【ポケモン】人生を安価で decide…エンジョイエンジョイね【転生掲示板】 作:ユフたんマン
マスター道場の共有ラウンジ。そこに男の門下生達が集まっていた。
コソコソとソファーに座りスマホロトムを覗き込んでいた。一体何をしているのかというと...
「やっぱりルリナさんいいよな」
「わかる」
猥談であった。
「最近ジムリーダーになったサイトウちゃんもいい」
「それな」
ドレッドヘアの男、ボクシは次々と捲し立てる。
「なんと言ってもあのバトル中に肌を伝う汗が堪らん。ペロペロしたい」
「きっしょ」
「筋肉もいいよね」
「腹出しはえっち、ガラルのそういうとこ好きだよ」
「筋肉と言えば...」
今度は丸い眼鏡を掛けたジュドがスマホロトムを弄る。
「他地方だけどスモモちゃんもいいぞーこれ」
「壁じゃん」
「ちっちゃいのはちょっと...」
「臭そう」
「なんだァ...テメェ...!」
「乗るなジュド!見え見えの挑発に乗るんじゃねぇ!」
「貧乳がいいんだろうがぶち殺すぞ!」
けど...と筋骨隆々な男、カポラがスモモの画像を舐める様に見つめる。
「いい筋肉してるよね」
「出たよ筋肉フェチ」
「筋肉ありゃ誰でもいいんだよなこいつ」
「カポラの野郎、筋肉女子が多いからって理由で格闘タイプ専門のトレーナーになったらしいぜ」
「性癖で決めるなんてトレーナーの風上にもおけねー奴だぜ」
「何おう、お前らは筋肉の良さを分かってねぇ」
「いや、お前のは見境が無さすぎなんだよ。お前筋肉あったら男もイけるだろ?」
「あぁ、そんなことかよ。見るか?オイラのシバ様コレクション」
「見ねーよそんなの」
「カポラ先輩、男の筋肉ならタケシ様も素晴らしいですよ」
そんな今まで黙っていたアンカーの発言に一同はギョッと目を見開く。
「何おう、確か岩タイプのジムリーダーだったか?どうせそんな弱点過多タイプ、格闘タイプ使いの筋肉には敵わな...うぉでっか...やべぇ早くタケシさんグッズ買い漁らないと!!」
バタバタと共有ラウンジから走り去るカポラを眺めながら、アンカーから一同は距離を取る。
「まさかお前も...」
「そんなわけないっすよ。憧れてるだけですよ。俺はデカい女性がタイプっす。ほらこういうフウロさんとかメイさんとか」
「うーむ、えっち」
「叡智だな」
「うぉ、でっか」
「けっ、異教徒め」
「コンドウさんはどうよ、何か気になる娘とかいんの?」
少し強面の門下生、コンドウに声をかけるラテカ。少し困惑気味に我か?と語り始めた。
「我はカポラと同じく筋肉フェチである」
「知ってた」
「さっきのシバさんコレクション食い入るように見てたっすもんね」
「我が最近推しているのはパルデアのレスリングの女子でだな、筋肉フェチ業界では今その娘が話題沸騰中なのだ」
「筋肉フェチ業界ってなんだよ」
「知りたくなかったなそんな業界があるの」
「長身巨乳美少女だぞ」
「kwsk」
食い入るように手を挙げるアンカー。それにニコニコと満足そうな笑みを浮かべるコンドウ。
「分かっていたぞアンカー。きっとこの娘はウヌの癖にも刺さるであろうよ」
コンドウが差し出したスマホロトムにはポケチューブに投稿されているレスリングの試合が流されている。
黒いロングヘアの少女がまるでケンタロスのレイジングブルのような突進で対戦相手を追い詰めている。
「うぉでっか」
「というかつっよッ!!ポケモンかよ!?」
「相手防戦一方で何も出来て無いじゃん」
「期待の新人、ビワちゃんである。清楚で穏やかそうな容姿からは想像出来ない暴力的で守りをかなぐり捨てた超攻撃特化の戦闘スタイル。そのギャップに1部界隈が大きく盛り上がっている」
