堺の主婦強殺容疑で再逮捕 窃盗罪で起訴の男
堺市南区の主婦、田村武子さん(67)が行方不明になった事件で、大阪府警南堺署捜査本部は23日、田村さんから金品を奪って殺害したとして、西口宗宏容疑者(50)=窃盗罪で起訴=を強盗殺人や営利目的略取などの疑いで再逮捕した。「全て私がやった」と容疑を認めている。
再逮捕容疑は昨年11月5日午後5時半ごろ、同区のショッピングセンター(SC)駐車場で田村さんの車に押し込んで手足を縛り、「騒ぐな」と脅して現金約32万円や車、キャッシュカードなど計103点(時価約115万円)を強奪。同7時半ごろ、大阪府河内長野市の山中に連れ去り、顔にラップを巻き付け車内で窒息死させた疑い。
捜査本部によると、西口容疑者は殺害後、同居する堺市北区の知人女性宅近くの閉鎖中の飲食店倉庫に遺体を一時放置。7日夜に再び河内長野市の山中にレンタカーで遺体を運び、2日がかりでドラム缶で固形燃料などを使って焼却、9日に付近に捨てたという。
捜査本部は西口容疑者の供述に基づき、同市の山中で焼け焦げた骨片や田村さんの歯を発見。今月5日、死体損壊・遺棄容疑で再逮捕した。
西口容疑者は田村さん殺害の数日前から、SC付近で裕福そうな女性客らを繰り返し物色。同容疑者は田村さんの財布から奪った現金32万円や、暗証番号を聞き出した上で田村さんの銀行口座から引き出した現金5万円について、「知人女性に渡した」と供述しているという。
西口容疑者は昨年12月に死亡した堺市北区の元象印マホービン副社長、尾崎宗秀さん(84)についても「現金を奪って殺害した」と認める供述をしており、府警は今後、尾崎さんへの強盗殺人容疑でも再逮捕する方針。