ナニカサレタ生徒の顛末   作:影のビツケンヌ

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この際プライドは抜きだ

「うへぇどうしよ~……この恰好で出ていくところ、シロコちゃんに見られちゃったかもしれない……」

「キヒッ……まずいのか、それは……?」

「まずいんだよ、凄くまずい……色々あって心配かけちゃったおじさんが悪いんだけど、絶対に変な勘違いされて後で問い詰められちゃうよ~! 皆お願い、到着まで一緒に言い訳考えてくれない?」

「関わっている事件が事件で、真相を話しにくいのが心苦しいですね……とはいえ、先輩想いのいい後輩達に恵まれているようで、少し微笑ましくもあります」

「羨ましいよなァー、トキだったら心配してくれ……ねえな、うん。なんか腹立ってきた」

 

 連邦生徒会によるツネコの処遇に関する報告、その翌々日。先生は再び派遣部隊を編成し、アビドス砂漠奥地へと飛んでいた。メンバーは髪をポニーテールに纏めた重装備のホシノ、ツルギとハスミの正義実現委員会筆頭コンビ、そしてC&C(Cleaning&Clearing)リーダー・美甘ネル。アビドス、トリニティ、ミレニアム各学園の最高戦力が集結した形である。

 

『先生、何故この胡散臭いロボットを参加させたのですか? オペレーターとしての技量が理由ならば、この究極の美少女ハッカーが一人いれば十分な筈ですが?』

『大人同士だからこそ、できる話もあろうというものだ。技術を追い求めるのは一エンジニアとして見上げたものだが、その脳味噌に責任ある自立した人間としての在り方もインストールするべきだな』

『くっ、私が卒業した暁には覚悟しておくことですね……!』

 

 オペレーターとして参加したヒマリとアミダが、器用にも二機のドローン越しに口喧嘩――ヒマリの方が劣勢――をしているのを見ながら、先生はこの強制監査の皮を被った強襲作戦が決行されるに至るまでを、今一度思い返してみた。

 

 

 

 

 

 かの報告の翌朝も、アル達はミレニアムに登校するツネコについていった。エンジニア部やヴェリタスの部室に頻繁に出入りするようになった彼女達は、他校の生徒ながら一般生徒とも顔馴染みになりつつあり――珍妙なメカや怪しい薬のテストに協力するような依頼を断るのが大変だとはカヨコの談――そしてその中心たるツネコも、既に耳の早いミレニアム生の間で存在が知れ渡っていた。アリスと共にヘルメット団を捕まえた活躍が、尾鰭背鰭の付いた武勇伝めいたストーリーで語られていることを先生が知るのは、ツネコの筋電義肢が完成した後になってからのことだ。

 閑話休題。先生が五人を見送ってオフィスに戻り、仕事に取り掛かってから五分と経たないうちに、昨日に続けてリンが再び現れた。

 

「おはようございます、先生。喫緊の案件をお持ちしました。かの悪徳企業にして危険因子、ムラクモ=ウェンズデイに関係するものです」

「“ムラクモ?!”」

 

 その四文字を聞いた先生は血相を変え、弾かれるように椅子から立ち上がった。机上のカップからコーヒーがはね、書きかけの書類が汚れるのも意に介さない。ツネコを苦しめた元凶たる企業、その尻尾を掴む千載一遇の好機とあっては、落ち着いてなどいられなかった。

 

「……BAWSの傭兵起用担当、松葉シオからの依頼です。書類とは別に、ミッションブリーフィングファイルを受け取っています」

 

 リン自身にも逸る気持ちがあるのか、すぐにその場でホログラムデバイスが起動される。宙に浮かび上がったBAWSのロゴマークと共に、その少女の声はフランクな口調で話し始めた。

 

『やあ先生。声だけの登場で失礼、BAWSの松葉シオだよ。色々話してみたいところだけど、ちょっとそうも言っていられないみたいでね。早速本題に入ろうか』

 

