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NotebookLMのスライド生成で結果を自在にコントロールする方法【番外編】

前回前々回と、NotebookLMを使ってスライドを生成し、YAMLでデザインをコントロールする、という方法について書きましたが、今日はその番外編として、デザインがいい感じになった生成スライドにアニメーションを加える方法について書いてみようと思います。

前々回できたものがいい感じだったのでこれを動かしてみたくなったというのがそもそもの発端です。

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これが、こんな感じで動くようになりました。この記事ではこの製作プロセスをご紹介していきます。


NotebookLMで生成できるのは画像状態のPDF

目下、ユーザ目線で一番ネックになっているのがここですね。Google SlideやPowerPointで編集できればいいのに。。と。自分のようにアニメーション設定をしたい人にとっても、まずは画像状態のスライドをpptx化するところから始めなくてはです。

やりたいことをまとめると

  1. NotebookLMでYAMLを使っていい感じのスライドを生成(前回前々回参照)、PDFをダウンロード

  2. PDFをPowerPointに変換

  3. PowerPointでアニメーション設定

  4. PowerPointで動画化

という流れになります。

NotebookLMのPDFをPowerPointに変換

プロセスの2番目が一番悩ましいところなのですが、これには現状複数の方法があります。

従来の方法
① Chat GPTやGeminiなどに画像を渡して文字を抜き出してもらって、自分でpptxファイルに張り付ける
② Chat GPTやGeminiなどに画像を渡してpptxを生成するPythonコードを書いてもらい、その後ClaudeやCanvaなどを横断的に使用してなんやかやしてpptx化する

ここ最近の方法
③ GPT-5.2ならpptx化できる?
④ Kirigami.appでpptx化する

①と②のやり方ならある程度できるのはわかっているのですが、少々手間です。
先日実装されたばかりのChat GPT-5.2に頼む③の方法だと画像からpptx化ができるものの、かなり時間がかかり(スライドによっては1枚の変換に1時間以上かかりました)、現時点ではあまり実用的ではありませんでした。

そこで今回使ったのが④の方法、Kirigami.appです。

Taiyoさんが製作したこのアプリは、画像状態のスライドを編集可能なPowerPointに変換するもの。使ってみると動きが非常に速い(1スライドあたり1分程度)&安定しているので非常に実用的でした。

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左が元画像。右がKirigami.appでパワポにしたデータ

変換したpptxデータは、

  • テキストボックスのみが独立している

  • それ以外のビジュアルオブジェクトはグループ化されてまとまっている

という、作業者目線で見たときに非常に効率のいい状態で出てくるのも使いやすいポイントです。

PowerPointでアニメーションを設定する

このPowerPointにアニメーションを設定していきます。

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たとえば1スライド目は、テキストを入力している感じにしたかったのでテキストボックスを1文字ずつに分けて、さらに文字の下に点線を引きます。

  • 点線:"表示" を遅延0秒+"クリア" を遅延0.3秒。

  • 「そ」の文字:"表示" を遅延 0.1秒

これを文字毎に設定するというのは面倒なので、1文字分のアニメーション設定をしたらコピペして増やしていきます(とはいえやはりめんどくさい)。漢字の変換とかのアレンジ入れるとさらに面倒です。

1スライド目と2スライド目の画面切り替えは、"プッシュ" の "下から" に。
2スライド目の文字部分のアニメーションはこうなっています。

  • 上側の文字列:"フェード" 継続時間0.5秒+"アニメーションの軌跡" を下方向に。継続時間1.0秒

  • 下側の文字列:"フェード" 継続時間0.5秒+"アニメーションの軌跡" を上方向に。継続時間1.0秒

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軌跡を逆方向にすることで、アニメーションがついていてもオブジェクトが動き終わった位置で表示されているのがポイント。

21スライド目から3スライド目への画面切り替えは、"プッシュ" の "右から" にして3スライド目の左側と背景カラーがつながるように。
次に3スライド目の各オブジェクトのアニメーションです。

  • NotebookLMが生成した画像部分は切り取ってそのまま使用。

  • シャドウ部分は、四角形を画像貼り付けして "アート効果" の "ぼかし" で作成

  • 画像部分:"フェード" 継続時間0.5秒+"アニメーションの軌跡" を右方向に。継続時間1.0秒 

  • 右側上部の文字列:"フェード" 継続時間0.5秒+"アニメーションの軌跡" を下方向に。継続時間1.0秒

  • 右側下部の文字列:"フェード" 継続時間0.5秒+"アニメーションの軌跡" を左方向に。継続時間1.0秒

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ちょっと細かい話になってしまいましたが、こうやってできたのが冒頭の動画です。なお、PowerPointはアニメーションの動きが少し古いのでこのように細かく設定してあげる必要がありますが、Canvaだと今っぽいいい感じのアニメーションがプリセットで準備されています。

かなりマニアックな話になってしまいましたが、アニメーション設定など細かいところを見てみたい方がいれば、こちらからどうぞ。


PowerPointデータを動画変換

最後のプロセスが動画ファイルへの変換です。PowerPointであれば[名前を付けて保存]で直接 mp4 形式に出力できます。

アニメーションが重なったりすると、mp4 に変換したときにコマ落ちが出ることがあります。そういうケースでは wmv で出力してみてください。こちらの方がコマ落ちが起こりにくいです。

wmv で出力したファイルは、そのまま使ってもいいですし、mp4が何かと使い勝手が良ければ Adobe 公式の変換機能が便利です。(画像クリックでリンク先にジャンプします)

プレゼンの「アニメーション」とは

以上、NotebookLMのスライド生成で結果を自在にコントロールする方法【番外編】として、pptx化してアニメーションをつけるプロセスまで解説しました。

最後に少しだけ、プレゼンのアニメーションについて。

プレゼンスライドでアニメーションを使うかどうかは、業界や企業ごとの慣例や使用される状況などもあってケースバイケースなのですが、もしもアニメーションを使うとすれば、その役割は単なる「飾り」や「にぎやかし」のような装飾だけではなくて「視線の誘導」「認知の負荷を下げる」という機能です。

話す順番に合わせて要素が登場する、あるいは違和感なく自然に視点が移動することで、スライドが単なる「資料」から聞き手に作用する「プレゼンテーション」に変わると言えます。

こんな風にひと手間かかるアニメーションですが、NotebookLMのようなツールを使うことで、デザインのバリエーション出しにかかる時間を大幅に短縮してくれます 。ここで浮いた時間を使って「どういう順序で見せれば聞き手に心地よく伝わるか」「どう動かせば視線が迷わないか」という、本質的な視聴体験設計の部分に手をかけることができるようになります。

浮いた時間の使い方としてのスライドアニメーション、ちょっと気の利いたプレゼンにしたいときに試してみてください。



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Microsoft MVP PowerPoint / Prezi Independent Expert / JAGDA professional member / プレゼン製作所 Co-Founder / 『刺さるプレゼン全書』 / 『伝わるプレゼンの法則100』
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