「うっひょーー!こいつぁすげえぜコンドウの兄貴!早速推すか」
「喜んで貰えたようで何よりである」
俺も俺もと猥談に新たに参加したのは金髪、浅黒い日焼けをした男、アイキ。
「僕はアロエさんが「はいおつかれ、解散解散」ちょ、ちょっとぐらい話を聞いてくれてもいいじゃないっすか!!?」
「すまん、お前とはちょっと性癖が合わん」
「というかアイキ先輩、アロエさんって人妻ですよ?」
「そこがいいんじゃないか」
「うわ、俺アイキさんのこと軽蔑しました」
寝盗られやんけー!と叫びながら冷たい視線を送るアンカー。それにへこたれることなくアイキは続ける。
「アンカー、お前にはまだ早いかもしれんが人妻はいいぞー!アロエさんはちょいとばかし上級者向けではあるがガラルならメロンさんもいる」
「メロンさんはえっち」
「それは分かる」
「ムチムチ加減が素晴らしい」
「子供を産んだとは思えないボディライン、流石ですよ...」
「人妻ってのは妙な色気があるんだ。この道場の女将さんだって「ワシちゃんのミツバちゃんが何だって?」ッ!?」
いつの間にかアイキの背後に立っていたマスタード。アイキは冷や汗を大量に流しながらも必死に捲し立てる。
「いや、あのですね師匠!!そういう訳では無く...そ、そう!!師匠はあんなに魅力的な女性が奥さんがいて羨ましいなって話をしていたわけでして...!!」
「ふーん、そりゃミツバちゃんはワシちゃんの最愛の奥さんだからね。家事全般こなせるし悪い所も一切無いワシちゃんには勿体ないくらい完璧な女性。そりゃ羨ましいがるのも当然だよー」
マスタードはボソリとアイキの耳元で囁く。
「手を出そうとしたら絶対に許さぬぞ」
「ヒェ...」
顔が真っ青を超えて真っ白になるアイキ。
アンカーはそんなアイキを見てニコニコと嬉しそうに笑っている。
「純愛ですね」
「あ、あぁ...」
「師匠の前で、というかこの道場での猥談で女将さんの話題出したら駄目だな...俺たちが殺られる...」
「うむ...」
「ところで魔法の国と不思議な扉っていうポケウッドの作品に出てくるナツメさん演じるジュジュべ様っていうキャラが居ましてね」
「この状態で猥談を続けるのかこいつ...」
「あ、それ俺も見た事ある、3でおねショタENDになるやつだろ?」
「そうです!カルトENDでしたけど凄くえっちでした」
「そういう描写とか無かったはずなんだけどなぁ...最後以外ホラー映画だったし...唐突な恋愛要素で打ち切り感が凄いんだよなあの映画」
「あれは恐らく王子が攻め側であるな、間違いない」
「おねショタの主導権をショタに握らせるな!!」
「残念です、解釈違いっすよコンドウ先輩。俺ァ、ショタが攻める展開と仲間を呼ぶ展開は許せねぇんです。表出ましょーや!」
「ちょま!!?待てアンカー!!話せば分かる!!俺たちは分かり合える!!」
「問答無用!!」
「ナムアミダブツ...」
「力強スギィ!!?振りほどけん!!?」
ズルズルと床に必死にへばり着き説得を試みるも全てが無駄に終わる。抵抗虚しくコンドウはアンカーにバトルコートへと引き摺られて行くのであった。
「イヤーッ!!」
「アバーッ!!?」
哀れコンドウ。およそ2時間程、マスター道場内にコンドウの断末魔が響き渡った。
いつも感想評価ありがとうございます。感想には返信こそしていませんが全て読ませてもらい大変励みになっています。
他作者様のようなセンスが無いので返信してこなかったのですが返信した方がええんかな…
次回【進化】