 挨拶もそこそこに画面が切り替わる。表示されたのは、複雑に絡み合った八つの頭を持つ赤い蛇と、隣に添えられた直刀のロゴマーク――それこそが、セミナーとヴェリタスが血眼になって追っている仇敵の証であった。

 

『うちはある仕事をカイザーコーポレーションに委託していたんだ。その仕事を実際に請け負っていたのがムラクモ……今のムラクモ=ウェンズデイらしいね。らしいっていうのは、ここからが重要だからさ』

 

 先ほど消えたBAWSのロゴマークと共に、見知った王冠を頂く蛸(カイザー)のロゴマークが表示される。それぞれの間に矢印が伸びるが、ムラクモから他の二社に向かうものには「偽装」の赤文字が書かれていた。

 

『つい最近になって、ムラクモが本社の人間になりすまして勝手に仕事を請けていたことがわかってね……元々仕事を請けていたカイザー本社はカイザーインダストリーにそれを委託し、カイザーインダストリーはそれをムラクモに丸投げしてた。どうやらこの時に法外な中間マージンが抜かれていて、それを不満に思ってたムラクモが、独立を機に終了される筈だった契約を自分達と直接結んでたんだよ。詐欺、背任、私文書偽造、偽計業務妨害……うちの法務部はもうカンカン』

 

 同グループ内で行われる中間搾取、アミダの話していた‘トカゲの尻尾切り’、それに反発して行われた契約の乗っ取り行為。如何にキヴォトスに(悪名)高いカイザーといえど一枚岩ではないらしい。おどけたような、そして呆れたようなシオの声を聞いていると、アミダがムラクモやカイザーPMCの凋落を鼻で笑う理由が、先生にもわかるような気がした。

 

『でもBAWSだって仮にもブラックマーケットの企業だし、表でできる法的措置には頼れないんだよね……だから先生、お願い! アビドス砂漠奥地にあるムラクモの秘密研究施設――『OKB621』に、シャーレの権限で強制監査を入れて! この際プライドは抜きだ。ムラクモに()()()()できればそれで十分』

 

 OKB621、それが全ての闇の根源。ツネコの体を玩具のように弄び、戦う自由を奪った者達の巣窟。そして、ツネコの陰に隠れた無数の犠牲者達の血に塗れた悪夢の揺籃。企業の矜持を捨てた生徒からの依頼という以前に、先生の答えは一つしかなかった――この監査は、BAWS及びカイザーコーポレーションに対する違法行為の調査を名目にした、シャーレによるムラクモ=ウェンズデイへの実質的な武力制裁となるだろう。そして可能であれば、ツネコ以外の強化人間手術の被検体達の救助も。

 ところで、向かうべき施設の名前がわかったはいいものの、その詳細な場所については、シオの言葉にもホログラム映像にも出ていない。一体どうやって辿り着けばいいのか――その答えは、意外な形で提示された。

 

『今回の仕事に関する事前調査を依頼した傭兵をシャーレに向かわせてるから、地図と調査報告を受け取ってね。多分、先生も知ってる人だと思うよ』

「失礼する、先生」

 

 ブリーフィングメッセージの再生が終わるのと、一人の生徒がオフィスに入ってきたのとは、ほぼ同時だった。

 

「“サオリ? いらっしゃい、だけど……”」

「……あなたが、シオの遣いですか?」

「話が既に通っているならありがたい。そう、私が事前調査を請け負った傭兵の錠前サオリだ」

 

 アリウススクワッドリーダー・錠前サオリ。かつて大人の悪意に曝されて先生と敵対し、和解した後も当時起こした事件の咎で指名手配を受けている彼女は、今は仲間と別れて自分探しの旅をしている筈だった。七囚人すら部員に数えることを連邦生徒会に黙認されているシャーレもとい先生の後ろ盾こそあれ、結局は根無し草の独立傭兵、金に困れば危険な――そうと認識しているかは別として――依頼を請けざるを得ないのかもしれない。

 

「……そんな顔をしないでくれ、先生。結果論だが、この仕事に危険は全くなかった」

 

