警視庁が闇バイト募集投稿をAIで収集 4か月で1万8500件警告
太田原奈都乃 板倉大地
「闇バイト」を募集するX(旧ツイッター)の投稿をAI(人工知能)で自動収集し、分析する仕組みを警視庁が導入している。今年8~11月、この仕組みを使って闇バイト募集の恐れがあると評価した投稿は約1万8500件あり、これらに警告文を送ったという。同庁が9日発表した。
今後、対象とするSNSを広げることも検討する。
サイバー犯罪対策課によると、新たな仕組みでは、闇バイト募集に使われる「ホワイト案件」「即日即金」などの隠語や言い回しを学習したAIで、Xの投稿を自動的に分析。その後、警察官が投稿内容を実際に確認し「全てを失うとしてもやりますか?」「犯人は捕まる運命」などと訴える警告文を送る。
闇バイトによる犯罪が多発していることを受け、7月末にAIによる自動収集を導入した。それまで、警告文の送信件数は1日あたり約25件だったが、約6倍の約150件まで増えたという。
警察庁によると、警告を出す取り組みについては、警察庁のほか32都道府県が実施している(6月末時点)。警察庁と福井、兵庫両県警がAIを使っているという。