場内のバトルコートに向かうピオニー。そんな彼にマスタードが声を掛ける。

 

「久しぶりだねん、ピオちん」

「おうジーさん!まだまだ元気そうで何よりだぜ!それとピオちんはやめろっての!!」

「バトルコートは裏のを使えばいいよん、ここじゃチミらには狭いでしょ?」

「いいのかよ、裏のバトルコートって神聖な場所なんだろ?」

「全然オーケー、逆に道場でやられると建物が持たなそうだから外でやって欲しいのが本音だよん」

「ダッハッハ!そりゃそうだ!じゃあ遠慮なく貸してもらうぜ!」

「すみません、お借りしますねマスタードさん」

「バトルコートの修繕費は私がお出ししますので」

 

豪快に笑い、アンカーと共に裏のバトルコートへと向かうピオニー、シロナ、カトレア。

 

その背中を見送りつつナナカマドとシャクヤは申し訳なさそうに頭を下げる。

 

「すみませんマスタードさん…私の連れが…」

「あと親父がしょうもなくてすみません…」

「いやいや、気にすることないよん、チャンピオンクラスの戦いともなればウチの子達にもいい刺激になるだろうからね」

「そう言っていただけるとありがたい…」

 

 

 

 

 

 

バトルコートで向かい合う2人。

両者共にボールを投げる。

 

アンカーはランターン。

ピオニーはダイオウドウ。

相性はアンカーがやや有利か。

 

繰り広げられる戦いは一騎打ち。ダイマックス無しの実力勝負。

 

「波乗り展開」

 

最初に動いたのはアンカー。指示と同時にランターンが波乗りをバトルコートに展開する。それは決して波が高いという訳では無い。ただ広く、浅い。その分威力も低く、ダイオウドウは特にこたえた様子もない。

 

「そんな程度の波乗りじゃ俺たちのド・根性は挫けねぇぜ!!地震ッ!!」

 

ピオニーが感じたのは紛れもなく違和感。

 

「(何故こんなしょぼい波乗りを放ったんだ?昔水の旦那から聞いたことがある鎧島の海域に住むヌシのランターン。ド・デケェ姿に放つ威圧感、間違いなく本物、それが意味のねぇ技を出すわけがねぇ。水で濡らして感電率を上げるためなら無駄だぜ、俺のダイオウドウはそんじょそこらの雷撃じゃあビクともしねぇ。とりあえず様子見か)」

 

大地を揺らすべく、波乗りの中その巨大な脚を持ち上げるダイオウドウ。しかし次の瞬間には足元の波がダイオウドウの脚を絡みとっていた。

そのまま波がダイオウドウの脚を掬い上げるように畝りながら襲いかかり、バランスを崩したダイオウドウは悲鳴を上げながら横転する。

 

「何ぃ!?」

「SET」

 

ランターンに雷が降り注ぐ。凄まじい電撃を身に纏い帯電する。

 

「雷」

 

アンカーが指先をダイオウドウに指したと同時に雷撃がダイオウドウを穿つ。

 

「ちっ!不味い、ダイオウドウ起き上がれッ!!」

 

雷撃に焼かれ苦痛に呻くダイオウドウ。全身に力を込め立ち上がろうとするがその行為は全て無駄に終わる。

 

「(これがあの水の旦那を引退に追いやったってランターンの力かよ!波がダイオウドウの巨体を縫い付けてやがるッ!!しかも波乗りで水を出し続け、尚且つ巨体のダイオウドウを拘束しながら他の技を…!!普通のポケモンなら出来ねぇぞ!!)」

 

左右の手で同時に別の事をするような、並列思考を当たり前のように平然と行うランターン。

水が徐々に増していき、倒れるダイオウドウに殺到する。波が荒れ轟音がバトルコートに鳴り響く。

 

ここは海域、ランターンが波乗りを展開し続け創り出した簡易的な海の領域。

 

ランターンが再度雷をその身に落としたと同時にピオニーが動く。

 