 思わず滲み出た心配を察してか、サオリは不器用にも先生を安心させようとしていた。彼女は「これを見てくれ」と二人を――リンも関係者としてカウントしている――ローテーブルの方に招き、ジャケットの裏から封筒を取り出して、その中身、数十枚の写真を机上に広げる。

 

「私が請けた仕事は、ムラクモ=ウェンズデイがブラックマーケットに設けていた事務所と、そこに併設された小規模なリサーチセンターへの潜入調査だ。契約偽装の証拠となる書類かデータを奪取するのが目的だったのだが――」

 

 写っていたのは、老朽化した雑居ビルを申し訳程度に改装した、という風体の建物と、その内部と思われる部屋の内装。それだけならただの空き家か廃墟だが、これがムラクモの所有物だという情報を加味すれば、その不自然さは素人目にも一目瞭然だった。

 

「……妙ですね、この写真。暗すぎますし、この画角なら人が写ってもいい筈です」

「ああ、施設はもぬけの殻、全くの無人だった。証拠になりそうなものも、使われていたであろう資材や機材も、殆ど残っていなかった。こうして写真を撮るくらいしかできなかった訳だ」

「“ムラクモは既に引き払った後だった、ってこと?”」

 

 先生の脳裏に蘇る、ツネコからの依頼でヘヴンズロックに赴いた時のムツキの言葉。

 

“そっか、独立したから会社の持ち物を移管しないといけないんだね。くふふ、そのタイミングで襲って一網打尽だなんて、誰だか知らないけど頭いいじゃん!”

 

 恐らくあの時点で、ムラクモはブラックマーケットから撤収し、あの線路の先にあると思しき研究所に移動していたのだろう。だがそうなると、ツネコが改造手術を受けた場所、ムラクモの移動や列車の襲撃に関わる時系列に疑問が残る。ツネコを載せたワイルドキャットがどこから出撃したのかも不明だ。

 きっとそれも、この強制監査でわかる筈。

 

「唯一手掛かりになりそうだったのは、デスクの引き出しの間に挟まっていたこの地図だけだ」

 

 「管理が杜撰だな」というサオリの嘆きと哂いを含んだ台詞と共に取り出された、皺だらけの薄汚れた地図。机上に大きく広げられたそこには、『ヘヴンズロック補給基地』の名が確かに記されていた。そこから東西に伸びる線路のうち、西側は地図の外に途切れていて追えないが、東側は幾つかの監視所を経て大きく北にカーブする形でトンネルに入り、その先に連なる山々の地下で終点に到達している――終点の名は、『OKB621』。

 

「BAWSに報告した時に、地図の正確さは保証されている。少なくとも、昨年度版の航空写真で線路の存在は確認できたそうだ」

「なるほど……多少の経路変更はあったとしても、そこまでの短期間で終点が動くことはそうないでしょう。情報提供に感謝します」

 

 先生が携帯端末で写真を撮り、シッテムの箱に読み込ませた地図データが、アロナとプラナの手で解析されていく。情報の確度が決定付けられ、向かうべき場所の座標がインプットされたところで、サオリが先生に向き直った。

 

「十分気を付けてくれ、先生。私の分は楽で良かったが……この仕事はどうもきな臭い。悪い噂ばかりのムラクモ相手に、ただの監査で終わるとは思えない」

 

 

 

 

 

 依頼を受けた当日中に、先生はホシノ、ツルギ、ハスミに連絡を取り、セミナーにも戦力の提供を求めた。セミナー隷下の特殊部隊たるC&Cは、セミナーと同様、先生がツネコに関する情報提供を意図的に遅らせていた部活だったが、人の口に戸は立てられぬとはよく言ったもの。「手足のない生徒」の噂から、サブリーダー・一ノ瀬アスナの神懸かり的直感によってツネコの事情が露見していた一方、意外な程冷静なネルの判断で、出動の時を爪を研ぎつつ待っていたのだという。最終的にミレニアムからの戦力がネル一人だけの選出となったのは、メンバーの気質故に任務が破壊活動になりがちなC&Cの影響を抑える為でもあった。

