博士課程への進学...
面白い記事を見つけたので、大学教員の立場からも言及してみたい。
良くまとまっており正解である。しかし少し情報を追加すべきだと思い、私の経験から追加情報をご紹介する。
<私が考える博士取得の道のり>
博士号がどうしても必要であれば、一般企業か公務員に就職した後に、論文博士(ロンパク)がいいぞ!
また同時に、「その専門性を活用した会社経営者を目指す」ことが一番ですよ。
どうしても大学教員になりたいのならば、起業家(会社経営か副業)をしながら、晴れて博士号を取得した後に、いろんな大学に履歴書と研究業績を送付するなどの就職活動をするか?教職(小中高の教諭)と言う道もある。
<研究力を身につけたければ...>
修士課程(博士課程に進学する前)では、研究環境(研究室、研究費、科研費取得、論文投稿数の多い)の整った大学の修士入学試験を受けて進学すれば良いぞ。
そこ(修士課程)では下記の3つにフォーカス(注意)すれば良い。
①研究力を身につけたい。
②大学の教授との良好な関係構築。
③論文執筆のノウハウを身につける。
理由は簡単!
※修士課程修了の方が就職し易いからだ!
※博士号取得後は、一般的に就職は無理ぽよ!
そこで、あなたに学術論文が3本以上あり、指導教員(出身大学でも良い)を見つけて、論文審査のお願いをすれば良いのだ。
修士課程を修了後に就職してキャリアと収入があるのであれば....①人生に焦りがなくなり、②更なるキャリアアップ中なので、気持ちが前向きになるし、③世間に取り残されてないので安心して研究活動に集中できる。
<課題は...>
ここでの問題は、あなたに論文執筆ができるのか?指導教員が見つかるのか?である。
それをクリアできれば、一気に博士号取得への話は進む。
私は回り道をして、人生への焦り(人生の見通しが無い)経験をしました。その後は運良く一般企業に就職でき、更にその後は今の大学教員に転職できたので、相当運が良かった。
私のキャリアは下記の様だ。
<大学生〜大学教員の道のり>
大学進学(学部4年生)→進学→大学院修士課程(2年間)→進学→大学院博士課程(2〜3年)→博士中退→一般企業に就職(数年キャリアを経験)→論文博士で博士号を取得→大学教員採用
そもそも大学院に進学した理由は、、、モラトリアム(大人や社会人になりたくない)のと、研究テーマが面白かったので、自然に進学を選んだ。
※ようするに、私は軟弱者の世間知らずの若者だったのだ。でも皆さんそんな感じだったと思いますよ。
しかし一旦、博士課程を途中で諦めた。一般的な失敗論(下記に示す)である。
①指導教員とソリが合わない。②友人(26〜30歳)は、就職して家族を持っており、自分が社会から取り残された感じ(焦り)。③金銭的な問題(20代後半で親の扶養に入り、わずかなバイト代金で過ごす自分が情けない)。④そもそも①〜③で人生に焦りを感じており、研究が手につかない(博士課程は無意味だろ...そう強く思う様になった)。
<課程博士で博士号を取得するには>
博士を得るには、学術論文(3本)を認められた学会に認めてもらい、その内容に応じて指導教員がOKと認めてもらえると、博士論文の執筆を許可してもらい、それを外部審査の教員に審査してもらい、OK(承認)され、教授会でもOKが出たら、晴れて博士号取得となる。
当然だが、道のりが長い長い....
金も時間も情熱も人生も何もかもを犠牲にして、博士号取得にかけるわけだ。
しかし、その先の人生に幸せ(高収入、キャリア)は全く保証されていない。
※課程博士とは、修士終了後→博士の入学試験を受験して進学すると課程博士となる。もちろん博士課程に在籍中に必要な単位を取得する必要がある。
※論文博士とは、大学院に所属する必要がなく、独自の研究成果をまとめて審査してくれる大学に提出、認められると良い(日本独自の制度の様だ)
<例え話...わかり易いかもね>
良く博士号取得は「足の裏に付いたご飯」と言われる。
その意味は「足の裏の煩わしいネチョネチョしたご飯粒を取り除きたい....しかし、それを取っても(博士取得しても)、飯は食えない(良い就職はできない」と言うものだ。
皆さんも指導教員におだてられたり、モラトリアムになったりして、安易に博士課程への進学は、要注意です。
<最後にご注意>
大学の教授にもなると、「博士課程の学生を育てて一人前の教授」と言われているので、優秀そうな学生をおだてて、博士課程への進学を促すクソ教授が結構います。
彼ら(クソ教授)には、自分が外部からの高く評価されることしか興味がありません。
博士号取得後の学生の人生には、全く興味はございません。
ご参考まで....


コメント