NPO法人「フローレンス」保育の補助金施設 違反担保で5000万円「目的外」利用も
5000万円借り入れ“目的外利用”
番組はさらに、フローレンスのカネの動きを調査。フローレンスが出している関係資料を見ると、東日本銀行から新たに借り入れがあります。 フローレンスは「根抵当権」でカネを借りた東日本銀行から2023年度に5000万円を借り入れ。「小規模保育園改装資金等」という名目になっていました。いったい何に使われたのでしょうか。 杉山副代表理事 「こちらは運転資金という名目で金融機関から借り入れを行っておりまして。本来の抵当権設定で認められている建物建設の費用でないというのは、間違いないことだというふうに認識しております」(12月12日 3回目) 渋谷の施設を建てるための補助金をもとに、結果的に、目的外の利用を含む「運転資金」として5000万円を借り入れたことになります。 杉山副代表理事 「当時金融機関とのやりとりの中では担保に関するやり取りが一切なかった。私どももこの時点で根抵当権に気づくことができないまま5000万円の借り入れを行ってしまった」(12月12日 3回目) 一部のおよそ2000万円は、別の借り入れの返済にあてたといいます。「小規模保育園改装資金等」という記載については東京都に訂正申請したということです。 杉山副代表理事 「補助金を受けて活動する事業者として、不確かな認識のまま手続き等を行ってしまったということは、非常に問題があったというふうに思っております」(12月12日 3回目) フローレンスによると、2023年度の総収益は40億円を超えます。うち補助金は19億4900万円で、寄付金は6億4300万円でした。更なる運転資金の借り入れが必要だったのでしょうか? 杉山副代表理事 「資金繰りの安定化のために、手元の現金を増やすということを選択しておりましたので、安定的な運営に必要な現金残高を踏まえてそのような判断をした」(12月12日 3回目)
「補助金の返還義務」発生の可能性も
補助金で建てた建物を担保に、目的外に使用してしまったらどうなるのでしょうか。 ベリーベスト法律事務所 椎名英之弁護士 「補助金を受けて設立した施設について、承認を得ないで担保を提供した場合は補助金適正化法違反になります。『補助金交付決定の取り消し』と『補助金の返還義務』が発生する可能性」 渋谷区議も警鐘を鳴らします。 須田議員 「完全に目的外使用。不当な行為だと思います。国の方も対応すべきなんじゃないでしょうか。当時の理事長だったのは今の会長ですから。ちゃんと駒崎会長本人が説明責任をしっかりと果たすべきなんじゃないでしょうかね」(12日) 認定NPO法人フローレンスの広告塔になってきたのは、現在、会長の駒崎弘樹氏です。問題の担保を設定した当時は代表理事で、今月いっぱいで会長職から退任すると発表しています。 駒崎会長のSNSから 「認定NPO法人は透明性の高い経営が求められており、寄付者の皆様にはきちんとした収支報告書を送らせていただいております」 フローレンスは今後どうしていくのでしょうか。 杉山副代表理事 「駒崎含めて当時の関わるものについての処分ですとか、そういったことにつきましては、現時点では是正対応を最優先に取り組んでおりますので、そちらが優先だというふうに認識しておりますが、並行して本件に関する責任問題につきましては、弊会の理事会にて検討しているという段階になります」(12月12日 3回目) (「グッド!モーニング」2025年12月13日放送分より)
テレビ朝日