 耳聡く話を聞きつけた――先生は盗聴を疑っている――ヒマリがオペレーターに名乗りを挙げ、いよいよ明日に作戦開始というところで、先生はアミダに電話をかけた。

 

『……おい、誰だお前は。この番号は山野ツネコから聞いたのか? 俺は面倒が――』

「“やあアミダ。シャーレの先生だよ。ムラクモの秘密研究施設、OKB621への強制監査を行う。付き合わないかい?”」

『……乗った。詳しく聞かせろ』

 

 以上のやりとりで、この作戦に参加するメンバーが決定したのだった。

 

「……」

 

 時は戻って現在。ヘリの中では姦しく歓談していた四人も、目的地へと繋がるトンネルの入口に降りた途端に口数が減った。仄暗い横穴を進む全員の空気がピリピリと張りつめている――率先して話題を振り、機中での空気を穏やかにしていたホシノが、鬼気迫る表情で盾を構え先頭に立っているのだから仕方ない。先生自身、この怒りに満ちた雰囲気に流されそうにもなっていた。

 トンネルを一キロ程歩いた頃、中継ビーコンを投下しながら後ろを付いてきていたアミダのドローンが、先生に通信を入れた。

 

『先生、返事はするな、そのまま聞け。これは秘匿回線だ。ログにも残らん』

 

 秘匿回線――ヴェリタスの目を逃れられぬミレニアムに高度なMDDステルスで侵入し(最終的にヒマリに看破されているとはいえその後の動きも後手に回っている)、チヒロをして迂回できない認証システムにツネコを遠隔でユーザー登録したアミダのそれは、恐らくヒマリにもすぐには傍受不可能なものと見ていいだろう。ムラクモの研究所が陥落するのを()()()で見ようと参加した彼が、そんなもので連絡を寄越さねばならない用事とは、一体何だろうか。

 

『作戦前に見た一連の写真についてだが……気になることがあって、こちらでも調査ドローンを飛ばして確認した。情報提供者(インフォーマント)の調査より前に、何者かが侵入している形跡がある。恐らく十数人単位の部隊だ』

「!」

 

 その驚きが顔に出なかったことは、先生にとって幸運だった。素早く生徒達に視線を巡らせるも、誰一人として変化に気付いた様子はなく、先生は周囲に聞こえないようにそっと息を吐いた。サオリの忠告は正しかったのだ。彼女はその痕跡に気付くことはなかったが、この仕事から臭い立つ不審さを感じ取っていたのだろう。

 

『そこらの生徒崩れの傭兵共なら、こんな組織立った動きはしない。お前ならわかると思うが、シャーレが動くことを事前に嗅ぎ付けている連中がいる。それがムラクモであれ何であれ、企業絡みなのは間違いない。用心しておけ――』

「そこで止まれ!!」

 

 噂をすれば影、とでも言うべきか。アミダの通信が終わるか終わらないかというタイミングで、二人のロボット兵士が暗がりから躍り出てきた。瞬間、向き合った者達が一斉に銃を構える。

 

「この先は我が社シュナイダーの作戦区域内だ。侵入は認められない。直ちに退去しろ」

「HQ、こちらズールー7。武装勢力五名接近中。指示を求む……」

「おいおいおい、なァんでシュナイダーなんて出てきやがるんだ? ムラクモはいつからアーキバスに尻尾振るようになったんてんだよ?」

「ゲヒヒヒヒヒヒヒ……構いやしねェよ向こうからボロ雑巾になりにきたんだからなあ?!」

「どいて。今日は加減できないよ」

 

 シュナイダー。カイザーの台頭以前からトリニティ自治区を経済圏としてきた大企業、アーキバスコーポレーションの航空機部門を前身とする系列企業であり、直接・間接を問わず同社の戦力の一端を担う組織である。そんな彼らの部隊が、このような僻地のトンネルで行う「作戦」など、ムラクモに関わるものしかありえない。

