【ポケモン】人生を安価で decide…エンジョイエンジョイね【転生掲示板】   作:ユフたんマン

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ふと思いついた話なので滅茶苦茶短め



【閑話】BBQ

「川だァ!!ヒャッホーイ!!」

「オレもいくべー!」

 

叫びながら川に飛び込むアンカーとスグリ。大きな水飛沫を上げながら飛び込む二人を見てゼイユは呆れたように呟く。

 

「川なんかではしゃぐなんて子供ねー」

「ワシはこっちで準備しておるからゼイユも楽しんできなさい」

「はぁーい」

 

そう言ってスグリとゼイユの祖父であるユキノシタがBBQの準備を始める。

何故この4人でBBQをする事になったのか、それはつい先程まで遡る。

 

 

 

 

 

「BBQがしたい」

 

唐突に言い放ったアンカー。指を天に向けて再度言い放つ。

 

「BBQをする。そう天啓が降りた」

「絶対嘘!自分がしたいだけでしょ!」

「そんなことない」

「オレもBBQしたいべ」

「決まりだな」

「スグッ!!」

 

という感じで話を聞き付けたユキノシタがBBQの機材を倉庫から引っ張り出した事がきっかけで急遽始まったのだ。

近くに川があるということでアンカーは桃沢商店で水着を購入して今ココである。

 

「ガハハ!!秘技、水面走り!!」

「わやじゃー!!?ニンジャ!?ニンジャだべ!?」

「きっしょ、なんで水の上走れるのよ」

 

バチャバチャと激しい水音を鳴らしながら水面を爆走するアンカー。それにドン引きするゼイユとは別にスグリは大興奮している。

 

「ヘイ」

「あ、ヘイガニ...」

 

突如水面に、アンカーの足元に水中から浮上し現れたヘイガニにアンカーは足を躓かせ、大きく転倒し頭から川に突っ込んだ。

 

「にーちゃぁぁん!!?」

「あははははッ!!よくやったわヘイガニ!」

 

ヘイガニは何故か褒められたことに照れつつその場から立ち去った。

 

「随分楽しそうだな」

 

ヌっと水面から現れるアンカー。沼地で潜るカバルドンのような体勢でゆったり泳いでいる。

 

「あらそう?それにしてもあんた昨日倒れたばかりなんだから無理しないでよね。川で遊ぶくらいでそんなにはしゃいじゃって」

「そういうゼイユもヤケに気合いの入った水着着てるじゃねぇか」

「ふふん、レディはいつでも身だしなみは整えるものなのよ」

 

自慢げに水着を見せびらかしながらふふーんとモデルばりのポーズを決める。

 

「おー、似合ってる似合ってる」

「あら、なかなか分かってるじゃない。この町の男子の初恋を奪ってきたこのゼイユ様に見蕩れてもいいのよ?」

「ちょっとキツイべ...」

「オラ、喰らえ!」

 

そんな気分を良くしたゼイユに水鉄砲。

手を握ることで中の水に圧力を加え発射。見事にゼイユの顔面にクリーンヒット。

それと同時にアンカーはクロールでその場から逃げ出した。

 

「許せね...ッ!!えげつない噛みつきお見舞いしてやるわッ!!」

 

アンカーを追うように川に飛び込むゼイユ。可愛らしい顔が鬼の形相へと変貌し、怒りのままにバタフライでアンカーに迫る。

 

「嘘だろ!?この俺が追いつかれる!?」

「キタカミ女子を舐めんじゃないわよッ!!」

 

ドオンッという轟音と共に凄まじい水飛沫。

 

「キタカミのミロカロスとは私の事よッ!!」

「どっちかと言うとギャラド...グワーーーーーッ!!?」

「にーちゃぁぁん!?」

 

 

 

 

 

「若いのう...ワシもあれぐらいの時は婆さん達と一緒に良く川で遊んでたなぁ...」

 

ユキノシタは肉を焼きながら、楽しげな子供たちの姿を見てかつての光景を回顧する。

 

「いや、あれって婆さんに遊ばれてただけじゃった...?いやいやそんなはずは...気のせい気のせい...」

 

そんな在りし日の光景を思い出しながら、食材を次々と網に放り込んで行くのであった。

ちょっと焦げた。




次回こそ『ぽにお』
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