青春アドベンチャー

ひとかけらの想像力がある限り、冒険は終わらない。

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『人魚が逃げた』霧矢大夢さん

12/15(月)から二週にわたって放送の『人魚が逃げた』。緩やかにつながる5つのエピソードで構成される物語、各話の主人公を演じていただいた皆さまのメッセージをお届けしています。

【霧矢大夢さん】メッセージ

久々に、オーディオドラマに参加させて頂きました!

舞台とは違い、マイクを通した声だけの繊細な表現が必要とされ、毎回勉強させて頂いています。

私が演ずる伊津子は、50代の、20歳の一人娘を持つ専業主婦。

娘は間もなく、遠く離れた地へ渡り、新生活をしようとしています。子供中心に生きて来た主婦が、子供が巣立つ事による喪失感と虚しさ、今までの自分自身の人生への問いかけに葛藤する中、突拍子も無く登場する「王子」が絡み、リアルとお伽話が交差する、素敵な物語です。

ぜひ、耳を傾けて下さいね。


演出担当スタッフ藤井です。常時ミュージカルや台詞劇の舞台でご活躍の霧矢大夢さに今回演じていただいたのは「街は豊か」(第3回・4回)の主人公、伊津子役。ご一緒させてもらったのはFMシアター『瀬戸内マトリョーシカ』と青春アドベンチャー『1848』以来、思いがけず年月が空きましたが、まったくブランクを感じさせないお人柄に、情愛が濃やかな伊津子さん像が重なりました。

全編のほとんどが娘の菜緒役の平体まひろさんとの場面です。すでに舞台で共演を重ねてこられたお二方の息もぴったりで、これから人生の扉を開いて飛び出そうという娘の若さ、それを受け止めながら自らの人生の来し方行く末に思いをめぐらせる母の葛藤をチャーミングに造形してくださいました。

このリアルな生活感あふれるエピソードに、“王子” がどう関わってくるのか、どうぞお楽しみに。

『人魚が逃げた』キャストボイス、次回は田中亨さんのメッセージをお届けします。

(この記事は番組の「聴き逃し」配信終了までの期間限定公開です。)


『人魚が逃げた』(全10回)

~銀座に現れた“王子”と出会う5人の男女の物語~

【NHK FM】

2025年12月15日(月)~12月19日(金) 午後9時30分~午後9時45分(1-5回)

2025年12月22日(月)~12月26日(金) 午後9時30分~午後9時45分(6-10回)

 ★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

田中亨 霧矢大夢 石川禅 谷田歩 仙名彩世

百名ヒロキ 石田圭祐 筒井俊作 平体まひろ

山本道子 金沢映実 鳳真由 桜一花 釆澤靖起

【原作】

青山美智子

【脚色】

菊地百恵

【音楽】

関向弥生

【スタッフ】

制作統括:桑野智宏

技術:山賀勉 林晃広

音響効果:今井裕

演出:藤井靖

【あらすじ】

ある週末の正午、東京・銀座の歩行者天国。テレビ番組の街頭インタビューで「失礼ですが、あなた様は?」とマイクを向けられた青年は「王子です」と答えた。「ぼくの人魚が、いなくなってしまって……。逃げたんだ。この場所に。」

生中継を目にした視聴者は、SNSに「#人魚が逃げた」「銀座に人魚逃げたの?」「王子やばい イケメンすぎる」など思い思いに投稿。人魚姫を探す王子の噂は、さざ波のように広がっていく。

銀座の街ですれ違う5人の男女が、童話から抜け出てきたような“王子”と遭遇し、それぞれ運命の岐路を横切っていく瞬間を描く5つの小さな物語。