「私ばっかり損してる…」と思ったときに知ってほしい、人間関係の真実
「なんで私ばっかり損してるんだろう」
あなたも、そんな風に思ったことはありませんか?
実は、私自身も長い間その気持ちを抱えてきた一人です。
たとえば職場。
上司から頼まれた雑務を、誰も手を挙げないから「仕方ないな」と思って引き受けることがありました。
友達との集まりでは、お店の予約、片づけやお会計の計算をいつの間にかやっているのは、やっぱり私。
家庭でも、家事や用事を気づけば全部自分が担っていて、「なんで私だけ?」と心の中でため息をつく。
こうして思い返すと、「損な役回り」を引き受けるのが、いつも私のパターンでした。
「損してる」という感覚の正体
「私ばっかり損してる」と思うとき、実はその裏には“ある思い込み”が潜んでいることに気づきました。
それは――
「みんなはラクしているのに、自分だけ苦労している」
という思い込みなんです。
でもよく考えてみると、他人の内側は見えません。
表面上ラクしているように見えても、実は人知れず努力しているかもしれない。
あるいは、その人なりの「苦労の仕方」があるのかもしれません。
なのに私は「自分だけが損してる」と決めつけて、勝手に疲れていたんです。
私が“気づき直した”きっかけ
特別支援学校で働いていたときのこと。
研究授業の準備で、大量の資料づくりを任されました。
誰もやりたがらない細かい作業。
正直「なんでまた私だけ…」と思いながらコピー機とにらめっこしていたんです。
そのとき、同僚の先輩の先生がやってきて声をかけてくれました。
「いつもありがとう。あなたがやってくれるから、本当に助かってる」
たったその一言で、心の中のもやもやがすーっと晴れていきました。
「損してる」と感じていたのは、自分が勝手にそう解釈していただけ。
周りから見れば、それは「信頼できるからお願いされている」「安心して任せられるから託している」ことでもあったんです。
損か得かは「視点」で変わる
ここで大事なのは、「損か得かは自分の視点で変わる」ということです。
同じ出来事でも、
「なんで私ばっかり」と思えば“損”になる。
「信頼されている」と思えば“意味のある役割”になる。
もちろん、全部を前向きに解釈する必要はありません。
ただ、「私は損してる」と思ったときに、少し立ち止まって「本当にそうかな?」と問いかけてみる。
人から頼られている、信頼されている証なのでは?と視点を変えてみることも大切です。
それだけで、心の重さは少し軽くなるんです。
「損してばかり」の裏側にある本音
そしてもうひとつ大切なのは、
「私ばっかり損してる」と思うとき、実は「もっとわかってほしい」というサインでもあるということです。
「がんばっているのに認めてもらえない」
「私だって助けてほしい」
本当は、そういう気持ちが心の奥にあるんですよね。
私も、忙しい日々の中でその思いを口に出せず、「損してる」と心の中で不満をため込んでいました。
でも一度勇気を出して「ちょっと手伝ってほしい」と同僚や家族にお願いしてみたら、思った以上に快く協力してくれたんです。
その瞬間、「あ、頼ってもいいんだ」と安心しました。
あなたへのメッセージ
もし今、あなたが「私ばっかり損してる」と感じているなら――。
それは、あなたががんばり屋さんで、責任感が強くて、人に優しい人だからこそなんです。
だからこそ、人知れず“損な役回り”を引き受けてしまうんです。
でもね、本当は損なんかしていないのかもしれません。
「信頼されているからこそ任されている」
「本音は、もっと分かち合いたい」
そんな風に、少し見方を変えてみてください。
そして、無理しすぎてつらいときは、ちゃんと「助けて」って言っていいんです。
それが、あなたの心を軽くする第一歩になると思います。
まとめ
「私ばっかり損してる」と思うのは、“自分だけが苦労している”という思い込みが影響している。
損か得かは「視点」で変わる。
その感覚の裏側には、「わかってほしい」という本音が隠れている。
頼ることは弱さじゃなく、心を守るために必要なこと。
あなたはもう十分がんばっています。
だからこそ、思い切って肩の力を抜いてみませんか?
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損してる そう思ったら、転職も含めて、仕事のやり方を改める「静かな退職」は必要不可欠
福田さん、コメントいただきありがとうございました。 そうですね。 静かな退職は、大切な選択肢のカードの一つだと思います。 私も一度だけそのカードを使い、今は以前よりも幸せを感じられるようになりました。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。