「やられっぱなしじゃあシャクちゃんに格好つけられねぇぜ!!ド・根性!!」

 

ダイオウドウの目が赤く光り水の拘束を吹き飛ばしながら飛び上がる。

 

「あれを力技で突破!!?脳筋すぎるッ!!」

「ダッハッハッ!!これでこそダイオウドウッ!!」

 

馬鹿力。ダイオウドウは急激に膨れ上がったその馬鹿力で強引に水の拘束から脱出。馬鹿力による疲労が蓄積するもお構い無しとばかりに高速回転。

 

「ヘビーボンバーッ!!」

「撃ち落とせ!!雷!!」

 

ランターンから放たれるはレールガンの如き雷撃。それに加え未だ展開中の波乗りによる迎撃。波は棘の如く鋭く変貌し、空を跳ぶダイオウドウへと襲いかかる…が…

高速回転するダイオウドウの鋼鉄の肉体を前にその全てが為す術なく弾かれ受け流される。

天からランターンへ襲いかかるは特性ヘヴィメタルにより通常の個体の2倍の体重を持つダイオウドウのtを超える質量攻撃。当たればひとたまりも無いと判断したランターンは直ぐさまその場から足元の波を操り高速移動で距離を取る。

 

 

着弾。

凄まじい衝撃波が発生しバトルコート内の水が全て浮かび上がる。

 

直後、大地が大きく揺れる。

 

「これは…!!?跳べランターン!!」

 

アンカーから漏れる焦燥の声。

だが遅い。

ランターンが今喰らったのは着弾と同時に放たれたダイオウドウの地震。

辛うじて少し遅れながらにも指示に従ったことにより直撃は免れたが小さくないダメージをその身に負うことになった。

 

更にアンカーにとって向かい風となるのが、今のヘビーボンバーと地震のコンボにより、展開していた波乗りが全て打ち上げられたということ。舞い上げられた水が雨のようにパラパラと降り注いだ後にキラキラと光を反射し虹を創り出す。

 

「隙を与えるな!ギガインパクト!!」

「近接戦闘はまだ未熟なんでね、距離を取らせてもらう!!波乗り!!」

 

ダイオウドウの持てる力全てを使った全身全霊の突撃。波乗りを再度展開するランターンへ、鋼の弾丸となり飛び掛かる。

 

ランターンはニッと笑う。波乗りが展開される。今度は高く、狭く、まるで先程とは正反対の波乗り。容易くマスター道場ですら呑み込まんとする大波に度肝を抜かれるダイオウドウだがそれでも止まらない。

容易く波の壁をぶち破り、ランターンを弾き飛ばす。

 

当たった。確実に命中はした。だがダイオウドウには手応えを感じなかった。まるでわざと吹き飛ばされたようなそんな違和感。それをピオニーも気づいたのか注意深くダイオウドウの周りに立ちめく波を睨み付ける。

 

高波がダイオウドウへと襲いかかる。先程のような浅瀬のような深さとは違い、今度は海の遠洋のように深い。その波はいとも容易くダイオウドウを飲み込み、水圧がダイオウドウを押し潰さんと圧迫する。

 

「不思議なもんだなぁ!!ダイオウドウのいる場所はまるまる沈むくらいの深さの癖して俺たちトレーナーの場所は膝丈くらいの深さしかない!坊主のランターンちと精密すぎねぇか?」

「話してる余裕あんのかピオニーさん!このままじゃ圧迫祭りだぜ!!ランターン、そのままSET!!」

 

ランターンが再度雷を装填し帯電状態へ。

対するダイオウドウはまたしても馬鹿力で無理やり水圧の牢獄から抜け出し空を跳ぶ。

 

「(今の下がったパワーでまた次捕まったらもう抜け出せねぇな…ならこの一撃で全てをぶつける!!)

