鹿乃つの氏まとめサイトは“客観的資料”なのか? 印象操作と価値観のすり替え構造を考える


はじめに

鹿乃つの氏に関するまとめサイト(https://shikano-tsuno-matome.pages.dev/)は、見た目には整然とした事実整理に見える構成になっており、「中立的に検証された情報」と受け取る人も少なくありません。 しかし、このようなまとめサイトは本当に“客観的な資料”と呼べるのでしょうか。

本記事では、あくまで冷静にその構造を読み解き、「どのような前提や意図のもとに組み立てられているのか」を明らかにしていきます。

1. 「まとめ」は事実の列挙ではなく、“価値の物語”である

まとめサイトの構造的な問題の本質は、「事実をどう提示するか」という“編集の選択(取捨選択)”にあります。

  • どの行動を取り上げ、どの文脈を削るか

  • どんな順番で並べ、どう関連付けるか

  • どの発言を見出しに使い、どんな言葉(レッテル)で表現するか

これら一つひとつの判断に、作成者の強烈な意図や価値観が反映されます。 そのため、いくら「事実に基づいています」と書かれていても、実際には「管理人がどう見せたいか」というシナリオに沿って、事実は単なる素材として利用されているに過ぎないのです。

たとえば、コスプレ事案やSNSでのやりとりなどは、行為の背景や時系列が省かれ、特定の印象を与える目的で再配置されていることが多く見られます。

2. “証拠”はあっても“理解に必要な情報”はない

まとめサイトでは、スクリーンショットや投稿ログが証拠として提示されることがあります。一見すると「動かぬ証拠」に見えます。

しかし、それらは多くの場合「前後の流れ」「当事者の背景事情」「その後の解決プロセス(謝罪や和解)」などが意図的に省かれています。
つまり、“切り抜かれた証拠”はあるが、“納得に足る真実”はない状態です。

たとえば、「DMで不誠実な態度をとった」とされるケースでは、相手側の誘導的な言動や、経緯の全体像が記されておらず、文脈のない断片のみが並べられています。
この状態で断定的な見出しや批判的コメントが並べられていれば、それは検証ではなく「結論ありきの誘導」となります。

3. とくに“倫理”や“マナー”を扱うときは恣意性が強くなる

法律や明文化されたルールの違反は客観的に評価できます。
しかし、このサイトが多用する「モラル」「マナー」「常識」といった言葉は、作成者のさじ加減一つでどうにでもなる危険な領域です。

例えば、万博のコスプレ事案では、「ルール上禁止されていない」という事実があるにもかかわらず、「運営は本格的なコスプレを想定していなかったはずだ」という“後付けの推測”を持ち出し、「だから不適切だ」と断罪しています。
これは、
「ルールを守っていても、私の気に入らないやり方なら叩く」という私刑の論理に他なりません。

このような“倫理評価”は、作成者の主観を「世間の常識」のように偽装することによって成立しており、決して客観的とは言えません。

4. “中立”を装った印象操作は、判断力を奪う

最も問題なのは、こうしたまとめが「これは事実です」「中立的に検証しています」という“公正な顔”をしていることです。

読者はその体裁(Wiki形式や冷静な文体)に騙され、「ここに書いてあること=客観的に問題行動とされていること」と思い込まされてしまいます。
しかし実際には、事実の切り取り・順番・表現の選択により、読む前から「この人物は異常だ」という予断(毒の井戸=読み手に悪印象を植え付ける先入観)が仕込まれています。

これは高度な印象操作であり、情報を見る側の「自分の頭で判断する力」を奪う構造と言えます。

終わりに

まとめサイトは、事実を記録したアーカイブではなく、事実を素材に構成された“作為的な設計物”であることを、まず意識的に理解する必要があります。

それは決して中立でも公平でもありません。
だからこそ、情報を受け取る側には「この情報は誰の視点で、何のために編集されたものか?」を読み解く力が求められるのです。
「事実を見ろ」と言われたとき、同時に「その事実の見せ方(編集意図)」を見る目を持つこと。

それがネット社会で、歪められた“正義”や印象操作から自分を守るための、最も大切な技術です。

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