6月2日、 国際航空運送協会(IATA)は、2025年の航空業界全体の利益見通しを下方修正した。写真はIATAのウォルシュ事務局長。イスタンブールで2023年6月撮影(2025年 ロイター/Dilara Senkaya)
[ニューデリー 2日 ロイター] - 国際航空運送協会(IATA)は2日、2025年の航空業界全体の利益見通しを下方修正した。貿易摩擦や消費者信頼感の低下を理由に挙げ、成長計画の妨げとなっているジェット旅客機の納入遅延を「容認できない」と非難した。
世界の航空会社の25年利益は360億ドルの見通し。トランプ米大統領が就任する前の昨年12月時点の予想は366億ドルだった。
トランプ氏は就任後に貿易戦争を開始し、米国の国境管理を強化した。
航空会社の利益は、原油価格の下落と記録的な旅客数に支えられ、24年の324億ドルからは増加する見込みだ。
ウィリー・ウォルシュ事務局長は「360億ドルの利益を上げるのは大きなことだ。しかし、これは1区間当たりの旅客1人に対してわずか7.20ドルにすぎない」と指摘。
コロナ禍から航空旅行が急回復し、業界がより正常な状態に戻る中、将来の需要ショックや税金に対するバッファー(緩衝材)としては小さいと述べた。
売上高は堅調な雇用とインフレ緩和を背景に前年比1.3%増加して過去最高の9790億ドルになる見通し。ただ、前回の予想から2.1%下方修正された。IATAは前回、売上高が初めて1兆ドルを突破すると予想していた。
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