韓国が米国との首脳会談の準備を進める中、最近の両国間の貿易合意の中で未解決のままとなっている課題について、対立に発展する可能性が懸念されている。写真はピョンテク港の様子。4月2日撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 2日 ロイター] - 韓国産業省は2日、米国が新たに打ち出した鉄鋼製品への50%の関税に対し、産業界への影響を最小限に抑えるため、米国との貿易協議の一環として対応すると表明した。
トランプ米大統領は30日、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外の製鉄所で、輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を2倍の50%に引き上げる計画を表明した。6月4日から実施されるという。 もっと見る
米鉄鋼協会によると、韓国は昨年、米国への鉄鋼輸出量がカナダ、メキシコ、ブラジルに次いで4位だった。
韓国産業省は声明で、ポスコや現代製鉄など鉄鋼大手の幹部らと緊急会合を開いたと述べた。同国は米国との協議で、鉄鋼や自動車などに対する関税の免除を求めている。
韓国政府は4月下旬、90日間の米相互関税停止期間が7月に終了する前に貿易協定を作成することで米側と合意したが、政治的リーダーシップの空白により、交渉担当者が重要な決断を下すのは難しい状況となっている。
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米国の関税措置を受け、現代製鉄は3月下旬、ルイジアナ州に58億ドルの工場を建設する計画を発表した。ただ、工場は2029年まで稼働しない見通しだ。4月にはポスコが同工場建設に投資する予備契約を結んだ。
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