「別姓阻止」に汗かいた高市氏 「通称使用の法制化」は何のためか

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聞き手・田中聡子
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 高市早苗首相が検討を進めると明言した「旧姓の通称使用の法制化」。夫婦別姓を選べないために起きる様々な不便の対応策として、これまでも旧姓が使える場面は拡大してきました。旧姓の通称使用の法制化は、選択的夫婦別姓の導入にどのような影響があるのか。30年間にわたり国会をウォッチしてきたNPO法人「mネット・民法改正情報ネットワーク」の坂本洋子理事長に話を聞きました。

別姓阻止のツール

 ――また「選択的夫婦別姓」ではなく、「旧姓の通称使用」が出てきました。

 これは夫婦別姓を阻止するためのツールです。私がそう確信したのは、2009年に発足した民主党政権で選択的夫婦別姓が議論された時です。それ以前から「通称使用でこと足りる」という声はあったのですが、この時は民主党政権でいよいよ選択的夫婦別姓が現実的になり、それに対して自民党内で通称使用の法制化が議論されました。

 当時、ある自民党議員が「この法案どう思う?」と見せてくれて、私は「これじゃ夫婦別姓を求める人はとても認められない」と答えました。しばらくして「あの法案どうなりましたか?」と私から尋ねると、「民主党が選択的夫婦別姓をまとめられないから、こっちも出す必要ない」となったと言うのです。それで「ああ、反対のために準備されたんだな」、と。

「高市先生に涙ながらに・・」

 ――中でも高市氏は、通称使…

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    長島美紀
    (SDGsジャパン 理事)
    2025年12月13日10時1分 投稿
    【視点】

    旧姓の通称使用の法制化は、「選択的夫婦別姓」の本質から論点をずらしているように感じます。高市氏の強い反対には、家族観や姓の意味に対する説明が欠けているように思います。 日本の戸籍制度は家父長制的な家制度の遺産でもあり、それが今の多様な価値観

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    鈴木江理子
    (国士舘大学教授=移民政策)
    2025年12月14日8時48分 投稿
    【視点】

    「選択的夫婦別姓は試金石」という坂本さんの言葉に強くうなずく。  その後に続く「実現したからと言って、名前くらいのことで世の中は変わらないはずです。だけど、その程度のこともできないのであれば、外国人など他の少数者の人権に関することも絶対によ

    …続きを読む