ダイオウドウ!!ヘビーボンバーッ!!」

 

アンカーもピオニーと同じ結論に至っていた。馬鹿力の連続使用。ステータスでみれば攻撃力と防御力は半分以下。次捕まえれば封殺出来る。しかしそれはピオニーも織り込み済み。ならばとアンカーは指を天へと掲げる。

 

「雷!!」

 

発光。ランターンの身体に雷撃が迸り、凄まじい出力の雷が触覚へと凝縮される。

 

そしてダイオウドウに雷が襲いかかった──

 

 

 

 

 

 

真上から──

 

 

「ゾウーン!!?」

 

想定外の、意識外からの強烈な雷。今までのランターンを経由してからの雷は全てこの時の為のブラフ。

完全に不意を突いたこの雷にダイオウドウは動きを僅かに止めてしまう。

 

その一瞬の隙に…

 

「らんッ!!」

 

触覚に凝縮された雷の第2射。それは正確にダイオウドウを撃ち貫いた。

 

「まだまだァ!鋼はガチンコ!叩かれるほどド・根性!」

 

それでも、今にも倒れそうな苦しげな表情を浮かべながらもダイオウドウはランターンへ向けて突撃。疲労困憊で放ったギガインパクト。しかし侮るなかれ、まともに当たればランターンでも無事では済まない威力と気迫がある。

 

「アクアテール」

 

宙に跳び跳ね、真下へと振り払ったランターンの尾が、ギガインパクトの威力はそのままに地面へと叩きつけた。

 

戦闘不能。遂にダイオウドウは目を回し地に伏せることと相成った。

 

勝者、ランターン。

決まり手【アクアテール】

 

 

 

 

「ダーッ!!負けたァ!!最後の何だよおい、近接戦苦手じゃねーのかよ!」

「未熟なだけで苦手とは言ってないですからね」

「ものは言いようってか、ダッハッハ!気に入ったぜ坊主!」

 

ガシッと力強く交わされる握手。それと同時にわっと見学していた門下生達の歓声が湧く。

 

「すげぇよアンカー!」

「やりやがった!! マジかよアンカーッ!やりやがったッ!!」

「あの鋼の大将に勝つなんて…!!」

 

そんな賞賛を受けながらうぇーいと馬鹿丸出しの顔で手を振っているとがっしりと手を握られる。

 

「あの親父に勝つなんてチョー凄い!!カッコよかったし!!」

「あー、シャクヤさん…でしたよね」

「そう、シャクヤって言うし!それにしても流石アンカーくん!親父が負けちゃうの久々にみたし!ダンデさん以来かも」

 

それほどでもと照れ臭そうに頭を搔くアンカー。シャクヤは手を握りながらブンブンと上下に振り回す。

 

「ボタンと同い年なのに凄い!」

「ボタン?」

「あ、私の妹ね。この子」

 

スマホロトムをススイと弄り画像を見せつける。

そこには赤と青のショートヘアの少女がイーブイスーツを身につけ可愛らしいポーズをとる姿が。

 

「イーブイスーツ来てね、大きくなったらブイブイになるって昔はずっとこれ着てたの!」

「はえー、可愛らしいっすね」

「ボタちゃんはやらねぇぞ!?」

「いやそういうつもりは無いんですけど…」

 

ほらほら可愛いでしょと次々に写真を見せられる。イーブイと一緒に寝落ちしている写真やらイーブイと駆け回ってる姿やら、会ったばかりの奴に見せびらかしていいのかと疑問に思うほど、2人の()バカ自慢は止まらない。

 

「あ、そうだ。その写真しっかり現像して保管しておいた方がいいですよ。データじゃなく実物で隠すように」

「「何で?」」

「天啓…かな。将来的にその写真のデータが消えるかもなんで」

「ダッハッハ!そんな馬鹿な!凄腕のハッカーにでも狙われん限り消えるなんてありえねーぜ!!それにしっかり家のアルバムに現像されて保管されてるからもし何かあっても心配ねぇよ!」

「一応私は隠してもっとこ…アンカーくんが言うなら…」

 

この判断が後の悲劇の命運を分けることになるのであった。

 

「はァ〜い、ちょっと近すぎじゃない?」

 

グイッとアンカーの肩を掴み、未だ距離が近いシャクヤから引き剥がしたのはクララ。

 