 いきり立つ四人――ハスミも後方でスナイパーライフルを構えていた――を「皆落ち着いて」と先生が宥めていると、アミダのドローンが前に出、自身のホログラム映像を出して話し始めた。

 

『俺はドクター・アミダだ。連邦捜査部シャーレによるムラクモ=ウェンズデイへの強制監査にオブザーバーとして参加している。ここでこいつらに盾突くなら、今違法行為の嫌疑がかかっているムラクモに与したと疑われても文句は言えんぞ。賢い選択をしろ』

「“ちょっ、アミダ?!”」

 

 相手を刺激しかねないアミダの居丈高な態度に、‘大人の対応’を期待していた先生は肝を冷やした。ネルが勘繰ったように、この状況はアーキバスに身売りしたムラクモがシュナイダーの部隊に警護されているようにも見えなくもないが、まだ研究所も見えていない中でそうと断定するのは早計だし、明け透けに敵意を見せれば監査にも支障があるかもしれない――尤も、武装した上での強制監査である以上、ムラクモの抵抗に遭うことは想定済みなのだが。

 ところが予想に反し、目前の兵士達は泡を食って本部に連絡を取り始めた。

 

「何ッ、シャーレだと!? た、確かにそこの男は先生か……シャーレ相手では分が悪い」

「HQ、こちらズールー7。緊急事態発生。シャーレ及びドクター・アミダの介入あり。目標への強制監査を行う模様。即時撤収を提言する」

『おや、意外に素直ですね……』

『下手に出ない方がいい時もある。それに、子供は舐められやすい』

 

 考えなしに取った行動でもなかったらしい。普段なら争いに発展していたであろうところだが、こちらの主張がすんなりと通るのは珍しい体験だった。先生はアミダの評価を改めつつ、ロボット兵士二人の様子を観察する。

 

『こちらHQ。現在デルタチームがタスク遂行中につき移動不可。現有戦力で対処を続行せよ。発砲は禁ずる』

「発砲なしで続行?! この状況でどうやれと?!」

「HQ、対象戦力の構成要員に小鳥遊ホシノ、剣先ツルギ、美甘ネルが含まれている。交渉決裂及び壊滅的戦闘被害の可能性大。即時撤収を再度提言する」

『……現場の人間は辛いですね』

俺達(オペレーター)が言えた話じゃないだろう』

「“あ、あはは……”」

 

 理不尽に直面して板挟みになっている彼らを見ていると、気が逸っていた先生にも幾らか余裕ができた。ホシノ達は未だに相手の一挙手一投足から目を離すまいとしているが、シュナイダーの側に敵対する意思がないとわかっただけでも安心できる材料にはなる。制御不能な向こうの事情で、すぐには道を開けられないというだけだ。

 問題は、その事情が如何なるものか不明であるのが怪しさ満点なのだが――

 

『――各班、こちらHQ。状況終了。被害状況確認後速やかに撤収……否、シャーレの活動に協力せよ。オーバー』

「え、あ……ず、ズールー7了解。これより誘導を開始する。アウト」

「……随分早かったな。どういう風の吹き回しだ……?」

 

 相当に粘るかに思われた事態は、何故か急転直下に一変した。被害、という言葉に先生が引っかかりを覚えたのも束の間、その疑問をハスミが代弁する。

 

「被害? あなた方は何と戦っていたのですか?」

 

 そしてその問いに、二人の兵士は顔を見合わせ、互いに肩を竦めるような動きをして、彼女に向き直った。

 

「……ムラクモだよ。俺達の今度の仕事は、ムラクモの秘密研究施設の制圧だ」




またしてもお待たせしました。
この話の中で予定していた展開まで進めると文量が多過ぎると判断し、タイトルと一部のセリフ及びシナリオの変更を行うのに時間がかかりました。それにしてもツネコが全然出てきませんねこの話。

臨戦態勢で向かった先でまさかの肩透かし。ACとクロスしているのに碌にACを戦わせていないし戦闘シーン自体も少ないこの小説の明日はどっちだ。
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