“前澤友作の食のブレーン”、1万軒の飲食店を知る男が選ぶ鉄板手土産3選
2.こよみどら/九九九(東京) ー 毎月、変わる季節のお楽しみ餡 2024年に六本木にオープンした、できたての和菓子と淹れたてのお茶を提供する茶寮「九九九(くくく)」。その作りたてのどら焼きはテイクアウトが可能。ちょっとしたお持たせにもいいと、和菓子好きの間で評判になっている。 「季節ごとになかの合わせ餡が変わるので『今月は何が入っていると思います?』というちょっとした会話ができるのがいいですね。皮は小麦粉ではなく米粉を使ったグルテンフリー 。ふわふわで軽くて『どら焼きの皮』として今まで味わったことのないものです」 写真の合わせ餡は、栗。甘さは控えめで、栗そのものの優しくほのかな甘さが、口の中に余韻として残る。なかの餡は1ヵ月ごとに変わるが、素材の仕入れ次第なので、明確な変更時期はない。「今日の餡はなんだろう」と、贈り主もまたワクワクすることができるはず。 こよみどら これまでに登場した合わせ餡は、枝豆餡、金柑餡など。事前予約は前日15時まで。5個入り¥2,160(九九九)
3. ブルー ボックス ケーキ/TIFFANY & CO.(東京) ー ジュエリーのように美しいタルト ティファニー銀座4階の「Blue Box Café by Natsuko Shoji」のマンゴータルト。代々木上原のイノベーティブフレンチ「ete」のシェフでパティシエでもある庄司夏子氏のタルトケーキが、ティファニーのブルー ボックスにあしらわれた逸品だ。マンゴー以外のフルーツは季節ごとに変わっていく。 「彼女のシグネチャーであるタルトを、ブランドの象徴色とともに再構築した一品です。マンゴーで表現された咲き誇るバラは、食べる芸術そのもの。季節ごとに異なる果実が彩りを添え、まるで絵画を味わうような体験が広がります。ティファニーのブルー ボックスを開ける瞬間の高揚感が味でも再現されているところが素晴らしい。まさに宝石的な見た目も物語も完璧にデザインされた、アートとしての手土産です」 相手に渡すショッピングバッグ内には生花の白いバラの花びらが添えられる。特別な日に贈りたい極上の手土産だ。 ブルー ボックス ケーキ ティファニーの精緻なジュエリー制作を彷彿とさせる庄司氏のテクニックで美しく花咲くタルト。テイクアウト限定、予約制。¥13,500(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 見冨右衛門/Mitomi Emon 1980年千葉県生まれ。レストラン経営や飲食事業プロデュース・コンサルティングを行う会社、はらぺこの代表。自身が経営する飲食店は「鳥匠いし井ひな」「鶏焼き肉囲」「ウブ」「九九九」「PER TE」「4LDK」など。グルメを切り口に、企業にさまざまなソリューションビジネスを提供する。著書に『一流飲食店のすごい戦略』。
TEXT=安井桃子