「おお?どうしたクララ?」

「べっつに〜、先輩ちょっとデレデレしすぎじゃなァい?」

「してないが?」

「鼻の下伸びてたけど」

「伸びてないが?」

 

何故か不機嫌なクララに頭を傾げるアンカーだが、シャクヤは納得がいったとばかりにニマ〜っと口が三日月のように歪む。

 

「へぇ〜?」

「シャクちゃん?」

 

同じく何も分かっていないピオニーを無視してシャクヤはニヤニヤと笑いながらクララに向けてグッとサムズアップする。

 

「年齢差、ありだと思うし!」

「ジュワッッッ!!!(威嚇)

もう整備終わったはずでしょ先輩!!ほらほら早く!」

「お、そうだな。ってことで行ってきます」

「頑張ってねー!」

「負けんじゃねぇぞー!」

 

何故か興奮気味にクララに詰め寄るシャクヤを後目にアンカーは再度バトルコートへと足を運ぶのであった。

 

 

 

 

 

 

 




ランターン
波乗りの展開は伏黒の嵌合暗翳庭みたいな感じ。波をバトルコートに展開し擬似的な海域を創造する。
全て精密操作が可能であり、本来であれば波に触れるだけで詰み。今回はダイオウドウの馬鹿力で抜け出されたが、逆に言えばそのレベルでないと脱出は不可。
シロナのミロカロスが相手であれば完封勝利していた程には強い。
「SET」は雷を蓄電した帯電状態。そこから射出するか回復するかは状況次第。指示出す時は清麿のザケルみたいな感じに。手持ちでは1番強い。
近接戦はアンカー視点で見ての未熟。普通に一流相手でも通用するレベル。



シロナ
色々アンカーに質問しまくる。話せば話す程ボロを出すアンカーに興奮しながら数時間にわたって質問を投げかけ続けた。アンカーは死んだ。
密かにアンカーを助手に出来ないか考えている。
アニポケやポケマスでガブリアスと並んでいるのを見るとどう見ても180cm超えてそうな人。改めてみると完成されたデザインで恥ずかしくなってきた。


サザレ
プラチナ家のお使いできた。…が、早々に切り上げ写真を撮りまくってた。シロナとは同い年設定でナナカマド博士の弟子だった時からの古い関係。
実家関係でかなりの頻度で会い、今でも遊びに行くくらいには仲がいい。
セキさんがエッチなんだから女体化したらそらエッチだよねっていう。
プラチナ家は多分今話以降出て来ないのでこのままでいきます。特に深い意味も何も無いので。


カトレア
シロナからの質問責めが終わったと同時にヘトヘトのアンカーに問い掛ける。未来視に一切映らないアンカーをほんの少しだけ怪しんでいる。意外とちっこい。


ピオニー
てょわわわぁ〜ん。推定ボタンの親父。親子揃ってポケモンに操られる。
ダイオウドウでランターンの対策一切無しで追い詰めた。
だが遠距離型のランターンとはかなり相性も悪く敗北。逆にランターン以外だと負けていた可能性の方が高い。
バトルシーン書きながらダイオウドウって地面あったっけ?と不安になりながらもライチュウにやられるインド象枠なら入ってないよな?ってことで調べたら鋼単のポケモンだった。以外。
色んな人にボタンの写真を見せびらかしていたことがバレてどこぞの天才ハッカーによりデータを消される。実家のボタンの写真が入ったアルバムはボタンが隠した。


シャクヤ
ギャル語わかんないしキャラがイマイチ掴めないキャラ。原作での出番短すぎるッピ!
ボタンと仲良くても良いし、ボタンがシャクヤに劣等感抱いてる関係でも良きかな…



ボタン
多分順当に進級してれば3年生だよね?って感じでアンカー、ゼイユと同い年に。パルデアのアカデミーは年齢がバラバラすぎて分からん!1年生のネモが1年生に見えないしなんでそれで委員長?「チャンピオンなので」…何も言えねぇ。

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