地方大学の教員が考える研究とは?(論文投稿数の減少の対策)

近年の日本の論文投稿数が大きく減少している事は、当事者として私は反省しないといけないなぁ...と考え行動している。
私が考える理想的な大学教員ってのがある。
一般的だが、①論文執筆と投稿、②外部資金獲得、③わかりやすい授業内容、④学生のエンカレッジ(若者を肯定して応援)、⑤大学の雑務(入試委員、教育委員とか)、⑥社会貢献(出前講義など)である。

多すぎだろぉ(私の心の声)
人間は24時間(1日)しかなんだぞ!

と言う事で、私は優先順位ってのが重要だ!と考えました。
そこで私が考える優先順位は上記の①論文投稿(超最優先)、②外部資金の獲得(優先)...以上終わり。
それ以外は、極力やらない

これを見て、読者の方々はどう思うのだろうか?
きっと、もっと働け!、①〜⑥全部やれ!とか、③が重要だろ!とか、色々なご意見があるかと思います。
しかし、それがアマちゃんなのです。

<生産性の低い本学の研究者...その原因>
「もっともっと頑張って、世間の考え方を受け入れないとダメだ...もっと頑張らなければならない...」その考え方:つまり強迫観念を受け入れた大学教員をしていると、論文数が増えない。良い論文が増えない。
特に論文執筆は、毎日毎日、書く習慣が重要なのだ。それなのに雑務に追われていたら、論文数と質の低下は当然だ!
論文執筆と研究を片手間でできるわけがない。

→「マジメの罠」にかかっちゃうのだよ

<私が上記の①と②だけで良いと考えた経緯>
私も採用された最初(フレッシュマン)の時は、上記の「①〜⑥全てやっつけてやる」と燃えてました。
しかし、不眠症、強迫障害、業績が増えない...業務が増えていく...などに悩んだ経験がありました。

これじゃ〜ダメだと考えていたその時、転機が訪れました「気分を変えよう!国際学会に参加するぜ!」
下記に外国の研究者への放浪記を書いたので読んで欲しい。
彼ら(イギリス人、アメリカ人)の考え方は合理的でその人生観は日本人に少ない。
「自由、楽しい人生」のための研究者生活で良いのだ。でした。
私の今までの固定観念をぶち壊されて、頭を鈍器で殴られたような...180度転換に成功できたのだ。

(えぇ?こんなで良いの?)

アメリカ人、イギリス人にも色々いると思うが、多くは研究人生を真剣にマジメに一点集中!
「そのため雑務はやらない」...なんだ?雑務って?って感じだ。
仕事が終われば、遊びに行く(ドライブ、デート、パブ、サーフィン)。
どちらかと言うと遊びがメインって感じだ。

遊んでばかりと思いきや、世界を変える研究や論文投稿、巨額な外部資金、共同研究の企業もビックネーム...

どうなってるんだ?
この生産性の高さは??
全てが私の大学の教員とは、別世界の研究者なのだ。

ずっと大学の研究室に居る教員、ずっと残業ばかりしている社員って、、、確かに業績低い傾向ありません?
特に日本人の生産性の低さは皆さんもご理解しているでしょう。(なんとOECD加盟国38カ国中の、一人当たりの労働生産性は32位の日本人)

<問題提起の回答へのアプローチ>
回答になるか?今私が試行中だ!
研究を楽しみ、論文執筆と外部資金の獲得をライフワークにして、とにかく遊ぶ遊ぶ。リラックスする事に集中!
確かに、論文投稿、特許申請と外部資金の獲得数は増えている。

<本題の回答:これは悪手だけど>
本学に所属するS教授(近くコイツの事も記事にしたい)は、マジで最低なやり方を長年やっている。
まずアフリカ人、バングラデシュ人からの留学生を毎年、たくさん受け入れるのだ。
そして彼らを論文マシーンとして馬車馬のように扱う。彼らへのテーマ、指導はほとんどやらない。
「早くヤレ!結果を出せ!」が彼の指導方針なのだ。

(論文マシーンとは??)
留学生が10名いれば、それぞれが共著で10本、論文投稿すれば10名が、それぞれ10本の論文をゲットできるのだ。
論文の質は関係なく数で勝負!が、この教授の考え方なのだ。

大学教員の研究環境を良くする(個人のマインド(考え方)の転換が必要だ)事で、論文数、質の向上が期待できる。

このS教授のやり方は、最悪である。
決して参考にしてはいけないのだが、地方大学の評価は「数」である。評価制度の隙間を悪用するのがS教授だ。

<外国の研究者に出会う放浪記>
[1]: 無謀にもイギリスのNPL(National Physical Laboratory)で開催された国際学会で発表し、次の日はサザンプトン大学で偉い先生のラボツアーに参加することができた。
因みに、NPL(ロンドンの郊外テディントン)とサザンプトン大学(南部の海沿い)の距離は、100Kmほど?
マジで遠い..しかし行った価値は確実にあった。
研究の合間のお茶(ティー)パーティ、研究がひと段落したらゲストルームでパーティ、普段は学内のカフェテリアでビール飲みながら雑談。
なんとも楽しそうなのだ。
学内には小川が流れており、綺麗な庭、並木道、、妖精か?ピーターラビットが出てきそうな落ち着いた学内環境。。。思考するには最適な場所だ。

[2]: ハワイ大学マノア校への超短期留学
日本人が憧れるハワイ...そこに研修で行くことになった。
フライト時間の短さ気軽さ治安の良さ、何より宇宙に衛星を飛ばし運用すると言う学科に興味があったのだ。
web検索で受け入れてもらえそうな教授を探して、メールを送る...数日後にOKがもらえて数ヶ月後に出発!

そこでも、先生方は超自由...スリッパ、ジーンズ、アロハシャツでの通勤、学生指導も「うちは学生が優秀だからほんの少しの指導で大丈夫なんだ...」との事だ。
その言葉を少し疑ったが、やはりそこはアメリカの名門校。
うちの学生が100年かかってもできないプログラミング能力。あれには本当にビックリした。
これとは別のプロジェクトでは、数ヶ月後には、学生達が作った小型衛星をフロリダから宇宙に打ち上げるそうだ。
学生が設計開発、プロジェクトマネージメント、衛星の管理を全て行うそうだ。なので様々な専門の学生がこのプロジェクトに関わりながら卒業研究をするそうだ(学生に学部という枠組みが無い?)。
因みにスポンサーはNASA、GE、ワシントン(政府)などアメリカを代表する企業である。
私の思考回路は、すでにパーになっており理解するのに時間がかかった。
プロジェクトリーダーは、アロハシャツにジーンズ姿の教授は、NASAと政府から大型予算を獲得........
やはり遊び上手は、仕事も上手だと確信した。


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コメント

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そらのあかり
そらのあかり

とおりすがりのものです!
全部やってて力尽きて、退職しました!
(まあ、他にも理由はあるんだけど・・・)
わたしは出前授業とかサイエンスコミュニケーション活動は好きだったから、リフレッシュになってました。書いてない論文がまだあるけど・・・アカデミアに戻らないのでモチベーションが維持できない・・・。

レッサーちゃん
レッサーちゃん

興味深く読ませていただきました!

おのさん
おのさん

論文投稿数は、ジャンクなレビュー論文を格が落ちる学術誌にもりもり投稿して自分の論文を引用すると、あら不思議実験しなくても件数が増えるのですよ。ひたすら時間を食いつぶす不毛な作業ですが。
新しい知識も技術もつかないジャンクタスクですが数字だけは糊塗できます…

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